37 / 144
肆の怪【嗚呼、麗しき一途の華よ】
だから、お前の全てを受け入れよう
しおりを挟む
丘の上にある桜は怪しく揺らめき、その薄紅色の花をまるでイルミネーションのように同じ色の光がぼんやりと覆っている。
この近辺に来た途端、急激に日が沈んでいった。
もしかしたらそれだけ時間が経ったのかもしれない。だが、俺たちの目には急に夜の幕が降りてきたように感じられた。
神、というよりも妖怪と言った方がそれらしい木の下に、桃色の髪を揺らした青葉ちゃんがいた。
俺はそこでようやく気がつく。普通ならいくらか桜が散ってピンク色の絨毯が出来ていてもおかしくないのに、地面に落ちた桜の花は一切見当たらなかった。
こちらに背を向けるように経っている彼女は〝 自分自身 〟を見上げていたようだが、ゆっくりとこちらへ振り返る。花が綻ぶような、そんな笑みを浮かべて。
「やあ、人間。やっと来たね…… ボク待ちくたびれちゃったよ」
「まだ数日しか経ってないだろ」
妙な圧迫感を醸し出す彼女に怖気づきながらも言い返す。
何年も待っていたんだろう。それなら追加で数日くらい待てるだろうが。
「時間がないんだよ。人間並みにね」
「へえ、一時間刻みでのスケジュールでもあるのかな?」
「おや、人間並みの基準を履き違えていたみたいだね。最近の人間は生き急ぎすぎている。ああ、キミはもう死んでるんだっけ」
言い返した紅子さんは青葉ちゃんの言葉に少しムッとしたように眉を吊り上げた。
「死んでても良いことはある。例えば妙なお兄さんが遊び相手になってくれたりね。神様じゃあ恐れ多くて誰も相手してくれないだろう?」
「言うね、亡霊のカケラ程度が」
「おっと、まさか神様のカケラがこんなにキレやすいなんて予想外だよ」
ニヤニヤと煽りに煽る紅子さんの肩に手を置いて宥める。
「ちょっとした仕返しくらいいいだろう?」
「怒らせてどうするんだよ」
「アタシが貶されるのはいいのかな?」
「よくない」
即答すると、彼女は驚いたように目を丸くしてから黙った。おまけに溜め息つきだ。
「いいよいいよ、ぼくはこういう戦い前の煽り合い好きだから」
「桜子さんは参加しないで」
「ちぇー」
そもそも戦うと決まったわけじゃないんだけどな……
秘色さんを最後にして丘に上がると、その数秒後には桜から同じ色の蝶が一斉に飛び立った。
「なんだあれ……」
蝶は四方八方に散っていき、一定の距離まで到達すると溶けるように消えていく。目を細めると、この辺り一帯を僅かに薄いピンク色の膜のようなものが覆っているのが見える。
俺の呟きには秘色さんが反応して 「一種の結界、です」 と答えた。
さすがの神様といったところなのだろうか。
「あのね、お兄さん。人外連中は皆違えど固有の空間みたいのものは持ってるんだよ。アタシの場合は夢の中、キミのご主人様はあの家そのもの。多分もっと大きいのを作れるけどしてないだけだ。近所に一定の時間で妖怪市場に繋がる神社もあっただろう?」
確かにあったな。
なら、これは桜の結界か。いったいなんのために……
「もちろん、獲物を逃さないためだろう? ぼくもそうしていろはを殺そうとしたからね!」
「懐かしい……」
その経験を懐かしいで済ませるのはどうかと思うけどな!
獲物、この場合の獲物といったら俺達じゃなくて……
「な、なんだ!? なにが起こって…… ここは、もしかして!」
「いろはに釣られて来た獲物が一匹…… ご案内だね」
桜子さんが愉快そうに笑う。
元々の気質が残酷なのか、それとも人間に対する憎悪が強いのか、本人も自称していた通り、実に〝 悪霊 〟らしい笑い方だった。
「ああ待っていた! 待っていたよ春樹…… 覚えてるかい? ボクだよ、青葉だよ! 前に約束しただろう? キミはボクの許婚なんだから、もう逃げちゃダメだよ?」
そう言って走り寄っていく青葉を彼は…… 拒絶した。
「嫌だ! なんでテメーがここにいる!? な んでテメーは歳を取らねぇんだ!? 気持ち悪い、こっちに来るな!」
全力の抱擁をしようとした彼女は、彼が避けたことによってその場で転んだ。
そのときに俺は反射的に動こうとしたが、それは紅子さんの腕で静止させられる。
「桜子さん、敦盛さんの確保を」
「いろは、もう遅いよ」
「え、もう…… ?」
二人が動こうとしたが、一歩遅かったみたいだ。
敦盛さんは更に怒鳴り散らそうとしたところを後ろ向きに倒れた。
いや、違う。彼は、地面から突き出てきた桜の根っこに足を取られ、そのまま結界内の空に吊り上げられたんだ。
根から桜の枝へと受け渡された彼は空中でその胴と、股下から伸ばされた太い枝で拘束され、動けない。
股下を通った枝で体勢的には吊り上げられるよりマシだろうが、相手は神様だ。この状況はヤバすぎる。あまり怒らせているとあの人が絞め殺されそうだ。
「なんで?」
地面に四つん這いになったまま呟いた青葉ちゃんの言葉に怖気が走る。
「ボクはこんなにも好きなのに。どんなにキミが歳をとっても、好きなのに」
桜が騒めく。
彼女の心を表すように枝がどんどん増え、触手のようにムチ打ちながら桜が攻撃性を増していった。
しばらく締め付けられていたらしい敦盛さんが呻きながら、声を小さくしていく。あれは、本当にやばい。下手したら命の危機だ。
青葉ちゃんはきっと怒りで力加減を誤っているんだ。落ち着かせれば……
「ひどいよぉ……」
顔を上げた彼女はポロポロとその目から涙を流していた。
けれど、敦盛さんが気絶するように脱力するとそのまま空を泳ぐように飛んで、彼の元へ向かう。
「まだ、死んでないよ」
幽霊の紅子さんが言うなら、そうなんだろう。
「下土井さん、戦闘はできますか?」
近くにいた秘色さんが俺を見上げた。
「問題ない」
「最優先事項は敦盛さんを拘束している枝の破壊及び、救出です。怪我をしていてもある程度なら回復手段があります」
「話し合いは……」
「…… 不可能でしょう。わたし達には彼女相手に切れる交渉材料がありません」
断言され、俺の希望は絶たれた。
「ボクはね、それでも好きなんだ」
語りかけるように、言い聞かせるように青葉ちゃんが言う。
「たとえキミがボクを見ていなくてもいい。ボク〝 が 〟好きだから、それでいい。それで全ては完結する。だから」
── だから、お前の全てを受け入れよう。
目を細めて青葉ちゃんは彼を抱き込むようにしたあと、そばを離れる。
「ボクを嫌いなままのキミをそのまま受け入れよう。なあに、100年も一緒に地下で眠ればまた昔のように仲良くなれるさ」
にっこりと、それはもう嬉しそうに。
「けど、その前にやることはやらなくちゃ」
彼女は枝を伝いながら降りて来ると、笑顔で木の根元に座った。
「人の恋路を邪魔する人は、馬に蹴られて死んじゃうんだってさ」
その言葉を合図にしたように、その場で蠢くだけだった枝が一斉にこちらへ向かってきた。
この近辺に来た途端、急激に日が沈んでいった。
もしかしたらそれだけ時間が経ったのかもしれない。だが、俺たちの目には急に夜の幕が降りてきたように感じられた。
神、というよりも妖怪と言った方がそれらしい木の下に、桃色の髪を揺らした青葉ちゃんがいた。
俺はそこでようやく気がつく。普通ならいくらか桜が散ってピンク色の絨毯が出来ていてもおかしくないのに、地面に落ちた桜の花は一切見当たらなかった。
