Gランク冒険者のレベル無双〜好き勝手に生きていたら各方面から敵認定されました〜

2nd kanta

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極悪興行

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 地下駐車場からエレベーターに乗り一階のロビーで降りる。

「へぇー極悪興行か、チンピラ君はここの組員なの?」

「い、いいえ、まだ見習いです」

「でも、凄いね君見習いなのにベンツ二台も回せるなんて見直したよ」

「そんな事有りませんよ、アハハ」

「タカヤ」

「はい!申し訳ございません」

「へ~運転手さんはチンピラ君のパシリではなかったんだね。道理で可笑しいと思ったよ。けど、興味も無かったし」

 顔に出し過ぎたぞ。ぐぬぬって言いそうな顔だ。

 見栄を張っているのか、ちょっとしたホテルのラウンジのようなロビーだ。

「皆んなは其処のソファで寛いでいて俺受付で聞いてくるわ」

 え?運転手に訊けばいいじゃねとアズサとユイナは思った。

「あー、お兄ちゃん受付のお姉さんと話かったんだよ。凄くニヤついてるよ」

「帰ったら躾けが必要ですね」
マリアに任せるよとクリスティーナ。

 俺は、カウンターに片肘着いて親しげにお姉さんに話し掛けている。

「こんにちは、お嬢さんここのボスは何処にいるのかな?」

「社長でございますか?お名前を伺ってもよろしいでしょうか」

「矢島です。予約はありませんよ」

「それでございましたら、社長の都合を確認して後日ご連絡いたします。
ご用件をお伺いしても」

「ああ、いいですわ!ただぶっ潰しに来ただけだから」

「えっ!今何と……」

 俺はカウンターに身を乗り出して受付のお姉さんに小声で告げた。

「ここの組から逃げ出したいなら、仲間と一緒に固まっていな、ただし一線を越えた犯罪者は駄目だよ」

 お姉さんは俺を見て、目をパチクリしている。

ふっ、惚れられちゃったかなぁ。

「その時になれば直ぐに分かるよ。じゃ」

 片手を上げてカッコつけて振り返るとアリャま、囲まれていたよ。知っていたけど。

 おー!ドスにチャカ日本刀があるのか帰りに土産に貰って行こう!
アサルトライフルもいいね。
オリビアもきっと喜ぶと思う。

「おーい!そっちは大丈夫かー!」

「平気平気だよー!エルフのお姉さん達が居るから平気だよー!」

 あの、馬鹿何バラしてんだよ!ほらユイナさんに小突かれた。

「奥様達!痛めつけてもいいから、まだ殺しては、いけませんからね」

 クリスがサムズアップしているから、分かったんだな。

 奥のエレベーターから男二人が降りて来た。一人は幹部ぽい奴と、もう一人は付き人みたい兄ちゃんだった。

「何事かと思ったらガキ一人になにビビってんだー!」

「島のアニキ、見てください!女の方はメチャクチャマブイですわ!特にあの三人は別格です!」

 ソファで寛いでいる女達を見ると、コイツの言った通り別格の三人がいた。

「ほう、これ程とは……これならこの人数も納得できるな。おい!あのガキを痛ぶって女達に言う事を聞かせるんだ」

「「へい!」」

「やれ。」

「糞ガキ!殺しはしねぇが、手足は貰うぞ!」

 お、運転手さんか、大丈夫かさっきまでチンピラ君とビビってたけど……ほう刀を使うんだな。

「じゃ俺も武器屋で買った安物の剣~!」

「なっ!何処から出したー!」

 上段で振り被って力任せに振り下ろすが、てんで、様になっていない。

「ほら、小手!」

「ぐあっ!」

 右手を俺に切られ血が吹き出し刀を落とす運転手。

「簡単に手放したら駄目だろう!」

 俺はロングソードを今度は左腕付け根に突き入れる。

「がっ!」肩と手首を押さえて蹲る。もう戦闘不能だ。

「ほらほら、どんどん来いよ~!」

「死ね!糞ガキが!」

パンパンパンと三発の銃声がした。

「おいおい、俺を殺したら彼女達の人質にならんだろ!」

 キンキンキンと剣の腹で弾き返し全て元の持ち主に返してやった。

「ぎゃ!」

 発砲した奴は体から三箇所血を流しながら床に転がっている。

「次!俺から行くぞ!タマボム!」

ボン ボン ボン ボン ボン ボン!

「うぎゃーー!」 「ぐぎゃーー!」

 金玉を破裂させられた連中は、股間を押さえ七転八倒の苦しみで転げ回る。

「糞!殺せー!」

タタタタタタタタタタ!タタタタタタ!

 自動小銃AKー47が、手当たり次第に乱射しまくるので、味方にも命中したりしている。その中で結界を張りながら、奥様達は色々と技を試していた。

「ケツ穴ファイヤ!」

 ボボボボボボー!蹲る男の尻から火花が花火のように立ち登る。

「うぎゃーー!!」

「あ、キレイね」

「ヤバいよお兄ちゃんユイナさんが可笑しくなったー!」

「次私ね!鼻くそボンバー!」

ドシュ!

「あら突き抜けた?」

「クリス、本当の使い方は着弾と共に破裂させるのよ!魔法はイメージなのよ!
イメージが大切なのー!」

「何でアズサは私より詳しいのよー!」

「やってみ」

「はい、鼻くそボンバー!」

ボン!

「やったー!出来たじゃない!クリス」

「ありがとうございます……」

 辺りが静かになり呻き声だけが聞こえてくる。

「この階は終わったな、お姉さん達大丈夫ですか?向こうのソファの方が安全ですよ」

 俺は受付カウンターの下で震えている三人の女性を移動させた。

「ユイナさんアズサ、この人達とここで待機して下さい。結界を張っているからここの人間じゃ破れ無いから心配ないからね」

「お兄ちゃん……」

「これからは、もっと酷くなるから皆んなと待っていてくれないか」

「でも……」

「アズサ!頼む」

「……分かったお兄ちゃん」

「それじゃ奥様達行きましょうか」

「ロウ、用意は出来ているぞ」

 振り向くと三人とも冒険者の格好に変わっていた。

「クリス、ケモ耳と尻尾が」

「うふふ、可愛いでしょ」

「勿論!」


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