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火竜との対決
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テニーンは私に向き直ると、銃の先で飛刀を指して申し出た。
「どう? 勝ったら、お仲間の命は保証するわ」
銃と刀で勝負しろということだ。
もちろん、まともに考えれば受けるべきではない。
私の後ろからも、ひそひそ話が聞こえる。
「勝てるわけがない」
「逃げるか」
全く信用されていないが、私に命を預けるか預けないかという話なのだから、無理もない。
巻き添えにするつもりはないので、この場でこっそり姿をくらましてくれても構わなかった。
だが、炎の帝王の兵士を率いてきたテニーンとしては、そうはいくまい。
あの山の中でも、針の落ちる音さえ聞き分けた耳は、よからぬ相談を聞き逃さなかったようだった。
背後に身をすくめる都の人々に答えるかのように、私へと言い放つ。
「逃げたら撃つわよ」
背筋が凍る。
これが、銃を手にした「火竜のテニーン」の気迫だった。
その凄まじさに、人も半人半獣の者どももすくみ上がっているのが気配で分かる。
ただ、モハレジュだけは臆することなく口を挟んだ。
「逃げやしない、フラッドは」
いったん離れていったところから、これ見よがしに駆け寄ってきてしがみつきかねない。
あらかじめ目を遣ってたしなめると、口を尖らせてそっぽを向いた。
それを見ていたのか、テニーンは、柔らかい笑顔と共にモハレジュに答えた。
「大丈夫、いきなり撃ったりしないから。あなたみたいに」
共に潜んでいた、あの山の中で隊商を襲っていた頃、囮を引き受けるときはこんな悪態をついては護衛たちを挑発していたものだ。
当然のことながら、モハレジュは逆上する。
私に気兼ねしてか声こそ上げないが、きっと剥いた目と睨み合うのは無駄なことだ。
テニーンらしくない振る舞いを見ないように目をそらす。
そこで頭の中で蘇ったのは、銃を前に刀を手に立たされたときの記憶だった。
「勝てるわけがない」
最初から尻込みする私に、テニーンは厳しい声で尋ねた。
「降参するの? 銃を突きつけられたら」
山の中に潜んで隊商や旅行中の貴族を襲う生活を送っていると、そんなことも起こり得る。
何とかしなければならないのは当然のことだが、打つ手などあろうはずがなかった。
私はふてくされて答えた。
「仕方がない」
そうならないように何とかして、どうすることもできなかったら諦めるしかない。
途端に、テニーンは不機嫌な顔をした。
問い詰めるように尋ねる。
「私が捕まってても?」
意地の悪い質問だった。
そうなったら、大人しく捕まったり殺されたりするわけにはいかない。
だが、正面から銃で撃たれて、無事で済むわけがないのだ。
焦れた私は、やけになって尋ねた。
「どうすればいい?」
こともなげに、テニーンは答えた。
「撃っても当たらなければ、ないのも同じ」
「ずるいな、そんなの」
なぞなぞ遊びの答えが分からなかった子どものように文句を言ったが、テニーンはただ顔をほころばせるだけだった。
からかわれたのかもしれないと思って、今度は私が膨れっ面をした。
確かにテニーンの言うとおりだが、無理だ。
「こっちを狙ってる」
何かの弾みで外れない限り、銃弾は私の身体を撃ち抜くだろう。
だが、テニーンはあっさりと答えた。
「当たる前にかわす」
ますますあり得ない。
どうにも答えようのないことに、そんな答えを持ってこられた私は呆れかえった。
「できるわけがない」
すると、テニーンは真顔で答えた。
「弾より少しだけ早く来るものがあるわ。それをよけて」
そんなものがあるとは思えなかったし、あってもよけられる気がしなかった。
だが、そのとき頭に閃いたことがあった。
「モハレジュ、どいていなさい。私は勝つ」
確信はなかったが、そう言い切るしかない。
飛刀を手に、銃を構えたテニーンと睨み合う。
嬉しげな声が返ってきた。
「そう、それが聞きたかったの。ずっと」
さまざまなときに、何度となく聞いてきた声だった。
テニーンは、どうしても獣を狩れない私と、仕方なく山で木の実を取って歩いたことがある。
仕方ないなとぼやきながらも、見つけた実を取りに、私よりも先に木を登るテニーンは楽しそうな声をあげていた。
魚はなんとか釣れたので、渓流のほとりに並んで座って、糸を垂れたものだ。
大きなのが先に釣れると、テニーンは子どものように嬌声をたてる。
秋になって空が高くなると、山の尾根に寝転んで空を見上げる。
いかにも気持ちよさそうな声で伸びをして横になると、すぐに安らかな息をたてて眠ってしまうのだった。
その思い出は、私の背後から口々に放たれた罵声で途切れた。
ふと気が付くと、テニーンの率いる兵士たちの向こうには、修行者アッサラーのマントに縫い取られた紋章が、旗となって翻っている。
太陽に、孔雀。
炎の神の紋章だった。
「だましやがったな」
異口同音に投げつけられたのは、テニーンへの罵声だった。
だが、テニーンが炎の帝王の援軍を呼び寄せたとはとても思えない。
いや、そんなことを考えている余裕はなかった。
心を研ぎ澄ました私の耳は、すでに銃が立てた轟音をとらえていたからだ。
見えた……!
まさか本当にあるとは思わなかったが、光の礫だ。
一か八か、身を翻してみる。
弾が何かに当たったらしく、耳を貫くような音を立てた。
もんどりうって倒れた私をため息交じりに見下ろしながら、テニーンが銃を肩から離した。
「フラッド!」
駆け寄るモハレジュを尻目に、私は地面から跳ね起きる。
低い姿勢で瞬く間に間合いを詰めると、テニーンは銃を立てた。
その銃身を、横薙ぎの飛刀で両断する。
テニーンは苦笑した。
「ずるいじゃない……服の下に鎧なんて」
銃弾がかすめたときに引き裂いた服のしたから、薄い鋼の板がのぞいている。
モハレジュのことは責められなかった。
飛刀を打ったときに、こっそり鍛えて胸と背中に仕込んだものだ。
弾より先に来るものがどうこうと、テニーンに無茶なことを言われたときに閃いたのも、村人たちに、望めばいつでも作ると言ったのも、これだ。
紐で身体に括りつけるようになっていて、脱ぎ捨てるのにも手間がかかるから、モハレジュに迫られたとき、頭を冷やすのにも役立ったのはよかった。
私も苦笑してみせる。
「よけられるとは思ってなかった。教えてもらったとおりには」
すると、テニーンは高らかに告げた。
「さあ、斬りなさい。教えたとおりに! ……誰にも邪魔はさせない」
後ろに控えた兵士たちも、旗を掲げた援軍も、たちまちのうちに静まりかえった。
私は、飛刀を振り上げる。
再び横薙ぎに振るえば、テニーンの首が飛んで、すべては終わりになるのだった。
炎の帝王の兵士たちが命令を守りさえすれば、半人半獣の者どもも都の人々も村の若者も、無罪放免となるはずだ。
だが、もし、守らなかったら?
しばらく経ってから、テニーンは残念そうに言った。
「だったら、仕方ないわね」
そのひと言で、兵士たちは一斉に動いた。
まず、私が取り押さえられて、その場で縛り上げられた。
モハレジュは、短剣を抜いて抵抗したが、途中で力尽きた。
その他、多くの者が、逃げる間もなく捕らえられた。
いくつもの罵声が、私に向かって飛んでくる。
「根性なし!」
「裏切り者!」
腰抜け呼ばわりされても、言い訳はできなかった。
だが、裏切者などと呼ばれる筋合いはない。
炎の帝王の兵士たちが、いかに指揮官だったとはいえ、死んだ女の言いつけを守るとは思えなかった。
それならば、テニーンを斬っても仕方がないのではないか?
