2 / 47
第2話「決闘と婚約破棄」
しおりを挟む
第二話「決闘」
「いくぞ女!」
ゲイルは腰の剣を構えると詩音に突撃してきた。
詩音はそれを剣でいなそうとするが、それはフェイントだった。
「中々の剣術ね。でも・・・!」
詩音はゲイルの剣を次々と受け流し、避け、自分への一撃を一度も許さない。
そしてついにはゲイルの剣を吹き飛ばした。
吹き飛ばされた剣は宙を舞い地面に突き刺さった。
「く・・・おのれぇ!」
ゲイルは魔術書を取り出すと何やら呪文を唱えた。
するとゲイルの目の前に巨大な魔方陣が現れ、光と共に巨大な竜が現れた。
「くくく、女ぁ!消し炭にしてくれるわ!」
ギャアアアアアアアアス!!!
竜は咆哮を詩音に向けるが詩音はそれにも動じない。
「魔法もありなのね。それじゃあ・・・ブック!」
古びた魔術書が詩音の手元に現れる。
そして詩音はパラパラとそれをめくるとその中の呪文の一つを唱えた。
先程のゲイルの魔方陣より一回りも二回りも巨大な魔方陣が詩音の前に現れる。
「我が名は竜王デュオン・・・人間よ、何用か」
「あのトカゲを何とかして頂戴。私爬虫類苦手系女子なの」
「おやすい御用だ。貴様はどこの一族の竜だ」
竜王デュオンがゲイルの召喚した竜をジロリと睨みつけると、その竜は魔方陣と一緒に消えてしまった。
「あ、消えるんじゃない!」
「さてゲイル様、これで婚約を破棄して頂けますね」
「冗談じゃない!小娘に舐められたとあってはゲイルの名が廃る!」
「しょうがない・・・下がっていいわよデュオン」
「承知」
詩音が合図するとデュオンは魔方陣と共に消え去った。
それをチャンスと捉えたゲイルは歪んだ笑みを浮かべると、剣を拾い詩音に突撃してくる。
するとシオンの背後に浮遊した5つの杖が現れ、それぞれ火水大地風雷の五大元素の魔術をそれぞれ放ってきた。
魔術はゲイルに直撃する事はなかったがゲイルに恐怖心を与えるには十分な威力だった。
「これで文句ないわよね?」
「……」
意気消沈し沈黙するゲイル。
「魔女め・・・!この屈辱忘れんぞ!」
魔女というのはこの世界で魔術を極め好き勝手してる超級ウィザードの事である。
褒め言葉なのか悪口なのかはよく分からないが、とりあえず婚約破棄出来たという事でその場は落ち着いた。
そして・・・
「悪く思わんでくれシオン。これが君の為なんだ」
「事情は分かってますわ、お父様」
この決闘以降、婚約要請が決闘に繋がり、家名に傷が付くことを恐れた父親は詩音をとある全寮制の魔術女学園に入学させる事にした。
詩音は元の現代同様に煩わしい学園生活になりそうだなと危惧しつつも、
婚約と婚約破棄の連鎖を断ち切れる事に安堵を覚えていた。
「いくぞ女!」
ゲイルは腰の剣を構えると詩音に突撃してきた。
詩音はそれを剣でいなそうとするが、それはフェイントだった。
「中々の剣術ね。でも・・・!」
詩音はゲイルの剣を次々と受け流し、避け、自分への一撃を一度も許さない。
そしてついにはゲイルの剣を吹き飛ばした。
吹き飛ばされた剣は宙を舞い地面に突き刺さった。
「く・・・おのれぇ!」
ゲイルは魔術書を取り出すと何やら呪文を唱えた。
するとゲイルの目の前に巨大な魔方陣が現れ、光と共に巨大な竜が現れた。
「くくく、女ぁ!消し炭にしてくれるわ!」
ギャアアアアアアアアス!!!
竜は咆哮を詩音に向けるが詩音はそれにも動じない。
「魔法もありなのね。それじゃあ・・・ブック!」
古びた魔術書が詩音の手元に現れる。
そして詩音はパラパラとそれをめくるとその中の呪文の一つを唱えた。
先程のゲイルの魔方陣より一回りも二回りも巨大な魔方陣が詩音の前に現れる。
「我が名は竜王デュオン・・・人間よ、何用か」
「あのトカゲを何とかして頂戴。私爬虫類苦手系女子なの」
「おやすい御用だ。貴様はどこの一族の竜だ」
竜王デュオンがゲイルの召喚した竜をジロリと睨みつけると、その竜は魔方陣と一緒に消えてしまった。
「あ、消えるんじゃない!」
「さてゲイル様、これで婚約を破棄して頂けますね」
「冗談じゃない!小娘に舐められたとあってはゲイルの名が廃る!」
「しょうがない・・・下がっていいわよデュオン」
「承知」
詩音が合図するとデュオンは魔方陣と共に消え去った。
それをチャンスと捉えたゲイルは歪んだ笑みを浮かべると、剣を拾い詩音に突撃してくる。
するとシオンの背後に浮遊した5つの杖が現れ、それぞれ火水大地風雷の五大元素の魔術をそれぞれ放ってきた。
魔術はゲイルに直撃する事はなかったがゲイルに恐怖心を与えるには十分な威力だった。
「これで文句ないわよね?」
「……」
意気消沈し沈黙するゲイル。
「魔女め・・・!この屈辱忘れんぞ!」
魔女というのはこの世界で魔術を極め好き勝手してる超級ウィザードの事である。
褒め言葉なのか悪口なのかはよく分からないが、とりあえず婚約破棄出来たという事でその場は落ち着いた。
そして・・・
「悪く思わんでくれシオン。これが君の為なんだ」
「事情は分かってますわ、お父様」
この決闘以降、婚約要請が決闘に繋がり、家名に傷が付くことを恐れた父親は詩音をとある全寮制の魔術女学園に入学させる事にした。
詩音は元の現代同様に煩わしい学園生活になりそうだなと危惧しつつも、
婚約と婚約破棄の連鎖を断ち切れる事に安堵を覚えていた。
0
あなたにおすすめの小説
アワセワザ! ~異世界乳幼女と父は、二人で強く生きていく~
eggy
ファンタジー
もと魔狩人《まかりびと》ライナルトは大雪の中、乳飲み子を抱いて村に入った。
村では魔獣や獣に被害を受けることが多く、村人たちが生活と育児に協力する代わりとして、害獣狩りを依頼される。
ライナルトは村人たちの威力の低い攻撃魔法と協力して大剣を振るうことで、害獣狩りに挑む。
しかし年々増加、凶暴化してくる害獣に、低威力の魔法では対処しきれなくなってくる。
まだ赤ん坊の娘イェッタは何処からか降りてくる『知識』に従い、魔法の威力増加、複数合わせた使用法を工夫して、父親を援助しようと考えた。
幼い娘と父親が力を合わせて害獣や強敵に挑む、冒険ファンタジー。
「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜
みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。
…しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた!
「元気に育ってねぇクロウ」
(…クロウ…ってまさか!?)
そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム
「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ
そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが
「クロウ•チューリア」だ
ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う
運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる
"バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う
「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と!
その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ
剣ぺろと言う「バグ技」は
"剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ
この物語は
剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語
(自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!)
しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる