森の中で倒れたエルフの美少女を助けたら何故か懐かれた件

髙橋ルイ

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番外編:学園編

第6話:期末テストは戦場!

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学園生活に慣れた頃、とうとう避けて通れないものがやってきた。
――期末テスト。

アレン:「……はぁ。めんどくせぇな。」

ミリア:「当たり前でしょ。これで赤点取ったら補習確定よ。」

リカルド:「俺は体育科目で稼げるからいいが……座学は苦手だな。」

ラピス:「ふはは! 勉強など不要! 我が伝説の勘で答えを導き出す!」

アレン:「いや、確実に赤点だろそれ。」

そんな中、最も深刻なのは――リーネだった。

リーネ:「あ、あの……実は、わたし……人間界の勉強が全然わからなくて……。」



放課後、教室。
俺は仕方なくリーネの勉強を手伝うことになった。

アレン:「ここは公式に数字を代入するだけだろ?」

リーネ:「こ、公式って何ですか……?」

アレン:「えぇ……。」

ミリア:「はぁ……。これは相当ね。」

リカルド:「根気がいるな。」

ラピス:「任せろ! 我が直感的指導で――」

ミリア:「出てけ。」



何度もつまずきながらも、リーネは一生懸命ノートを取り、ペンを走らせる。
小さな眉を寄せ、必死に問題に向かう姿に、俺はなんだか微笑ましくなった。

アレン:「……よし。今度は正解だな。」

リーネ:「ほ、本当ですか!? わぁ……できました!」

嬉しそうに顔を輝かせるリーネ。
その表情を見るだけで、教える疲れも吹き飛んだ。



数日後、テスト本番。
問題用紙を前に、リーネは緊張で手を震わせていたが――

リーネ:「アレン様に教わった通り……落ち着いて……。」

必死に答案を書き進めていく。

結果は……赤点ギリギリ回避!

リーネ:「や、やりました……! 補習じゃありません!」

アレン:「……よかったな。」

嬉しさのあまり、リーネは思わず俺の手を握った。

リーネ:「アレン様、本当にありがとうございます!」

照れ隠しに頭を掻きながらも、心の奥がじんわり温かくなるのを感じた。



テストは終わり、また学園の日常が戻っていく。
だけどこの小さな勝利は、きっとリーネにとって大きな一歩になるだろう。

________________________

後書き

リーネにとって、人間界の勉強は未知そのもの。
それでも必死に食らいつき、赤点を免れたときの笑顔は、誰よりも輝いていた。

点数なんて数字にすぎない。
けれど、その数字に込められた努力や時間は、確かに彼女を強くしてくれる。

教える側の俺にとっても、それは同じだった。
隣で頑張る姿を見ていると、自然と応援したくなるし、気づけば自分まで背中を押されていた。

――だからきっと、これからどんな課題があっても大丈夫だ。
俺たちは笑い合いながら、支え合いながら、きっと乗り越えていける。

テスト用紙よりも大切なのは、そうして積み重ねた時間なんだと、改めて思えた。
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