3 / 157
序章~陪臣の身~
ただいま三河
しおりを挟む
三河に着くと元信は大勢の家臣に囲まれて大騒ぎになっていた。
あんだけ帰る帰るって文で伝えたはずなのに、それだけ大事件だったのだろう。」
その後元信が俺のことを三河の家臣たちに紹介してくれて愛嬌を振りまいておいた。
反感買われると後々面倒だからね。
そのおかげで俺もすんなり松平家に馴染むことに成功し、元信の命と言うことでこっちでも元信の側近やることになりました。
「殿、三河に戻って来れたのですから、久々に領内を回られてはいかがでしょうか。」
「そうだな。領民にも顔を見せてやらないとな。刹那もついて来てくれ。」
「かしこまりました。お供いたします。」
こうして元信と一緒に領内を見て周り、村長とも顔を合わせ人脈を作ることに成功。
これで、後々なにかすることに不便はないだろう。
ある日元信に呼ばれて行ってみると
「刹那、三河をもっと豊かにしたいと思うのだが、何かいい案はないだろうか。」
「でしたら、ブランド米などを作ってみるのはいかがでしょうか。」
「ぶっ、ぶらんどまい?とはなんだ。」
「三河でとれた米を松平家で農民から買取それを京などに売り込むのです。」
「それでは農民達が食べる分がなくなってしまうのではないか?」
「いいえ、そうならないように、農民たちが売っている分だけを買ってやるのです。そうすれば自分たちが食べる分だけでなく、いつも以上に農民の元にお金が入ることになります。」
「だが、それでは商いで米を扱っているものたちから文句が出よう。」
「もちろん、そのままにしては食いぶちを奪われた商人たちが文句をいうでしょう。そこで、米を売った利益の中からその者たちに仕事を回すのです。そうすれば、米がなくなったことによって減った利益を補填してやれば問題ありません。」
「ふむ、ならそのぶらんどまい?とやらは刹那に任せても良いか。」
「はい、必ずや成功させて見せます。」
こうして三河ブランドの米を作るために俺はこの間回った村の長たちに来てもらうことにした。
もちろん、そのままの米では売れないので錬金術を使ってコシヒカリやササニシキ、など現代でも売れているような品種改良された米の種籾を錬成しておいてだ。
村長たちには俺の政策を話、錬成した種籾を植えるように指示。
育てやすい米だと話すとみんな我先にと種籾を求めてきた。
育てる上での注意事項も一応説明したから大丈夫だろ。
元の時代で農家さんに話を聞いておいてよかった。
元信に呼ばれてない時にはちょくちょく松平家の家臣たちの元に挨拶周りをしておいて友好度を上昇させておいた。
目立った行動して目くじら立てられると面倒だから先に仲良くなってなにしても許してもらえるようにしておかないとな。
米の生産がうまくいったら次は野菜や畜産にも力を注いで石高の増加に励む予定です。
石高が上がればそれだけ国が豊かになる。豊かなところには人が集まり更に発展することができる。
三河は今はど田舎ですからね。これを改善してとりあえず駿河以上の繁栄をするようにしましょう。
そうすれば、義元が死んだ後に侵攻しやすいですからね。
あっちが京風に繁栄させるならこっちは東京風にでもしましょうか。
雅なだけではこの時代はやっていけないってことを義元さんにあっちの世界で後悔でもしてもらいましょうかね。
軍部に関しても殿に言って兵農分離を進めていかないといけませんね。しかし、それに今川の許しが必要になるだろうし、なかなか今の現状では難しそうだな。
とりあえず殿に断って駿府に度々出向いて義元さんと仲良くなっておくしかないかな。
ある日元信が、
「刹那、義元様から関口様のところの娘の瀬名殿を嫁にどうかと言われたのだが、お前はどう思う。」
「瀬名様にございますか。今川家の女中に話を聞きますところ、相当な器量良しだと聞いたことがあります。」
「私は女子のことがよくわからん。駿府にいた頃には相手にもされない状態であったからな。」
「殿をお支えしてくれる良い女子だと思いますよ。」
「そうか、刹那がそう言ってくれるならこの話乗るとしよう。断ってまた駿府に住めと言われるのは嫌だしな。」
元信は笑いながらそんなことを言った。
それから度々婚姻の調整のための使者として俺が駿府に赴くことが増えたんだが、それを利用して今川の重臣や義元さん本人とも仲良くなって、松平のところの神威が来たと顔を出すと喜んでもらえるようになった。
特に義元さんからは息子並に可愛がられて周りから隠し子なんじゃないかと噂が出ているとか。
それが後々ここを乗っ取ろうとしているとは誰も思ってないだろうね。
もちろん、今川領の国人衆や村長なんかにもちゃんと挨拶はしておいたよ。けっこう人数いて回るのが大変だったけどね。
そして井伊谷の領主の直盛さんとも会って娘さんのおとわちゃんとも仲良くなったけど、可愛い子だったな。この世界ではおとわちゃんは出家してなかったのがびっくりしたけどね。
あんだけ帰る帰るって文で伝えたはずなのに、それだけ大事件だったのだろう。」
その後元信が俺のことを三河の家臣たちに紹介してくれて愛嬌を振りまいておいた。
反感買われると後々面倒だからね。
そのおかげで俺もすんなり松平家に馴染むことに成功し、元信の命と言うことでこっちでも元信の側近やることになりました。
「殿、三河に戻って来れたのですから、久々に領内を回られてはいかがでしょうか。」
「そうだな。領民にも顔を見せてやらないとな。刹那もついて来てくれ。」
「かしこまりました。お供いたします。」
こうして元信と一緒に領内を見て周り、村長とも顔を合わせ人脈を作ることに成功。
これで、後々なにかすることに不便はないだろう。
ある日元信に呼ばれて行ってみると
「刹那、三河をもっと豊かにしたいと思うのだが、何かいい案はないだろうか。」
「でしたら、ブランド米などを作ってみるのはいかがでしょうか。」
「ぶっ、ぶらんどまい?とはなんだ。」
「三河でとれた米を松平家で農民から買取それを京などに売り込むのです。」
「それでは農民達が食べる分がなくなってしまうのではないか?」
「いいえ、そうならないように、農民たちが売っている分だけを買ってやるのです。そうすれば自分たちが食べる分だけでなく、いつも以上に農民の元にお金が入ることになります。」
「だが、それでは商いで米を扱っているものたちから文句が出よう。」
「もちろん、そのままにしては食いぶちを奪われた商人たちが文句をいうでしょう。そこで、米を売った利益の中からその者たちに仕事を回すのです。そうすれば、米がなくなったことによって減った利益を補填してやれば問題ありません。」
「ふむ、ならそのぶらんどまい?とやらは刹那に任せても良いか。」
「はい、必ずや成功させて見せます。」
こうして三河ブランドの米を作るために俺はこの間回った村の長たちに来てもらうことにした。
もちろん、そのままの米では売れないので錬金術を使ってコシヒカリやササニシキ、など現代でも売れているような品種改良された米の種籾を錬成しておいてだ。
村長たちには俺の政策を話、錬成した種籾を植えるように指示。
育てやすい米だと話すとみんな我先にと種籾を求めてきた。
育てる上での注意事項も一応説明したから大丈夫だろ。
元の時代で農家さんに話を聞いておいてよかった。
元信に呼ばれてない時にはちょくちょく松平家の家臣たちの元に挨拶周りをしておいて友好度を上昇させておいた。
目立った行動して目くじら立てられると面倒だから先に仲良くなってなにしても許してもらえるようにしておかないとな。
米の生産がうまくいったら次は野菜や畜産にも力を注いで石高の増加に励む予定です。
石高が上がればそれだけ国が豊かになる。豊かなところには人が集まり更に発展することができる。
三河は今はど田舎ですからね。これを改善してとりあえず駿河以上の繁栄をするようにしましょう。
そうすれば、義元が死んだ後に侵攻しやすいですからね。
あっちが京風に繁栄させるならこっちは東京風にでもしましょうか。
雅なだけではこの時代はやっていけないってことを義元さんにあっちの世界で後悔でもしてもらいましょうかね。
軍部に関しても殿に言って兵農分離を進めていかないといけませんね。しかし、それに今川の許しが必要になるだろうし、なかなか今の現状では難しそうだな。
とりあえず殿に断って駿府に度々出向いて義元さんと仲良くなっておくしかないかな。
ある日元信が、
「刹那、義元様から関口様のところの娘の瀬名殿を嫁にどうかと言われたのだが、お前はどう思う。」
「瀬名様にございますか。今川家の女中に話を聞きますところ、相当な器量良しだと聞いたことがあります。」
「私は女子のことがよくわからん。駿府にいた頃には相手にもされない状態であったからな。」
「殿をお支えしてくれる良い女子だと思いますよ。」
「そうか、刹那がそう言ってくれるならこの話乗るとしよう。断ってまた駿府に住めと言われるのは嫌だしな。」
元信は笑いながらそんなことを言った。
それから度々婚姻の調整のための使者として俺が駿府に赴くことが増えたんだが、それを利用して今川の重臣や義元さん本人とも仲良くなって、松平のところの神威が来たと顔を出すと喜んでもらえるようになった。
特に義元さんからは息子並に可愛がられて周りから隠し子なんじゃないかと噂が出ているとか。
それが後々ここを乗っ取ろうとしているとは誰も思ってないだろうね。
もちろん、今川領の国人衆や村長なんかにもちゃんと挨拶はしておいたよ。けっこう人数いて回るのが大変だったけどね。
そして井伊谷の領主の直盛さんとも会って娘さんのおとわちゃんとも仲良くなったけど、可愛い子だったな。この世界ではおとわちゃんは出家してなかったのがびっくりしたけどね。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【完結】離縁ですか…では、私が出掛けている間に出ていって下さいね♪
山葵
恋愛
突然、カイルから離縁して欲しいと言われ、戸惑いながらも理由を聞いた。
「俺は真実の愛に目覚めたのだ。マリアこそ俺の運命の相手!」
そうですか…。
私は離婚届にサインをする。
私は、直ぐに役所に届ける様に使用人に渡した。
使用人が出掛けるのを確認してから
「私とアスベスが旅行に行っている間に荷物を纏めて出ていって下さいね♪」
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる