『人外×少女』:人ならざる魔物に転生した僕は、可愛い少女とあれこれする運命にあると思う。

栗乃拓実

文字の大きさ
47 / 57
第一章『人外×幻想の魔物使い』

第26話:いちゃいちゃしてたら七色の卵を持ってこられて

しおりを挟む

 ぴぃぴぃぴぃぴぃ、カリカリカリカリ。

 ぴぃぴぃぴぃぴぃ、カリカリカリカリ。

 僕は今、可愛い可愛い小動物に集られている。

 ぴぃぴぃぴぃと僕の頭上を円を描いて飛び回っている、薄緑色の小鳥。
 カリカリカリカリと高速で口を動かして僕の兜の天辺から垂れてる白い紐を囓っている、二足歩行の紺色のネズミ。

「…………」

 わぁ、可愛かあいぃぶっ飛ばしたい。

「ごめんなさいねぇ。その子達は私とあの人の召喚獣なの。珍しい物に目がなくてね……」

「俺も最初は集られたもんだぜェ、小鳥の糞に気をつけろォ」

「小動物と戯れる小さな騎士さん……こうして見ると可愛いし素敵なのよね。なのにどうして口を開くとああなのかしら?」

 菓子類の積まれたバケットと花瓶に生けられた花々が彩る机を挟んで、サエさんとエルウェが柔らかそうなソファで寛いでいる。フラム先輩は机の上で毛づくろい。フラム先輩が顔を洗ったから雨が降ったんじゃないだろうな。

(シェルちゃん、こいつらなんていう種族? さすがに僕より弱いよね?)

『むむむ……色彩鳥と家事マウスじゃな。長きを生きておるようじゃから等級はなんとも言えぬが、どちらも種族等級レイスランクG――スライムと変わらぬ戦闘力であろ』

 シェルちゃんに心の中で尋ねてみたところ、そんな名称が返ってきた。
 色彩鳥に家事マウス……このネズミ、家事が出来るとは恐れ入った。でも戦闘力はたいしたことないみたいで、これならぶっ飛ばせ――、

(ってあれ、遙か昔、もしくは現代におきまして。スライムに完全敗北を喫した鎧の魔物なんて惨めなヤツがいなかったっけ?)

『うむ。其方じゃな』

(だよね、僕だよね)

 危ない危ない。油断する事なかれ。
 こいつら無邪気さを装っているが、もしかしたら仮面を被り隙をうかがっている暗殺者なのかも知れない。気を抜いてはいけな――ぴぃカリぴぃカリ煩わしいわッ!?

「だぁああ囓るな! 飛ぶのは良いけど囓るなぁ、はげるだろ馬鹿ネズミッ! ああっ!? 糞落とすなこの鳥め、フラム先輩の尻尾の炎で焼き鳥にすんぞぉお!?」

「そんなことにオレの炎を使うなァ」

 ムキーッろ諸手を挙げて立ち上がった僕。
 小鳥とネズミはキャッキャと楽しそうだ。ほんとにぶっ飛ばそうかな。

 召喚獣だってわかったけど、どっちがどっちの……あぁ、ヨキさんの方がネズミだろうな。あの三白眼は間違いなくヨキさんの召喚獣だ。いくら魂の欠片を分け与える存在だと言っても、そんなところ似せなくても良いだろうに。

「……っていうか、サエさんは冒険者じゃないからまだしも、ヨキさんの召喚獣が生きてるなんて意外だなぁ。てっきりあんな顔してるから『お前ならできる』とか言って戦場を連れ回して、とっくに死んでるものかと思ってたよ」

「このエロ騎士、口を開けば失礼なことを……まぁ、冒険者って力のない召喚獣は連れてないものね。この前のピティ支部の冒険者もそんな感じだったし、種族等級レイスランクの低い召喚獣は専門の機関に売りに出すか家でペットとして飼っているか……それとも処分するか」

 語尾を小さく、エルウェが少しだけ寂しそうに言うが……その通りだ。

 惑星『アルバ』に産まれた人族はその肉体の脆さゆえか、秩序神アルバトリオンの慈悲によって『召喚石』というものを手にすることが出来るのだ。

 その召喚石との出会い方も粋なもので、ふとしたときに秩序神の使いたる蝶を象った魔素マナが運んでくる。そしてその出会いを繰り返し、合計五つの召喚石を集めることで『召喚』が可能になる。