そう思うと、どうしても斬ることができなかったのだ。
「どう? 勝ったら、お仲間の命は保証するわ」
銃と刀で勝負しろということだ。
もちろん、まともに考えれば受けるべきではない。
私の後ろからも、ひそひそ話が聞こえる。
「勝てるわけがない」
「逃げるか」
全く信用されていないが、私に命を預けるか預けないかという話なのだから、無理もない。
巻き添えにするつもりはないので、この場でこっそり姿をくらましてくれても構わなかった。
だが、炎の帝王の兵士を率いてきたテニーンとしては、そうはいくまい。
あの山の中でも、針の落ちる音さえ聞き分けた耳は、よからぬ相談を聞き逃さなかったようだった。
背後に身をすくめる都の人々に答えるかのように、私へと言い放つ。
「逃げたら撃つわよ」
背筋が凍る。
これが、銃を手にした「火竜のテニーン」の気迫だった。
その凄まじさに、人も半人半獣の者どももすくみ上がっているのが気配で分かる。
ただ、モハレジュだけは臆することなく口を挟んだ。
「逃げやしない、フラッドは」
いったん離れていったところから、これ見よがしに駆け寄ってきてしがみつきかねない。
あらかじめ目を遣ってたしなめると、口を尖らせてそっぽを向いた。
それを見ていたのか、テニーンは、柔らかい笑顔と共にモハレジュに答えた。
「大丈夫、いきなり撃ったりしないから。あなたみたいに」
共に潜んでいた、あの山の中で隊商を襲っていた頃、囮を引き受けるときはこんな悪態をついては護衛たちを挑発していたものだ。
当然のことながら、モハレジュは逆上する。
私に気兼ねしてか声こそ上げないが、きっと剥いた目と睨み合うのは無駄なことだ。
テニーンらしくない振る舞いを見ないように目をそらす。
そこで頭の中で蘇ったのは、銃を前に刀を手に立たされたときの記憶だった。
「勝てるわけがない」
最初から尻込みする私に、テニーンは厳しい声で尋ねた。
「降参するの? 銃を突きつけられたら」
山の中に潜んで隊商や旅行中の貴族を襲う生活を送っていると、そんなことも起こり得る。
何とかしなければならないのは当然のことだが、打つ手などあろうはずがなかった。
私はふてくされて答えた。
「仕方がない」
そうならないように何とかして、どうすることもできなかったら諦めるしかない。
途端に、テニーンは不機嫌な顔をした。
問い詰めるように尋ねる。
「私が捕まってても?」
意地の悪い質問だった。
そうなったら、大人しく捕まったり殺されたりするわけにはいかない。
だが、正面から銃で撃たれて、無事で済むわけがないのだ。
焦れた私は、やけになって尋ねた。
「どうすればいい?」
こともなげに、テニーンは答えた。
「撃っても当たらなければ、ないのも同じ」
「ずるいな、そんなの」
なぞなぞ遊びの答えが分からなかった子どものように文句を言ったが、テニーンはただ顔をほころばせるだけだった。
からかわれたのかもしれないと思って、今度は私が膨れっ面をした。
確かにテニーンの言うとおりだが、無理だ。
「こっちを狙ってる」
何かの弾みで外れない限り、銃弾は私の身体を撃ち抜くだろう。
だが、テニーンはあっさりと答えた。
「当たる前にかわす」
ますますあり得ない。
どうにも答えようのないことに、そんな答えを持ってこられた私は呆れかえった。
「できるわけがない」
すると、テニーンは真顔で答えた。
「弾より少しだけ早く来るものがあるわ。それをよけて」
そんなものがあるとは思えなかったし、あってもよけられる気がしなかった。
だが、そのとき頭に閃いたことがあった。
「モハレジュ、どいていなさい。私は勝つ」
確信はなかったが、そう言い切るしかない。
飛刀を手に、銃を構えたテニーンと睨み合う。
