27 / 38
炎の帝王との対峙
しおりを挟む
いずれにせよ、テニーンを斬れなかった私に、全ての非がある。
信じてついてきてくれた者は皆、高手小手に縛り上げられて、すぐ両隣を歩いている。
合わせる顔がないが、都の人々に横目で睨みつけられているのは分かった。
たぶん、半人半獣の者どもは私の後ろに並ばされているのだろう。
背中に痛いほどの眼差しが突き刺さっているのが分かった。
モハレジュはというと、炎の皇帝のハーレムにいたせいか、縛られることはなかった。
だが、銃を持った兵士たちが前後左右を固めている。
その隙間を縫ってよこした眼差しの哀しさに、私の胸は疼いた。
起き出した都の人々が大通りの端に立って、銃を背中から突きつけられて歩いていく私たちを眺めている。
おそらく顔見知りもいるのだろうが、関わり合いになるのを恐れてか、気遣いの声をかける者はない。
助けを求める声が上がらないのも、それが分かっているからだろう。
その、道端の人影も、次第に見えなくなる。
城の正門が近づいてきたのだ。
それが大きく開いたとき、私は思わず自嘲した。
「まさか、こんなに簡単に入れるとはな」
皮肉なものだった。
最初に城内への侵入を試みたときは、裏通りの小さな家に隠された扉から、汚物にまみれて排水溝をたどったものだ。
それが、捕まった今はというと、とりあえず、きれいな身体で城内にいるのだった。
もっとも、立場はあまり変わらない。
大きく開いた門の先には、やはり銃を持った兵士たちが待ち構えていた。
この銃の威力は、排水溝から侵入したときに思い知っている。
私は一撃で、汚物の中に転落して、共に流される羽目になったのだった。
未だに覚えているのは、真っ赤な光に包まれた、あの影だ。
……お前か? 風虎《ふうこ》のフラッドとは。
……周りの者は止めたが、ひと目だけでも見ておきたかったのだ。
……テニーンが待つ男を。
私の名だけでなく、テニーンの名前も気持ちも知っていた。
炎の皇帝を除いては、考えられない。
それにはモハレジュも気づいていたようだったが、ハーレムにいたのなら納得のいく話だった。
おそらく、そちらに戻されたのだろうと思って辺りを見渡してみると、連行してきた兵士から城内の兵士に引き渡されるところだった。
「じゃあ、あの男と一緒に連れていけ」
炎の皇帝にしてみれば、命令を成し遂げられなかった女など、何の価値もないということだろうか。
「モハレジュ……」
つい、口をついて出た名前が聞こえたのか、照れくさそうな笑いを浮かべてみせるのが見えた。
大人数で暴れられるのを避けるためか、私たちは、半人半獣の者どもに身ぎれいな都の人々、その他に分けて連行された。
狭い廊下を幾つも曲がって、重そうな扉を次々に通っていく。
銃を構えた兵士を背にしてどれほど歩かされたかは分からないが、最後の大扉を通り抜けると、そこは円形状に並べられた椅子に見下ろされた広場があった。
そのほとんどは、城に仕える者や、都の人々で満たされている。
私が引き出されたのは、おそらくは円形闘技場だろうと思われた。
だが、村の若者たちと一緒に連れてこられたモハレジュは、強がるように鼻で笑ってみせた。
「公開処刑場にもなるんだよ、ここは」
それに応えるかのように、私の目の前へ、兵士たちに牽かれた半人半獣の者どもたちと、都の人々がやってきて鉢合わせた。
獣の頭を持つ者のひとりが、軽口を叩く。
「よお、覚悟はできたか」
都の人々から、歯切れのよい答えが返ってくる。
「しまったと思ったよ、今ごろになって」
すると、聞かれもしないのに、私の後ろで村から来た若者たちの誰かが言った。
「こっちは未だに思ってるよ、しまった、って」
あまりの落ち着きに、観客席の見物人たちは口々にヤジを飛ばす。
「イキがってんじゃねえぞ!」
「泣け! 喚け! 命が惜しいんだろ!」
「言えよ! 助けてくださいって! 聞いてやんねえけどなあ!」
聞くに堪えない。
特に、都の連中などは、朝の大通りで私たちを見送っていた人々とはたいへんな違いがある。
もっとも、人が殺されるのを見物しにわざわざやってくるような者どもに、品のある物言いを求めるのは無理というものだろう。
縛られた半人半獣の者ども、都の人々、村の若者たちはというと、見せしめに殺されることなど気にもしていないかのようだった。
「やるならやれ!」
「腹は括ったんだ!」
「ここでジタバタするくらいなら、ついて来ねえ!」
言葉は同じくらい乱暴だったが、心の底から吐き出されたものは響きが違う。
その勢いに、観客席は静まり返った。
兵士たちにしてみれば、あまりにも不気味だったのだろう、そのまま銃の引き金に指をかけた。
銃弾の交差する真ん中に、私たちを立たせようというのだ。
だが、兵士たちが撃ってくることはなかった。
背中から撃たれる者たちが、正面で銃を構える兵士たちを睨み据えている。
この張りつめた気持ちがどちらかで破れれば、銃口が火を噴くだろう。
声を上げるのは、今しかなかった。
「私が仕組んだことだ、私ひとりの命で!」
反乱への見せしめなら、それで充分だろう。
テニーンを奪い返すためだけの戦いで、関係ない人々に命を落とさせるわけにはいかない。
そう思ったとき、背後からモハジュがなだめてきた。
「ひとりでいい格好することないよ、フラッド」
そこで聞こえた低い声が、広い処刑場の隅々まで静かに響き渡った。
「面白いではないか……では、試させてもらおう」
見上げれば、観客席のひときわ高いところに現れた影があった。
孔雀に太陽の紋章をあしらった旗が翻っている。
それに陽光を遮られてもなお、影は炎をまとっている。
間違いない。
あの下水溝の侵入炉に現れたのは、この影だった。
炎の帝王の低い声が告げる。
「お前ひとりの命、この連中すべての命と釣り合うかどうか」
よく見れば、意外と細身で背の高い、端整な老人だった。
側に控えてひざまずいていた、重臣と思しき身なりのいい男たちが立ち上がっていさめる。
「なりませぬ」
「即刻、処刑を」
「示しがつきませぬ」
私たちを指さしながら、遠目にも分かるほど目を血走らせている。
殺されることになっている身でありながら、私はいささか同情した。
反逆者を後腐れなく抹殺するというなら、兵士たちの人数に任せて私たちを取り囲み、銃撃を浴びせればいい。
だが、炎の帝王は思いのほか、自由奔放なものの考えたかをするようだった。
頭の固い重臣たちのうろたえぶりに、愉快そうに哄笑する。
「構わん。誰が釣り合うものか。見てみたいものだがな、そのような者が居るなら」
そうは言うものの、試される者は決まっていたらしい。
兵士たちが私の周りに集まってきたかと思うと、縄を解かれていた。
手足が自由になったところで、静かに息を整える。
押しのけられたモハレジュが、低く抑えた声で告げた。
「フラッド、あれ……」
逞しい上半身を晒した、図体の大きい男がひとり、私に向かって大股にのし歩いてくる。
目の前に立ちはだかって、片方の拳をいきなり振り上げた。
だが、私の目はごまかせない。
深く踏み込んで後ろへ回り込むと、振り向いた男が、もう片方の手を開いて呆然と見つめていた。
私は、その拳が握りしめていたものを投げ出してやる。
「これか? 探しているのは」
指の間に隠す鉤爪を拾おうとするところで、顔面に膝蹴りを入れてやる。
炎の皇帝は、楽しげに高笑いした。
「やるものだな……では、だまし討ちなしの真剣勝負だ」
歩み寄ってきた兵士から渡されたのは、短剣だった。
投げようかとも思ったが、たぶん、届かない。
地道に、目の前へ現れた男を倒すことにする。
短剣を左右の手の間で、巧みに持ち替えている。
だが、私の敵ではない。
その短剣が高々と宙を舞って地面に突き刺さったとき、私は男の懐に飛び込んで、胸元にこちらの短剣を突きつけていた。
男の顔は恐怖に歪んだが、殺されないのが分かって、その場で腰を抜かす。
観客席から驚きの声が上がったところで、どこからともなく、フレイルが飛んできた。
元は麦わらを打つための道具だったものが、武器として使われるようになったものだ。
それを受け止めると、現れたのは長柄の斧を持つ男だった。
いきなり振り下ろしてくるところで、私の振るうフレイルが、斧の付け根を弾き飛ばす。
構え直そうとするのを許さず、顔面にフレイルを叩きつける。
男が昏倒したところで、炎の帝王は宣言した。
「見事……では、その命、もらい受ける」
信じてついてきてくれた者は皆、高手小手に縛り上げられて、すぐ両隣を歩いている。
合わせる顔がないが、都の人々に横目で睨みつけられているのは分かった。
たぶん、半人半獣の者どもは私の後ろに並ばされているのだろう。
背中に痛いほどの眼差しが突き刺さっているのが分かった。
モハレジュはというと、炎の皇帝のハーレムにいたせいか、縛られることはなかった。
だが、銃を持った兵士たちが前後左右を固めている。
その隙間を縫ってよこした眼差しの哀しさに、私の胸は疼いた。
起き出した都の人々が大通りの端に立って、銃を背中から突きつけられて歩いていく私たちを眺めている。
おそらく顔見知りもいるのだろうが、関わり合いになるのを恐れてか、気遣いの声をかける者はない。
助けを求める声が上がらないのも、それが分かっているからだろう。
その、道端の人影も、次第に見えなくなる。
城の正門が近づいてきたのだ。
それが大きく開いたとき、私は思わず自嘲した。
「まさか、こんなに簡単に入れるとはな」
皮肉なものだった。
最初に城内への侵入を試みたときは、裏通りの小さな家に隠された扉から、汚物にまみれて排水溝をたどったものだ。
それが、捕まった今はというと、とりあえず、きれいな身体で城内にいるのだった。
もっとも、立場はあまり変わらない。
大きく開いた門の先には、やはり銃を持った兵士たちが待ち構えていた。
この銃の威力は、排水溝から侵入したときに思い知っている。
私は一撃で、汚物の中に転落して、共に流される羽目になったのだった。
未だに覚えているのは、真っ赤な光に包まれた、あの影だ。
……お前か? 風虎《ふうこ》のフラッドとは。
……周りの者は止めたが、ひと目だけでも見ておきたかったのだ。
……テニーンが待つ男を。
私の名だけでなく、テニーンの名前も気持ちも知っていた。
炎の皇帝を除いては、考えられない。
それにはモハレジュも気づいていたようだったが、ハーレムにいたのなら納得のいく話だった。
おそらく、そちらに戻されたのだろうと思って辺りを見渡してみると、連行してきた兵士から城内の兵士に引き渡されるところだった。
「じゃあ、あの男と一緒に連れていけ」
炎の皇帝にしてみれば、命令を成し遂げられなかった女など、何の価値もないということだろうか。
「モハレジュ……」
つい、口をついて出た名前が聞こえたのか、照れくさそうな笑いを浮かべてみせるのが見えた。
大人数で暴れられるのを避けるためか、私たちは、半人半獣の者どもに身ぎれいな都の人々、その他に分けて連行された。
狭い廊下を幾つも曲がって、重そうな扉を次々に通っていく。
銃を構えた兵士を背にしてどれほど歩かされたかは分からないが、最後の大扉を通り抜けると、そこは円形状に並べられた椅子に見下ろされた広場があった。
そのほとんどは、城に仕える者や、都の人々で満たされている。
私が引き出されたのは、おそらくは円形闘技場だろうと思われた。
だが、村の若者たちと一緒に連れてこられたモハレジュは、強がるように鼻で笑ってみせた。
「公開処刑場にもなるんだよ、ここは」
それに応えるかのように、私の目の前へ、兵士たちに牽かれた半人半獣の者どもたちと、都の人々がやってきて鉢合わせた。
獣の頭を持つ者のひとりが、軽口を叩く。
「よお、覚悟はできたか」
都の人々から、歯切れのよい答えが返ってくる。
「しまったと思ったよ、今ごろになって」
すると、聞かれもしないのに、私の後ろで村から来た若者たちの誰かが言った。
「こっちは未だに思ってるよ、しまった、って」
あまりの落ち着きに、観客席の見物人たちは口々にヤジを飛ばす。
「イキがってんじゃねえぞ!」
「泣け! 喚け! 命が惜しいんだろ!」
「言えよ! 助けてくださいって! 聞いてやんねえけどなあ!」
聞くに堪えない。
特に、都の連中などは、朝の大通りで私たちを見送っていた人々とはたいへんな違いがある。
もっとも、人が殺されるのを見物しにわざわざやってくるような者どもに、品のある物言いを求めるのは無理というものだろう。
縛られた半人半獣の者ども、都の人々、村の若者たちはというと、見せしめに殺されることなど気にもしていないかのようだった。
「やるならやれ!」
「腹は括ったんだ!」
「ここでジタバタするくらいなら、ついて来ねえ!」
言葉は同じくらい乱暴だったが、心の底から吐き出されたものは響きが違う。
その勢いに、観客席は静まり返った。
兵士たちにしてみれば、あまりにも不気味だったのだろう、そのまま銃の引き金に指をかけた。
銃弾の交差する真ん中に、私たちを立たせようというのだ。
だが、兵士たちが撃ってくることはなかった。
背中から撃たれる者たちが、正面で銃を構える兵士たちを睨み据えている。
この張りつめた気持ちがどちらかで破れれば、銃口が火を噴くだろう。
声を上げるのは、今しかなかった。
「私が仕組んだことだ、私ひとりの命で!」
反乱への見せしめなら、それで充分だろう。
テニーンを奪い返すためだけの戦いで、関係ない人々に命を落とさせるわけにはいかない。
そう思ったとき、背後からモハジュがなだめてきた。
「ひとりでいい格好することないよ、フラッド」
そこで聞こえた低い声が、広い処刑場の隅々まで静かに響き渡った。
「面白いではないか……では、試させてもらおう」
見上げれば、観客席のひときわ高いところに現れた影があった。
孔雀に太陽の紋章をあしらった旗が翻っている。
それに陽光を遮られてもなお、影は炎をまとっている。
間違いない。
あの下水溝の侵入炉に現れたのは、この影だった。
炎の帝王の低い声が告げる。
「お前ひとりの命、この連中すべての命と釣り合うかどうか」
よく見れば、意外と細身で背の高い、端整な老人だった。
側に控えてひざまずいていた、重臣と思しき身なりのいい男たちが立ち上がっていさめる。
「なりませぬ」
「即刻、処刑を」
「示しがつきませぬ」
私たちを指さしながら、遠目にも分かるほど目を血走らせている。
殺されることになっている身でありながら、私はいささか同情した。
反逆者を後腐れなく抹殺するというなら、兵士たちの人数に任せて私たちを取り囲み、銃撃を浴びせればいい。
だが、炎の帝王は思いのほか、自由奔放なものの考えたかをするようだった。
頭の固い重臣たちのうろたえぶりに、愉快そうに哄笑する。
「構わん。誰が釣り合うものか。見てみたいものだがな、そのような者が居るなら」
そうは言うものの、試される者は決まっていたらしい。
兵士たちが私の周りに集まってきたかと思うと、縄を解かれていた。
手足が自由になったところで、静かに息を整える。
押しのけられたモハレジュが、低く抑えた声で告げた。
「フラッド、あれ……」
逞しい上半身を晒した、図体の大きい男がひとり、私に向かって大股にのし歩いてくる。
目の前に立ちはだかって、片方の拳をいきなり振り上げた。
だが、私の目はごまかせない。
深く踏み込んで後ろへ回り込むと、振り向いた男が、もう片方の手を開いて呆然と見つめていた。
私は、その拳が握りしめていたものを投げ出してやる。
「これか? 探しているのは」
指の間に隠す鉤爪を拾おうとするところで、顔面に膝蹴りを入れてやる。
炎の皇帝は、楽しげに高笑いした。
「やるものだな……では、だまし討ちなしの真剣勝負だ」
歩み寄ってきた兵士から渡されたのは、短剣だった。
投げようかとも思ったが、たぶん、届かない。
地道に、目の前へ現れた男を倒すことにする。
短剣を左右の手の間で、巧みに持ち替えている。
だが、私の敵ではない。
その短剣が高々と宙を舞って地面に突き刺さったとき、私は男の懐に飛び込んで、胸元にこちらの短剣を突きつけていた。
男の顔は恐怖に歪んだが、殺されないのが分かって、その場で腰を抜かす。
観客席から驚きの声が上がったところで、どこからともなく、フレイルが飛んできた。
元は麦わらを打つための道具だったものが、武器として使われるようになったものだ。
それを受け止めると、現れたのは長柄の斧を持つ男だった。
いきなり振り下ろしてくるところで、私の振るうフレイルが、斧の付け根を弾き飛ばす。
構え直そうとするのを許さず、顔面にフレイルを叩きつける。
男が昏倒したところで、炎の帝王は宣言した。
「見事……では、その命、もらい受ける」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~
月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』
恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。
戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。
だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】
導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。
「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」
「誰も本当の私なんて見てくれない」
「私の力は……人を傷つけるだけ」
「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」
傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。
しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。
――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。
「君たちを、大陸最強にプロデュースする」
「「「「……はぁ!?」」」」
落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。
俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。
◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ブレイブエイト〜異世界八犬伝伝説〜
蒼月丸
ファンタジー
異世界ハルヴァス。そこは平和なファンタジー世界だったが、新たな魔王であるタマズサが出現した事で大混乱に陥ってしまう。
魔王討伐に赴いた勇者一行も、タマズサによって壊滅してしまい、行方不明一名、死者二名、捕虜二名という結果に。このままだとハルヴァスが滅びるのも時間の問題だ。
それから数日後、地球にある後楽園ホールではプロレス大会が開かれていたが、ここにも魔王軍が攻め込んできて多くの客が殺されてしまう事態が起きた。
当然大会は中止。客の生き残りである東零夜は魔王軍に怒りを顕にし、憧れのレスラーである藍原倫子、彼女のパートナーの有原日和と共に、魔王軍がいるハルヴァスへと向かう事を決断したのだった。
八犬士達の意志を継ぐ選ばれし八人が、魔王タマズサとの戦いに挑む!
地球とハルヴァス、二つの世界を行き来するファンタジー作品、開幕!
Nolaノベル、PageMeku、ネオページ、なろうにも連載しています!
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる