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第6話〈修行〉
しおりを挟む「あ、その辺に座ってて~」と言い
クレアが球体人形の胴体の関節部分に球体
を押し当てて〈仮止め〉と唱える。少し光ったと思うとクレアが球体から手を離した。
どうやらくっ付いたようだ。
「あ、あの...クレア...さん?」
「ぷっ!あっははははっ!さん付けしなくていいって!ふふっ...」と言い反対側も球体を押し付ける。
「じゃぁ...クレアって呼んでも?」
「その方が気が楽だからそっちの方がいいかな...〈仮止め〉」と言われた。
「修行って何をしたらいい?」
「うーん、君見たところ武器持ってないけど...格闘系?」
と言われたので
「あぁ。ありますよ武器。」と言い武器を取り出す。
「その武器は....夢幻ノ剣!
君は夢の勇者だったのか!」
と驚いている。
「そうです...そういえば...ギリーさんからその質問された時無意識の内に答えてたんですよ...」と言い注意が必要だなと心の中で反省する。
「あぁ、それは村長の能力さ、あの人から質問されたら誰が相手でも隠しことができないんだ」とサラッと答えるクレア。
「え...そんな能力があるんだ...」と驚いていると
「私も能力を持ってるわよ?」と言うクレア
「どんな能力なんですか?」
「えーっとね、簡潔に言ったら...時間を止められることかな」とあっさりと明かしてくれた。
「そんなことできるんですか!?」
「えぇ、できるわよ?この能力を私の
〈無限鞄〉に使うと、中の時間が止まって永久保存が可能になるんだ。」と言って次のパーツを手に取る。
「僕にも能力はあるんですか?」
「うーん...ちょっと見てみようか」と言い
部屋の奥に行き、黄色いい水晶玉を持ち出してきた。
「これは?」
「これは黄玉って言うんだけど、ちょっとこれに触れて見て?」
「は、はい...」と言い触れてみると
〈潜在能力・6〉
〈覚醒済み能力・1〉
と黄玉の中に文字が現れた。
「潜在能力6つだって!?」とクレアが声を上げて驚いた。
「そんなに悪いんですか!?」
「わ、悪い!?なんでそう取れるのよ!?
私の潜在能力は残り1つ!能力の二つ持ちでもかなり珍しいの、それを覆して6つなんて..
これは本気で鍛えて上げた方がよさそうね.」
と言い笑う。
なぜか僕にはその笑に恐怖を覚えた。
『2時間後』
「さて...取り敢えず今日は...格闘を教えようかな。まずは小手調べから。全力で掛かってきてね?」
と言い空手に似たような構えを取る。
「えっ!?女性に手を挙げるなんてできませんよ!!」と言い終わると同時に一瞬でクレアが距離を詰めて来た。
「綺麗事を言ってるんじゃないわよ...」
と呟いた後、顎に綺麗にに一発お見舞いされた。
視界が揺らぐ。
クレアがダブって見える...
だが...このくらいなら慣れている!
僕は崩れゆく足に力を入れなんとか止まった。
「打たれ強いのね、耐久は...C+っと、
精神面は...甘ったるい...Dね、」と分析された。
「っはぁ...はぁ...」
「あのね、結城君、この世界はね?殺るか殺られるかなんだ、さっき君は女性には手を出せないって言ってたね。
敵がモンスターならまだしも、相手がもし盗賊とかだったらどうする?もし、女盗賊団だったらどうする?」
と言われた。
「その時は...戦います。」
「そう...じゃぁその状況にするわね?」と言うとクレアから尋常じゃない殺気が放たれた。
クレアの瞳はまっすぐ結城を視ている。
その瞳は先ほどまでの温厚な性格の目とは違い、獲物を見る目、狩人の目をしている。
「これで....どう?」
「........」
「そんなに怖いの?これでもまだ20%にも達してないのよ?」
「......」
「黙り込んじゃった.....って、もしもーし
聞いてる~?」と殺気を放ちながら話しかけてくる。
「勝てるわけがないってわかっている...」
「それは、わからないよ?君の能力がどれほど強いかによるからね」
「じゃぁ....全力で試すッ!」
〈剣の舞!〉
〈夢幻ノ剣!!〉
「お、いきなりフルパワーなのね」
「そうでもしないとまともに近づけないだろう!」
「そうかな?君なら剣だけでまだ大丈夫だと思うけど...、第一...完全制御できるの?」
「まともに使ったことすらないから分かるわけないだろう!」
と言い剣の舞を3本召喚した。
それを視たクレアが
「いきなり3本ね.....ますます君に興味が湧いたよッ!」と言い放った。
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