天使がくれた259日の時間

野々さくら

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15話 退院

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二人は病棟に戻って来る。小さくなった我が子を抱えて……。

そしてすぐ小春は医師の診察を受ける。


疲労からか、昨日は止まっていた悪露が多く出ており絶対安静の指示を受けた。

その他にも唇が異様に乾燥している事から脱水の前兆が出ていると分かり、再度点滴を受ける事となる。


入院中は水分補給の為、常に点滴を受けていたが、今日半日は点滴を受けていない。

樹が飲み物を複数個用意し、飲むように頻回に促していたのはその為だった。


絶対安静になり点滴を受けている小春の姿に、樹も退院したいと言えなかった。


小春は遺骨を抱きしめながら、疲労からか寝ている。……そこに……。



「ほぎゃ、ほぎゃ、ほぎゃ……。」


遠くより乳児の泣き声が聞こえる……。


その声に小春はまた目を覚まし、布団を被り泣き始める。


……そう、小春がこの三日寝られなかった理由はこれだ。

ここは産婦人科、全ての患者が妊娠出産で入院している訳ではないが出産を控えていたり、出産を終えた産褥期の女性も当然いる。

病院側は配慮し部屋を分けているが、乳児の声だけはどうしようもない。

誰も悪くない、しかし我が子を亡くした母親にとって一番聞きたくない声だった……。


「……うっ、うっ……」

小春は耳を塞ぎ、その声が聞こえなくなるのを待つ。

しかし、また別の子供の声が聞こえる。寝られないのも当然だ。


……そして、そんな小春に追い討ちをかけるような出来事が起こる。……胸元から生暖かい物が出てきたのだ。



「どうして……!どうしてよ……!あの子は居ないのに……、どうして!」

「どうした?」

樹は心配し、布団を軽く捲る。


……しかし、小春は布団をまた被りまた泣き始める。


樹は黙って背中を摩る。状況は分からないが、小春により辛い事があった。それは分かるからだ。


結局小春は泣き続け、樹の方も側に居て眠れていない。そのまま、また夜が明けた……。


見かねた樹は医師と話がしたいと頼み、面談室にて話し合いが行われた。


「……すみません、退院させてもらえませんか?もう精神的に限界みたいで……」

樹の表情から医師も状況を察する。


「……そうですね、私としても家でゆっくり休まれた方がよろしいとは思うのですけど、昨日の診察で悪露……、つまり産後の出血の事ですが、それが多量にありました」

「え!」

樹は驚く。……知らなかったのだ。


「あ、大丈夫です。産後は必ず出血はあり、一ヶ月は続くものです。しかし、もう少し出血が減らないと心配なので病院で様子を見させて欲しいと思っています」

「そうですか……」

樹は状況を理解する。……昨日無理に一時退院させたからだと……。


「あと……ですね、食事摂っていませんよね?水分も?今は点滴で水分を摂っていますが、退院したら自分で栄養は摂らないといけなくなります。それが出来ないと退院は厳しいですね……」

