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2通目の手紙
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1ヶ月ほどして学校から帰ると。
母が、玄関に座っていた。
「おかえり、もうすぐ帰ってくるかと思ってたのよ」と言われ、何事か?
と思い様子を伺うと、母の手に持たれているものに気がついた。
「あ、お兄ちゃんから手紙??」と質問をすると、持っていた手紙を差し出し。
「茜に」と渡されなんだか疲れているようだった。
「お兄ちゃん心配?」と問いかけると、「そうね読んでみましょう」と言われ2人で部屋に入り座って気持ちを落ち着かせてから読み始めた。
1ヶ月程経っただろうか?とありふれた文章から始まった。
茜元気にしているだろうか?そちらの様子を知る手段はないが元気にしているだろうと思う。
こちらはというと、魔法を使えるようになった。
ギルドで一通りの話がおわって外に出た。
「さて、今日はこのまま街を見ながらいるものを買いに行こうと思うけど。先に宿に荷物を置きに行くかい?」と透が問うてきた。
「そうだね、見て回るだけなら荷物は置いてこようかな?ところで、買い物するお金は?なに?」と、ギルド裏にある宿に向かって歩きながら聞く。
「こっちは、黄銅貨10円くらい、銅貨100円くらい、銀貨1000円くらい、金貨1万円くらい、って感じかな?その上の白金貨とかもあるけど1千万くらいだったかな?だから基本使わないやつ。まー今日の買い物は気にしないで。俺のおごりだから」
「そうかよかった」と話をしていうる間に宿に着く。
「2人1週間くらいよろしく」と誰もいないカウンターに大きな声で声をかけた。
奥のドアから、膨よかな女の人ができてて、「はいはい、同室かい?別かい?」とこちらに向かいながら問いかけてきた。
透がこちらをちられと見て「同室で」と答えた。「あいよ、銀貨3枚。ご飯食べるなら宿泊者だって言いな、やすくなるから」と説明してくれ。チェーンのついた板の様な物がわたされた。
透がそれを受け取。板に書いてある番号を確認し
「お!最上階端」と嬉しそうに言いながら。歩き出した
エレベーターなどはなく4階まで階段で登りドアを開けると。大きめのベットが1個あるだけでそれ以外のスペースはほぼない。
「え?」と疑問に思いながら部屋の全貌を見渡し透を疑いの目で見る。
「いや、そういう趣味はないから!早くその辺に荷物置いて行こう」と返事が返ってきた。
これは、節約的なことかな?と理解して貴重品と思われるものだけ小さめのカバンに入れ肩にかけていく。
「キャンプ用品持ってるってことは野宿はいつでもできるってことだよな?」と確認をされ頷いた。
周りを見渡しながら、ついていくと服屋さん的なところに入っていく。
「とりあえずこれとこれと」と冒険者らしい服装という感じのものを1セット買い揃える。
言われるがまま、それに着替え。
「前のじゃダメなのか?」と聞くと。
「あんな、小ぎれいで珍しい服着てたら夕食までに何回賊に襲われるか」と呆れ気味に首を振られた。
店を出て周りを見渡してみると、みんな破れていたり汚れていたりしている。裕福な町ではない様だ。
そのまま、武器を買いに行き、心臓を守るための皮鎧と腕で防御しても、怪我をしない様に籠手。
あとは、剣!異世界らしいごつい剣だ。そこそこの重さがあり。振り回すだけでも打撲、欠損しそうだ。
切れ味ははっきり言って悪そう、という感じの、代物だ。
「とりあえずはこんなものかな?初期投資は安く、しっかり戦える様になったら自分に合ったのをオーダーしよう」
と鼻歌交じりに楽しそうにしている。
なんだか懐かしい感じがする。「夕飯買って帰るか」と屋台で適当なものを買って返った。
宿は狭いためベットを椅子にして横にある小さな机で食べる事にした。
「食べ終わったら、魔法の練習をしよう」とハンバーガーの様なものを食べながら話をした。
「こちらの世界には魔力がたくさんあるから。匠にも感じ取れると思う。あちらの世界では魔力が少ないから感じ取る能力も育たないんだ」と話してくれる。
食べ終わり、二人向かい合わせでベットの上に座り、透の手の上に手を乗せ瞑想する。
手が暖かい。手というよりその周辺が暖かい。
目をつぶっているのに、色が見えるように縁取られているそんな不思議な感じがする。
「おーすごいな」と声を出すと。「ふふふ」となんとも嬉しそうな声が聞こえた。
目を開けてみると、爽やかに笑うイケメンがいた。
「感じ取れたら、次は息を吸って魔力を取り込む感じで全身に魔力が行き渡るイメージして。」
「あー暖かい」と感想を述ると。
今度は、ニヤニヤしながら「これで、お前もチートだな」と悪そうにいう。
「なんでチートだよ?こっちの人間はみんな魔法使えるんだろ?」と訝しげに問いかけると。
「こちらの世界では、魔力があって当たり前って感じだからな、わざわざ外の魔力を吸収するという特訓はしないわけ。普段から一定の量を吸収して、最大が一定で終わる。でも俺らはほぼ無限に吸収してその上自分で意識して吸収率もあげれる。魔法使い放題って事だ」
という感じです俺はチート系異世界人?異世界なのかは知らんけど。になったというわけだ!羨ましいだろ?
と締めくくられていた。
読み終わり横にいるお母さんの顔を見ると少し困ったような顔をしながら。
「心配しても仕方ないみたいね?元気そうでよかったわ」と言うとキッチンに向かって行ってしまった。
「うん」と返事をして部屋着替えに行くのであった。
母が、玄関に座っていた。
「おかえり、もうすぐ帰ってくるかと思ってたのよ」と言われ、何事か?
と思い様子を伺うと、母の手に持たれているものに気がついた。
「あ、お兄ちゃんから手紙??」と質問をすると、持っていた手紙を差し出し。
「茜に」と渡されなんだか疲れているようだった。
「お兄ちゃん心配?」と問いかけると、「そうね読んでみましょう」と言われ2人で部屋に入り座って気持ちを落ち着かせてから読み始めた。
1ヶ月程経っただろうか?とありふれた文章から始まった。
茜元気にしているだろうか?そちらの様子を知る手段はないが元気にしているだろうと思う。
こちらはというと、魔法を使えるようになった。
ギルドで一通りの話がおわって外に出た。
「さて、今日はこのまま街を見ながらいるものを買いに行こうと思うけど。先に宿に荷物を置きに行くかい?」と透が問うてきた。
「そうだね、見て回るだけなら荷物は置いてこようかな?ところで、買い物するお金は?なに?」と、ギルド裏にある宿に向かって歩きながら聞く。
「こっちは、黄銅貨10円くらい、銅貨100円くらい、銀貨1000円くらい、金貨1万円くらい、って感じかな?その上の白金貨とかもあるけど1千万くらいだったかな?だから基本使わないやつ。まー今日の買い物は気にしないで。俺のおごりだから」
「そうかよかった」と話をしていうる間に宿に着く。
「2人1週間くらいよろしく」と誰もいないカウンターに大きな声で声をかけた。
奥のドアから、膨よかな女の人ができてて、「はいはい、同室かい?別かい?」とこちらに向かいながら問いかけてきた。
透がこちらをちられと見て「同室で」と答えた。「あいよ、銀貨3枚。ご飯食べるなら宿泊者だって言いな、やすくなるから」と説明してくれ。チェーンのついた板の様な物がわたされた。
透がそれを受け取。板に書いてある番号を確認し
「お!最上階端」と嬉しそうに言いながら。歩き出した
エレベーターなどはなく4階まで階段で登りドアを開けると。大きめのベットが1個あるだけでそれ以外のスペースはほぼない。
「え?」と疑問に思いながら部屋の全貌を見渡し透を疑いの目で見る。
「いや、そういう趣味はないから!早くその辺に荷物置いて行こう」と返事が返ってきた。
これは、節約的なことかな?と理解して貴重品と思われるものだけ小さめのカバンに入れ肩にかけていく。
「キャンプ用品持ってるってことは野宿はいつでもできるってことだよな?」と確認をされ頷いた。
周りを見渡しながら、ついていくと服屋さん的なところに入っていく。
「とりあえずこれとこれと」と冒険者らしい服装という感じのものを1セット買い揃える。
言われるがまま、それに着替え。
「前のじゃダメなのか?」と聞くと。
「あんな、小ぎれいで珍しい服着てたら夕食までに何回賊に襲われるか」と呆れ気味に首を振られた。
店を出て周りを見渡してみると、みんな破れていたり汚れていたりしている。裕福な町ではない様だ。
そのまま、武器を買いに行き、心臓を守るための皮鎧と腕で防御しても、怪我をしない様に籠手。
あとは、剣!異世界らしいごつい剣だ。そこそこの重さがあり。振り回すだけでも打撲、欠損しそうだ。
切れ味ははっきり言って悪そう、という感じの、代物だ。
「とりあえずはこんなものかな?初期投資は安く、しっかり戦える様になったら自分に合ったのをオーダーしよう」
と鼻歌交じりに楽しそうにしている。
なんだか懐かしい感じがする。「夕飯買って帰るか」と屋台で適当なものを買って返った。
宿は狭いためベットを椅子にして横にある小さな机で食べる事にした。
「食べ終わったら、魔法の練習をしよう」とハンバーガーの様なものを食べながら話をした。
「こちらの世界には魔力がたくさんあるから。匠にも感じ取れると思う。あちらの世界では魔力が少ないから感じ取る能力も育たないんだ」と話してくれる。
食べ終わり、二人向かい合わせでベットの上に座り、透の手の上に手を乗せ瞑想する。
手が暖かい。手というよりその周辺が暖かい。
目をつぶっているのに、色が見えるように縁取られているそんな不思議な感じがする。
「おーすごいな」と声を出すと。「ふふふ」となんとも嬉しそうな声が聞こえた。
目を開けてみると、爽やかに笑うイケメンがいた。
「感じ取れたら、次は息を吸って魔力を取り込む感じで全身に魔力が行き渡るイメージして。」
「あー暖かい」と感想を述ると。
今度は、ニヤニヤしながら「これで、お前もチートだな」と悪そうにいう。
「なんでチートだよ?こっちの人間はみんな魔法使えるんだろ?」と訝しげに問いかけると。
「こちらの世界では、魔力があって当たり前って感じだからな、わざわざ外の魔力を吸収するという特訓はしないわけ。普段から一定の量を吸収して、最大が一定で終わる。でも俺らはほぼ無限に吸収してその上自分で意識して吸収率もあげれる。魔法使い放題って事だ」
という感じです俺はチート系異世界人?異世界なのかは知らんけど。になったというわけだ!羨ましいだろ?
と締めくくられていた。
読み終わり横にいるお母さんの顔を見ると少し困ったような顔をしながら。
「心配しても仕方ないみたいね?元気そうでよかったわ」と言うとキッチンに向かって行ってしまった。
「うん」と返事をして部屋着替えに行くのであった。
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