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第五章~近畿大波乱~
崩壊、そしてゼロからのスタート12
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「どうゆうことにございましょうか?」
信孝の発言に興味を持った刹那はそう疑問を問いかけた。
「私がどのような男なのか、見所がある者なのかどうか。それを判断されているのではないでしょうか。」
「ほう、私が信孝様を試していると。して、どのようなところを見ているとお思いで?」
「まず、上座を用意して平伏して私を待っていたことです。今回の目通りは私的なものだと父上から聞いております。それなのにも関わらず公的な目通りのような対応。これは私が織田家当主の息子という立場を振りかざすかどうかを見られたのではないでしょうか。そしてその公的なお話しの仕方もそれを裏付けるものではないかと。」
信孝がそこまでいい終えると刹那は下げていた顔をあげて信孝を見つめた。
「お見事。ようそこまでお気づきになられましたな。信孝殿。」
「お褒めいただき光栄にございます。」
その後刹那は信孝に様々なことを聞き、信孝もまた刹那に聞きたかったことを聞く。そんな時間が流れ、あっという間に夕方になった。
「刹那。信孝はどうだ。」
二人が話しているとそう言いながら信長が部屋に入ってきた。
「父上っ。」
「信長様。私的なものとはいえそのように入りかたはお止めにください。」
「すまんすまん。気になって気になって気持ちが安まらなんだ。」
その後三人で夕餉を取ることになった。
「信孝はな、お主にずっと会いたがっておったのだ。のぉ、信孝。」
「はいっ!今日はとても楽しい時間を過ごせました。」
「刹那、信孝をどう見た。」
「はい。とても見所のあるお子だと思います。嫡男である信忠殿を越える才覚を秘めるのではないかと。」
その刹那の発言に信長は冷や汗をかく。
「私が兄上に。」
逆に憧れである刹那から自分の尊敬する兄を越えると言われた信孝の表情には喜びが溢れた。
「して、信孝をお主の元に預ける話はどうだ。」
「それは信孝殿が望めばというお話のはずですが?」
二人の話についていけない信孝は頭に?を浮かべていた。
それを見た刹那は呆れた表情で、
「まさかとは思いますが、信孝殿に話をしていないのですか?」
「うむ。」
ニヤリとしながらそう答える信長。
「信孝、お主を刹那の元に預けようと考えているが刹那はお主が望まねば断ると申しておる。お主はどうしたい?」
突然の父の発言に驚いていた信孝ではあったが、
「私は神威様の元で様々なことを学びたいと思います。」
そう二人の顔を見ながら答えた。
「信孝殿、私の元に来ると言うことは織田家当主のご子息様という甘えは許されませんよ。私のほかの家臣からも色々指摘をされることでしょう。一度こちらへ来たら織田へ戻ることはできないとまでお考えください。それでも私の元へ来ますか?」
「はいっ。」
刹那の脅しにも屈せずに信孝は即答した。
「では、織田の名前を捨てなされ。」
刹那の発言にさすがの信長も驚いた。
「せっ、刹那。なにも織田の名前を捨てずとも良いではないかっ。」
「信長様、私の元に信孝殿をお預けになると言うことは織田家の家督を継がせないということでしょう。ならば家名を捨ててしまうのが織田家の家督争いの火種を潰すことになり良いことではありませんか。」
「そっ、それはそうだが・・・。」
「信孝殿は良いですかな?」
「はいっ。私は三男にございます。父上の後を継ぐのは嫡男である兄上にございます。されば織田の名にこだわるのは要らぬ火種を生むことになります。」
「本人はこのように申しておりますが。」
「わかった。」
息子本人にまでそう言われては信長も否定することはできなかった。
こうして刹那は織田信長の息子である信孝を預かることにしたのである。
この私的な目通りの翌日、今度は公なやり取りとして織田家家臣の目の前で今度は信孝を預かることを伝えたのである。
そこに家臣の反対はもはやなく信孝が刹那の元に来ることは決定事項となった。
信孝の神威家行きが決まってから数日後、支度を済ませた信孝は岐阜城から伊勢へと向かおうとしていた。
「では、信孝殿、参りますか。」
「はい。刹那様、どうぞよろしくお願い申しあげます。」
信孝が出立しようとしている時に信長が安土より駆けつけた。
「ふぅ、なんとか間に合ったようだな。」
「これはこれは信長様、信孝殿のお見送りですか。」
「息子の出立なのだ。父として当然であろう。」
「では、その父を超えるような男に信孝殿を成長させるといたしますか。」
「信孝、刹那はすごい男だ。しかし、その元で学ぶのはそれだけ努力が必要だ。おまえ自身が織田の名前を捨てることを決めたのだ。死ぬ物狂いで学べ。」
「はいっ。父上。行ってまいります。」
こうして刹那と信孝は伊勢へと旅立った。
信孝の発言に興味を持った刹那はそう疑問を問いかけた。
「私がどのような男なのか、見所がある者なのかどうか。それを判断されているのではないでしょうか。」
「ほう、私が信孝様を試していると。して、どのようなところを見ているとお思いで?」
「まず、上座を用意して平伏して私を待っていたことです。今回の目通りは私的なものだと父上から聞いております。それなのにも関わらず公的な目通りのような対応。これは私が織田家当主の息子という立場を振りかざすかどうかを見られたのではないでしょうか。そしてその公的なお話しの仕方もそれを裏付けるものではないかと。」
信孝がそこまでいい終えると刹那は下げていた顔をあげて信孝を見つめた。
「お見事。ようそこまでお気づきになられましたな。信孝殿。」
「お褒めいただき光栄にございます。」
その後刹那は信孝に様々なことを聞き、信孝もまた刹那に聞きたかったことを聞く。そんな時間が流れ、あっという間に夕方になった。
「刹那。信孝はどうだ。」
二人が話しているとそう言いながら信長が部屋に入ってきた。
「父上っ。」
「信長様。私的なものとはいえそのように入りかたはお止めにください。」
「すまんすまん。気になって気になって気持ちが安まらなんだ。」
その後三人で夕餉を取ることになった。
「信孝はな、お主にずっと会いたがっておったのだ。のぉ、信孝。」
「はいっ!今日はとても楽しい時間を過ごせました。」
「刹那、信孝をどう見た。」
「はい。とても見所のあるお子だと思います。嫡男である信忠殿を越える才覚を秘めるのではないかと。」
その刹那の発言に信長は冷や汗をかく。
「私が兄上に。」
逆に憧れである刹那から自分の尊敬する兄を越えると言われた信孝の表情には喜びが溢れた。
「して、信孝をお主の元に預ける話はどうだ。」
「それは信孝殿が望めばというお話のはずですが?」
二人の話についていけない信孝は頭に?を浮かべていた。
それを見た刹那は呆れた表情で、
「まさかとは思いますが、信孝殿に話をしていないのですか?」
「うむ。」
ニヤリとしながらそう答える信長。
「信孝、お主を刹那の元に預けようと考えているが刹那はお主が望まねば断ると申しておる。お主はどうしたい?」
突然の父の発言に驚いていた信孝ではあったが、
「私は神威様の元で様々なことを学びたいと思います。」
そう二人の顔を見ながら答えた。
「信孝殿、私の元に来ると言うことは織田家当主のご子息様という甘えは許されませんよ。私のほかの家臣からも色々指摘をされることでしょう。一度こちらへ来たら織田へ戻ることはできないとまでお考えください。それでも私の元へ来ますか?」
「はいっ。」
刹那の脅しにも屈せずに信孝は即答した。
「では、織田の名前を捨てなされ。」
刹那の発言にさすがの信長も驚いた。
「せっ、刹那。なにも織田の名前を捨てずとも良いではないかっ。」
「信長様、私の元に信孝殿をお預けになると言うことは織田家の家督を継がせないということでしょう。ならば家名を捨ててしまうのが織田家の家督争いの火種を潰すことになり良いことではありませんか。」
「そっ、それはそうだが・・・。」
「信孝殿は良いですかな?」
「はいっ。私は三男にございます。父上の後を継ぐのは嫡男である兄上にございます。されば織田の名にこだわるのは要らぬ火種を生むことになります。」
「本人はこのように申しておりますが。」
「わかった。」
息子本人にまでそう言われては信長も否定することはできなかった。
こうして刹那は織田信長の息子である信孝を預かることにしたのである。
この私的な目通りの翌日、今度は公なやり取りとして織田家家臣の目の前で今度は信孝を預かることを伝えたのである。
そこに家臣の反対はもはやなく信孝が刹那の元に来ることは決定事項となった。
信孝の神威家行きが決まってから数日後、支度を済ませた信孝は岐阜城から伊勢へと向かおうとしていた。
「では、信孝殿、参りますか。」
「はい。刹那様、どうぞよろしくお願い申しあげます。」
信孝が出立しようとしている時に信長が安土より駆けつけた。
「ふぅ、なんとか間に合ったようだな。」
「これはこれは信長様、信孝殿のお見送りですか。」
「息子の出立なのだ。父として当然であろう。」
「では、その父を超えるような男に信孝殿を成長させるといたしますか。」
「信孝、刹那はすごい男だ。しかし、その元で学ぶのはそれだけ努力が必要だ。おまえ自身が織田の名前を捨てることを決めたのだ。死ぬ物狂いで学べ。」
「はいっ。父上。行ってまいります。」
こうして刹那と信孝は伊勢へと旅立った。
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