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175話 嫉妬 4
しおりを挟む「んああっあっ...! も、も、やめ...」
ヴヴヴヴ...
俺の堪えることができない嬌声と、無機質に震える機械の音が、生徒会室に響く。
「やめる? 何を? 」
「っ...それ...んぁっ、それ...取ってぇ...! 」
「どれだ? 」
っ...
分かっているくせにっ!
「っろ...たぁ...ふぇっ...ろーたぁ...抜いてくださいぃ」
はだけた衣服に、下ろされたズボンと下着。
長椅子にうつ伏せになった俺は、お尻だけつきだすように膝を立てた体勢を強いられ、後ろの窄まりには小さい楕円形のローターという玩具が入れられている。それが、前立腺にモロに当たっていて、ブルブルと刺激してくるのだから堪らない。
「んっ...んんっ...」
「ククッ、ひくひくと孔を収縮させて。坂北くんはいやらしいな。」
背後で長椅子に膝立ちして、俺の醜態を眺めている南原さんがわざと羞恥を煽ってくる。
「っ...! 言わな...で...くださ...んぁっ!」
俺は、あまりにも恥ずかしい仕打ちに、先ほどこの行為を受け入れてしまったことをもう後悔しかけていた。
「んんっ!! あっ...そこ...や...」
南原さんの指が、無防備な胸の突起にすりすりと触れてきて、ビクンと全身が跳ねる。
「触れた途端、孔がキュッてなったな。気持ちいいか? 」
気持ちいい...けど、玩具なんかじゃ...嫌だよ。
カチカチ、と南原さんが手元のリモコンを創作すると、ローターの振動が激しくなった。
「うああぁ...! 強く...しないでぇ」
ガクガクと膝が震え、力が抜けて腰が下がる。
「おい、ちゃんと膝を立たせていろ。」
「う...だって...ああっ」
そんなこと言われても、もう限界だ。
「も、やだあぁ...! みなみはらさぁん...!」
必死に振り向いて許しを乞う。
じわりと涙が滲んで視界がボヤけた。
「それなら、言うことがあるだろう? 」
「ふぇ...? 」
「お前は何故こんなことをされてるんだったかな? 」
何故って...。
俺が南原さんの誘いを断って高橋たちといたから、南原さんが怒って...。
あ、そうか。
「ごめ、なさい...。ごめんなさい、みなみはらさん。」
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