23 / 97
<第一巻:冷酷無慈悲の奴隷商人>
閑話4:奴隷たちの下着の採寸
しおりを挟む<パオリーア視点>
今日、私は旦那様に下着を買っていただいた。旦那様っていうのは、下着屋の女将さんがニート様のことをそう呼んでいたから、私もそう呼ぶことにしたの。
だって、旦那様って呼び方素敵じゃない? 私の旦那様って言ってみたいって思ったんです。
ダバオの街を歩いている時、旦那様はときどき振り返って私が逃げていないかって確認されていましたが、私は旦那様のお買い物のお手伝いに呼んでいただけたことが嬉しくて、逃げるなんて滅相もありません。
しかも、奴隷を売るお店では旦那様が奴隷の女の子が檻に入れられているのを見て、とても怒ってくださって涙が止まらないほど感動しました。
ああ、私はこの旦那様に一生お仕えしたいと思ったのです。
街は華やかで賑やかで、街の女の人たちは魅力的で旦那様もキョロキョロと女の子のおっぱいやお尻ばかりを見ていて、私はヤキモチを妬いてしまいました。私のおっぱいやお尻ではご満足いただけないのは理解しています。
でも、大きなおっぱいが好きみたいなので、私も頑張っておっぱいが大きくなるように頑張ろうと思います。
実は、下着屋さんに旦那様が連れて行ってくださって奴隷たちのパンツを買うということでした。
今まで下着は着けたことがなくて、店の女将さんがいろいろと教えてくださいました。
その時に、おっぱいを大きくするマッサージがあるからって、親切に教えてくださって、それを毎日欠かさずしようって思っています。
女の子はお腹を冷やしたらダメなんだそうで、おへそが隠れるほどのパンツを勧めてくれましたが、私の大きな尻尾が邪魔で腰まで上がらなかったんです。それに、どうせ身に着けるのなら旦那様のお好みの物がいいなって思って、恥ずかしいんですが勇気を出して聞きました。
「紐パン!」
旦那様は、紐パンを所望されたので女将さんに紐パンを選んでいただきました。横で紐で結ぶタイプで、女の子らしくて可愛いから人気の商品だと言ってました。布面積が小さければ小さいほど、男の人は喜ぶんだそうです。
旦那様は、女の子の下着にもお詳しいんだなって感心しました。履いてみると、ちょうど尻尾の下までなので尻尾も邪魔になりません。
お尻の割れ目が半分ほど見えているのがチャーミングだと女将さんが褒めてくださって、きっと旦那様もお喜びになりますよだって。
とても恥ずかしかったのですが、喜んでいただけるのなら毎日履いてお尻を見ていただこうと思います。
帰りはうれしくって、ぎゅっと胸に抱いて大切に落とさないように持って帰りました。
「そんなに握りしめなくても奪ったりしないよ」
旦那様は、そうおっしゃいましたがスリや盗賊に盗られたらと思うと、気が抜けません。
だから、お部屋に戻った時はホッとして涙が出てしまいました。
お部屋の女の子たちが、何があったのって心配してくれたんですが、嬉し泣きだって言って買っていただいたパンツを見せたのです。
「わぁ、いいなぁ」
みんな目が輝いていて、羨ましそうに私を見てくれました。みんなの分は明日下着屋さんが来て、旦那様が買ってくださると教えてあげるとわぁって盛り上がりました。
ブラとパンツを身につけたら、みんな可愛いって言ってくれたので嬉しかったけど、旦那様には見ていただける機会が来るのでしょうか?
きっと来ると思うんです。だって、私聞いちゃったんです。アルノルトさんと旦那様がお話しされていたのを。
「下着は脱がせる楽しみがある!」
旦那様は、本当に嬉しそうに笑顔でそう言っていたので、きっと私のパンツも脱がせて楽しみたいと思っておいでです。
私はいつでも覚悟はできています。だから、さっそく昨夜もブラとパンツを身につけて待っていました。
「パオ姉ちゃん、おっぱい大きくなった!」
「パオ姉ちゃんのおっぱい、すごくきれい!」
女の子たちが、私がブラを着けると驚いていましたが、私もビックリです。乳房が持ち上げられて強調されました。
だから、自分でも綺麗な体だなって自信が持てました。
あっ、ブラっていうのは乳房に当てる布のことです。女将さんは胸当てって言っていましたが、旦那様がブラって言っていたので私も女将さんもブラって言うようにしました。女将さんが、おっぱいの形をよくするので、寝る時以外は着けておいたほうがいいよって教えてくださいました。
みんなでおっぱいマッサージをして楽しかったな。女将さんありがとう。
その女将さんは、今ちょうどお屋敷にお越しになっています。優しそうなふくよかな女性で、とても明るくていい人です。
「へぇ、楽しみ。私も綺麗なおっぱいになるかな?」
黙って聞いていた同じ部屋の女の子が、私にそう聞いてきました。
「正直よくわからないけど大丈夫よ」
「でも、ニート様って脱がせるために履かせるなんて、変わってる人だね」
「……うん。でも、私は旦那様が奴隷思いな一面を見ちゃったから、本当はいい人なんじゃないかって思ってる」
これは本心ですが、またいつお怒りになって鞭打たれるか不安な気持ちもあります。
でも、もうそんなことはないのではないかと淡い期待を持っています。
だって、いつも手に持っていた鞭を近頃は持っていないのですもの。
「パオ姉ちゃんは、ニート様のことが好きなんだ……」
「あっ、そ、そんな……もーどうして、そうなっちゃうわけっ?」
「あはは、顔が真っ赤になってるよー!」
◆
奴隷たちは、一階の大広間に全員が集められて並ばされました。旦那様も、女将さんの隣に立って見守ってくださいます。
私は昨日買っていただいたので、並ばずに入り口の横に立っていたら、旦那様から採寸の手伝いのお役目をいただきました。
一列に並んだ奴隷の女の子たちは、何をされるのかと戦々恐々としています。震えている女の子もいました。
エルフの娘たちも、床にひれ伏してじっとしていました。
堪り兼ねて、私はその場で貫頭衣を脱ぎました。
女将さんが、まぁっ!って驚かれたのですが、みんなも私の下着姿を見てワーッてビックリしていました。
「みんな聞いて! 今日は私が身につけているこのブラとパンツの採寸をするの。みんなの体型に合ったものをニート様がご用意してくださるので、怖がらなくていいよ。だから、順番がきたら服を脱いで裸になってください」
私は、みんなに向かっていいました。
「な、なんでパオ姉ちゃんだけ先に着てんねん!」
マリレーネがいつもの口調で抗議していたけど、まだ順番も来ていないのに真っ先に裸になっていました。
きっと早く着てみたいって思ったのだと思います。
以前の旦那様は、マリレーネの不遜な態度に怒って毎日殴ったり蹴ったり、何日も食事を抜いたりしていたのに、最近はマリレーネにとても優しいんです。
今も、旦那様はマリレーネが服を脱いだら、ずっとおっぱいを凝視されています。
やっぱり、おっぱいが大好きなのですね。
女将さんが、一人ずつ丁寧に胸の大きさやお尻の大きさを紙に書いていました。
「はい、次の子。お名前は? じゃぁ、少し脇を広げて……そうそう」
女将さんが目盛りが入った紐を胸の下と、胸の一番高いところを測って、何やら紙に書いています。
エルフは尻尾がないので、お尻の大きさを測るだけでしたが、獣人族は尻尾の位置なども測っていました。
獣人属の下着を作るのって大変そうです。
旦那様はその様子を、黙って見ていたのですが、目が真っ赤です。ゴミでも入ったのでしょうか?
もし、痛いようならふぅふぅと瞳に息を吹きかけて差し上げるのに。
「ひぁっ! 冷たい! あははは、脇はやめてくれよ、くすぐったいわ!」
相変わらずマリレーネは賑やかです。旦那様の前でもいつも普段通りにしていて、すごいな。
「おい、マリレーネ。うるさいぞ!」
さすがに旦那様も見かねて叱りつけていましたが、以前のように足蹴にしたりせず、シュンとしたマリレーネを見てニコニコしています。
最近は、旦那様が大きな声を出しても、叩いたりしませんが、後でアルノルトさんにこっぴどく叱られるのでみんなはおとなしく順番を待っています。うるさいのはマリレーネくらい。
全員の採寸が終わったところで、アルノルトさんが部屋に戻れと命じられました。
私も帰ろうとしたら、旦那様が呼び止めてくださって、
「パオリーア……助かったぞ。フーン、フーン、下着姿とても……に、似合ってた……」
鼻息が荒くて何を言っているのかわかりませんでしたが、私のことを褒めてくださっているのは伝わりました。
「ゆっくりと見ていただきたいです。いつでもお待ちしています」
勇気を出して旦那様に言えたので、私は自分を褒めてあげたいです。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる