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IF 初恋の光が消える前に
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「ディアス侯爵令嬢ゲルダ! 私、王太子カルバンは君との婚約を破棄する! 理由はわかるな? 私とバロス男爵令嬢の関係を邪推し、チャベス伯爵家次男やマスカレーナス伯爵令嬢まで巻き込んで貶めようとした行為は決して許されるものではないぞ! 私は君との婚約を破棄して、愛するバロス男爵令嬢と婚約する!」
凛として前を向いて──
魔術学園の卒業パーティの会場で、カルバン王太子殿下に婚約を破棄された私は、ドレスの裾を摘まんでお辞儀をしました。
殿下は壇上でバロス男爵令嬢の腰を抱いています。
彼の隣には側近のチャベス伯爵家次男と、昨日私を嘘つきに仕立て上げたマスカレーナス伯爵令嬢がいました。
そんな姿を見せておいて関係を邪推もなにもないものですが……というか、『愛するバロス男爵令嬢』って今はっきりおっしゃったではないですか。
それはともかく昨日あんなに冷たい言葉を浴びせられたのに、私の初恋は終わっていませんでした。今の私にはまだ殿下が光り輝いて見えているのです。
声が震えないよう気をつけながら、殿下に言葉を返しました。
「かしこまりました。殿下からの婚約破棄、このディアス侯爵令嬢ゲルダ、確かにお受けいたしました」
それから私は手袋を外しました。
素早く駆け寄って来た侍女に脱いだ手袋を渡し、素手に魔力を満たします。私の両の拳が魔力で光り輝き始めました。
壇上の四人は呆気に取られたような表情で私を見ています。魔術学園で同期だった中央貴族派の皆様もです。
王都では気軽に拳で蹴りをつけないことは知っています。
魔術学園に入学する前に母が懇々と教えてくださいました。
とはいえ、最後の決着をつけるときは王都であろうと拳でしょう。私は魔力を纏って輝いている両の拳を打ち合わせながら言いました。
「その上で、私はバロス男爵令嬢メンチカッツ様に決闘を申し込みます!」
「……ゲルダお嬢様、似ておりますがメンチロッサ様です」
手袋を畳んでいた侍女に訂正されましたけど、どちらでも良いではないですか。
もちろん人の名前を間違えるのは失礼なことです。
でもバロス男爵令嬢とチャベス伯爵家次男は、陰で私のことを『辺境の野蛮人女』と呼んでいたのですよ? それに比べたら『メンチカッツ』か『メンチロッサ』かなんて些細なことではありませんか?
「婚約は破棄されてしまいましたが、カルバン王太子殿下は私の初恋の方です。バロス男爵令嬢が殿下を託すのに相応しい方であると、この決闘でお示しください」
バロス男爵令嬢は真っ青な顔をしてカルバン王太子殿下に抱き着いています。
魔術学園の授業は男女別なのですが、成績は男女合わせて順位が付けられます。
彼女達が私を『辺境の野蛮人女』と呼び始めたのは、私が魔術武闘の授業で男女合わせての学年一番になったときからでした。
「そ、そんなこと認められるわけが……」
「私が立会人になりましょう!」
震える殿下の言葉を遮ったのは、辺境貴族派の公爵様でした。
こちらの公爵家はお亡くなりになられた王妃様のご実家で、今のご当主は殿下の伯父君に当たります。
国王陛下であっても逆らい難い方は、賓客席の陛下と側妃様に視線を向けました。
「よろしいですかな、側妃殿?」
自分ではなく側妃様に呼びかけられたせいか、陛下のお顔が赤く染まります。
ですが、不審死なさった王妃様の死因を調査しないと決めたのも、魔術学園へ通う私に護衛をつけないと決めたのも、陛下のようでいて本当は陛下の糸を引いていらっしゃる側妃様なのです。
護衛がついていたら、殿下は昨日の私の言葉を信じてくださっていたでしょうか。いいえ、私に護衛がいたらチャベス伯爵家次男達はあんなことをなさらなかったでしょう。
「おおっと、失礼。陛下もよろしいでしょう? 可愛い妹を喪った悲しみからまだ立ち直れていない哀れな義兄の願いを聞いてくださらないほど心の狭い方ではないでしょう、陛下は」
「……よかろう。どうせ無礼講の卒業パーティだ。好きにすれば良い」
そう言って、陛下は王命に反して婚約を破棄したカルバン殿下を暗にお許しになりました。
「じょ、冗談じゃないわ! アタシ決闘なんて出来ない! そんなの未来の王妃がすることじゃないわよっ!」
「ご自身の代わりに戦うものもいらっしゃらないのですか? 王妃に人望が必要ないとは驚きです」
まあ、学園在学中ずっと取り巻きのマスカレーナス伯爵令嬢とばかり過ごしていた私にも人望どころか人脈もないのですがね。
