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12章
312話 やっぱり頭おかしい
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撃つなら撃つで良いんだよ?いきなりいきなりぶっ放してくるのが問題だって言ってんの。
そりゃあ、油断した私も悪いけどさ?
『ポンコツが悪いに100ペソ』
『じゃあ100ゴピク』
『俺100イライムビランジャ』
どこの通貨だよ、それ!
ってか、うちのボスの事舐めてる人多くない?今のだって偶然って言ってるけど、周囲ちゃんと見てる証拠だし、ぎりぎりまで手出さなかっただけじゃん?
『実は偶然だったりしてな』
『でもここでたまに配信見れるときは恐ろしく強いだろ』
『その本人は銃の強さって言ってるぞ』
それ以上に本人の立ち回りと強さ、それと自分の出来る事と出来ない事の把握だと思う。ボスは前よりも弱くなったって言ってるけどさ?
『そんな事よりも、何かやろうとしてるけどいいのかあれ』
『あー、あれだろ奥義系スキル、ふぁいなるなんたらーってやつ』
『FWSでファイナルウェポンショット、固定ダメ∞の貫通弾をぶっ放せるガンナーの二次奥義、一時期この配信でしこたま流してた』
そうそう、ついでに言えば発動条件がすっごい難しいから今みたいに狙われない状態や安全に撃てますーって状態じゃ……。
「ちょ、ちょっとボス!」
「何だ?」
「派手にやるって言ってもそれじゃあ他のプレイヤーも……」
「このゲームってFFが無いの知ってるでしょ?貫通効果もあるから他プレイヤーを巻き添えにしたところでへーきへーき」
いや、FFがないから平気とかじゃなくて、そんな派手なの撃ったらどうなるか分かってない……わけはないわ。
『FFが無いから撃っても問題ないってすげえな』
『合理的っちゃ合理的だが倫理的にはアウト過ぎる』
『でもPKはないんだろ?だったら問題なくね?』
いや、色々問題だから!とにかく射線あけさせないと余計な被害が広がるから、射線開けさせないと!
『空砲が無いのって不便だな』
『流石に近くで銃声鳴りまくってたら射線は開けてくれるもんかな?』
『あのバカでかい砲身から高音鳴ってるの気が付いたら誰でも避けるだろ』
ああ、もう、配信のコメント返そうにもボスが火炎瓶投げろって言うし……!えっと、縦回転を掛けろって言っても、その前に火付けなきゃ火……!
『ボスが葉巻使えって揺らしてくれてんぞ』
ああ、もう、そう言う所ほんと好き。何でこうもカッコいい事するかな、この人は。
何だかんだで物凄いこのゲームをかっこよくやってると思うんだよね……っと!
『すげえ燃えるじゃん火炎瓶』
『ちょっとほしいな、ログインしたら買いに行くか』
『って言うか回転掛けると炎の広がり方変わるのは小技として色々使えそうだ』
「やるならやるでド派手にいこーぜ?」
相変わらずすげえ音させてからのド派手なエフェクト。雑魚と集団にぶっ放した所を見た事なかったけど射線上のモンスター全部吹っ飛んでるってすげー技だよ。
『あれだけ派手な技を持ってると言うのに……』
『ポンコツピンクって何持ってるんだっけ』
『ガンカタ使えるようになる奴だろ』
トレイターってスキルだねー、格闘系は地味目の多いからそういうの。配信のカメラ画面じゃわかんないと思うけど私からしたら弾道だったり、攻撃の線が見えるようになるってメリットもあるから!
「……ほら行くぞ」
「ボスライフル使うなら、こっちは?」
『でた、対艦ライフル』
『結局まともに使えなかったよな』
しってらあ!反動とデメリットが強すぎてかみ合わなかっただけじゃん!
「そんな大物使える訳ないでしょ」
『銃で攻撃受けて斬り返して一発か、すげえ慣れた手つきでやってやがる』
『銃剣の攻撃が当たらなくても横にいかれない限りは爆アドだな、あれ』
でもあれって全部受け切れる訳じゃないからダメージ貰ってるって聞いたんだけどなあ。だから私もボスもガンシールド作って受け防御を意識してるしねー……まあ、そんなに私は使ってないって言うか、使う必要が無いから持て余してるんだけど。
『折角用意してくれた物を使わない不孝者』
『ポンコツよりもボスの立ち回りの方がガンナーとしては御手本だな』
『長物を使う立ち回りと囲まれないようにしているってのがでかいね』
そりゃそうでしょ、うちのボス舐めてんじゃないわよ。
『こんなに混戦だって言うのに何で1:1出来てるんだろ』
『投げ物の扱い方じゃない?モンスターのAIってよっぽどじゃない限りは何かしら障害物があったら迂回する』
「ポンコツ、配信するのは良いけど私のカバー遅れてるのは許さんぞ」
「分かってますぅー!」
『怒られてやんの』
『10レベルも開いてるのに付いて行けないってどういう訳だ』
そもそもボスの動き方がおかしいんだよ、受けて反撃して、しっかり撃ち抜いて倒したら周りの索敵して、倒せる相手を見つけて予測で火炎瓶と手裏剣で足止め、こんなにマルチタスク出来る時点でおかしいじゃん?