こちらに背を向けるように経っている彼女は〝 自分自身 〟を見上げていたようだが、ゆっくりとこちらへ振り返る。花が綻ぶような、そんな笑みを浮かべて。
「やあ、人間。やっと来たね…… ボク待ちくたびれちゃったよ」
「まだ数日しか経ってないだろ」
妙な圧迫感を醸し出す彼女に怖気づきながらも言い返す。
何年も待っていたんだろう。それなら追加で数日くらい待てるだろうが。
「時間がないんだよ。人間並みにね」
「へえ、一時間刻みでのスケジュールでもあるのかな?」
「おや、人間並みの基準を履き違えていたみたいだね。最近の人間は生き急ぎすぎている。ああ、キミはもう死んでるんだっけ」
言い返した紅子さんは青葉ちゃんの言葉に少しムッとしたように眉を吊り上げた。
「死んでても良いことはある。例えば妙なお兄さんが遊び相手になってくれたりね。神様じゃあ恐れ多くて誰も相手してくれないだろう?」
「言うね、亡霊のカケラ程度が」
「おっと、まさか神様のカケラがこんなにキレやすいなんて予想外だよ」
ニヤニヤと煽りに煽る紅子さんの肩に手を置いて宥める。
「ちょっとした仕返しくらいいいだろう?」
「怒らせてどうするんだよ」
「アタシが貶されるのはいいのかな?」
「よくない」
即答すると、彼女は驚いたように目を丸くしてから黙った。おまけに溜め息つきだ。
「いいよいいよ、ぼくはこういう戦い前の煽り合い好きだから」
「桜子さんは参加しないで」
「ちぇー」
そもそも戦うと決まったわけじゃないんだけどな……
秘色さんを最後にして丘に上がると、その数秒後には桜から同じ色の蝶が一斉に飛び立った。
「なんだあれ……」
蝶は四方八方に散っていき、一定の距離まで到達すると溶けるように消えていく。目を細めると、この辺り一帯を僅かに薄いピンク色の膜のようなものが覆っているのが見える。
俺の呟きには秘色さんが反応して 「一種の結界、です」 と答えた。
さすがの神様といったところなのだろうか。
「あのね、お兄さん。人外連中は皆違えど固有の空間みたいのものは持ってるんだよ。アタシの場合は夢の中、キミのご主人様はあの家そのもの。多分もっと大きいのを作れるけどしてないだけだ。近所に一定の時間で妖怪市場に繋がる神社もあっただろう?」
確かにあったな。
なら、これは桜の結界か。いったいなんのために……
「もちろん、獲物を逃さないためだろう? ぼくもそうしていろはを殺そうとしたからね!」
「懐かしい……」
その経験を懐かしいで済ませるのはどうかと思うけどな!
獲物、この場合の獲物といったら俺達じゃなくて……
「な、なんだ!? なにが起こって…… ここは、もしかして!」
「いろはに釣られて来た獲物が一匹…… ご案内だね」
桜子さんが愉快そうに笑う。
元々の気質が残酷なのか、それとも人間に対する憎悪が強いのか、本人も自称していた通り、実に〝 悪霊 〟らしい笑い方だった。
「ああ待っていた! 待っていたよ春樹…… 覚えてるかい? ボクだよ、青葉だよ! 前に約束しただろう? キミはボクの許婚なんだから、もう逃げちゃダメだよ?」
そう言って走り寄っていく青葉を彼は…… 拒絶した。
「嫌だ! なんでテメーがここにいる!? な んでテメーは歳を取らねぇんだ!? 気持ち悪い、こっちに来るな!」
全力の抱擁をしようとした彼女は、彼が避けたことによってその場で転んだ。
そのときに俺は反射的に動こうとしたが、それは紅子さんの腕で静止させられる。
「桜子さん、敦盛さんの確保を」
「いろは、もう遅いよ」
「え、もう…… ?」
二人が動こうとしたが、一歩遅かったみたいだ。
敦盛さんは更に怒鳴り散らそうとしたところを後ろ向きに倒れた。
いや、違う。彼は、地面から突き出てきた桜の根っこに足を取られ、そのまま結界内の空に吊り上げられたんだ。
根から桜の枝へと受け渡された彼は空中でその胴と、股下から伸ばされた太い枝で拘束され、動けない。
股下を通った枝で体勢的には吊り上げられるよりマシだろうが、相手は神様だ。この状況はヤバすぎる。あまり怒らせているとあの人が絞め殺されそうだ。
「なんで?」
地面に四つん這いになったまま呟いた青葉ちゃんの言葉に怖気が走る。
「ボクはこんなにも好きなのに。どんなにキミが歳をとっても、好きなのに」
桜が騒めく。
彼女の心を表すように枝がどんどん増え、触手のようにムチ打ちながら桜が攻撃性を増していった。
しばらく締め付けられていたらしい敦盛さんが呻きながら、声を小さくしていく。あれは、本当にやばい。下手したら命の危機だ。
青葉ちゃんはきっと怒りで力加減を誤っているんだ。落ち着かせれば……
「ひどいよぉ……」
顔を上げた彼女はポロポロとその目から涙を流していた。
けれど、敦盛さんが気絶するように脱力するとそのまま空を泳ぐように飛んで、彼の元へ向かう。
「まだ、死んでないよ」
幽霊の紅子さんが言うなら、そうなんだろう。
「下土井さん、戦闘はできますか?」
近くにいた秘色さんが俺を見上げた。
「問題ない」
「最優先事項は敦盛さんを拘束している枝の破壊及び、救出です。怪我をしていてもある程度なら回復手段があります」
「話し合いは……」
「…… 不可能でしょう。わたし達には彼女相手に切れる交渉材料がありません」
断言され、俺の希望は絶たれた。
「ボクはね、それでも好きなんだ」
語りかけるように、言い聞かせるように青葉ちゃんが言う。
「たとえキミがボクを見ていなくてもいい。ボク〝 が 〟好きだから、それでいい。それで全ては完結する。だから」
── だから、お前の全てを受け入れよう。
目を細めて青葉ちゃんは彼を抱き込むようにしたあと、そばを離れる。
「ボクを嫌いなままのキミをそのまま受け入れよう。なあに、100年も一緒に地下で眠ればまた昔のように仲良くなれるさ」
にっこりと、それはもう嬉しそうに。
「けど、その前にやることはやらなくちゃ」
彼女は枝を伝いながら降りて来ると、笑顔で木の根元に座った。
「人の恋路を邪魔する人は、馬に蹴られて死んじゃうんだってさ」
その言葉を合図にしたように、その場で蠢くだけだった枝が一斉にこちらへ向かってきた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
翡翠のうた姫〜【中華×サスペンス】身分違いの恋と陰謀に揺れる宮廷物語〜
雪城 冴 (ゆきしろ さえ)
キャラ文芸
【中華×サスペンス】
「いつか僕のために歌って――」
雪の中、孤独な少女に手を差し伸べた少年。
その記憶を失った翠蓮(スイレン)は、歌だけを頼りに宮廷歌姫のオーディションへ挑む。
だがその才能は、早くも権力と嫉妬の目に留まる。中傷や妨害は次々とエスカレート。
やがて舞台は、後宮の派閥争いや戦場、国境まで越えていく。
そんな中、翠蓮を何度も救うのは第二皇子・蒼瑛(ソウエイ)。普段は冷静で穏やかな彼が、翠蓮のこととなると、度々感情を露わにする。
蒼瑛に対する気持ちは、尊敬? 憧れ? それとも――忘れてしまった " あの約束 " なのか。
すれ違いながら惹かれ合う二人。甘く切ない、中華ファンタジー
宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~
紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
男装官吏と花散る後宮〜禹国謎解き物語〜
春日あざみ
キャラ文芸
<第8回キャラ文芸大賞にて奨励賞をいただきました。応援ありがとうございました!>
宮廷で史書編纂事業が立ち上がると聞き、居ても立ってもいられなくなった歴史オタクの柳羅刹(りゅうらせつ)。男と偽り官吏登用試験、科挙を受験し、見事第一等の成績で官吏となった彼女だったが。珍妙な仮面の貴人、雲嵐に女であることがバレてしまう。皇帝の食客であるという彼は、羅刹の秘密を守る代わり、後宮の悪霊によるとされる妃嬪の連続不審死事件の調査を命じる。
しかたなく羅刹は、悪霊について調べ始めるが——?
「歴女×仮面の貴人(奇人?)」が紡ぐ、中華風世界を舞台にしたミステリ開幕!
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる