収監令嬢は◯×♥◇したいっ! ~全く知らない乙女ゲー世界で頑張ります~

加瀬優妃

文字の大きさ
91 / 156
第11幕 収監令嬢は舞台に立ち続けたい

第2話 とにかく逃げなきゃ!

しおりを挟む
 クリスが描いた複雑な模様の魔法陣。恐らく、エドウィン家が保有していた魔獣『ヴァンク』の魔法陣。
 
 ――魔法陣からは、稀に本物の魔獣が出現します。

 確かにセルフィスはそう言ってたわね。
 でもまさか、それを目撃することになるなんて!

「は、ハティ! スコル!」

 銀の指輪に祈りを込めると、ポンッと二人が現れた。
 クリスに追い打ちをかけようとしていたヴァンクが、グルリとこちらを振り返る。そして大きく裂けた口の両端がグイン、と不気味に吊り上がった。

『あれあれー!? こっちは本物の召喚士かぁ!? やるじゃーん!』
「ひっ……」
『そうか、お前かぁー!』
「ち、ちが……」
『マユ、逃げるぞ!』
『あれ、駄目!』

 ハティが鞍を宙から出す間に、スコルが口から炎を吐く。
 ヴァンクが『フンッ!』と鼻から息を出すと土煙が巻き起こり、ズアアーッと壁のようにせり上がった。スコルの炎を難なく弾いてしまう。

『めっちゃ美味そぉじゃねぇか、おい!』

 ヴァンクは『キヒヒ』と牙をシャキシャキ言わせながら笑うと、私を見てベロリと長い舌を出した。
 首筋から尾てい骨まで、ゾワワーッと寒気が走る。

 駄目、とにかくこの場から離れないと。こんな化け物、受け止めきれない!

「たっ、食べられるものなら、食べてみなさいよー!」

 恐怖で立ちすくんでしまいそうになる身体を震わせ、死神メイスを振るって無理矢理腹から声を出して叫ぶ。
 その途端、ハティにグイッと背中を引っ張られボスン、とスコルの背中に乗せられた。後ろ向きで鞍に跨る状態のまま、スコルが凄まじい勢いで走り出す。

『なぁにぃ~~、言ってくれんじゃーん!? ハンッ、オレサマから逃げられると思うなよ!』

 ヴァンクは辺りの木々もブルブルと震わせるほどの声を響かせると、ズバン、と魔法陣の中に沈み込んだ。土がモコモコモコッと盛り上がり、私を乗せて逃げるスコルの後を真っすぐに追いかけてくる。

「す、スコル! 追いかけてきてるわよ!」
『チッ、ヴァンクの奴、欲をかきやがったな』
『ヴァンク、バカなの』
「えっ!? えっ!?」

 何が起こっているのか分からず、ヴァンクが向かってくる土の軌道と必死に駆けているハティ達を見回す。

『約定があるから、魔獣は人間を襲えない。まぁ、魔王は寝てるからあんま関係ねぇっちゃねぇんだけど』
『襲えるの、術者だけ』
「それって、魔獣を呼び出した術者ってこと?」
『ウン』
「ヴァンクは私だと思ってるの?」
『うーんと、二人だと思ってる』
「えええ! その誤解、どうにか解けないかなあ……」
『無理。それに、あながち間違いでもない』
『キュン、クォン……』

 スコルの声に、肩に乗っているクォンが反応するように鳴いた。
 ポロポロと涙を溢しながら私の首にすがりついている。

『まーったく、お前のせいだからな、このクソガエル!』
「えっ!? えっ!?」
『クォン、クォン……』

 怒鳴るスコルに、クォンが「ごめんね、ごめんね」とでも言うように涙でぐちゃぐちゃの顔をスリスリと私の首に擦りつけている。

『スクォリスティミ、淋しがり屋の奇跡のカエル』
「それは聞いたけど」
『淋しさゆえに魔獣を呼ぶ。その効果』
「……ええっ!?」

 ギョッとして肩のクォンを見ると「キュン」と一声鳴いた。ペコペコ頭を下げているようにも見える。

『クォンもすんげぇマユに懐いてたし、マユがもし聖女になったら役に立つって。だからじぃちゃん、見逃してた』
「じぃちゃん……アッシメニアが?」
『ウン』

 えーと、どういうこと? 魔獣を呼ぶ?
 それってつまり、クォンがいると、聖女の魔法陣はすべて本物が現れる、いわゆる『魔獣召喚』になるってこと?

「あっ、危ないじゃないの!」
『聖女になったら、だし。まさかこの段階で魔法陣が使われるとは思わねぇだろ』

 私たちがそんな会話をしている間も、ヴァンクは全く諦めることなくひたすら私たちを追いかけ続けている。

「ねぇ、まだ追ってくるわよ! 大丈夫なの!?」
『ヴァンク、ねちっこい。マユ食べるまで、ずっと追いかける』
『完全に捕獲モードに入っちまってるからな』
「ええーっ!」
『でも、オレ達の方が速い。だけど、ヴァンクは体力ハンパねぇ』
『いつか、追いつくの』
「困るじゃない!」
『とにかく、オレ達に任せろ!』
『マユ、守るー!』

 スコルとハティは一声叫ぶと、さらにスピードを上げた。ヴァンクがみるみる離れていく。だけど……諦める様子はない。土煙がずっと立ち昇っているのが見える。

 いったい、どうしてこんなことに……。
 ひどい頭痛と眩暈に襲われながら、私はガックリと項垂れた。


   * * *


『とう、ちゃーく!』

 1時間弱でスコルが連れてきてくれたのは、パルシアン。
 森を抜け、バーンと目の前に広がるのは見慣れた光景。だいぶん遠くだけど、旧フォンティーヌ邸の緑の三角屋根が見える。

 なお、ハティはいない。
『マユ、その黒いのチョーダイ!』
 と言うので制服の上に着ていた黒いローブを脱いで渡すと、あっという間に全然違う方向に走っていった。
 ヴァンクを迷わせるために私の魔精力を帯びた物が必要だったらしい。

『も、駄目、スタミナ切れ……』

 フォンティーヌ邸の姿が見える緑の芝生まで辿り着くと、スコルがよろよろとよろめいて、ボンッと乱暴に私を下ろした。ゼェゼェ荒い息をついている。

魔精力オーラで攪乱しながら走ったからすっげー疲れた……』
「ありがとう。もう大丈夫かな……」
『一応ヴァンクはまいたけど、多分ちょっとした時間稼ぎにしかならねぇ』
「ええっ!?」
『ハティがあちこちに罠をしかけにいったけど、この場所は明日……早ければ夜明け前には突き止められる』
「ど、どうしたらいいの?」
『ここは、ルヴィが張った結界が生きてるから少しは足止めになる。でも、もう出れない』
「え、ここに閉じこもるしかないってこと!?」
『しばらくは。オレはもう限界だけど、回復して月が出たらハティがこっちに来るだろうから、それまで……』

 その言葉を最後に、ヨレヨレになったスコルはポヒュン、と姿を消した。
 そうか、召喚のタイムリミットだ。
 しかもただ逃げてただけじゃなくて、魔精力を使い、簡単にはヴァンクが後を追えないように魔法もかけてくれていた。体力も魔精力もギリギリまで消耗しながら、私をここまで逃がしてくれたんだ。

 でも……どうしたらいいんだろう、これから?

 途方に暮れながら、辺りを見回す。
 緑の芝生が広がる向こうには、旧フォンティーヌ邸が見える。太陽は西に傾きかけて、芝生の上に座り込んでいる私の影が少し長く伸びている。

 確か今日は、上弦の月。太陽が沈めば西の空に月が現れるだろう。多分、あと2時間ほど。
 ハティは天に月があろうとも太陽の光が強い間は姿を現すことができない。しかも今日はだいぶん消耗していたし……。

 二人に頼りっぱなしというのも駄目よね。私ができることを考えよう。
 とは言ってもなあー。魔獣ヴァンクとか、どうしたらいいのやら。

 ちょっと待って。状況を整理してみよう。
 クリスが描いたのは、魔獣ヴァンクの魔法陣だったということよね。歴史学のテキストにはどの家がどの魔法陣を所有しているかまでは書いてなかったからなあ。エドウィン伯爵家がヴァンクを所有していたのか。

 クリスは「女を狙え」ってはっきり言ってたわね。本当ならヴァンクの何かの魔法が発動するはずだったんだろうけど、本物が出てきたために召喚者であるクリスを攻撃した、と。
 クリスは、最初から私を殺すつもりだったんだ。どうしてだろう。いつから考えてたんだろう。まさか、最初から? あの、上流貴族控室で話しかけたときから?
 何の恨みを買ってたんだろう。大公子妃を狙う令嬢達ならともかく、男のクリスが何で……。

『キュン』

 首筋に張り付いてたクォンが小さく鳴く。
 いつの間にか体育座りをして膝におでこをこすりつけていた私は、ハッとして顔を上げた。

「ねぇ、クォン。クォンは絶対に魔獣を呼んじゃうの?」
『クォン……』

 どうやらそうらしい。魔法は一切使わないクォン、その奇跡の存在ゆえかな。
 そうだ、フォンティーヌ家は最強の魔獣、フェルワンドの魔法陣を所有してるんじゃなかったっけ。
 クォンがいれば、確実にフェルワンドを召喚することができる。フェルワンドならヴァンクをどうにかしてくれるんじゃ。

 ……いやでも、今度は私がフェルワンドに食べられちゃうわよね。フェルワンドが私を認めてくれるかな。
 うーん、でも、ハティとスコルのお父さんだし、コネでどうにかならないかな。楽観的過ぎるかしらね。
 それにそもそも、どこにフェルワンドの魔法陣は保管されているのか……。


“――マユ”

 ぬるっとした生温かい風が頬を撫でた。その風が、運んできた声は。

「セルフィス!」

 目の前に、ゆらりとセルフィスの影が現れた。
 いつもは実態と見分けがつかないぐらいはっきりとした姿なのに、今はまるで蜃気楼のよう。すぐにも消えてしまいそうな。

「セルフィス、どうしよう! ヴァンクが……っ!」
“……はい”

 セルフィスの表情が、心なしか苦し気に歪んだ。『影』を維持するのも難しい状態なのかも。
 愚痴ってる場合じゃないわ。むしろ知恵を借りないと!

「ねぇ、どうすればいい!? 私に何ができるかな!?」
“できます。マユなら、望めば”
「今はそんな禅問答みたいなこと聞いてられないのよ! だから……!」
“未だやっていないことを。――答えは、そこに……”

 セルフィスの言葉はそこで途切れ、まるで炎が消えるようにその姿はかき消えてしまった。
 その歯痒さに、ダンッと拳で地面を叩いてしまう。

「ん、もう! 肝心な時に!」

 あの夜だって、中途半端なこと言って消えちゃったわよね!
 ああいうときは、ぎゅっと抱きしめて慰めてほしかったのに! 影なんかで会いに来るから!

「もう、バカバカバカー! 頑張れって言ったって、モノには限度ってものがあるんだからねー!」

 私の大声が、緑の芝生にむなしく広がっていく。
 ……とはいえ、大声を出したらちょっとスッキリしたわ。

 あの夜も。セルフィスは、私の涙を拭って消えちゃったのよね。
 私に触れると影が壊れるからと言って、絶対に近づかなかったのに。

 そうか、私に泣いてほしくなかったのか。
 そう思って、本当に目の前でセルフィスが消えたのにもびっくりして、涙はピタリと止まった。

 泣いたって、ミーアがヒロインであることには変わりないし、ディオン様がミーアに惹かれている気持ちを止めることもできない。
 私は彼らの恋愛を阻む邪魔な存在――悪役令嬢で、もう最後までそれで突き進むしかないんだって。

「――そうよね。やるしかないわ」

 こんなところで、物語から途中退場する気は無いわよ。
 ディオン様の婚約者として、公爵令嬢として、『聖なる者』を目指す者として、恥ずかしくない振舞いをしよう。
 ミーアが歯噛みするぐらいの華麗な悪役令嬢であり続けるわ。それがせめてもの、私の意地よ。

 そのためには、ヴァンクをどうにか退けてロワーネの森まで戻らないと。『野外探索』の試験は、まだ終わってないんだから。
 さて、今の私に何ができるんだろう。まだやってないことは――。

「……あ」

 フォンティーヌ邸の、三つの緑の三角屋根。その一番右側の屋根が目に入る。

 初代フォンティーヌ公爵の書斎の下、開かずの図書室の向こう。
 ハティ達と会って、その後アルキス山の魔物討伐する羽目になって、そしたら学院に行かなくちゃ、となって――そのまますっかり忘れてたけど。

 あの魔精力が偏っていた場所、まだ調べてなかったわ。
 というより、どれだけ探しても扉が見つけられなかったのよ。
 でも、あのときより成長した今なら、ひょっとして……?

 グッと、自然に死神メイスを持つ手に力が入る。すっくと立ち上がり、パンパンと制服に付いた草を払った。

「よし、行ってみよう!」

 とにかく声に出して自分を奮い立たせると、私は旧フォンティーヌ邸に向かって、真っすぐに駆け出した。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

相続した畑で拾ったエルフがいつの間にか嫁になっていた件 ~魔法で快適!田舎で農業スローライフ~

ちくでん
ファンタジー
山科啓介28歳。祖父の畑を相続した彼は、脱サラして農業者になるためにとある田舎町にやってきた。 休耕地を畑に戻そうとして草刈りをしていたところで発見したのは、倒れた美少女エルフ。 啓介はそのエルフを家に連れ帰ったのだった。 異世界からこちらの世界に迷い込んだエルフの魔法使いと初心者農業者の主人公は、畑をおこして田舎に馴染んでいく。 これは生活を共にする二人が、やがて好き合うことになり、付き合ったり結婚したり作物を育てたり、日々を生活していくお話です。

中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています

浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】 ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!? 激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。 目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。 もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。 セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。 戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。 けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。 「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの? これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、 ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。 ※小説家になろうにも掲載中です。

異世界で家をつくります~異世界転移したサラリーマン、念動力で街をつくってスローライフ~

ヘッドホン侍
ファンタジー
◆異世界転移したサラリーマンがサンドボックスゲームのような魔法を使って、家をつくったり街をつくったりしながら、マイペースなスローライフを送っていたらいつの間にか世界を救います◆ ーーブラック企業戦士のマコトは気が付くと異世界の森にいた。しかし、使える魔法といえば念動力のような魔法だけ。戦うことにはめっぽう向いてない。なんとか森でサバイバルしているうちに第一異世界人と出会う。それもちょうどモンスターに襲われているときに、女の子に助けられて。普通逆じゃないのー!と凹むマコトであったが、彼は知らない。守るにはめっぽう強い能力であったことを。 ※「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。

ゲームちっくな異世界でゆるふわ箱庭スローライフを満喫します 〜私の作るアイテムはぜーんぶ特別らしいけどなんで?〜

ことりとりとん
ファンタジー
ゲームっぽいシステム満載の異世界に突然呼ばれたので、のんびり生産ライフを送るつもりが…… この世界の文明レベル、低すぎじゃない!? 私はそんなに凄い人じゃないんですけど! スキルに頼りすぎて上手くいってない世界で、いつの間にか英雄扱いされてますが、気にせず自分のペースで生きようと思います!

【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~

きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。 前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。

剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜

みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。 …しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた! 「元気に育ってねぇクロウ」 (…クロウ…ってまさか!?) そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム 「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが 「クロウ•チューリア」だ ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う 運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる "バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う 「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と! その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ 剣ぺろと言う「バグ技」は "剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ この物語は 剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語 (自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!) しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!

ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。 悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

処理中です...