魔界刀匠伝
ここは、龍をも駆逐する銃をもたらした「炎の帝王」が支配する国。
その治世にあって雨は降らず、照りつける太陽の下で、人々が井戸の水に頼って生きている。
それでもまだ、谷川や泉を抱えた深い山の中に、男女の義賊二人組がいた。
百発百中の銃を誇る美女「火竜のテニーン」と、斬り裂けないものはない無敵の刀を操る男「風虎のフラッド」。
豪商や貴族たちばかりを狙う盗賊たちには、賞金まで懸けられ、ついに捕らえられてしまう。
だが、美女テニーンは武器を失ったフラッドを逃がすために、「炎の帝王」のハーレムに身を捧げるのだった。
フラッドはテニーンに仕込まれた武術だけを頼りに、「炎の帝王」のいる都へ向かう。
そこで遭遇したのは、半人半獣の身体をした、異形の者たちだった。
そこに現れた謎の美少女モハレジュの手引きで異形の者たちを味方につけ、銃を手に入れたフラッドは「炎の帝王」の城に潜入するが、「龍殺しの銃」の前になす術もない。
起死回生の方法はただひとつ。
亡き父から受け継いだ刀鍛冶の秘法で、銃をも両断する無敵の刀「飛刀」を蘇らせること。
さらに、もうひとつ。
フラッドには、まだ知らない出生の秘密があった……。
その治世にあって雨は降らず、照りつける太陽の下で、人々が井戸の水に頼って生きている。
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