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番外編シリーズ
セレスティン=ジルバーナ「11」
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今、思えばコウスケさんを初めて見たとき、すでに一目惚れしていたのだろう。
だが、ルビンお姉ちゃんに言われるまでは考えもしていなかった。
恐らくルビンお姉ちゃんにああ言われなければ、ずっと考えることもなかっただろう。
まさか、ここまで自分の感情に気がつけないほど鈍感だとは……。
しかし、その感情に気がついてしまった今、それを抑えることが出来ない。
今すぐにでも会いたい。ずっと一緒にいたい。あの人の事を知りたい。自分を見てもらいたい。……
私は本当にどうしてしまったのだろうか。自分でもここまでの強烈な感情に驚いてしまう。
(と、とにかく…まずは距離を縮める所から始めよう…)
まずは助けてもらったお礼をしよう、
そんな事を考えるのだった。
~~~~
二日後…
軽症だったため一日で退院できた私はコウスケさんが退院する日を職員から聞いて、病院の近くで待っていた。
…が、緊張して、歩いてきたコウスケさんの前に立ち塞がるような形で出てしまう。
そして、構えをとるコウスケさん。
完全に警戒されてしまった…。
「そんな構えをとらなくても大丈夫よ。」
だが、私は何とか冷静さを装うことに成功する。
「あぁ、あんたはあの時の」
覚えてくれていた…!
その事実に舞い上がりそうになる。
危ない…平常心平常心…。
「この前はありがとう。あなたがいなければ危なかった。」
「いや礼はいらないよ。元々、俺が撒いた種のようなもんだしな」
「いえ、私が油断せず最初から本気で相手をしていれば、あの程度の魔法耐性、簡単に打ち破れたわ。あなたがああなるまで戦う必要は無かったはず。」
「…ん?ちょっと待ってくれ。あんたあいつの魔法耐性ってどんなもんって気づいてたのか?」
その問いに私は肯定する。
「ええ。防御魔法を展開した時に。ほんの一部が崩れていたのを見たわ。私が雷魔法を使った際に崩れたんでしょうね。あれなら魔法耐性は280から300と言ったところね。」
「あんた、すげぇな…。」
「そうでも無いわ………ところで<あんた>と言うのは止めてくれないかしら?お礼を言いにきて、名前を名乗らなかったのは私の落ち度だけども。」
正直、そんな必要はないのだが。
ただ、名前でコウスケさんに呼ばれたいだけである。
「あぁ、悪い。んじゃ俺から自己紹介するよ。俺はフワ コウスケ、17歳。多分知ってると思うけど冒険者だ。」
コウスケさんは普通に自己紹介してくれる。ーーーーもっとも、すでに下の名前は知っていたのだが。
「年齢を言う必要はあったのかしら…?まぁいいわ。私はセレスティン=ジルバーナ。セレスと呼んで。年齢は12歳よ。」
私もコウスケさんに習って自己紹介を返す。年齢を知ることが出来たのはかなり嬉しい。
「セレスな。分かった。ってかお前も年齢言ってんじゃん。にしても本当に凄いな。12歳でそこまで…て、え!!?」
「あら?そこまで驚くようなとこあったかしら?」
コウスケさんの発言にそう返す。年齢はまずかっただろうか……。
「い、いや年齢のわりには大人びてるな…って思ってさ。」
「あぁ、そうなの。よく言われるわ。」
そんな事を言われたことはないのだが、「大人びてる」と言われたことが嬉しく思わずそんな風に返してしまった。
だが、ちゃんと会話が出来ていることに安堵する。
「それで本題に入りたいのだけれどいいかしら?」
「本題?」
「ええ、お礼を言いに来たのは勿論だけど貴方にお願いしたいことがあるの。」
「あぁ、俺にできることなら。…でどういう頼み?」
(良かった。とりあえず、今はパーティーに勧誘して、それから……)
と、考えていた私だったが、ここで盛大にやってしまった。
「貴方に惚れたわ。私と付き合って。」
思わず、本音が出てしまった。
(どうしよう。どうしよう。どうしよう。どうしよう。どうしよう。どうしよう!!?)