『まあ、流石に第二エリアだし、そんなにモンスター強くないから』
『襲撃用は数揃えて強さ控えめだったっけか』
って言うかボスが強いの知らない新規多すぎじゃね?今のガンナーがあるのはボスのおかげなんだから、足向けて寝てるのなんていないよね?だろ?そうだろ!
「そうだ、配信してるなら新しい商品見せるか」
「商品って言うけど、何か作ったの?」
「ま、うちのクランなら使ってて普通の奴だな」
『なんか取り出したぞ』
『ガンナーで、丸い物……焙烙玉か?』
「ちょっと目瞑ってなさい」
そりゃまあ言われた通りにするけど、何やんだろ。
『うおっ、眩しっ』
『フラッシュグレネードか!?』
「んー、もうちょっと改良余地あり」
いきなり爆発と閃光が走ったけど、なんてもん開発してんの!って言うか、フラッシュグレネードの割には威力あるんだけど、何使ったのよ、あれ。
「ボス、今のなに!」
「黒色爆弾の改良品、そこそこ吹っ飛んだけど、威力諸々まだまだかなー」
いやいやいや、明らかに前に使ってたパイプ爆弾よりも凄いんだけど?って言うか他の人がいる所でそういう無差別系の武器使うのやめなよ!
「無差別じゃないって、ちゃんとモンスターの群れの方に投げてるし?」
「もうちょっと事前に教えてよ!」
「ちゃんと考えて投げてんだから大丈夫だって」
『FFしてないからセーフ』
『安全を確認してるのでセーフ』
『考えて投げているのでセーフ』
セーフなのは分かったっての!って言うかこれを売り込むのは良いけど、また一悶着ありそうじゃんかぁ!
そりゃあ、油断した私も悪いけどさ?
『ポンコツが悪いに100ペソ』
『じゃあ100ゴピク』
『俺100イライムビランジャ』
どこの通貨だよ、それ!
ってか、うちのボスの事舐めてる人多くない?今のだって偶然って言ってるけど、周囲ちゃんと見てる証拠だし、ぎりぎりまで手出さなかっただけじゃん?
『実は偶然だったりしてな』
『でもここでたまに配信見れるときは恐ろしく強いだろ』
『その本人は銃の強さって言ってるぞ』
それ以上に本人の立ち回りと強さ、それと自分の出来る事と出来ない事の把握だと思う。ボスは前よりも弱くなったって言ってるけどさ?
『そんな事よりも、何かやろうとしてるけどいいのかあれ』
『あー、あれだろ奥義系スキル、ふぁいなるなんたらーってやつ』
『FWSでファイナルウェポンショット、固定ダメ∞の貫通弾をぶっ放せるガンナーの二次奥義、一時期この配信でしこたま流してた』
そうそう、ついでに言えば発動条件がすっごい難しいから今みたいに狙われない状態や安全に撃てますーって状態じゃ……。
「ちょ、ちょっとボス!」
「何だ?」
「派手にやるって言ってもそれじゃあ他のプレイヤーも……」
「このゲームってFFが無いの知ってるでしょ?貫通効果もあるから他プレイヤーを巻き添えにしたところでへーきへーき」
いや、FFがないから平気とかじゃなくて、そんな派手なの撃ったらどうなるか分かってない……わけはないわ。
『FFが無いから撃っても問題ないってすげえな』
『合理的っちゃ合理的だが倫理的にはアウト過ぎる』
『でもPKはないんだろ?だったら問題なくね?』
いや、色々問題だから!とにかく射線あけさせないと余計な被害が広がるから、射線開けさせないと!
『空砲が無いのって不便だな』
『流石に近くで銃声鳴りまくってたら射線は開けてくれるもんかな?』
『あのバカでかい砲身から高音鳴ってるの気が付いたら誰でも避けるだろ』
ああ、もう、配信のコメント返そうにもボスが火炎瓶投げろって言うし……!えっと、縦回転を掛けろって言っても、その前に火付けなきゃ火……!
『ボスが葉巻使えって揺らしてくれてんぞ』
ああ、もう、そう言う所ほんと好き。何でこうもカッコいい事するかな、この人は。
何だかんだで物凄いこのゲームをかっこよくやってると思うんだよね……っと!
『すげえ燃えるじゃん火炎瓶』
『ちょっとほしいな、ログインしたら買いに行くか』
『って言うか回転掛けると炎の広がり方変わるのは小技として色々使えそうだ』
「やるならやるでド派手にいこーぜ?」
相変わらずすげえ音させてからのド派手なエフェクト。雑魚と集団にぶっ放した所を見た事なかったけど射線上のモンスター全部吹っ飛んでるってすげー技だよ。
『あれだけ派手な技を持ってると言うのに……』
『ポンコツピンクって何持ってるんだっけ』
『ガンカタ使えるようになる奴だろ』
トレイターってスキルだねー、格闘系は地味目の多いからそういうの。配信のカメラ画面じゃわかんないと思うけど私からしたら弾道だったり、攻撃の線が見えるようになるってメリットもあるから!
「……ほら行くぞ」
「ボスライフル使うなら、こっちは?」
『でた、対艦ライフル』
『結局まともに使えなかったよな』
しってらあ!反動とデメリットが強すぎてかみ合わなかっただけじゃん!
「そんな大物使える訳ないでしょ」
『銃で攻撃受けて斬り返して一発か、すげえ慣れた手つきでやってやがる』
『銃剣の攻撃が当たらなくても横にいかれない限りは爆アドだな、あれ』
でもあれって全部受け切れる訳じゃないからダメージ貰ってるって聞いたんだけどなあ。だから私もボスもガンシールド作って受け防御を意識してるしねー……まあ、そんなに私は使ってないって言うか、使う必要が無いから持て余してるんだけど。
『折角用意してくれた物を使わない不孝者』
『ポンコツよりもボスの立ち回りの方がガンナーとしては御手本だな』
『長物を使う立ち回りと囲まれないようにしているってのがでかいね』
そりゃそうでしょ、うちのボス舐めてんじゃないわよ。
『こんなに混戦だって言うのに何で1:1出来てるんだろ』
『投げ物の扱い方じゃない?モンスターのAIってよっぽどじゃない限りは何かしら障害物があったら迂回する』
「ポンコツ、配信するのは良いけど私のカバー遅れてるのは許さんぞ」
「分かってますぅー!」
『怒られてやんの』
『10レベルも開いてるのに付いて行けないってどういう訳だ』
そもそもボスの動き方がおかしいんだよ、受けて反撃して、しっかり撃ち抜いて倒したら周りの索敵して、倒せる相手を見つけて予測で火炎瓶と手裏剣で足止め、こんなにマルチタスク出来る時点でおかしいじゃん?
『まあ、流石に第二エリアだし、そんなにモンスター強くないから』
『襲撃用は数揃えて強さ控えめだったっけか』
って言うかボスが強いの知らない新規多すぎじゃね?今のガンナーがあるのはボスのおかげなんだから、足向けて寝てるのなんていないよね?だろ?そうだろ!
「そうだ、配信してるなら新しい商品見せるか」
「商品って言うけど、何か作ったの?」
「ま、うちのクランなら使ってて普通の奴だな」
『なんか取り出したぞ』
『ガンナーで、丸い物……焙烙玉か?』
「ちょっと目瞑ってなさい」
そりゃまあ言われた通りにするけど、何やんだろ。
『うおっ、眩しっ』
『フラッシュグレネードか!?』
「んー、もうちょっと改良余地あり」
いきなり爆発と閃光が走ったけど、なんてもん開発してんの!って言うか、フラッシュグレネードの割には威力あるんだけど、何使ったのよ、あれ。
「ボス、今のなに!」
「黒色爆弾の改良品、そこそこ吹っ飛んだけど、威力諸々まだまだかなー」
いやいやいや、明らかに前に使ってたパイプ爆弾よりも凄いんだけど?って言うか他の人がいる所でそういう無差別系の武器使うのやめなよ!
「無差別じゃないって、ちゃんとモンスターの群れの方に投げてるし?」
「もうちょっと事前に教えてよ!」
「ちゃんと考えて投げてんだから大丈夫だって」
『FFしてないからセーフ』
『安全を確認してるのでセーフ』
『考えて投げているのでセーフ』
セーフなのは分かったっての!って言うかこれを売り込むのは良いけど、また一悶着ありそうじゃんかぁ!
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