「バロス男爵令嬢のため、カルバン王太子殿下のため、そしてなによりディアス侯爵令嬢によって貶められた自分の名誉を取り戻すため、私チャベス伯爵家次男プレストンが決闘のお相手を務めましょう」
壇上から降りて、私の前に現れたのはチャベス伯爵家次男でした。
彼は魔術武闘の授業で、男性の部では一位だったそうです。
殿下の側近であることから、国の重鎮が集まる魔術学園の卒業パーティであっても帯剣を許されていた彼は、腰からミスリル銀の剣を抜きました。魔力を纏わせて光らせます。ミスリル銀は魔力を纏わせやすいのです。
「私の得物はこちらの剣でよろしいでしょうか。生憎と王都育ちなもので、自分の拳に直接魔力を纏わせるなどという野蛮な真似はしたことがなくて」
「よろしくてよ、チャベス伯爵家のご令息。公爵様もよろしいでしょうか」
「ゲルダ嬢に否が無ければ、私が申し上げることはございませんよ」
卒業パーティなので、私の父母もディアス侯爵領から訪れています。
跡取りの兄は領地で留守番をしているようですが、護衛として兄の乳兄弟のクロスビーも来ていました。
昔から私に甘いクロスビーは緑の瞳を怒りに光らせています。私に婚約破棄を宣言した殿下に殴りかかろうとするのを侯爵である父が止めているので、どちらが護衛かわかりません。
手袋を持った侍女が下がり、私達ふたりの周りから人が消えるのを待って公爵様が口を開きます。
「それでは……構え、始め!」
私よりも背が高くて手足も長く、得物の剣まで持っているのです。
チャベス伯爵家次男は勝つ自信があったのでしょう。ニヤニヤといやらしい笑みを浮かべていました。
私は公爵様の掛け声と同時に、そんな彼の懐に飛び込みました。どうして彼は考えなかったのでしょう。拳に魔力を纏わせることが出来るのなら、自分の身体のほかの部分にも魔力を纏わせることが出来るということを!
「ぐえっ!」
魔力を纏った体は普段よりも強い力を発揮出来ます。
私は魔力を纏わせた足で跳躍し、魔力を纏わせた拳でチャベス伯爵家次男の顎を殴り上げました。私が一番得意な戦法です。
顎を殴って失神すれば良し、顎の骨が外れただけでも相手は次の行動に移りにくくなります。
念のため後ろに下がって様子を見ようとしましたが、上手く決まったようでチャベス伯爵家次男はその場に崩れ落ちました。
「ディアス侯爵令嬢ゲルダ嬢の勝利!」
公爵様の勝鬨に合わせて、私は周囲に向けてお辞儀をしました。
ぐるりと回った後、バロス男爵令嬢を見つめます。
彼女と殿下が立つ後ろで、マスカレーナス伯爵令嬢が怯えた顔で座り込んでいました。彼女は魔力操作が苦手なので魔術武闘の授業は免除されていました。戦いに免疫がないのでしょう。
「バロス男爵令嬢メンチロッサ様、決闘では私が勝利いたしましたけれど、決闘を代行する忠実な家臣のいらっしゃるあなたの人望、確かに拝見させていただきましたわ。ご立派な王妃様になられるようお祈りしております」
勝利したときにどうするかなんて決めていませんでしたからね。
私は適当にその場をまとめました。
カルバン王太子殿下に執着する気はありません。殿下を輝かせていた初恋の光は、もう消えているのです。……殿下が、愛しているはずのバロス男爵令嬢の決闘を代行するとおっしゃらなかったときに。
「お見事でした、ゲルダお嬢様」
駆け寄って来たクロスビーに手を預けて歩き始めます。
初めてお会いしたときに、私はカルバン王太子殿下に恋をしました。それからずっと殿下が光り輝いて見えていました。殿下のため、未来の国母として相応しい人間になれるよう努力してまいりました。
婚約を破棄されたからと言って俯いてはいられません。
私は凛として前を向いて、父母の元へと戻ったのでした。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
──その後、王都ではいろいろあったようですが、ディアス侯爵領へ戻った私が関与出来るようなことはありません。
私が殿下と婚約していた間、魔獣の大暴走は起こっていませんでした。おそらくそれは特大暴走の前兆です。
私に甘く過保護だったクロスビーが卒業パーティの決闘で私の実力を認めてくれたので、今は特大暴走に向けて修業に励む毎日なのです。以前は彼が止めるので、魔獣の間引きにもこっそり参加することしか出来ませんでした。
いつも不機嫌そうなクロスビーが暗い夜の森の色をした緑の瞳を煌めかせて微笑んで、私の修業結果を褒めてくれるときに胸が締め付けられるような気持ちになるのは……きっと彼が秘密にしているなにかの技に違いありません!
私もクロスビーに負けないよう、もっと修行をしなくてはなりませんね!
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
作者:作中で美味しいメンチカツ様に対して失礼な発言があったことをお詫びいたします。
凛として前を向いて──
魔術学園の卒業パーティの会場で、カルバン王太子殿下に婚約を破棄された私は、ドレスの裾を摘まんでお辞儀をしました。
殿下は壇上でバロス男爵令嬢の腰を抱いています。
彼の隣には側近のチャベス伯爵家次男と、昨日私を嘘つきに仕立て上げたマスカレーナス伯爵令嬢がいました。
そんな姿を見せておいて関係を邪推もなにもないものですが……というか、『愛するバロス男爵令嬢』って今はっきりおっしゃったではないですか。
それはともかく昨日あんなに冷たい言葉を浴びせられたのに、私の初恋は終わっていませんでした。今の私にはまだ殿下が光り輝いて見えているのです。
声が震えないよう気をつけながら、殿下に言葉を返しました。
「かしこまりました。殿下からの婚約破棄、このディアス侯爵令嬢ゲルダ、確かにお受けいたしました」
それから私は手袋を外しました。
素早く駆け寄って来た侍女に脱いだ手袋を渡し、素手に魔力を満たします。私の両の拳が魔力で光り輝き始めました。
壇上の四人は呆気に取られたような表情で私を見ています。魔術学園で同期だった中央貴族派の皆様もです。
王都では気軽に拳で蹴りをつけないことは知っています。
魔術学園に入学する前に母が懇々と教えてくださいました。
とはいえ、最後の決着をつけるときは王都であろうと拳でしょう。私は魔力を纏って輝いている両の拳を打ち合わせながら言いました。
「その上で、私はバロス男爵令嬢メンチカッツ様に決闘を申し込みます!」
「……ゲルダお嬢様、似ておりますがメンチロッサ様です」
手袋を畳んでいた侍女に訂正されましたけど、どちらでも良いではないですか。
もちろん人の名前を間違えるのは失礼なことです。
でもバロス男爵令嬢とチャベス伯爵家次男は、陰で私のことを『辺境の野蛮人女』と呼んでいたのですよ? それに比べたら『メンチカッツ』か『メンチロッサ』かなんて些細なことではありませんか?
「婚約は破棄されてしまいましたが、カルバン王太子殿下は私の初恋の方です。バロス男爵令嬢が殿下を託すのに相応しい方であると、この決闘でお示しください」
バロス男爵令嬢は真っ青な顔をしてカルバン王太子殿下に抱き着いています。
魔術学園の授業は男女別なのですが、成績は男女合わせて順位が付けられます。
彼女達が私を『辺境の野蛮人女』と呼び始めたのは、私が魔術武闘の授業で男女合わせての学年一番になったときからでした。
「そ、そんなこと認められるわけが……」
「私が立会人になりましょう!」
震える殿下の言葉を遮ったのは、辺境貴族派の公爵様でした。
こちらの公爵家はお亡くなりになられた王妃様のご実家で、今のご当主は殿下の伯父君に当たります。
国王陛下であっても逆らい難い方は、賓客席の陛下と側妃様に視線を向けました。
「よろしいですかな、側妃殿?」
自分ではなく側妃様に呼びかけられたせいか、陛下のお顔が赤く染まります。
ですが、不審死なさった王妃様の死因を調査しないと決めたのも、魔術学園へ通う私に護衛をつけないと決めたのも、陛下のようでいて本当は陛下の糸を引いていらっしゃる側妃様なのです。
護衛がついていたら、殿下は昨日の私の言葉を信じてくださっていたでしょうか。いいえ、私に護衛がいたらチャベス伯爵家次男達はあんなことをなさらなかったでしょう。
「おおっと、失礼。陛下もよろしいでしょう? 可愛い妹を喪った悲しみからまだ立ち直れていない哀れな義兄の願いを聞いてくださらないほど心の狭い方ではないでしょう、陛下は」
「……よかろう。どうせ無礼講の卒業パーティだ。好きにすれば良い」
そう言って、陛下は王命に反して婚約を破棄したカルバン殿下を暗にお許しになりました。
「じょ、冗談じゃないわ! アタシ決闘なんて出来ない! そんなの未来の王妃がすることじゃないわよっ!」
「ご自身の代わりに戦うものもいらっしゃらないのですか? 王妃に人望が必要ないとは驚きです」
まあ、学園在学中ずっと取り巻きのマスカレーナス伯爵令嬢とばかり過ごしていた私にも人望どころか人脈もないのですがね。
「バロス男爵令嬢のため、カルバン王太子殿下のため、そしてなによりディアス侯爵令嬢によって貶められた自分の名誉を取り戻すため、私チャベス伯爵家次男プレストンが決闘のお相手を務めましょう」
壇上から降りて、私の前に現れたのはチャベス伯爵家次男でした。
彼は魔術武闘の授業で、男性の部では一位だったそうです。
殿下の側近であることから、国の重鎮が集まる魔術学園の卒業パーティであっても帯剣を許されていた彼は、腰からミスリル銀の剣を抜きました。魔力を纏わせて光らせます。ミスリル銀は魔力を纏わせやすいのです。
「私の得物はこちらの剣でよろしいでしょうか。生憎と王都育ちなもので、自分の拳に直接魔力を纏わせるなどという野蛮な真似はしたことがなくて」
「よろしくてよ、チャベス伯爵家のご令息。公爵様もよろしいでしょうか」
「ゲルダ嬢に否が無ければ、私が申し上げることはございませんよ」
卒業パーティなので、私の父母もディアス侯爵領から訪れています。
跡取りの兄は領地で留守番をしているようですが、護衛として兄の乳兄弟のクロスビーも来ていました。
昔から私に甘いクロスビーは緑の瞳を怒りに光らせています。私に婚約破棄を宣言した殿下に殴りかかろうとするのを侯爵である父が止めているので、どちらが護衛かわかりません。
手袋を持った侍女が下がり、私達ふたりの周りから人が消えるのを待って公爵様が口を開きます。
「それでは……構え、始め!」
私よりも背が高くて手足も長く、得物の剣まで持っているのです。
チャベス伯爵家次男は勝つ自信があったのでしょう。ニヤニヤといやらしい笑みを浮かべていました。
私は公爵様の掛け声と同時に、そんな彼の懐に飛び込みました。どうして彼は考えなかったのでしょう。拳に魔力を纏わせることが出来るのなら、自分の身体のほかの部分にも魔力を纏わせることが出来るということを!
「ぐえっ!」
魔力を纏った体は普段よりも強い力を発揮出来ます。
私は魔力を纏わせた足で跳躍し、魔力を纏わせた拳でチャベス伯爵家次男の顎を殴り上げました。私が一番得意な戦法です。
顎を殴って失神すれば良し、顎の骨が外れただけでも相手は次の行動に移りにくくなります。
念のため後ろに下がって様子を見ようとしましたが、上手く決まったようでチャベス伯爵家次男はその場に崩れ落ちました。
「ディアス侯爵令嬢ゲルダ嬢の勝利!」
公爵様の勝鬨に合わせて、私は周囲に向けてお辞儀をしました。
ぐるりと回った後、バロス男爵令嬢を見つめます。
彼女と殿下が立つ後ろで、マスカレーナス伯爵令嬢が怯えた顔で座り込んでいました。彼女は魔力操作が苦手なので魔術武闘の授業は免除されていました。戦いに免疫がないのでしょう。
「バロス男爵令嬢メンチロッサ様、決闘では私が勝利いたしましたけれど、決闘を代行する忠実な家臣のいらっしゃるあなたの人望、確かに拝見させていただきましたわ。ご立派な王妃様になられるようお祈りしております」
勝利したときにどうするかなんて決めていませんでしたからね。
私は適当にその場をまとめました。
カルバン王太子殿下に執着する気はありません。殿下を輝かせていた初恋の光は、もう消えているのです。……殿下が、愛しているはずのバロス男爵令嬢の決闘を代行するとおっしゃらなかったときに。
「お見事でした、ゲルダお嬢様」
駆け寄って来たクロスビーに手を預けて歩き始めます。
初めてお会いしたときに、私はカルバン王太子殿下に恋をしました。それからずっと殿下が光り輝いて見えていました。殿下のため、未来の国母として相応しい人間になれるよう努力してまいりました。
婚約を破棄されたからと言って俯いてはいられません。
私は凛として前を向いて、父母の元へと戻ったのでした。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
──その後、王都ではいろいろあったようですが、ディアス侯爵領へ戻った私が関与出来るようなことはありません。
私が殿下と婚約していた間、魔獣の大暴走は起こっていませんでした。おそらくそれは特大暴走の前兆です。
私に甘く過保護だったクロスビーが卒業パーティの決闘で私の実力を認めてくれたので、今は特大暴走に向けて修業に励む毎日なのです。以前は彼が止めるので、魔獣の間引きにもこっそり参加することしか出来ませんでした。
いつも不機嫌そうなクロスビーが暗い夜の森の色をした緑の瞳を煌めかせて微笑んで、私の修業結果を褒めてくれるときに胸が締め付けられるような気持ちになるのは……きっと彼が秘密にしているなにかの技に違いありません!
私もクロスビーに負けないよう、もっと修行をしなくてはなりませんね!
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
作者:作中で美味しいメンチカツ様に対して失礼な発言があったことをお詫びいたします。
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