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はずれなりに
21話 はずれなんだから
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まさかの結果だ
敵は1人
そこまでの覚悟も必要なかったかもしれない
良く考えるなんて今はできない
メーターすら、今は操作できない
「お前は、、平和維持安心安全委員会の者じゃないな?」
なんでこんなに長い名前にしたんだ
一言だけしか喋ってないのに
戦闘の場では既に長話の域じゃないか
「攫った街の人達を開放して下さい」
突然頭を下げた自分にびっくりだ
そして、その時だった
目の前には、既に無数のトゲが迫っている
それの気が付いた時には遅かった
全身の隅から隅に穴が開き、体制を崩して倒れ込む
血が溢れて床に広がった
「お前らの力は俺の足元にも及ばないんだよ」
悪役はみんなこうなのか
本当に文字通りだ
足元にも及ばない、、か
そうかもしれないな
段々意識も遠くなってきた
だけど、、出来ることはやったんだ
あの子には、何も残せなかったけど
当たりが、、やってくれるよ
はずれに、目立つ仕事は向いてないんだ
家で授業を受けてたかった
死ぬ時は家族と一緒だって決めてたんだけど
それも、俺には贅沢か
はずれは死に方も選べない
何一つ、選択権なんて無かったのかもしれない
一生縛られて生きていくよりは、、
いや、やっぱり死にたくない
こんな感じなんだ
結構血の色って薄いんだ
最後ぐらい格好つけたかった
もっと痛いかと思ってた
、、、もう時間もなさそうかな
心残りしかないけど
俺には地味で丁度いい最後だよ、
こうなるしかなかったんだ
彼ははずれなんだから
勝てるわけないんだ
相手は強い能力で
こっちは何も無い
神公認の勝ち組と
はずれによってできた産物
さようなら
ここまでだ
喚くのも考えるのも、これで最後
敵は1人
そこまでの覚悟も必要なかったかもしれない
良く考えるなんて今はできない
メーターすら、今は操作できない
「お前は、、平和維持安心安全委員会の者じゃないな?」
なんでこんなに長い名前にしたんだ
一言だけしか喋ってないのに
戦闘の場では既に長話の域じゃないか
「攫った街の人達を開放して下さい」
突然頭を下げた自分にびっくりだ
そして、その時だった
目の前には、既に無数のトゲが迫っている
それの気が付いた時には遅かった
全身の隅から隅に穴が開き、体制を崩して倒れ込む
血が溢れて床に広がった
「お前らの力は俺の足元にも及ばないんだよ」
悪役はみんなこうなのか
本当に文字通りだ
足元にも及ばない、、か
そうかもしれないな
段々意識も遠くなってきた
だけど、、出来ることはやったんだ
あの子には、何も残せなかったけど
当たりが、、やってくれるよ
はずれに、目立つ仕事は向いてないんだ
家で授業を受けてたかった
死ぬ時は家族と一緒だって決めてたんだけど
それも、俺には贅沢か
はずれは死に方も選べない
何一つ、選択権なんて無かったのかもしれない
一生縛られて生きていくよりは、、
いや、やっぱり死にたくない
こんな感じなんだ
結構血の色って薄いんだ
最後ぐらい格好つけたかった
もっと痛いかと思ってた
、、、もう時間もなさそうかな
心残りしかないけど
俺には地味で丁度いい最後だよ、
こうなるしかなかったんだ
彼ははずれなんだから
勝てるわけないんだ
相手は強い能力で
こっちは何も無い
神公認の勝ち組と
はずれによってできた産物
さようなら
ここまでだ
喚くのも考えるのも、これで最後
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