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序章~陪臣の身~
ただいま三河2
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元信様と瀬名さんの結婚式が秋に行われることに決まり、今松平家は準備で大忙しです。
元信様はほかの家臣達に色々作法やらなんやらを仕込まれているようで、駄々をこねたりしていますが、女好きの彼のことだから、瀬名さんが来たら元気になるでしょう。
酒井忠次さんや石川数正さん大久保忠世さんなどには元信様を甘やかしすぎてはいけないと言われてますからね。ま、俺も自分の君主としてそんな甘ちゃんには育てませんよ。って言ったらほどほどにして上げてくれ。と逆に言われたのがみんな優しいなって思うよね。
もちろん俺は今川さんとの連絡や、ブランド米のことがあるので元信様にかまってばかりもいられないんだけどね。
いろんなことに勢力的に行動していたら夏はあっという間に過ぎ、元信様が結婚する秋になりました。
「刹那、いよいよ瀬名殿が参るな。」
「はい、殿はいつもどおりにしておれば大丈夫だと思いますよ。」
「そうか。」
そんな話をしていると瀬名様の準備が終わったようで、白無垢姿の瀬名さんが入ってきた。
「瀬名と申します。よしなによろしくお願い仕りまする。」
「松平元信である。よろしゅうな。」
それから婚礼の儀は順調に進んで今は宴会の真っ最中です。
酒を飲んだ忠世さんや忠次さんが俺に絡んできてなかなか困りものです。
そういえば、年も近い平八郎とはけっこう仲良くなったけど、まだ元服をしていないから俺を兄貴分のように慕ってるけど、後々の猛将に慕われてるとなんか違和感がすごいね。
瀬名さんとの結婚式も終わり、元信様は夫婦でいちゃいちゃやってるようだけど、俺は各村を回ってブランド米の取れ具合を確認してきました。
案の定、品種改良をした米だけあって今までの米の実りよりも3倍ほどの量があるとみんな喜んでくれています。味も格段に旨くなっているので、京とかに出荷すればいい資金源になるでしょう。
こんな米を作ってくれた村人に感謝して挨拶周りをしようとしたらむしろなんか拝まれる始末だったな。村一の娘を嫁にしてほしいとか言われて断るのが大変でした。
米の売買はとりあえず、三河の米問屋に任せてあるので、そこがうまくやってくれるでしょう。
何件か回って店主と話した結果岡崎屋の店主が一番有能そうだったので、そこを元締めにして仕事を配布させました。
来年はブランド米だけじゃなくて、じゃがいもやさつまいものような保存食にもなる野菜や人参、キャベツみたいな栄養がとりやすい野菜も農民たちに頼んで作ってもらおう。どうやら使ってない畑もあったみたいだから、そこに植えてもらえば大丈夫でしょ。
義元さんのご機嫌取りのためにブランド米を献上したら大層喜んでもらえたようで、これ以外の飯は食わないと駄々をこねているとか。
ま、米くらいでご機嫌取れるなら安いもんなので、いくらでも送りますよ。
始めてブランド米を食べた時に元信様が、
「こんなうまい米は食ったことがない。まさに宝の米だな。」
と言ってたので、ブランド米の名前を宝米(ほうまい)とすることにしました。
宝米を京で売ってきた店主に話を聞いたところ、公家衆達からも気に入られているとのことで宝米は順調に売れているそうで松平家の資金源になってくれそうです。
店主からは来年もぜひ売らせてほしいと願い出がきたので、とりあえずは来年も継続して任せるからブランドを確立させるように命じておきました。
年が明けると新年に挨拶のために駿府に元信様と行くことになりました。
駿府に着くとすぐに義元様に会うことになった。
「義元様、新年あけましておめでとうございます。本年もますますのご繁栄をお祈り申しまする。」
「元信殿も嫁を取られたことだ、後継の誕生のために頑張りなさいな。」
「はっ。」
「刹那、そちは嫁は取らぬのか?」
「はい、まだ若輩者でありますので、女子よりも文武共に精進してゆかねばなりませぬゆえ。」
「惜しいのー、刹那の嫁になりたいと申す娘も今川家中にも数多いるのじゃが。」
「私になど、もったいなきことにございます。」
その後も義元さんがなかなか帰してくれなくて元信様と一緒に用意された屋敷に戻るまで休まるところがなくて大変でした。
「刹那も義元様に気に入られて大変だな。」
「確かに色々とお話が続いて大変ではありますが、これも殿のためと思い耐えております。」
「刹那、私はお前のことを信用しておる。これからも松平のため、私のために働いてくれ。」
元信様はそう言って頭を下げてくれた。それを見て、こうゆう人だから天下が取れたんだろうなと思ったよ。
それから元信様に領内のことで何かあれば内政に関しては刹那に任せるから好きにしてくれと言われたんだけど、絶対元信様が瀬名さんといちゃいちゃする時間を多く作りたいから任せてるだけだろって感じだったよね。
しかも、元信様がほかの家臣の前でもそんなこと言ったから忠次さんのご機嫌取り大変だったよ。
元信様はほかの家臣達に色々作法やらなんやらを仕込まれているようで、駄々をこねたりしていますが、女好きの彼のことだから、瀬名さんが来たら元気になるでしょう。
酒井忠次さんや石川数正さん大久保忠世さんなどには元信様を甘やかしすぎてはいけないと言われてますからね。ま、俺も自分の君主としてそんな甘ちゃんには育てませんよ。って言ったらほどほどにして上げてくれ。と逆に言われたのがみんな優しいなって思うよね。
もちろん俺は今川さんとの連絡や、ブランド米のことがあるので元信様にかまってばかりもいられないんだけどね。
いろんなことに勢力的に行動していたら夏はあっという間に過ぎ、元信様が結婚する秋になりました。
「刹那、いよいよ瀬名殿が参るな。」
「はい、殿はいつもどおりにしておれば大丈夫だと思いますよ。」
「そうか。」
そんな話をしていると瀬名様の準備が終わったようで、白無垢姿の瀬名さんが入ってきた。
「瀬名と申します。よしなによろしくお願い仕りまする。」
「松平元信である。よろしゅうな。」
それから婚礼の儀は順調に進んで今は宴会の真っ最中です。
酒を飲んだ忠世さんや忠次さんが俺に絡んできてなかなか困りものです。
そういえば、年も近い平八郎とはけっこう仲良くなったけど、まだ元服をしていないから俺を兄貴分のように慕ってるけど、後々の猛将に慕われてるとなんか違和感がすごいね。
瀬名さんとの結婚式も終わり、元信様は夫婦でいちゃいちゃやってるようだけど、俺は各村を回ってブランド米の取れ具合を確認してきました。
案の定、品種改良をした米だけあって今までの米の実りよりも3倍ほどの量があるとみんな喜んでくれています。味も格段に旨くなっているので、京とかに出荷すればいい資金源になるでしょう。
こんな米を作ってくれた村人に感謝して挨拶周りをしようとしたらむしろなんか拝まれる始末だったな。村一の娘を嫁にしてほしいとか言われて断るのが大変でした。
米の売買はとりあえず、三河の米問屋に任せてあるので、そこがうまくやってくれるでしょう。
何件か回って店主と話した結果岡崎屋の店主が一番有能そうだったので、そこを元締めにして仕事を配布させました。
来年はブランド米だけじゃなくて、じゃがいもやさつまいものような保存食にもなる野菜や人参、キャベツみたいな栄養がとりやすい野菜も農民たちに頼んで作ってもらおう。どうやら使ってない畑もあったみたいだから、そこに植えてもらえば大丈夫でしょ。
義元さんのご機嫌取りのためにブランド米を献上したら大層喜んでもらえたようで、これ以外の飯は食わないと駄々をこねているとか。
ま、米くらいでご機嫌取れるなら安いもんなので、いくらでも送りますよ。
始めてブランド米を食べた時に元信様が、
「こんなうまい米は食ったことがない。まさに宝の米だな。」
と言ってたので、ブランド米の名前を宝米(ほうまい)とすることにしました。
宝米を京で売ってきた店主に話を聞いたところ、公家衆達からも気に入られているとのことで宝米は順調に売れているそうで松平家の資金源になってくれそうです。
店主からは来年もぜひ売らせてほしいと願い出がきたので、とりあえずは来年も継続して任せるからブランドを確立させるように命じておきました。
年が明けると新年に挨拶のために駿府に元信様と行くことになりました。
駿府に着くとすぐに義元様に会うことになった。
「義元様、新年あけましておめでとうございます。本年もますますのご繁栄をお祈り申しまする。」
「元信殿も嫁を取られたことだ、後継の誕生のために頑張りなさいな。」
「はっ。」
「刹那、そちは嫁は取らぬのか?」
「はい、まだ若輩者でありますので、女子よりも文武共に精進してゆかねばなりませぬゆえ。」
「惜しいのー、刹那の嫁になりたいと申す娘も今川家中にも数多いるのじゃが。」
「私になど、もったいなきことにございます。」
その後も義元さんがなかなか帰してくれなくて元信様と一緒に用意された屋敷に戻るまで休まるところがなくて大変でした。
「刹那も義元様に気に入られて大変だな。」
「確かに色々とお話が続いて大変ではありますが、これも殿のためと思い耐えております。」
「刹那、私はお前のことを信用しておる。これからも松平のため、私のために働いてくれ。」
元信様はそう言って頭を下げてくれた。それを見て、こうゆう人だから天下が取れたんだろうなと思ったよ。
それから元信様に領内のことで何かあれば内政に関しては刹那に任せるから好きにしてくれと言われたんだけど、絶対元信様が瀬名さんといちゃいちゃする時間を多く作りたいから任せてるだけだろって感じだったよね。
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