魔族少女は規格外

影狼

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世界を旅する魔族少女!

第54話別行動編〈ネモ&ライム〉

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「さて...街の中回るわよ。」と言いライムを見る。が、居ない。
「あれ?ライム?」と辺りを見渡すと...
「あぁ!お嬢ちゃん!?それ売り物!!売り物だよ!!」とある出店から焦ったような男の声が聞こえた。
「ま、まさか......」と呟き店へと向かう。
するとそこには...お腹を丸々とさせたライムがいた。本人がネモフィラに気づき
「あ、ネモ~、このお店の料理半端じゃなく美味しいよ!」と一言。
すると店の店主が
「いやぁ~、美味しいって言われると作る側も嬉しいよ~....じゃなくって!これは売り物なんだよ!!」と忙しそうに話し始めた。
私は、はぁ。とため息をついた後に「あ、お金は私が出します。えーっと、今出せるもの全部出せますか?」と言う。
「えっ?全部って...君たちお金足りるの?今食べてる分だけでもかなり行くと思うけど」と言われたので目の前に黄金色に輝く石を置いた。店主はそれを見て頭の上にクエスチョンマークを浮かべた。

「な、なんだ?これ、金?」
と言い手に取ろうとするが...ネモフィラが置いた場所から離れないのだ。

「金...なのは変わりないけど、これは非緋色金ヒヒイロカネって言う伝説上の金属なの。110と言う重さなのよ。」
「んな!?そんな馬鹿みたいな金属は聞いたことはないぞ!嘘っぱちだろ!」と怒らせてしまった。
「はぁ、ヒヒイロカネは1グラムで1万リムはくだらないと聞いたわよ?」
「誰がそんな嘘っぱち信じるか!金を払え!まさか持ってないわけじゃないよな?」
と怒り心頭で怒鳴り始めた。その時...
「うわぁぁぁ!ま、魔獣だぁぁ!眠らせてた魔獣が目を覚ましたぁぁあ!!」
〈グォォォォォォォオ!!!〉
「ち、近っ!おい!あんたら金払うのは後でいい!とりあえず逃げるぞ!」と言い走って店から逃げる店主。
〈グォォォォォォォオ!!!!〉と雄叫びをあげた後ネモたちの方向へと突進してきた。
「とりあえず鑑定するわ」と言い鑑定すると
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈ハラ・ペコリーヌ〉LV.35
〈魔獣〉
〈スキル〉
・捕食者
・増殖
・細胞分裂
・超速再生
・毒爪
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「よし。食おう」
「え?珍しいね、ネモがいきなり食おうなんて言うの。」と言いながら手を鎌に変えるライム、それを遠目で見ていたのか、店主が
「そいつは倒せない!!やめておけ!こっちに来い!にげるぞ!!」とネモたちを必死に呼んでいる。
「それじゃ...」
「それじゃぁ~」

〈「戦闘開始ッ!いただきますッ!

〈グォォァァァァァァッ!!!〉
とペコリーヌが威嚇の咆哮を上げるがネモとライムは動じず、ペコリーヌに確実に、着実に進んでいる。ペコリーヌは何かを察したのか、はたまた野生の感が反応したのかわからないが全力でネモたちから逃げ始めた。

「逃すわけないじゃん(よ?)」と言いネモとライムが襲いかかる。
これではまるでどちらが暴れているのやら...

数分後...

「ごちそうさまでした!!」と元気良い声が無人の街に響く。そこにはライムがすごくいい笑顔でお腹をさすっていた。
「ふぅ~満腹満腹~!」と口ずさみながら。
その頃ネモフィラは....店主にお金を払いに行っていた。

ライムの脳内に〈我ノ腹ヲ満タシタ者ヨ〉と声が響いた。
「こ、こいつ、脳内に直接ッ!?」とライムが驚いているが周りには誰もいない。
〈我ガ名ハ。貴様ノスキルのヒトツダ。我ハ満足シタ。コレハ礼ダ。受取レ。〉
固有能力ユニークスキル・暴食]
「コレは?」
〈コレハ望ンダ時、グラトニーノ能力100%発揮出来ル能力ダ。〉
「これでもう常に腹ペコじゃないってこと?」
〈ソウダ...ソロソロ我ハ旅立ツ。ソノ力、有効ニ使ウトイイ〉

それ以降脳内に話しかけられることはなかった。
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