ダラダラ異世界転生

ゆぃ♫

文字の大きさ
3 / 10

魔法を使ってみよう

しおりを挟む
少しずつ歩けるようになると。ベットから下ろして、自由に歩かせてくれるようになった。

最初は部屋の端まで行くのもやっと、という感じだったが今では部屋をうろチョロできるくらいにはなった。
建物がログハウスなので木がメインの6畳ぐらいだろうか?それぐらいの部屋の真ん中にベビーベットがあり、その横に色とりどりの引き出しの棚が置いてある。それ以外は何もなく、ふだんは棚を机のように使っている。

ご飯を食べるときは、部屋を出ればすぐにリビングである。真ん中にリビングがあり、その周りに部屋があるのか?と思うけど。他の部屋は見たことがない…
部屋を回れるようになったので、外にでてみようと思う。

少し話もできるようにな ってきたのだえっへんとドヤ顔してみる「パパ、いこ」

ちょうど遊んでくれているマイクに、ドアを開けてくれるようにせがんでみる。
満面の笑顔でデレデレするマイク…
パパと言うといつもデレデレしててやばい顔になってるうげ。

とりあえずドア叩いてみる、「いこ」
ドアを開けてもらう。
リビングに出て、キョロキョロ。
今いた隣の部屋がパントリーだ、後の部屋は2階にある 

階段を登ってみるがこの身体じゃすごく1段が高く大変だ、んしょんしょ。
後ろから、転がらないように見てはくれるが上まで連れて行ってくれる気は無いようだ…
すごく、ワクワクした顔でこちらを見ている。
負けず嫌いの血が騒ぐ、絶対登ってやる!

登り終え、正面の扉を開けてもらう「ココ、いく」マイクはニコニコしながら、「ココは何も無いよー寝るところだからねー」と言いながら開けてくれた。ベットが2個ありその間に棚が置いてある。

そのまま出て。右隣の部屋に行ってみる「ここ、いく」「ここはね、書斎だね何も面白いものないと思うけどなー」
本とな?それはいろんな情報が得られるのでは無いか?そう思って見渡してみるが、ちっちゃくて本が全然見えない…
「だこ、だこ、」両手をマイクに向けて高く差し出す。
「抱っこかーなんて可愛いんだ」
デレデレしながら、だっこしてくれたはいいものの、いつものスリスリで髭が痛い!
「ヴーみゆ、みゆの」そう言いながら、
スリスリする顔をバシバシ叩く。

「本見るのか?難しいぞ?魔法とか薬草とかそんなのしかないぞ?」

なに!それだよその本が見たいのだ!
と思いながら、キョロキョロと本のタイトルを見る[赤ちゃんでもわかる魔法]
と言うタイトルの本を見つけ、それを指差して「あ、あー」と要求。

「?これか?アリシアはもじがよめるのか?天才かもしれん、でもまだ赤ちゃんだからなー魔力はまだ無いと思うぞ」
そう言いながら取ってくれ1つだけある窓を背に置いてある椅子に2人で座る。
机に本を置き覗き込む形で読み始めた。

[1.魔法は、まず初めに目を瞑り体を包み込むように温かいものを感じる]

ふむふむ、やってみよう。むむむー
すると何となくモヤモヤーって蒸気のような温かいモヤモヤを感じられ、それと同時に身体の周りに色を感じ取れた。
いろんなちっちゃい粒子の様な湯気に色があるような。虹色のものが周りを取り囲む。

そして、抱っこされてるマイクの周りにも赤というのか?ピンクと言うのかそう言った色が感じられた。

[2.体を包み込む温かいものを手の上に集めるイメージを持ち、水と唱える。
属性が強いと大きな水の塊が出る]

ふむ、手を出して水。

まだ口に出していないのに、イメージしただけで手の上に水が出る。
うわ、どうしよう!

そうなっていると。

マイクが、椅子をくるりと回し、窓の外に私の手を出し
「ちれ」と唱えた。

さっきから詠唱が、ダサいな…
とか思ってたら。
黙ってたマイクが、何だか震えてる?
「す、すごいじゃないか!1歳目前にしてもうまほう魔法が使えるのか!しかも無詠唱だなんて!」

マイクは、すくりと立ち上がり、キャスのとことに早足で向かった。
それに揺られ魔法の放出感と共に眠りに落ちた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

きっと幸せな異世界生活

スノウ
ファンタジー
   神の手違いで日本人として15年間生きてきた倉本カノン。彼女は暴走トラックに轢かれて生死の境を彷徨い、魂の状態で女神のもとに喚ばれてしまう。女神の説明によれば、カノンは本来異世界レメイアで生まれるはずの魂であり、転生神の手違いで魂が入れ替わってしまっていたのだという。  そして、本来カノンとして日本で生まれるはずだった魂は異世界レメイアで生きており、カノンの事故とほぼ同時刻に真冬の川に転落して流され、仮死状態になっているという。  時を同じくして肉体から魂が離れようとしている2人の少女。2つの魂をあるべき器に戻せるたった一度のチャンスを神は見逃さず、実行に移すべく動き出すのだった。  女神の導きで新生活を送ることになったカノンの未来は…?  毎日12時頃に投稿します。   ─────────────────  いいね、お気に入りをくださった方、どうもありがとうございます。  とても励みになります。

野生児少女の生存日記

花見酒
ファンタジー
とある村に住んでいた少女、とある鑑定式にて自身の適性が無属性だった事で危険な森に置き去りにされ、その森で生き延びた少女の物語

【完結】婚約者と仕事を失いましたが、すべて隣国でバージョンアップするようです。

鋼雅 暁
ファンタジー
聖女として働いていたアリサ。ある日突然、王子から婚約破棄を告げられる。 さらに、偽聖女と決めつけられる始末。 しかし、これ幸いと王都を出たアリサは辺境の地でのんびり暮らすことに。しかしアリサは自覚のない「魔力の塊」であったらしく、それに気付かずアリサを放り出した王国は傾き、アリサの魔力に気付いた隣国は皇太子を派遣し……捨てる国あれば拾う国あり!? 他サイトにも重複掲載中です。

彼女が微笑むそのときには

橋本彩里(Ayari)
ファンタジー
ミラは物語のヒロインの聖女となるはずだったのだが、なぜか魔の森に捨てられ隣国では物語通り聖女が誕生していた。 十五歳の時にそのことを思い出したが、転生前はベッドの上の住人であったこともあり、無事生き延びているからいいじゃないと、健康体と自由であることを何よりも喜んだ。 それから一年後の十六歳になった満月の夜。 魔力のために冬の湖に一人で浸かっていたところ、死ぬなとルーカスに勘違いされ叱られる。 だが、ルーカスの目的はがめつい魔女と噂のあるミラを魔の森からギルドに連れ出すことだった。 謂れのない誤解を解き、ルーカス自身の傷や、彼の衰弱していた同伴者を自慢のポーションで治癒するのだが…… 四大元素の魔法と本来あるはずだった聖魔法を使えない、のちに最弱で最強と言われるミラの物語がここから始まる。 長編候補作品

没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~

土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。 しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。 そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。 両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。 女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。

うるせえ私は聖職者だ!

頭フェアリータイプ
ファンタジー
ふとしたときに自分が聖女に断罪される悪役であると気がついた主人公は、、、

異世界に転生したので幸せに暮らします、多分

かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。 前世の分も幸せに暮らします! 平成30年3月26日完結しました。 番外編、書くかもです。 5月9日、番外編追加しました。 小説家になろう様でも公開してます。 エブリスタ様でも公開してます。

余命半年のはずが?異世界生活始めます

ゆぃ♫
ファンタジー
静波杏花、本日病院で健康診断の結果を聞きに行き半年の余命と判明… 不運が重なり、途方に暮れていると… 確認はしていますが、拙い文章で誤字脱字もありますが読んでいただけると嬉しいです。

処理中です...