異世界から来る兄の手紙

ゆぃ♫

文字の大きさ
6 / 7

5通目の手紙

しおりを挟む
前回気になっていたので次の手紙が、いつ来るのかと気になって気になって仕方なかった。

その日学校もバイトも休みだったので、のんびりとソファーでテレビを見ていると。ガタガタと言う音が外から聞こえた。

不思議に思いながら気になっていた兄の手紙ではないか?と思いはやる気持ちを落ち着けつつ。外を見た。

家のポストに、顔を突っ込んだ鳩がジタバタしていた…
「だ、大丈夫ですか?」と声をかけ、そっと引き抜くとチラチラとこちらを振り返りながら。手の中から飛び立っていった。

ポストから手紙をとって、母と一緒に読むことにした。

茜元気にしているだろうか?もう少ししたらおみあげを持って帰れそうだ、こないだの続きだけど。

水の中に吸い込まれたはずがふわりと着地し濡れた感覚はない。
周りを確認するとそこは風がそよぐ草原のようなところだった。
そよそよと草の香りがする風が髪をなびかせ爽やかで心地よく考えると言う行動が難しくなった。

「こ、これは」とかすかに、透の声が聞こえ意識が引寄せられた。
「透、これは夢か?」そう聞きながら見渡しながら透がいる方向を確認すると、透越しに誰かがこちらに向かっているのが確認できた。


「誰か来た」そういって透越しに目を凝らすと。長い白金の髪の女の人?の体がキラキラ光るほどの白い馬の体から生えている。

「ん~ケンタウロス?」と首をかしげる。

透はゆっくりとした動きでそちらを振り返った。
「ヤッホー君たち!」と軽やかに走る彼女は軽く笑顔を浮かべながら手を振っている。

透と二人すこい警戒をしながら様子を伺う森の守り神と言うのか?それに準ずるものである事は分かっているが
あちらからして、どう判断されるこわからない。
「君たち、よく来たね!入れたと言う事は敵意がない事は分かってるんだ!」そう言いながらさらに近ずいてくる。

「こんにちは!森の様子がおかしいので調査をしに来たんです」そう返答すると。

「そうか、よかった。君たちは聖魔法を使えるかい?」そう聞かれ。握手を求められた。

「ああ、浄化や治癒は多少は使える」っと透が答え握手した。
「じゃついてきて。」
黙って歩くこと10分ほど。
「ここだよ、入り口は少し狭いけど中は広いから」そう言って、洞窟に入ってきった。

その後を、少し警戒しつつ、進んでいく。

洞窟の中だと言うのに、そこは明るくキラキラとしていて。空気が透き通っているようだ。
「我が主人、がお待ちだ。こっちこっち」そう急かされながら広がった空間の更に奥に進む。

そこには、虹色に輝く毛並みのユニコーンがいた。
ぐったりと少し高くなった丘のような所で寝そべり動く気配がない。
「よくきた」それだけ呟くように言うとうっすらと開いた目も閉じてしまった。

「まー見ての通りげん気がないんだ。普通の怪我なら自力で直せるんだけどんねよくわからない何かに目をつけられたらしい、呪詛と言うのかな?その矢に射られて前足はもう動かないようなんだ」

そう背う説明する声が、軽く弾んでいて大変な物事のようには聞こえない。
きっとこのままだといずれは死んでしまうのだろうな?と推測される。

「呪詛は治癒魔法でどうにかなるものではないと思うが少し見せてもらってもいいだろうか?」そう透が声をかけて少し近付いた。

「どぞ」ケンタウロスのお姉さんはさっとその場を避け道を作る。
透が治癒をかけ、様子を伺うが変わった様子はない。

「解呪をしないといけないだろうね、僕の解呪でどうにかなるものか?」そう言いながら、こちらに目配せしてきた。

「解呪ってどうするんだ?一緒にやろう」そういって近づく。
「解呪にも色々あるけど。返還するタイプと破壊するタイプ、どっちがいいのか…」

すいって透は少し考えるぞぶりをみせ「そうだね、対価がいる場合足がなくなっても困りし、返還しよか」

そう通りが言うので、「返還って事は、これを作った人に返すって事か?」「そうだねこれが、それに飛んで行って
元の場所く帰るイメージをして魔力を流してみて。俺も補助しながらやるから」そう言う感じで話は付き。

ゆっくりとその呪詛に魔力を流し始める。しばらくすると黒いモヤのようなものが出てきて空に向かった漂っていく。

お?っと思った瞬間ユニコーンに刻まれていた呪詛の文字がパーンと弾けるように、煙とともに空に消えていった。


「これで大丈夫なのか?」そう通りを見て確認すると。頷いた。

「ありがとう!お兄さんたち!お礼をしたい所なんだけど特に何も持ってなくてね…」とケンタウロスのお姉さん少し困った顔をした。

「あ~体に力が戻るようだ…感謝する。隣の部屋の宝物の中から好きなものを持っていくがいい」そうユニコーンがいった。

「ありがとうございます」そう返事をして。ケンタウロスのおねえさんについて。隣の部屋に入った。
きらきらひかる金銀財宝。

見渡すこ、青い宝石が埋め込まれた剣を見つけた。
俺はそれをて見とると。剣がガタガタと震えているように感じさやから引き抜いた。

青くキラキラと光を周りに撒き散らせ目が開かなくなるほどの眩しさののち静寂に包まれた…
「お兄さんすごいね、剣に選ばれるなんて」とお姉さんは笑っている。

透もこちらをみて驚いているようだったが、何故か誇らしそうだ。

そんなこんなで、俺は剣、透はいざという時身代わりになってくれる指輪をもらう事にしてその場をさった。

と手紙は締めくくられ。終わっている。
もう直ぐ帰ってくるのだろうか?次くるのは、兄か?手紙か?
そう思って手紙を机に置いた。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~

二階堂吉乃
恋愛
 同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。  1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。  一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。

次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢

さら
恋愛
 名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。  しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。  王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。  戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。  一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。

お后たちの宮廷革命

章槻雅希
ファンタジー
今は亡き前皇帝・現皇帝、そして現皇太子。 帝国では3代続けて夜会での婚約破棄劇場が開催された。 勿論、ピンク頭(物理的にも中身的にも)の毒婦とそれに誑かされた盆暗男たちによる、冤罪の断罪茶番劇はすぐに破綻する。 そして、3代続いた茶番劇に憂いを抱いた帝国上層部は思い切った政策転換を行なうことを決めたのだ。 盆暗男にゃ任せておけねぇ! 先代皇帝・現皇帝・現皇太子の代わりに政務に携わる皇太后・皇后・皇太子妃候補はついに宮廷革命に乗り出したのである。 勢いで書いたので、設定にも全体的にも甘いところがかなりあります。歴史や政治を調べてもいません。真面目に書こうとすれば色々ツッコミどころは満載だと思いますので、軽い気持ちでお読みください。 完結予約投稿済み、全8話。毎日2回更新。 小説家になろう・pixivにも投稿。

婚約破棄したら食べられました(物理)

かぜかおる
恋愛
人族のリサは竜種のアレンに出会った時からいい匂いがするから食べたいと言われ続けている。 婚約者もいるから無理と言い続けるも、アレンもしつこく食べたいと言ってくる。 そんな日々が日常と化していたある日 リサは婚約者から婚約破棄を突きつけられる グロは無し

「ときめかない」ものなど捨てておしまいなさい

megane-san
ファンタジー
私、クリスティーナは、前世で国税調査官として残業漬けの日々を送っていましたが、どうやら過労でぶっ倒れそのまま今の世界に転生してきたようです。 転生先のグリモード伯爵家は表向きは普通の商会を営んでおりますが裏では何やら諜報や暗部の仕事をしているらしく…。そんな表と裏の家業を手伝いながら、前世で汚部屋生活をしていた私は、今世で断捨離に挑戦することにしたのですが、なんと断捨離中に光魔法が使えることが発覚! 魔力があることを国にバレないようにしながら、魔術師の最高峰である特級魔術師を目指します!

〈完結〉貴女を母親に持ったことは私の最大の不幸でした。

江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」ミュゼットは初潮が来た時に母から「唯一のこの家の女は自分」という理由で使用人の地位に落とされる。 そこで異母姉(と思っていた)アリサや他の使用人達から仕事を学びつつ、母への復讐を心に秘めることとなる。 二年後にアリサの乳母マルティーヌのもとに逃がされた彼女は、父の正体を知りたいアリサに応える形であちこち飛び回り、情報を渡していく。 やがて本当の父親もわかり、暖かい家庭を手に入れることもできる見込みも立つ。 そんな彼女にとっての母の最期は。 「この女を家に入れたことが父にとっての致命傷でした。」のミュゼットのスピンオフ。 番外編にするとまた本編より長くなったりややこしくなりそうなんでもう分けることに。

雨の少女

朝山みどり
ファンタジー
アンナ・レイナードは、雨を操るレイナード家の一人娘。母キャサリンは代々その力を継ぐ「特命伯爵」であり、豊穣を司る王家と並び国を支える家柄だ。外交官の父ブライトは家を留守にしがちだが、手紙や贈り物を欠かさず、アンナは両親と穏やかな日々を送っていた。ある日、母は「明日から雨を降らせる」と言い、アンナと一緒に街へ買い物に出かける。温かな手を引かれて歩くひととき、本と飴を選ぶ楽しさ、それはアンナにとってかけがえのない記憶だった。 やがて雨が降り始め、国は潤ったが、異常気象の兆しが見え始める。キャサリンは雨を止めようと努力するが、うまくいかず、王家やサニダ家に助けを求めても返事はない。やがて体を壊し、キャサリンはアンナに虹色のペンダントを託して息を引き取った。アンナは悲しみを胸に、自らの力で雨を止め、空に虹をかけた。 葬儀の後、父はすぐ王宮へ戻り、アンナの生活は一変する。ある日、継母ミラベルとその娘マリアンが屋敷に現れ、「この家を任された」と告げる。手紙には父の字でそう記されていた。以来、アンナの大切な物や部屋までも奪われ、小屋で一人暮らすことになる。父からの手紙はミラベルとマリアンにのみ届き、アンナ宛てには一通も来ない。ペンダントを握って耐える日々が続いた。 「なろう」にも投稿しております。

辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました

腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。 しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。

処理中です...