若干、パニック状態になる私。
「えっと、もう一回言ってくれないか?」
安心する。どうやら聞き取れていなかったようだ。ちゃんとここで言い直さなければ………
「ええ、良いわよ。貴方に惚れました。私と結婚を前提にお付き合いしてください」
(って、違ぁあああああああう!!!!?!)
焦って心の中で思っていたことをそのまま言ってしまう。
しかも、今のは絶体に聞き取れるだろう。現に今コウスケさんは文字通り、頭を抱えて悩んでいる。
だが、ここまできてしまったら引き下がれない。
私はかえって開き直る。
「それで…どうかしら…?」
そして、数秒後。
「悪いな…。ちょっと考えさせてくれる期間をくれないか?」
私は付き合えるかもしれないという可能性に喜ぶが、それ以上にここで返事をしてもらわなければうやむやにされてしまうという心配をしてしまう。
「今、返事をして…」
結局、今返事をしてもらうことにした。
「えっと、俺なんかのどこがいいんdwすか…?」
「そ…それは……その……」
まさか、「貴方をこっそり見て一目惚れしました」などと言える訳もない。
かといって嘘をつくのも憚られる。
しかし、こんな事を聞くのだ。むこうも満更ではないのかもしれない。
(もしかしたらいけるかも…!)
そう思った時だった。
「お、コウスケじゃん?そんなとこでなにしてんだ?」
「師匠!退院されたんですね!おめでとうございます!」
ルビンお姉ちゃんと見知らぬ男が現れた。
私の中で不安がよぎる。
「こんなところで何してんのさ?お、そっちにいんのはセレスのおちびか?」
とニヤニヤしながら言ってくるルビンお姉ちゃん。
不安は的中した。私に対して「セレスのおちび」と言う時点で。完全にこの人は私が今していたことを知っている。
「ルビン、知り合いなのか?」
コウスケさんも完全にそちらに意識がいってしまう。
「あぁ、こいつが赤ん坊の時から面倒みててな。にしても大きくなったなあ....昔は虫をみるだけで怖くて「おねえちゃーん、助けてぇって叫んで泣いてたのに」
「...なっ、そ、それは違う、違うわよっ!」
私の過去を盛大に暴露され、必死に否定する。先程までコウスケさんに大人ぶりをアピールできたというのに、こんなところで恥ずかしい過去をさらす訳にはいかない。
お兄ちゃんの方を少し見るとルビンお姉ちゃんと一緒にいた人と何かを話している。
良かった…。気づかれてない…。
「お、なんだ。やっぱりコウスケに気があるのか?」
またもニヤニヤしながら言ってくるルビンお姉ちゃんである。
この人は…!
「だから、そーー
「セレス様!僕は師匠の弟子のミレナリオというものです!是非ともお会いしたいと思っておりました!」
先程、コウスケさんと会話していた青年が、私の台詞を遮る形で現れる。
突然現れた青年にルビンお姉ちゃんですら驚いている。
「できれば、握手とかいいですか!?」
完全に目が血走っている。
「え、ええ。良いわよ…。」
ミレナリオという青年の迫力に押され握手に応じる。普段ならばやんわりと断るのだが。
「あ、そういえばお二人は何をされてたんすか?」
ミレナリオがそう言った瞬間、私の思考回路が働く。
正直に言う→ミレナリオが驚く→見たところ恐らく口が軽いので簡単に広まる→街で噂になる→………
この間、わずか1秒ほど。
完全に悪い予感しかしないので否定することにする。
「な、なんでもないわ。この前のお礼を言いにきただけ。」
「え、何のです?」
この男もか…!いや、多分知らないだけ…?
「ま、なんでもいいじゃんか!それよりコウスケ。お前クエストに行くんだろ?早く武器もってギルド行くぞ!」
ルビンお姉ちゃんがそう言ったことで完全に先程までの会話が終わってしまう。
「あ、師匠がいくなら僕も行きます!」
「え?あ、あたしも行きますわ」
私もコウスケさんと一緒にいるために、そう言ったが
「お、セレスティンも来るのか?でもあくまでコウスケの特訓だから、手出ししちゃ駄目だぞ?んじゃあたし達は先にギルド行ってるから早く来いよ!」
…こうして「ほうら、セレスティンも抱っこして連れてってやるぞ~」
とルビンお姉ちゃんにギルドに連行されるのであった。
結局コウスケさんの返事を聞くことなく。
だが、ルビンお姉ちゃんに言われるまでは考えもしていなかった。
恐らくルビンお姉ちゃんにああ言われなければ、ずっと考えることもなかっただろう。
まさか、ここまで自分の感情に気がつけないほど鈍感だとは……。
しかし、その感情に気がついてしまった今、それを抑えることが出来ない。
今すぐにでも会いたい。ずっと一緒にいたい。あの人の事を知りたい。自分を見てもらいたい。……
私は本当にどうしてしまったのだろうか。自分でもここまでの強烈な感情に驚いてしまう。
(と、とにかく…まずは距離を縮める所から始めよう…)
まずは助けてもらったお礼をしよう、
そんな事を考えるのだった。
~~~~
二日後…
軽症だったため一日で退院できた私はコウスケさんが退院する日を職員から聞いて、病院の近くで待っていた。
…が、緊張して、歩いてきたコウスケさんの前に立ち塞がるような形で出てしまう。
そして、構えをとるコウスケさん。
完全に警戒されてしまった…。
「そんな構えをとらなくても大丈夫よ。」
だが、私は何とか冷静さを装うことに成功する。
「あぁ、あんたはあの時の」
覚えてくれていた…!
その事実に舞い上がりそうになる。
危ない…平常心平常心…。
「この前はありがとう。あなたがいなければ危なかった。」
「いや礼はいらないよ。元々、俺が撒いた種のようなもんだしな」
「いえ、私が油断せず最初から本気で相手をしていれば、あの程度の魔法耐性、簡単に打ち破れたわ。あなたがああなるまで戦う必要は無かったはず。」
「…ん?ちょっと待ってくれ。あんたあいつの魔法耐性ってどんなもんって気づいてたのか?」
その問いに私は肯定する。
「ええ。防御魔法を展開した時に。ほんの一部が崩れていたのを見たわ。私が雷魔法を使った際に崩れたんでしょうね。あれなら魔法耐性は280から300と言ったところね。」
「あんた、すげぇな…。」
「そうでも無いわ………ところで<あんた>と言うのは止めてくれないかしら?お礼を言いにきて、名前を名乗らなかったのは私の落ち度だけども。」
正直、そんな必要はないのだが。
ただ、名前でコウスケさんに呼ばれたいだけである。
「あぁ、悪い。んじゃ俺から自己紹介するよ。俺はフワ コウスケ、17歳。多分知ってると思うけど冒険者だ。」
コウスケさんは普通に自己紹介してくれる。ーーーーもっとも、すでに下の名前は知っていたのだが。
「年齢を言う必要はあったのかしら…?まぁいいわ。私はセレスティン=ジルバーナ。セレスと呼んで。年齢は12歳よ。」
私もコウスケさんに習って自己紹介を返す。年齢を知ることが出来たのはかなり嬉しい。
「セレスな。分かった。ってかお前も年齢言ってんじゃん。にしても本当に凄いな。12歳でそこまで…て、え!!?」
「あら?そこまで驚くようなとこあったかしら?」
コウスケさんの発言にそう返す。年齢はまずかっただろうか……。
「い、いや年齢のわりには大人びてるな…って思ってさ。」
「あぁ、そうなの。よく言われるわ。」
そんな事を言われたことはないのだが、「大人びてる」と言われたことが嬉しく思わずそんな風に返してしまった。
だが、ちゃんと会話が出来ていることに安堵する。
「それで本題に入りたいのだけれどいいかしら?」
「本題?」
「ええ、お礼を言いに来たのは勿論だけど貴方にお願いしたいことがあるの。」
「あぁ、俺にできることなら。…でどういう頼み?」
(良かった。とりあえず、今はパーティーに勧誘して、それから……)
と、考えていた私だったが、ここで盛大にやってしまった。
「貴方に惚れたわ。私と付き合って。」
思わず、本音が出てしまった。
(どうしよう。どうしよう。どうしよう。どうしよう。どうしよう。どうしよう!!?)
若干、パニック状態になる私。
「えっと、もう一回言ってくれないか?」
安心する。どうやら聞き取れていなかったようだ。ちゃんとここで言い直さなければ………
「ええ、良いわよ。貴方に惚れました。私と結婚を前提にお付き合いしてください」
(って、違ぁあああああああう!!!!?!)
焦って心の中で思っていたことをそのまま言ってしまう。
しかも、今のは絶体に聞き取れるだろう。現に今コウスケさんは文字通り、頭を抱えて悩んでいる。
だが、ここまできてしまったら引き下がれない。
私はかえって開き直る。
「それで…どうかしら…?」
そして、数秒後。
「悪いな…。ちょっと考えさせてくれる期間をくれないか?」
私は付き合えるかもしれないという可能性に喜ぶが、それ以上にここで返事をしてもらわなければうやむやにされてしまうという心配をしてしまう。
「今、返事をして…」
結局、今返事をしてもらうことにした。
「えっと、俺なんかのどこがいいんdwすか…?」
「そ…それは……その……」
まさか、「貴方をこっそり見て一目惚れしました」などと言える訳もない。
かといって嘘をつくのも憚られる。
しかし、こんな事を聞くのだ。むこうも満更ではないのかもしれない。
(もしかしたらいけるかも…!)
そう思った時だった。
「お、コウスケじゃん?そんなとこでなにしてんだ?」
「師匠!退院されたんですね!おめでとうございます!」
ルビンお姉ちゃんと見知らぬ男が現れた。
私の中で不安がよぎる。
「こんなところで何してんのさ?お、そっちにいんのはセレスのおちびか?」
とニヤニヤしながら言ってくるルビンお姉ちゃん。
不安は的中した。私に対して「セレスのおちび」と言う時点で。完全にこの人は私が今していたことを知っている。
「ルビン、知り合いなのか?」
コウスケさんも完全にそちらに意識がいってしまう。
「あぁ、こいつが赤ん坊の時から面倒みててな。にしても大きくなったなあ....昔は虫をみるだけで怖くて「おねえちゃーん、助けてぇって叫んで泣いてたのに」
「...なっ、そ、それは違う、違うわよっ!」
私の過去を盛大に暴露され、必死に否定する。先程までコウスケさんに大人ぶりをアピールできたというのに、こんなところで恥ずかしい過去をさらす訳にはいかない。
お兄ちゃんの方を少し見るとルビンお姉ちゃんと一緒にいた人と何かを話している。
良かった…。気づかれてない…。
「お、なんだ。やっぱりコウスケに気があるのか?」
またもニヤニヤしながら言ってくるルビンお姉ちゃんである。
この人は…!
「だから、そーー
「セレス様!僕は師匠の弟子のミレナリオというものです!是非ともお会いしたいと思っておりました!」
先程、コウスケさんと会話していた青年が、私の台詞を遮る形で現れる。
突然現れた青年にルビンお姉ちゃんですら驚いている。
「できれば、握手とかいいですか!?」
完全に目が血走っている。
「え、ええ。良いわよ…。」
ミレナリオという青年の迫力に押され握手に応じる。普段ならばやんわりと断るのだが。
「あ、そういえばお二人は何をされてたんすか?」
ミレナリオがそう言った瞬間、私の思考回路が働く。
正直に言う→ミレナリオが驚く→見たところ恐らく口が軽いので簡単に広まる→街で噂になる→………
この間、わずか1秒ほど。
完全に悪い予感しかしないので否定することにする。
「な、なんでもないわ。この前のお礼を言いにきただけ。」
「え、何のです?」
この男もか…!いや、多分知らないだけ…?
「ま、なんでもいいじゃんか!それよりコウスケ。お前クエストに行くんだろ?早く武器もってギルド行くぞ!」
ルビンお姉ちゃんがそう言ったことで完全に先程までの会話が終わってしまう。
「あ、師匠がいくなら僕も行きます!」
「え?あ、あたしも行きますわ」
私もコウスケさんと一緒にいるために、そう言ったが
「お、セレスティンも来るのか?でもあくまでコウスケの特訓だから、手出ししちゃ駄目だぞ?んじゃあたし達は先にギルド行ってるから早く来いよ!」
…こうして「ほうら、セレスティンも抱っこして連れてってやるぞ~」
とルビンお姉ちゃんにギルドに連行されるのであった。
結局コウスケさんの返事を聞くことなく。
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