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第一章 異世界からきた姫様
第十三幕 このままだと、逮捕か、ころされるぅッ!! なんでもいいから記憶を消してくれぇッ~?!
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「大丈夫だよ、元気だして。あたしがいるじゃない」
ユニが蹲っていた、ゆーまの肩を、ポンポンと叩き、励ました。ゆーまも、半泣きでユニを一瞥する。
「そ、そんなことより、ユニ、はやくこれ、元に戻せ。一生の恥だぁっー!」
「すぐには、戻らないよ」
ユニが、毅然(きぜん)とした顔で、キッパリと言った。
「なにいぃー、半永久的、何て、いうなよ」
「プロポーション針の効力は、十五分間だけだよーん。もう少ししたら、みんな元に戻るよ、ゆーまも。
ユニのことが、心配だったのね。危険を顧みず来てくれたんだ! うれしい♡」
「な、十五分も、このままなのかぁッ~!」
ゆーまは、愕然(がくぜん)となった。
「えへ。うん、そうだよ。ゴメンネ。カエルさんみたいにお腹、大きくしようと思ってたの。ゆーまが、急に動くからだよ」
「動くかラジャねー。そんなの、今度からしないでくれ」
「あたしは、ゆーま、そういうことで、あんまり怒らないし、優しいから好きだよ」
「うぅ、怒る気にもならないが、これは、醜態だぁぁぁっ」
ズボンから出た、局部を必死に隠そうとしていた。
「ちょっと、ユニ、こっちあんまり見ないでくれ。恥ずかしすぎる」
ユニが、目の前に近付いてきて、胸チラを炸裂させた。
「わぁ、胸、近づけるの止めろって! そんなに近付いてきたら、また、おっきくなるじゃネーか」
「うふふ。照れ屋だね、ゆーま。ユニの見たい? 見たい?」
更に近付き、ユニは、胸元を隠していた、バスタオルを取ろうとした。
「バ、バスタオル、取るなぁ~! 止めろって、わぁ!」
パッ!
一瞬で、ユニはゆーまの目の前で、大胆にバスタオルを取った。ゆーまは、赤面になり、目を手で隠した。口がカクカクしている。
「うふふ。ゆーま、可愛い。目を開けて、大丈夫だよ! じゃーん、バスタオルの下に水着があるもん!」
「って、お前、からかったな~!」
ゆーまは立ち上がり、手を挙げて、ユニを追っかける。デカくなったあそこが、可也、走るのに邪魔だ。
「キャー、変なのがいる!」
女性客から、当然のように軽蔑(けいべつ)に似た悲鳴が上がる。
「うう、しゃーねー、Tシャツの中に隠すか!」
そういい、ゆーまは、デカ物を服の中に隠した。Tシャツがアソコで諸(もろ)に膨れ上がる。だが、どこから見ても、変質者だった。
「ユニー、これ、どうにか、ならねーのかよ!」
「えへへ、ゴメン、無理。ゆーまが、あたしの見たいのかなと思って、試しただけだよーん。 ユニは、元々、胸が大きいけど、さっきみたいな超爆乳がいい? プロポーション針で、突っ突こうかな?」
「それは、止めろ。後が、大変だ。って、こらぁ、待て! 誤魔化(ごまか)すな!」
ユニと追いかけごっこをしていた、その時だった。
「警備員さん、この人です。覗(のぞ)き魔です。こいつ、警察に突き出しましょ!」
何と、女性客が、ホテルの警備員を連れてきたではないか。窮地だ!
「け、警察ぅ? ち、ち、ち、違うよ。覗きたくて、覗いたんじゃねーってば、ほんとだよ。たださ、悲鳴がしたから彼女が、心配だったんだよ!」
「嘘いいなさい、お風呂のど真ん中に行き成りいたじゃない!」
「あ、アノそれは……そのあの」
ゆーまは、絶体絶命で困惑し、何か、方法がないか、辺りを見回し、探そうとする。
「(そうだ)ラクリは、どうした?」
「ラクリは、多分、ピットと一緒だよ。どこに行くか伝えてないし、どこでも魔法陣で来ちゃったから、多分、場所、わからないよ!」
近くにいたユニが答える。
「とりあえず、どうにかしてくれ、ユニ! このままじゃ、警察に連行されるぅぅううぅ!」
捕まりそうで、オロオロとし、ゆーまの顔は、悲嘆の色に満ちていた。
「逮捕よ、逮捕よ!」
女性客が再三、責める。警備員が、身を乗り出した。
「えぇぇえい、違うんだよ! ユニ、皆から、銭湯に入ったときの記憶だけ消してくれぇ、そんな魔法ねーのか!」
「一時的に記憶を消すのね! あるよ、これを使えば大丈夫だよ!」
PON!
「魔法アイテム、『メモリーデリートハンマー』!」
ユニが、魔法球から、中くらいで、手に持てるくらいのハンマーを取り出した。
「えい!」
ユニが、華麗にジャンプし、女性の頭を軽くハンマーでポンと叩いた。すると……
「な、人が、気を失って倒れていく? 一体、どうなってんだ?」
ゆーまは、ポカンと口を開ける。
「えぃ、えい! えぃ、えぃ!」
PONSUKA!
どんどん、ユニは、周りにいた人たちを、あっと言う間に、メモリーデリートハンマーで叩いていく。
あれよ、あれよと、叩かれた人は、その場に気を失い倒れていく。
「ふぅ、人数が多いから、大変だわ。でも、もう大丈夫だよ、全員叩いたから!」
ユニが、えへんと、可愛い声で汗を拭(ぬぐ)いながら言った。もう、その場には、ユニとゆーまを残して、全員、気を失って倒れ伏した。
その時、一番、最初に叩かれた女性が、目を覚ました。
「あれ? 私、ここで何してたのかしら?」
「あ、あの、すいません。俺のこと、知ってます?」
恐る恐る、ゆーまが、身を乗り出して、訊いてみた。
「ん、いえ、知りませんけど。私に何か?」
完全に、さっきまでの記憶は、消えているようだ。ゆーまのことも、知らないみたいだ。
「は、裸!」
ゆーまが、その女性の真っ裸を見て、赤い顔をし、鼻血を出した。
「キャァ!」
バチン!
「あぅ!」
女性のビンタが、ゆーまに飛んだ。ゆーまは、反動で後ろにこける。
「大丈夫だよ、ゆーまぁ、ちゃんと、記憶は消えてるよ」
ユニが、可愛い声でおっとりという。
「おぅ、おーいたぁ。(やっぱり、こうなるわけね)」
頬っぺたを、ゆーまは押さえ、痛そうな顔をする。
そういった矢先だった。ゆーまが、確認するように辺りを見回した。
「オレの記憶も消えたし、とりあえず、ユニも風呂、入ったんだし、納得しただろ? うちに帰ろう!」
「うん、そうだね! 『魔法のタクト!』」
ユニが、笑顔で可愛く答え、魔法球に手を突っ込んで、魔法アイテムを取ろうとした。
魔法球から、魔法アイテム、魔法のタクトを取り出し、すらすらと魔法陣を風呂場のタイルに書き施した。
「展開! 『どこでも魔法陣!』」
そういうと、一瞬にして、魔法陣は光り輝いた。
「ゆーま、こっちに来て」
「おう」
ユニが手招きし、ゆーまが、魔法陣に入ったのを確認すると、ユニは、目を瞑(つむ)って念じた。
「展開! ゆーまの家!」
ピカァ!
「はへ、き、消えた?」
地面に這(は)い蹲(つくば)っていた警備員が、ポカンと口を開けて言った。残ったのは、女湯の客と警備員のみだった。
「きゃぁ、何、このデカ胸?」
「いいですな!」
何と、ユニのプロポーション針の効力が、まだ残っており、記憶は消えた物の、女湯の客は皆一様にデカ胸だった。一人、ぽつんと、この状況下にいた、悲劇の男がいた。
「何、見てるのよ! この警備員、変態よ!」
「はへ、違うんですよ。あ、あれ、さっき何だか、覗(のぞ)き魔がいたような? 記憶が?」
「何、言ってるのよ。覗き魔は、あんたじゃない! ここは、女風呂よ」
バチン!
「ギャー、巨乳地獄だ!」
近くにいた女性のビンタが飛び、再び、戦争が勃発(ぼっぱつ)した。
喘(あえ)ぐ暇もなく、一瞬のうちに警備員はボコボコニされた。顔だけがにやけていた。
そして、携帯電話を持ち出し、警察に電話しようとしていた女性がいた。災難はどこからともなく訪れるのだろうか。まさに、急転直下だ。
☆☆ ☆☆
こんにちは。
応援よろしくお願いします。
興味があれば魔双戦記やこころパピルスの方ものぞいてみて下さい。
サイキックソルジャーはミステリーです。事件ごとにどこからでも読めます。
またおあいしましょう。
また更新します。
ユニが蹲っていた、ゆーまの肩を、ポンポンと叩き、励ました。ゆーまも、半泣きでユニを一瞥する。
「そ、そんなことより、ユニ、はやくこれ、元に戻せ。一生の恥だぁっー!」
「すぐには、戻らないよ」
ユニが、毅然(きぜん)とした顔で、キッパリと言った。
「なにいぃー、半永久的、何て、いうなよ」
「プロポーション針の効力は、十五分間だけだよーん。もう少ししたら、みんな元に戻るよ、ゆーまも。
ユニのことが、心配だったのね。危険を顧みず来てくれたんだ! うれしい♡」
「な、十五分も、このままなのかぁッ~!」
ゆーまは、愕然(がくぜん)となった。
「えへ。うん、そうだよ。ゴメンネ。カエルさんみたいにお腹、大きくしようと思ってたの。ゆーまが、急に動くからだよ」
「動くかラジャねー。そんなの、今度からしないでくれ」
「あたしは、ゆーま、そういうことで、あんまり怒らないし、優しいから好きだよ」
「うぅ、怒る気にもならないが、これは、醜態だぁぁぁっ」
ズボンから出た、局部を必死に隠そうとしていた。
「ちょっと、ユニ、こっちあんまり見ないでくれ。恥ずかしすぎる」
ユニが、目の前に近付いてきて、胸チラを炸裂させた。
「わぁ、胸、近づけるの止めろって! そんなに近付いてきたら、また、おっきくなるじゃネーか」
「うふふ。照れ屋だね、ゆーま。ユニの見たい? 見たい?」
更に近付き、ユニは、胸元を隠していた、バスタオルを取ろうとした。
「バ、バスタオル、取るなぁ~! 止めろって、わぁ!」
パッ!
一瞬で、ユニはゆーまの目の前で、大胆にバスタオルを取った。ゆーまは、赤面になり、目を手で隠した。口がカクカクしている。
「うふふ。ゆーま、可愛い。目を開けて、大丈夫だよ! じゃーん、バスタオルの下に水着があるもん!」
「って、お前、からかったな~!」
ゆーまは立ち上がり、手を挙げて、ユニを追っかける。デカくなったあそこが、可也、走るのに邪魔だ。
「キャー、変なのがいる!」
女性客から、当然のように軽蔑(けいべつ)に似た悲鳴が上がる。
「うう、しゃーねー、Tシャツの中に隠すか!」
そういい、ゆーまは、デカ物を服の中に隠した。Tシャツがアソコで諸(もろ)に膨れ上がる。だが、どこから見ても、変質者だった。
「ユニー、これ、どうにか、ならねーのかよ!」
「えへへ、ゴメン、無理。ゆーまが、あたしの見たいのかなと思って、試しただけだよーん。 ユニは、元々、胸が大きいけど、さっきみたいな超爆乳がいい? プロポーション針で、突っ突こうかな?」
「それは、止めろ。後が、大変だ。って、こらぁ、待て! 誤魔化(ごまか)すな!」
ユニと追いかけごっこをしていた、その時だった。
「警備員さん、この人です。覗(のぞ)き魔です。こいつ、警察に突き出しましょ!」
何と、女性客が、ホテルの警備員を連れてきたではないか。窮地だ!
「け、警察ぅ? ち、ち、ち、違うよ。覗きたくて、覗いたんじゃねーってば、ほんとだよ。たださ、悲鳴がしたから彼女が、心配だったんだよ!」
「嘘いいなさい、お風呂のど真ん中に行き成りいたじゃない!」
「あ、アノそれは……そのあの」
ゆーまは、絶体絶命で困惑し、何か、方法がないか、辺りを見回し、探そうとする。
「(そうだ)ラクリは、どうした?」
「ラクリは、多分、ピットと一緒だよ。どこに行くか伝えてないし、どこでも魔法陣で来ちゃったから、多分、場所、わからないよ!」
近くにいたユニが答える。
「とりあえず、どうにかしてくれ、ユニ! このままじゃ、警察に連行されるぅぅううぅ!」
捕まりそうで、オロオロとし、ゆーまの顔は、悲嘆の色に満ちていた。
「逮捕よ、逮捕よ!」
女性客が再三、責める。警備員が、身を乗り出した。
「えぇぇえい、違うんだよ! ユニ、皆から、銭湯に入ったときの記憶だけ消してくれぇ、そんな魔法ねーのか!」
「一時的に記憶を消すのね! あるよ、これを使えば大丈夫だよ!」
PON!
「魔法アイテム、『メモリーデリートハンマー』!」
ユニが、魔法球から、中くらいで、手に持てるくらいのハンマーを取り出した。
「えい!」
ユニが、華麗にジャンプし、女性の頭を軽くハンマーでポンと叩いた。すると……
「な、人が、気を失って倒れていく? 一体、どうなってんだ?」
ゆーまは、ポカンと口を開ける。
「えぃ、えい! えぃ、えぃ!」
PONSUKA!
どんどん、ユニは、周りにいた人たちを、あっと言う間に、メモリーデリートハンマーで叩いていく。
あれよ、あれよと、叩かれた人は、その場に気を失い倒れていく。
「ふぅ、人数が多いから、大変だわ。でも、もう大丈夫だよ、全員叩いたから!」
ユニが、えへんと、可愛い声で汗を拭(ぬぐ)いながら言った。もう、その場には、ユニとゆーまを残して、全員、気を失って倒れ伏した。
その時、一番、最初に叩かれた女性が、目を覚ました。
「あれ? 私、ここで何してたのかしら?」
「あ、あの、すいません。俺のこと、知ってます?」
恐る恐る、ゆーまが、身を乗り出して、訊いてみた。
「ん、いえ、知りませんけど。私に何か?」
完全に、さっきまでの記憶は、消えているようだ。ゆーまのことも、知らないみたいだ。
「は、裸!」
ゆーまが、その女性の真っ裸を見て、赤い顔をし、鼻血を出した。
「キャァ!」
バチン!
「あぅ!」
女性のビンタが、ゆーまに飛んだ。ゆーまは、反動で後ろにこける。
「大丈夫だよ、ゆーまぁ、ちゃんと、記憶は消えてるよ」
ユニが、可愛い声でおっとりという。
「おぅ、おーいたぁ。(やっぱり、こうなるわけね)」
頬っぺたを、ゆーまは押さえ、痛そうな顔をする。
そういった矢先だった。ゆーまが、確認するように辺りを見回した。
「オレの記憶も消えたし、とりあえず、ユニも風呂、入ったんだし、納得しただろ? うちに帰ろう!」
「うん、そうだね! 『魔法のタクト!』」
ユニが、笑顔で可愛く答え、魔法球に手を突っ込んで、魔法アイテムを取ろうとした。
魔法球から、魔法アイテム、魔法のタクトを取り出し、すらすらと魔法陣を風呂場のタイルに書き施した。
「展開! 『どこでも魔法陣!』」
そういうと、一瞬にして、魔法陣は光り輝いた。
「ゆーま、こっちに来て」
「おう」
ユニが手招きし、ゆーまが、魔法陣に入ったのを確認すると、ユニは、目を瞑(つむ)って念じた。
「展開! ゆーまの家!」
ピカァ!
「はへ、き、消えた?」
地面に這(は)い蹲(つくば)っていた警備員が、ポカンと口を開けて言った。残ったのは、女湯の客と警備員のみだった。
「きゃぁ、何、このデカ胸?」
「いいですな!」
何と、ユニのプロポーション針の効力が、まだ残っており、記憶は消えた物の、女湯の客は皆一様にデカ胸だった。一人、ぽつんと、この状況下にいた、悲劇の男がいた。
「何、見てるのよ! この警備員、変態よ!」
「はへ、違うんですよ。あ、あれ、さっき何だか、覗(のぞ)き魔がいたような? 記憶が?」
「何、言ってるのよ。覗き魔は、あんたじゃない! ここは、女風呂よ」
バチン!
「ギャー、巨乳地獄だ!」
近くにいた女性のビンタが飛び、再び、戦争が勃発(ぼっぱつ)した。
喘(あえ)ぐ暇もなく、一瞬のうちに警備員はボコボコニされた。顔だけがにやけていた。
そして、携帯電話を持ち出し、警察に電話しようとしていた女性がいた。災難はどこからともなく訪れるのだろうか。まさに、急転直下だ。
☆☆ ☆☆
こんにちは。
応援よろしくお願いします。
興味があれば魔双戦記やこころパピルスの方ものぞいてみて下さい。
サイキックソルジャーはミステリーです。事件ごとにどこからでも読めます。
またおあいしましょう。
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