勇者をしている者なんですけど、キモデブ装甲のモブAにチェンジ魔法を使われて、身体が入れ替わった!? ありがとうモブA!やっと解放された!

くらげさん

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第27話 壊れた天秤

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 ムーリク王国にある僕とノエルが住んでた家で、起床する。

 五、六人の美少女がこの部屋には居るが、もちろんノエルはココのハーレムにはいない。

 楽しみは取っておかないと。

 元勇者のお兄様とやらは死んだし、僕を止めるヤツは誰一人いない。

 ノエルの身体に今にでも、むしゃぶりつきたいが、我慢だ我慢。

 イメージだけでもたぎってくる。

 一週間後にノエルと僕の結婚式をやる。ノエルの身体にむしゃぶりつくのは式が終わってからだ。

 ノエルが僕の前に立っていると、つまみ食いをしたくなる。それをメイドに洗脳した国中の美少女たちにぶつけている。


「お兄様、おはようございます」
「へへ、おはよう」

 服を着て、部屋を出ると、ノエルが可愛い天使のような笑顔で朝の挨拶をして、頭を下げてくる。

 ノエルが今着ているのが、ミニスカメイド服だ。ニーソックスとスカートの間にある白い肌を舐め回したい。それと大きく膨らんだ柔らかそうな胸は揉みしだきたい。

「すいませんお兄様、これは私には恥ずかしいです。着替えてはいけませんか」
「ダメだ、みんな着ているだろ。メイド長のノエルが着ないでどうするんだ」
「そうでしたね、お兄様のために頑張ります」

 スカートを押さえて、頬を赤く染めるノエルの表情は最高だ。少し前屈みになっているだけで、後ろから覗けそうだが……我慢だ。

「朝食はどうされますか?」
「少し用事を思い出したから朝食は後だ。今回はちょっと時間が掛かるかも」
「そうですか、それでは必要になればメイドに言ってください。その時にご用意します」

 ノエルは会釈して照れながら、僕の部屋の前から去る。

 僕は部屋に戻り、ノエルで得た欲求を解放する。




「ふぅ」

 朝、ノエルと会ってから、随分と時間が経ってしまった。

 服を着て、部屋から出る。美少女メイドに食事のことを言い、食堂に行く。

 この大きな屋敷にノエルと僕しか住んでなかったと聞いた時は、金はあるのにメイドとか執事とか雇わないのと思ったが、雇わないでいいほどに、ノエルは掃除から洗濯、食事まで、家事全般を一人でこなす。

 国中の美少女を洗脳してメイドにしているが、ノエルほどに完璧に家事全般を出来る美少女はいなかったほどだ。美少女たちはノエルのサポート役ということで機能している。

 まぁ、美少女たちは僕が使用出来ればいいんだけど。


 食堂に着いて、椅子に座る。

 すると美少女メイドたちが、僕に食事を持ってくる。テーブルいっぱいに。

 美少女メイドたちの中に料理を作ったノエルがいる。

「ノエル、僕はそんなに食えないよ」
「お兄様!? どこがお身体の調子が悪いんですか!」
「そ、そう言う訳じゃないけど、いつも料理が多いかな~って」

 ノエルは僕の傍に来て膝を折り、上目遣いで心配そうな表情を浮かべている。僕の手を両手で包み込み、涙目で身体をふるふると震わせている。

「お兄様」
「きょ、今日も食うぞ!」

 ノエルは僕がそう言うと、ぱぁっと笑顔になり、スカートを押さえて立ち上がる。

「夜の料理も頑張りますので、期待しててください!」
「わ、わぁい」

 ノエル。ノエルの料理は美味しいけど、食べ終わった時に回復スキルを使わないといけない量の料理を出すなよ。




 フ、ハー、フ、ハー、フ、フ、ハーと息遣いを荒くする。

 ノエルに回復スキルを使ってもらってから、お客さんが来た。ノエルはインターホンの画面に映った赤髪の女の人を知らないと言うので、僕の客人だろう。その女の人は画面越しでも綺麗だった。

 客人を通す部屋があるらしく、僕はそこで待たせてもらっていた。美少女メイドが客人を丁重に招き入れてくれる。

 この部屋はソファが二つあり、その中央に膝ぐらいのテーブルがある。

 客人は前の世界で見た神に祈りを捧ぐシスターみたいな格好で、でも前の世界と一緒って訳じゃなく、歩く度に太ももが見えたり、肩や脇が見えていたり、胸元が見えていたりとコッチの世界の方がエロい。

 でも僕が知っているグラン先生もシスター服だったが、ここまでどエロくはなかった。

「初めまして勇者様。シャリル・マクスエルスです」

 初めまして、なのか。

 失礼しますと言いながら美女のシャリルさんがソファに座っている僕と反対側に腰を下ろす。シャリルさんが肌を露出しながら組んだ足が視線を誘導する。

「モーブル・レディエントです」
「貴方のことなら知っていますよ」

 ふふ、と笑われてしまった。僕の自己紹介は要らなかったようだ。

「私は勇者様に大事な話があってきたのです」
「それは?」

 シャリルさんが真剣な表情になると、僕も姿勢を正す。

「神器は私たちの祈りを捧げて、力になっています。その祈りを邪魔する者が現れましてね」
「そ、それは困る!」
「そうでしょう、そうでしょう。今や、メイン装備にまでなっている勇者様には神器は無くてはならない存在のはず。勇者様が力を振るえるよう信者共々、毎日お祈り申し上げておりましたのに」

 神器が無くなったら、弱い僕に戻る。神器無しじゃこの生活ともおさらばだ。それだけはダメだ。

「祈りを邪魔する者の名前は?」

「ソフィア・アリースト・ムーリク、この国の王女様です」
「ソフィアさんか」

 神器とソフィアさんを天秤にかける。

 あぁ、天秤にかけなくても答えは出てたわ。

 絶対に神器だろ。

「神器の為だったらしょうがない。すぐにでもソフィアさんを殺す」

 天秤も神器に傾いたのだった。
 

 
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