「……あ」

樹は黙り込む。


確かに小春は水すら飲んでいない。……家に帰るのは無理だった……。


しかし医師はこう付け加える。

「……確かにこの環境では、より眠れず栄養も取れず精神に負担をかけていく事になると思います。奥様はどうしたいと仰っていますか?」

「……あ、家に帰りたいと……」


……さすがに病院に帰りたくないと言っていたとは医師には言えなかった……。


「分かりました。少しこちらでも考えさせて下さい」

「ありがとうございます。私の方からも家内に話してみます」

樹は頭を下げる。


「お願いします。ご夫妻で話し合って下さい」

「はい」


こうして面談が終わる。樹が慌てて病室に戻ると小春はやはり入り口で待っていた。……我が子の遺骨を抱きしめて……。

「寝てないと駄目だろう?血が……」

悪露の事を言おうとし黙る。


……悪露を知らない樹でも、デリケートな問題だと気付いたからだ。


樹は小春をベッドに連れて行く。

そして、食堂で入れて来た水を小春に渡し飲むように促す。

……しかし、小春はやはり首を横に振り何も言わない。


樹は小春を横にし、話を始める。

「お前はどうしたい?」

「え?」

「昨日、病院に帰りたくないと言っていた。しかし、病院は完全看護だし、点滴も受けられるから安心だろう?お前はどうしたい?」


「……家に帰りたい……。もうここに居るのは耐えられない……」

小春は我が子の遺骨を抱きしめ、また泣き始める。


「退院しよう……。でもな、その為には出血量が減る事、栄養を自分で摂る事が必要なんだ。出来るか?」

小春は布団を頬までかける。やはり悪露の事を言われるのは嫌だった……。


「別に私なんて……」

小春が話そうとした時、また乳児の泣き声が聞こえる。


小春は布団を被り、また泣き出す。

そんな小春に、樹は小春の背中を摩りながら話をする。


「三人で帰ろう。でもな、俺は出来ない約束は先生とは出来ない。だから少しずつで良いから食べれるようにしよう」


小春は頷いている。布団越しでもそれは分かった。



……しばらくし、乳児の泣き声は聞こえなくなる。

小春は我が子の遺骨を抱きしめ、布団から出て来る。そして、水を一口飲み樹を見つめる。


「……ありがとう……」

「……ああ」


二人は窓からの景色を見る。

今日も美しい青空だった……。



その後、樹は売店に向かう。ヨーグルトやゼリー、一般的なプリン、焼プリン、生クリームの乗ったプリンを買って戻ってくる。

小春がプリンが好きだから……。



「……どれが良い?」

樹は買って来た物全部見せる。



「……こんなに買って来てくれたの?」

「いっぱい売っててな!どれも美味そうだからだ!」

そう言うが、樹は甘い物が嫌いだ。……小春の為なんて口が裂けても言わない。


「ありがとう。じゃあプリン……」

小春は普通のプリンを選ぶ。


蓋を開けて、スプーンで掬って一口食べる。プリンの甘くて柔らかい優しい味がした。


「……甘い……。すごく美味しい……」

小春はまた涙を流す。


「……ああ」


「チビちゃん……、ごめんね……。ごめんね」


「チビに謝る必要はない。ほら、食べろ」

樹は小春にプリンを食べさせる。


……樹は小春が我が子に謝った理由は分かっている。だからこそ食べさせた。






小春は二日の時間を掛け、少しずつ、少しずつ食べられるようになった。樹が買ってきたプリン、ヨーグルト、ゼリーを食べ水分も摂るようになった。

本来ならもう少し入院しないといけない病状だったが、小春の精神状態と正月は三人で自宅で過ごした方が良いと判断される。

その為、自宅での安静と栄養を摂る事、年明け直ぐに外来受診する事を条件に三十一日に退院が許可された。





その為、助産師は退院指導に来る。

本来、退院指導は退院時期が近い患者を集めて一斉にやるが、それは乳児の世話も含めた指導となっている。

……しかし、様々な事情で子供が育てられない患者には個別に必要な指導をしていた。

小春に渡されたのは乳児の世話の部分を省かれて作られた産後の為の内容のみ。悪露と乳腺炎の事だけしか書かれていない紙一枚だった。

しかし助産師は紙を見せ、丁寧に話しかける。


「……出血は大丈夫?」

「……はい。だいぶ減りました……」


「そう?もし、また多くなったら絶対来てね?救急で対応するから」

助産師は紙を見せながら、どれぐらいが病院に来る目安かを具体的に話をしていく。


「……ありがとうございます……」


「あと、母乳は辛くない?」

小春は助産師を見て俯く。


「少し見せてくれる?」

助産師は小春の胸元を触り驚く。胸は硬く熱が出ていた。


「痛いでしょう?よく我慢していたわね?」

助産師はマッサージをして母乳を搾る。搾乳と呼ばれる方法で、乳児が何らかの理由で母乳が飲めない時に手で搾り母乳を出す方法だ。


搾乳が終わると重く硬かった胸は軽くなり、熱さも軽減する。

「定期的に出してね、乳腺炎になるから。あと、さっきの紙に書いてあったものは出来るだけ控えてね、詰まりやすくなるから。少しずつ分泌は治っていくから、それまでだからね」

「はい……。ありがとうございます……」


「……こんな事しか言えないけど、必ず時間が解決してくれるからね」

「……はい」



こうして退院指導は終わり、退院の準備を始める。


……そう、きっと時間が解決してくれる……。

今は死ぬ程辛くても、少しずつ少しずつ時間がこの苦しみを解いていってくれる……。今までもそうだった。

両親が順番に亡くなった時も、不妊の原因が自分のせいだと分かった時も、体外受精が実らなかった時も、子供を諦めた時も、その時は生きていくのが嫌になるぐらい辛かった……。

でも、今までも生きて来た ──。だからこれからも生きていける。



小春は一人空を見上げる。大晦日の空は厚い雲に覆われ暗く、強い雨が降っていた。


その雨を見て、小春はまた涙を流す。……我が子が泣いているように見えたからだ……。


小春は遺骨を抱きしめ、立ち直ってはいけないと思ってしまう。立ち直る事は我が子を忘れてしまう事だから……。


そんな時、病室のドアが開く。


「帰るぞ」

樹はそう言い、小春のまとめた荷物を持ち上げる。

樹が退院手続きを終わらせており、帰るだけだった。


「……うん」

小春は涙を拭き、樹が持っている荷物の一つを持とうとする。


「……お前はチビを抱いててやれ」

樹はそう言い、袋を渡す。側から見て遺骨だと分からないようにする為だ。

小春は袋に我が子を入れ病室を出る。



「お世話になりました」

二人は詰め所前で頭を下げる。


「……いえ、どうかお大事に……」

助産師達は優しく笑う。


本来、出産後の退院は新生児を中心に明るく見送られる。

……しかしその陰に、悲しみを抱えて退院していく親達もいる。

生まれた子供の状態が良くないと集中治療を受けている子供の親、お腹の中で亡くなってしまった子供の親、生まれたがすぐ亡くなってしまった子供の親、事情があって生まれて来れなかった子供の親、自分では育てられず乳児院などに預けられる子供の親も居る。


出会いと別れ、生と死が隣り合う、それが産婦人科の現状でもある。



「……無理なさらないで下さいね……」

看護師長が樹に話しかける。


「いえ、大丈夫です」


「……辛かったら辛いと言った方が良いですからね?」



「いえ、こいつに比べたら俺なんて……」

「……お父さんも……」



「ほぎゃ、ほぎゃ、ほぎゃ……」

病室から子供の泣き声が聞こえる。


「……あ、すみません、お世話になりました!」


樹は小春を連れその場を離れる。


看護師長は心配だった……。父親も我が子を亡くした親……、一人気丈に振る舞うにも限界がある。こうゆう人の方が逆に心配だと感じた。



二人は黙ってエレベーターに乗る。そこに一人の男性と二人の幼児が乗って来た。



「お母さんいつ帰って来るのー?」

「明日だよ」


「赤ちゃん可愛かった!」

「明日から五人で暮らせるね」


その男性は、樹が我が子の死産届を出しに行った日にすれ違った男性だった。


── 既に子供二人いたんだな……。

樹はふと思う。



── 三人目の子供か……。俺達は子供が欲しくて十年頑張ってやっとの子供だったのにな……。その待望の子もだめだったのに、どうしてここは三人目も無事に……。


樹は気付く。……小春が俯いて泣いている事に……。


親子はエレベーターから出て行き、二人もエレベーターから降りる。

泣いている小春を樹はただ手を引き連れて行く。



……あの親子は悪くない。ただタイミングが悪かっただけ……。


二人は分かっているからこそ余計に傷付いてしまった……。



ザァ──。


雨は強く降り続け、傘を差しても駐車場まで歩くと濡れてしまうだろう。そう思った樹は……。



「……車取ってくるから……」

「いや……、一緒に行く」


「濡れるから待ってろ。すぐ戻ってくるから!」

「やだ!」


樹は小春の泣いている姿に……。


「分かったよ」

傘置きに置いておいた傘を開け二人で入る。樹は鞄と傘を無理に持ち、小春が濡れないように傾ける。



「あなた濡れるわよ……」

「チビの為だから」


「ありがとう……」


二人は車に乗り、小春は樹の濡れた服をハンカチで拭く。


「悪い」

「ううん」


「帰ろう」

「うん」


二人は病院を後にする。






その日は厚い雨雲が空を覆い、昼間でも薄暗くずっと強い雨が降っていた。


しかし、雨雲はずっと続いている訳ではなく、通過してしまえばまた太陽の光が照らされる。


空だっていつも晴れている訳じゃない。雨が降って雪が降って雲が覆っている日もあって、でも晴れる日もある。

……だからこの夫婦もいつか立ち直れる日が来るだろう。






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