嬉しげな声が返ってきた。
「そう、それが聞きたかったの。ずっと」
さまざまなときに、何度となく聞いてきた声だった。
テニーンは、どうしても獣を狩れない私と、仕方なく山で木の実を取って歩いたことがある。
仕方ないなとぼやきながらも、見つけた実を取りに、私よりも先に木を登るテニーンは楽しそうな声をあげていた。
魚はなんとか釣れたので、渓流のほとりに並んで座って、糸を垂れたものだ。
大きなのが先に釣れると、テニーンは子どものように嬌声をたてる。
秋になって空が高くなると、山の尾根に寝転んで空を見上げる。
いかにも気持ちよさそうな声で伸びをして横になると、すぐに安らかな息をたてて眠ってしまうのだった。
その思い出は、私の背後から口々に放たれた罵声で途切れた。
ふと気が付くと、テニーンの率いる兵士たちの向こうには、修行者アッサラーのマントに縫い取られた紋章が、旗となって翻っている。
太陽に、孔雀。
炎の神の紋章だった。
「だましやがったな」
異口同音に投げつけられたのは、テニーンへの罵声だった。
だが、テニーンが炎の帝王の援軍を呼び寄せたとはとても思えない。
いや、そんなことを考えている余裕はなかった。
心を研ぎ澄ました私の耳は、すでに銃が立てた轟音をとらえていたからだ。
見えた……!
まさか本当にあるとは思わなかったが、光の礫だ。
一か八か、身を翻してみる。
弾が何かに当たったらしく、耳を貫くような音を立てた。
もんどりうって倒れた私をため息交じりに見下ろしながら、テニーンが銃を肩から離した。
「フラッド!」
駆け寄るモハレジュを尻目に、私は地面から跳ね起きる。
低い姿勢で瞬く間に間合いを詰めると、テニーンは銃を立てた。
その銃身を、横薙ぎの飛刀で両断する。
テニーンは苦笑した。
「ずるいじゃない……服の下に鎧なんて」
銃弾がかすめたときに引き裂いた服のしたから、薄い鋼の板がのぞいている。
モハレジュのことは責められなかった。
飛刀を打ったときに、こっそり鍛えて胸と背中に仕込んだものだ。
弾より先に来るものがどうこうと、テニーンに無茶なことを言われたときに閃いたのも、村人たちに、望めばいつでも作ると言ったのも、これだ。
紐で身体に括りつけるようになっていて、脱ぎ捨てるのにも手間がかかるから、モハレジュに迫られたとき、頭を冷やすのにも役立ったのはよかった。
私も苦笑してみせる。
「よけられるとは思ってなかった。教えてもらったとおりには」
すると、テニーンは高らかに告げた。
「さあ、斬りなさい。教えたとおりに! ……誰にも邪魔はさせない」
後ろに控えた兵士たちも、旗を掲げた援軍も、たちまちのうちに静まりかえった。
私は、飛刀を振り上げる。
再び横薙ぎに振るえば、テニーンの首が飛んで、すべては終わりになるのだった。
炎の帝王の兵士たちが命令を守りさえすれば、半人半獣の者どもも都の人々も村の若者も、無罪放免となるはずだ。
だが、もし、守らなかったら?
しばらく経ってから、テニーンは残念そうに言った。
「だったら、仕方ないわね」
そのひと言で、兵士たちは一斉に動いた。
まず、私が取り押さえられて、その場で縛り上げられた。
モハレジュは、短剣を抜いて抵抗したが、途中で力尽きた。
その他、多くの者が、逃げる間もなく捕らえられた。
いくつもの罵声が、私に向かって飛んでくる。
「根性なし!」
「裏切り者!」
腰抜け呼ばわりされても、言い訳はできなかった。
だが、裏切者などと呼ばれる筋合いはない。
炎の帝王の兵士たちが、いかに指揮官だったとはいえ、死んだ女の言いつけを守るとは思えなかった。
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