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149話 隠し事 15
しおりを挟む「ククッ、ほらほら、出せないんだから感じたら駄目だろう? 気持ちよくなったら余計に辛いんだから、もっと我慢しなくては。」
「やめてぇぇ! んっ、んっ、ひいぃっ! う、あああぁ! 」
俺の性器は、また無数のひだや突起にずぽずぽと激しく扱かれ初め、余すところなく快感を拾ってゆく。
その間にも、先程後ろへ流れ落ちていった薬の影響で、俺のすぼまりは痒みと熱に疼き出していた。
えげつない快楽を叩き込まれながら、逃げることもできない俺は、泣きながら惨めに身悶えるしか無くて。
怖い、気持ちいい、苦しいっ...!
一度射精を我慢したソコが、再び上り詰めるまでそう時間はかからなかった。
腰が、太股が、ガクガクと震え、全身から汗が吹き出る。
「ううぅ、んんっ! 」
出るっ...!
くぐっ、と無意識に腰を突き出したその時。
「ふ、無理だ。俺の許可なくイくなんて、お前にはできないよ。」
くそ...なんで分かるんだっ!
今度はイきそうだなんて言ってないのに。
「じゃあまた頑張れよ。」
「や、放しっ...! ひっーーーー!! んぅああああぁ!!! 」
まるでイっているかのようにガクガクと震える腰。しかし、根本は南原さんにきっちり握り締められて、また何も吐き出すことができなかった。
尿道口が、切なげにパクパクと開閉を繰り返す。
南原さんは、ただ高ぶらせて我慢させてくるだけではない。俺がイく本当に一歩手前、直前の絶妙なタイミングで寸止めを強制してくるのだ。鬼畜を極めたこの人は、そんな職人技のような責めで俺をいたぶってくる。
「く、は、はぁ、はぁ...みなみはら、さん...。」
射精感が引くまでの間、うわ言のようにその名前を呼ぶ。
二度も寸止めされて、ムズムズと疼く俺の弱点たちは、痒みすら快楽に繋がってしまう。ピクピクと小さく跳ねる体は、我慢の限界が近いことを物語っていた。
「ククッ、その調子で三回目も我慢できるといいね、坂北くん。」
「も、無理...! やだ、おねがっ...! 」
そうしてまた、今にもはぜてしまいそうなそこへオナホを吸い付かせる南原さん。
この圧倒的に俺が不利な我慢比べは、まだまだ続けられた。
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