 出会う確率が高ければ赤ん坊の頃に五つ集まることもあれば、なかなか出会えず遅くなることもある。どのみち十五の成人までには必ず遭遇するようにできてるから、心配はいらないんだけどね。

 そこで問題になってくるのは、召喚獣の生存率と所持率。

 種族等級レイスランクの低い召喚獣は戦闘力が皆無であり、魔物との戦闘ではあまり役に立たない。それゆえ多くの召喚獣が早い内に命を落とすし、連れ回さず自宅で育てるにしても、メリットが『可愛い』くらいしかないのだ。

 どちらかといえばしっかり餌代もかかるし、世話する時間も割かなければいけないし、寿命は召喚者と同じだし、デメリットの方が大きいといえる。だからだろうね、冒険者の六割程度は召喚獣を専門の機関に売っちゃうんだよね。けっこう金になるらしいし。

 だからヨキさんほどのおじさん年齢になって尚、召喚獣を所持しているというのは珍しいことなのだ。

「うふふふ、気にしないでエルウェ。よく言われることだもの。あの人はあれで、根っこが優しすぎる人なのよ……そんなところに惚れて、私はあの人の妻をやっているのよ?」

「叔母さん……」

 僕の辛辣とも捉えられる台詞に、嫌な顔一つせずに幸せそうに微笑むサエさんはただ者じゃないな。さすがはギルドマスターの嫁という所か、肝が据わっているし心が広い。

 エルウェのような良い子が育ったのも、サエさんのおかげなのかなって思うね。シッシ! よいしょ、よいしょ――、

「エロ騎士謝りなさい!!」

「ごへぇっ!?」

 集る小鳥とネズミを追っ払って、ごく自然な動作でエルウェの膝上に上ろうとした僕。けれど先の言葉にお冠なのか頭をひっぱたかれた。痛い。精神的に痛い。泣きそう。

 紫紺の双眸を波打たせ、「ふぇえぇごめんなさぁい」と謝りつつ膝上に座ると、エルウェは許してくれたのか拒絶しなかった。

 サエさんは湯気を立てるお茶を優雅に飲んだ後、目を細めてえくぼをつくる。

 伸ばされた薄い皺を刻んだ掌は、僕の頭をなでなでとしてくれた。うん。正直おばさんにされても嬉しくない。でも言っちゃうとエルウェに怒られるから言わない。

「本当にいいのよ……それにしても、可愛い騎士さんは野生の魔物なんですってね? 悪性がないわけじゃないんだろうけれど、エルウェにべったりね。ふふふ、私の知らない間に魔物使いとして立派になっちゃって……叔母さん嬉しいわ」

「そ、そんなんじゃないわ。この子は元々こんな子で……私の魔物使いとしての実力なんてまだまだよ」

 とは言うが、手放しに褒められてすごく嬉しそうなエルウェ。にやけそうな顔を必死に我慢している。照れていて無意識なのか、肌理の細かい手が僕の兜をなでなで……ふおぉぉお気持ちいぃぃ。やっぱり美少女のなでなでは最高であるのじゃぁああ……。

『き、きっしょいのじゃぁあ……』

 真似をしたらそんなことを言う。これだからプライドの高いドラゴンは。
 シェルちゃんに限ってプライドなんてないとは思うけれど。
 
 でもでも、サエさんは身内びいき抜きで賛辞を呈しているのだと思うぜ。

 だって野生の魔物は悪性まみれだ。例え契約に成功したとしても、言うことを聞かせ、あまり反感を買わないように仕向けるのが第三級冒険者や第二級冒険者の魔物使いの限界。契約にも抜け目は存在する。完璧な物など存在しないのだ。

 だからこそ野生の魔物を召喚獣のように手なずけ、懐かせることが可能であるのなら、俗に言うプロ――第一級冒険者と同等ということ。エルウェは十五歳だから、将来有望の超新星として持て囃されて当然だろう。

『……中に元人間が入ってるとは、夢にも思ってないじゃろうなぁ……』

 シェルちゃんが余計なことを言う。

(そんなの知能の有無程度の差であって、魔物としての僕がエルウェに惹かれたのは本当だから。初っ端に下着を見せられたあれは多分戦略のうち。つまり、僕は掌で転がされているというわけさ……あぁ、幸せ。良い、黒パン良い……)

『其方、実は獣並みの知能であろ……』

 なんのことやら。ぼくぜんぜんわかんなぁい。

 その後も遠慮や気兼ねなしに称賛するサエさん。
 途中からフラム先輩も「主はすげェんだ」と頷き始め、僕も「わかるよ。すごい、エルウェのは凄いんだ」と後頭部の感触に思いを馳せながら褒め称える。

 すると頬を赤くしたエルウェはむず痒くなったのか、話題を変えた。

「そ、そんなことより! 叔母さん、私が今日、いつもより早めに来たのは……この子に私の召喚獣を見せてあげるためなの。いつもの部屋、入るわね?」

「あらあら、そうだったの。元々エルウェの部屋なのよ、許可なんか要らないから、はやく会わせてあげなさいな」

 なんて会話をしているが……ん? 今日はいつもより早めに?
 っていうことは毎日ヨキさん家に寄ってるって事だろうか。昨日来なかったのは、僕と出会ったばかりでそれどころじゃなかった感じかな。

 ちなみにこの話をきくまで、エルウェの召喚獣はフラム先輩だと思っていた僕。

 何はともあれ。
 エルウェの胸と膝の間に埋もれていた僕は、あまりの居心地の良さに一瞬たりとも離れたくなくて。くるっと反転、立ち上がろうとしたエルウェのお腹にビシッと四肢を回して抱きついた。

「ちょっと持ってくるから、そこをどいて――なんで意地でもどかないみたいな感じでしがみつくのよ!?」

「自分を放っておいて他の眷属のところに行こうとしてるのが寂しいンだろォ、嫉妬だよ主ィ」

 そうとも言う。
 フラム先輩の謎に気を利かせたフォローを聞いたエルウェは、「そ、そうなの……?」と怒ろうとしていた態度を軟化させる。ナイスアシスト、フラム先輩。さすがだぜ。

「ふふふ、本当に甘えん坊さんだこと。いいのよエルウェ。まだ契約したばかりなんでしょう? 今は信頼関係を築く方が大事だものね? それじゃあ私が持ってくるわね」

 サエさんもそれっぽいことを言う。

 ただ離れたくなかっただけの僕はちょっと悪い気もするが、「…………」と少しだけ赤面した仏頂面で僕を見ていたエルウェが、そっとぎこちない手つきで撫で始めてくれたのでよしとしよう。

 ――あ、そこ、そこぉっ! そこもっと強く撫でてぇっ!!

 違う部屋に向かったのか、リビングを出て行ったサエさんが戻ってくるまで無言の撫で回しは続いた。幸せ。昇天しそう。

 ややあってガチャリ、と戻ってきた気配。
 顔を柔いお腹に埋めているため見えないが、なにか背中に強い魔力を感じた。肌を刺すようなそれは、暖かいようで冷たい感じがする。

「ごめんなさい、叔母さん」

「気にしないで。ほら、可愛い騎士さんとのご対面ですよ」

 言われ、僕は振り返った。

 そこで見た物は――、



「――…………ドッ、ドドドドドラゴンの、卵ぉっ!?」



『――――ッッ!!』

 エルウェの膝上から転げ落ちるほど驚天動地した僕の素っ頓狂な声に、シェルちゃんが驚愕し顔を上げた気配。無理もない。だって、だって――ッ!

 僕は身体を打つ衝撃には目もくれず、慌てて起き上がってソファを伝い机の上に置かれた卵に接近。布の敷かれたバケットの縁に手をかけ、身を乗り出してその卵を間近で見た。

 それは七色に輝く、、、、、、フラム先輩よりも小さな楕円形。
 複雑な紋様がびっしりと描かれていて、脈と連動しているのか規則的に輝きを増している。

『ま、まさか、我ら龍族が人族の召喚獣として誕生することになろうとはっ……まだ孵っていないみたいじゃが、確かにドラゴンの気配がするのじゃっ』

 僕だって実物は一度しか見たことはないし、記憶のものよりは何倍も小さいか。
 そもそもドラゴンが召喚されるなど聞いたこともない。けれどそれは、シェルちゃんの言う通り紛うことなき『ドラゴンの卵』だった。
 
「あら、エロ騎士も叔父さんと同じ事いうのね。やっぱりこの子、ドラゴンなのかしら?」

「だから言ってるだろォ、主にはそれくらいの召喚獣がいて当然だァ」

「すごい勢いで落ちたけれど、大丈夫? どこか痛くない? 絆創膏使うかしら?」

 などと暢気なことを言っている二人と一匹は、事の異常性を理解しているのだろうか?
 
 確かに種族等級レイスランクの低い魔物のが多い『召喚』だが、天と地ほどにかけ離れた例外もある。その最たる例が――『虹色の卵』として召喚された召喚獣だ。

 それは秩序神によって均等に分配された魔力だけでは現界に顕在することができず、さらなる魔力を欲している強力な召喚獣である場合が多い。そういった事例も稀にだが起きることが確認されているが……種族等級レイスランクSの悪魔族や天使族が召喚獣としての限界だとされていたはずだ。

 それなのに、種族等級レイスランクSSのドラゴンだって……?
 そんなの、聞いたことないぞ……!

「……エ、エルウェは、本当にすごい魔物使いになるかもしれない……」

 驚きのあまり腰が抜け、座り込んだ僕が零した言葉。
 いやいや、かもしれない? 何を馬鹿な。なるに決まってる。ならなきゃおかしい。何だこれ、何だこれ何だこれ何だこれ。

「えっ、な、何よ急に。素直になっちゃって、なんだか照れるわ……それに、エロ騎士にそんなこといわれなくても、私は必ずなってみせるわよ――世界最強の魔物使い、、、、、、、、、にね」

 エルウェが驚きに戸惑い、けれど直ぐに真面目な顔になって言う。
 頷くサエさん。フラム先輩も後に続いた。

「今更気づいたか新入りィ。最初に言っただろ、主は至高の頂――『偉大なる一杯ジェノ・グランデ』を目指してるってなァ」

 振り返った先で自信満々に胸を張る魔物使いとその眷属に、僕は出会った当時の情景を思い出した。


『魔物……使い?』

『ええそうよ。私は魔物を眷属として使役する者――『魔物使い』。そして、世界最強の魔物使いへ与えられる至高の称号――『偉大なる一杯ジェノ・グランデ』を手にする(予定の)、栄光を約束された美少女』

 じぇのぐらんでなんて知らないし、若い子特有の自信から夢を見ているだけだと思い込み、大して気にもとめなかったその言葉。

『私の名前は――エルウェ・スノードロップ。……ねぇ、小さな騎士さん』

 だけど、確かに彼女は言っていたのだ。
 世界最強なんて夢物語を、傲岸不遜な笑みを浮かべながら。

『私の――眷属かぞくにならない?』


 そわ、と鎧の身体が震えた。
 
 もしかして。もしかして僕は、とんでもない少女の眷属かぞくになってしまったのではないかと。今になって気づいたのだ。

 運命とはわからない……一見出鱈目な奔流に見えて、こんな出会いキセキを運んでくるなんて。

 僕はゴクリと生唾を飲む(なぜか音が鳴った)と、能面のような表情を浮かべ、ふらふらと覚束ない足取りでエルウェに近づいた。

 首を傾げて不思議そうな顔をしている彼女の胸に、ボフンッと飛び込んで強く抱きつく。

 そして、想いの丈を叫ぶのだ。


「ふぇぇぇええええ僕を捨てないでくださぁぁぁああいっっ!?」


 いやいやいや、ドラゴンなんていたら僕の活躍の場がないじゃないか!?
 それどころか幸せを呼ぶフラム先輩はまだしも、ただの鎧の僕なんて必要ないじゃないかっ!?

 目を瞠って「え? 何言ってるのよ?」と若干引き気味のエルウェ。
 そんな彼女の胸にさらに強く顔を押さえつけて、僕は泣き喚いた。

「ぼぉくを捨てないでぇえええぇぇえええぇ――っっ!?」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない

しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

八百万の神から祝福をもらいました!この力で異世界を生きていきます!

トリガー
ファンタジー
神様のミスで死んでしまったリオ。 女神から代償に八百万の神の祝福をもらった。 転生した異世界で無双する。

不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます

天田れおぽん
ファンタジー
 ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。  ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。  サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める―――― ※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

処理中です...