Gランク冒険者のレベル無双〜好き勝手に生きていたら各方面から敵認定されました〜

2nd kanta

文字の大きさ
17 / 42

狙われる奥様達

しおりを挟む
 カフェを見渡せる角に、見るからにマトモな事をしていない二人組に、新たに仲間と思われる二人の男が合流した。

「アニキ、お待たせしました」

 白のタンクトップに迷彩柄のハーフパンツ青系のアロハを羽織っている男と細い銀縁メガネの坊主頭の男がやっと現れた。

「おう、悪いな中居」

アロハを羽織っている男が中居だ。

「獲物はあのカフェに?」

「ああ、男一人に女五人だ」

 アニキはカフェを見据えて中居達に目もくれない。

「ひゅ~!ハーレムじゃん」

「スガ余計な事言うな!」

「すみません……」

「じゃちょっくら見てきますよ、アニキ。
スガコーヒーでも飲んでくっか」

「あ、ゴチになります~中居さん!」

「馬鹿、割り勘だろ」

「えー、またですか~」

中居はスガを連れてカフェに向かった。

「ケンジ、カフェから目を離すなよ」

「へい」

 タカヤは懐から推しキャラ少女の付いたスマホを取り出すと、ニヤニヤしながらゲームにログインしている。毎日ログインのポイントを貯めているのだ。

『タカヤ君今日も来てくれたのね。チサ嬉しいよ!』

「チサちゃ~ん今日も可愛いね~」

 うっ!アニキ、キモイです……とケンジは決して口に出さなかった。

「はぁはぁはぁ、チサちゃ~ん……」

「アニキ中居さん達が戻って来ました」

「え、おうそうか」

 良かった。元に戻ったよ、と胸を撫で下ろすケンジだった。

「アニキあいつら五人共、上玉じゃないですか?特に日本人離れした三人はヤバいですよ!あと、学生ぽいゴミも居ましたけど見るからにゴミ以下ですわ」

「中居もそう思うか」

「あれ程の別嬪さん、何処かの紐付きでないんですか?変なのに手を出したら此方がヤバくなりませんか?」

 俺もそう思っていた。中居の言う通りあれ程の女達を護衛を付けずに自由に買い物させるだろうか?俺なら最低でも三人の腕の立つ奴をつける。

「あのガキがボディーガード?」

「アニキそれはあり得ませんよ、いくら何でも俺だって観る目はあります」

「だよな……考え過ぎなのか?」

「中居さんアイツらの買い物を見ていたら
初めてこの国へやって来て新たに生活を始めるような買い方でしたよ」

「ん?ケンジ、アイツら手ぶらだったぞ」

 スガの言う通りだ何も持っていなかった
あのガキが荷物持ちだと思っていたが、違うようだった。

「俺もそこに、違和感を持ってたんだ」

 いや、アニキはサチちゃんにずぅっとデレデレしてたでしょー!とは言えなかったケンジだった。

「あ、出て来ましたぜ!」

「まあ、いつものようにやるだけだ。
気を抜くなよ!」

「「「へい!」」」

 ギチギチに前を膨らませた四人がロウ達の跡をつけ始めた。


☆☆

「ロウ明日もケーキ食べに行こうよ!」
「そうだぞ、余もロウにご奉仕するからな」
「ロウ様マリアはいつでもおつけですぅ」

 顔を赤らめて言わないでください!マリアさん膨らんじったでないですか!

「お兄ちゃん、明日は駅前の頑固親父の柔らかプリンにしょうよ!」

「アズサ、お前は学校があるだろ!」

「ふっ、行方不明だった兄の消息が判明したから一週間休みを取ったのさ」

自慢げに胸を張るアズサ。

ん?俺に揉んで欲しいのか?

 横を歩く妹の右乳を俺は右手で揉みしだいてやった。

「ぎゃ!何をする変態糞アニキー!」

「え、フリじゃなかったのか?」

「何処にフリがあったーっ!」

プンスカ憤慨する妹アズサだった。

「アハハハ、ロウ気を付けないと結界の無い人に入れると、モノ凄い激痛と共に二人共爛れるからね」

 顔は笑っているけど、目が一つも笑っていないクリスさんに言われてしまった。

「そうね、爛れたら切り取って再生掛ければ、良いんだけどね」

 ひぃ!俺は思わず悲鳴を呑み込んだ。
絶対この人達はやるわ!

「ロウ様、さっきの猿どもが前から二人背後から二人近づいて来ます。処分いたしますか?」

「ん?あー分かった。皆んな聞こえたでしょう!エテ公が4匹来てます。だからと言って直ぐに殺さないで下さいね」

「えー!」

「オリビアとクリス分かりました」

「善処する」

 まあ、良いっか、ふと横を見るとユイナさんとアズサの顔が引き攣ってた。

「お兄ちゃん……」

「ああ、向こうは油断した奴から死んでいくからなそんな世界さ、俺だって一泊しかしてないのに凄く濃い所だぞ」

「そ、そうなんだ……」


金髪ロン毛の男が俺達に歩み寄って来た。

「へへ、さっきブリですね。
お姉さん達、楽しみにしておりましたよ。じゃ行きましょうか」


「は~い、皆んな集合~!」

「どう思う?」
「雑魚過ぎないあんなのでイキって、見ているコッチが恥ずかしいくらいだわ」
「最初のロウ様のステータスより低いんじゃないかしら」
「ロウよ、余はケツ穴ファイヤーがまた見てみたいぞ!」
「あ、私もタマボムも見たい!」
「え、奥さん達も出来るでしょう」

「ねぇねぇ、まだ面白い技あるんでしょう」

「魔力を鼻くそのように丸めて指で弾き飛ばす鼻くそボンバーとか、骨をつなぐ関節に薄くした魔力を挟み込んでポンと膨らませると関節が外れたり、手足が飛んだりするのもあるよ」

「へぇ~面白そうやってみよ」

「ねえ、お兄ちゃんそれって、頭の可笑しい女子高生達や異世界人の出てくる。小説の話だよね」

「え、そうだけど実際に使えたぞ!」

「マジかよ……じゃお嫁さん達にスペシャルとか擬似ンポとか使ったの?」

「え、いやまだだけど……」

その手があったか、思いもしなかったよ。

「何々、スペシャルって何?擬似ンポって何よアズサ教えなさいよ」

クリスが食いついて来た。

「えー、じゃ説明するわ。モジョモジョでモジョモジョなのよ」

「ひゃーー!!そんな事するの!」

「それで、モジョモジョしてモジョモジョすると必ず行かされるのよ」

「うひゃーー!凄いね!」

「ロウなら出来そうじゃな」

「ロウ様に折角買って貰いました下着が濡れてしまいました。マリアはスペシャルを所望します!」


「アニキ、何だか盛り上がっていますね
笑い声が聞こえます」

糞が!俺らを無視しやがって!

「オイ!いつ迄待たせる気だー!」

「悪いのぅ急用が出来たのじゃ皆行くぞ」

「「は~い」」

「テメェー!」

「アニキここは俺が」

中居……

「そこの嬢ちゃんアンタ西高の生徒だろ」

「えっ?なんで……」

馬鹿アズサ答えやがって。

「嬢ちゃんが来ないなら、俺達これから嬢ちゃんの友達毎日拉致って、レイプして動画を上げていくから、楽しみにしてなよ」

 チラッとアズサと言う女を見るが俯いて両手を握り締めている。もう一押しだな。

「じゃ、アニキ行きましょうか」

「おめぇら、西高の生徒拉致ってアジトに連れて来い!」

「「へい!」」

「待って!」

一人チンピラの前に飛び出したアズサ。

「アズサちゃん!」

ふ、やっぱりガキだぜチョロくて助かる。

「アズサ、お前の一言で後ろの四人に危害が及ぶのを承知言っているんだな」

「お兄ちゃん……分かっている。分かっているわよ!けど……何も関係ない人達が私の所為で酷い目に合うなんて……私、私が許せないのよ!」

「そっか、アズサ強くなったな……後はお兄ちゃんに任せておけ」

「……お兄ちゃん」

「おーおー!素晴らしい兄妹愛に涙がちょちょ切れるわー!」

「という訳でユイナさん少し付き合って欲しいんだけど俺達と一緒の方が断然安全ですから」

「分かったわ矢島君、信じているから」

「ありがとうございます。ではチンピラ君お前達のボスの所に案内しろ」

「テメェ糞ガキが調子こ……」

 ほんの少しだけ力を込めたらチンピラ君達が固まってしまった。

あ……ああ……目にいっぱい涙を溜め身体が小刻みに震えている。
歯も噛み合わないのかガチガチ煩い。

「時間が勿体無い早くしろ!返事は!」

「は、はい!」

「おい、どの位歩くんだ?」

「に、二、三十分で、です……」

「面倒くさいな、迎えに来させろ彼女達には良い車だぞ」

「は、はい!分かりました」

 五分位で黒塗りのドイツ車が二台やって来た。

 組み分けにチョット悩んだ。この世界の事何も知らない奥様達だけで載せられない。ユイナさんはこの俺が責任を持って守らなければならない。

 ならクリスをコッチに入れアズサをオリビア、マリアに入れる事にした。後はチンピラ君一人を乗せて出発だ。

 運転手一人で来ればいいものを、三人にも四人も連れて来やがって舐めているのか!余ったボケは歩道の端に暫く正座させて置く事にした。

五分位で直ぐに着いた。

「おー!警察が指定するような反社会的企業のビルだな」

「ロウなんか楽しくなって来たね」

奥様達やり過ぎないでくださいね。

フリじゃないですからね。




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺

マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。 その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。 彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。 そして....彼の身体は大丈夫なのか!?

美醜逆転世界の学園に戻ったおっさんは気付かない

仙道
ファンタジー
柴田宏(しばたひろし)は学生時代から不細工といじめられ、ニートになった。 トラックにはねられ転移した先は美醜が逆転した現実世界。 しかも体は学生に戻っていたため、仕方なく学校に行くことに。 先輩、同級生、後輩でハーレムを作ってしまう。

付きまとう聖女様は、貧乏貴族の僕にだけ甘すぎる〜人生相談がきっかけで日常がカオスに。でも、モテたい願望が強すぎて、つい……〜

咲月ねむと
ファンタジー
この乙女ゲーの世界に転生してからというもの毎日教会に通い詰めている。アランという貧乏貴族の三男に生まれた俺は、何を目指し、何を糧にして生きていけばいいのか分からない。 そんな人生のアドバイスをもらうため教会に通っているのだが……。 「アランくん。今日も来てくれたのね」 そう優しく語り掛けてくれるのは、頼れる聖女リリシア様だ。人々の悩みを静かに聞き入れ、的確なアドバイスをくれる美人聖女様だと人気だ。 そんな彼女だが、なぜか俺が相談するといつも様子が変になる。アドバイスはくれるのだがそのアドバイス自体が問題でどうも自己主張が強すぎるのだ。 「お母様のプレゼントは何を買えばいい?」 と相談すれば、 「ネックレスをプレゼントするのはどう? でもね私は結婚指輪が欲しいの」などという発言が飛び出すのだ。意味が分からない。 そして俺もようやく一人暮らしを始める歳になった。王都にある学園に通い始めたのだが、教会本部にそれはもう美人な聖女が赴任してきたとか。 興味本位で俺は教会本部に人生相談をお願いした。担当になった人物というのが、またもやリリシアさんで…………。 ようやく俺は気づいたんだ。 リリシアさんに付きまとわれていること、この頻繁に相談する関係が実は異常だったということに。

第2の人生は、『男』が希少種の世界で

赤金武蔵
ファンタジー
 日本の高校生、久我一颯(くがいぶき)は、気が付くと見知らぬ土地で、女山賊たちから貞操を奪われる危機に直面していた。  あと一歩で襲われかけた、その時。白銀の鎧を纏った女騎士・ミューレンに救われる。  ミューレンの話から、この世界は地球ではなく、別の世界だということを知る。  しかも──『男』という存在が、超希少な世界だった。

無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~

ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。 玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。 「きゅう、痩せたか?それに元気もない」 ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。 だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。 「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」 この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。

うちの冷蔵庫がダンジョンになった

空志戸レミ
ファンタジー
一二三大賞3:コミカライズ賞受賞 ある日の事、突然世界中にモンスターの跋扈するダンジョンが現れたことで人々は戦慄。 そんななかしがないサラリーマンの住むアパートに置かれた古びた2ドア冷蔵庫もまた、なぜかダンジョンと繋がってしまう。部屋の借主である男は酷く困惑しつつもその魔性に惹かれ、このひとりしか知らないダンジョンの攻略に乗り出すのだった…。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

処理中です...