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第七章~織田家崩壊~
大いなる決意2
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「直親殿は良い義弟にございますれば。」
刹那はそこで一度話しを区切ると、信孝に自分の考えていることを話し始めた。
「信孝、これからいうことはあくまで提案です。私の提案を聞いてどうするかはあなたが決めなさい。」
そう前置きしてから刹那は話し始めた。
「まず、今の織田家を滅亡させ、その後に新たに信孝を主とする新たな織田家を作り上げる。そしてその配下にはここにいる勝家殿、前田殿、佐久間殿、佐々殿、滝川殿が新たな織田家へ士官する形にして入る。領地は岐阜、尾張、越前、加賀、飛騨とする。その上で信孝が当主として家康様へ臣下の礼を取る。そうすることで尾張、美濃、越前、加賀、飛騨は間接的に徳川家の領地となり、もし秀吉殿がそこを犯そうと軍を進めてきても徳川家が手を貸すことができる。」
「私としては師匠の案で異存ございませんが、徳川殿はそれでよろしいのでしょうか?無駄な争いを招く我らを引き入れて。」
「刹那にあそこまでされては私が断る事などできぬよ。なぁ、刹那。」
「なっ、なんのことでしょうか。」
刹那はそっぽを向いた。
「実はな、わしのところに来るなり刹那が頭を下げて「信孝をお救い願います。」と言ってきたのだ。この刹那は弟子である信孝殿には大甘らしい。」
「とっ、殿、そのようなことをもうされなくとも!!」
「師匠・・・・・。」
信孝は家康のほうに顔を向けると平伏し、
「新、織田家当主、織田信孝。徳川参議家康様に忠誠をお誓い申します。」
こうして、信孝を当主とする新織田家が誕生し、そのまま徳川の傘下へと加わったのである。
これにより家康は更に天下へと近づいたのである。
「刹那、織田家についてはお前に一任とする。よく信孝殿を補佐せよ。」
「とっ、殿っ!!」
「さぁ、直親、浜松へともどるぞ。」
こうして、刹那は織田家への補佐という名の支配力を任されたのである。
「絶対に西の厄介事を丸投げするつもりだろ・・・。」
自分の仕事が増えたと嘆く刹那。
それを見て苦笑いを浮かべた後に信孝が。
「師匠。これから改めてどうぞよろしくお願いいたします。」
そう頭を下げた。
それに続いて勝家たちも頭を下げた。
「信孝、当主となったからにはこれまで以上に厳しく行きますからね。」
「はいっ!!よろしくお願いいたします!!」
織田信孝を当主とした新たな織田家の誕生とその織田家が大大名である徳川家の傘下に入ったことは家康の名によって大々的に広められた。
信孝は本拠を清洲城とし、岐阜には柴田勝家を配置した。
北の拠点となる一乗谷城には佐久間盛政を置き要所要所を対秀吉体制へとしたのである。
織田家が新たに設立されたことで秀吉ら旧織田家家臣達は秀吉の傘下とならざるおえず、羽柴家が完成したのである。
織田家が徳川家の傘下に入ったことにより、徳川家の敵となる勢力は東には奥州の伊達家や南部家、その他の諸勢力。
西には羽柴家、毛利家、長宗我部家、九州の大友家、龍造寺家、島津家など、まだまだ油断がならない状況ではあるものの、間違いなく天下に一番近い大名は徳川家康であった。
一方の秀吉は、信孝が生きており、また新たな織田家を立ち上げたという情報が広まることで焦りを感じていた。
「くそっ!!なぜじゃ、信孝と三法師はあの時に殺したのではなかったのかっ。」
「どうやらあの知らせは神威による偽情報だったのでしょうな。まんまとやられたということです。」
「それに織田家が徳川家の傘下に入るなど、予想などできんぞっ。」
「ええ、これで岐阜や尾張へ軍を進めることはできなくなりました。しかし、織田家の配下であったものを多く我らの元に残すことができたのもまた事実。ここから地盤を固め、東の脅威である徳川と対等になれるようにしなければなりません。」
「織田には手が出せない。そうなると東への領土拡大は不可能。四国には徳川傘下の佐竹がいる。中国には大国毛利がおる。どこに兵を進めるというんじゃ。」
秀吉がそう官兵衛にきつめに言うと官兵衛は
「殿、忘れてはおりませんか。我らが攻めてもなんの問題もない勢力が四国にも中国にもおりますよ。」
官兵衛のその意見に理解ができていない秀吉は首をかしげた。
「備前、美作などを有している宇喜多家、そして四国の伊予の大名河野家。この二家に攻め入ることが可能でございます。」
「だが、宇喜多家は毛利と繋がりがあるのではないのか。」
「元当主である宇喜多直家が策謀家であったために毛利家は良い印象を持っておりません。そして現当主宇喜多秀家も馬鹿ではないもののまだ幼き当主。宇喜多家で力を持っているのは直家の時からの重臣どもですので毛利家に乗っ取られる可能性を考えるとそう助力は願い出せないと思います。」
「山名家はどうなのだ、あそこも小さな大名であろう。」
「山名家を攻めるのは時期尚早かと。あちらはすぐにでも毛利家へ救いを求めると思いますので、攻めるのであれば毛利家へと工作が必要となるでしょう。」
「そうか、では山名家とついでに宇喜多家のことを毛利家と秘密裏に取引をしてまいれ。」
「かしこまりました。あちらとしてもすぐに我らと事を構えたくないでしょうから話には概ね乗ると思われます。」
「まずは西に勢力を伸ばし徳川に立ち向かえる力をつけねばならん。頼むぞ。」
「はい。徳川の世になっては面白くはなりそうもありませんから是が非でも殿に天下を取っていただきます。」
「ふっ。そのためにはまだまだ楽は出来んぞ官兵衛。」
刹那はそこで一度話しを区切ると、信孝に自分の考えていることを話し始めた。
「信孝、これからいうことはあくまで提案です。私の提案を聞いてどうするかはあなたが決めなさい。」
そう前置きしてから刹那は話し始めた。
「まず、今の織田家を滅亡させ、その後に新たに信孝を主とする新たな織田家を作り上げる。そしてその配下にはここにいる勝家殿、前田殿、佐久間殿、佐々殿、滝川殿が新たな織田家へ士官する形にして入る。領地は岐阜、尾張、越前、加賀、飛騨とする。その上で信孝が当主として家康様へ臣下の礼を取る。そうすることで尾張、美濃、越前、加賀、飛騨は間接的に徳川家の領地となり、もし秀吉殿がそこを犯そうと軍を進めてきても徳川家が手を貸すことができる。」
「私としては師匠の案で異存ございませんが、徳川殿はそれでよろしいのでしょうか?無駄な争いを招く我らを引き入れて。」
「刹那にあそこまでされては私が断る事などできぬよ。なぁ、刹那。」
「なっ、なんのことでしょうか。」
刹那はそっぽを向いた。
「実はな、わしのところに来るなり刹那が頭を下げて「信孝をお救い願います。」と言ってきたのだ。この刹那は弟子である信孝殿には大甘らしい。」
「とっ、殿、そのようなことをもうされなくとも!!」
「師匠・・・・・。」
信孝は家康のほうに顔を向けると平伏し、
「新、織田家当主、織田信孝。徳川参議家康様に忠誠をお誓い申します。」
こうして、信孝を当主とする新織田家が誕生し、そのまま徳川の傘下へと加わったのである。
これにより家康は更に天下へと近づいたのである。
「刹那、織田家についてはお前に一任とする。よく信孝殿を補佐せよ。」
「とっ、殿っ!!」
「さぁ、直親、浜松へともどるぞ。」
こうして、刹那は織田家への補佐という名の支配力を任されたのである。
「絶対に西の厄介事を丸投げするつもりだろ・・・。」
自分の仕事が増えたと嘆く刹那。
それを見て苦笑いを浮かべた後に信孝が。
「師匠。これから改めてどうぞよろしくお願いいたします。」
そう頭を下げた。
それに続いて勝家たちも頭を下げた。
「信孝、当主となったからにはこれまで以上に厳しく行きますからね。」
「はいっ!!よろしくお願いいたします!!」
織田信孝を当主とした新たな織田家の誕生とその織田家が大大名である徳川家の傘下に入ったことは家康の名によって大々的に広められた。
信孝は本拠を清洲城とし、岐阜には柴田勝家を配置した。
北の拠点となる一乗谷城には佐久間盛政を置き要所要所を対秀吉体制へとしたのである。
織田家が新たに設立されたことで秀吉ら旧織田家家臣達は秀吉の傘下とならざるおえず、羽柴家が完成したのである。
織田家が徳川家の傘下に入ったことにより、徳川家の敵となる勢力は東には奥州の伊達家や南部家、その他の諸勢力。
西には羽柴家、毛利家、長宗我部家、九州の大友家、龍造寺家、島津家など、まだまだ油断がならない状況ではあるものの、間違いなく天下に一番近い大名は徳川家康であった。
一方の秀吉は、信孝が生きており、また新たな織田家を立ち上げたという情報が広まることで焦りを感じていた。
「くそっ!!なぜじゃ、信孝と三法師はあの時に殺したのではなかったのかっ。」
「どうやらあの知らせは神威による偽情報だったのでしょうな。まんまとやられたということです。」
「それに織田家が徳川家の傘下に入るなど、予想などできんぞっ。」
「ええ、これで岐阜や尾張へ軍を進めることはできなくなりました。しかし、織田家の配下であったものを多く我らの元に残すことができたのもまた事実。ここから地盤を固め、東の脅威である徳川と対等になれるようにしなければなりません。」
「織田には手が出せない。そうなると東への領土拡大は不可能。四国には徳川傘下の佐竹がいる。中国には大国毛利がおる。どこに兵を進めるというんじゃ。」
秀吉がそう官兵衛にきつめに言うと官兵衛は
「殿、忘れてはおりませんか。我らが攻めてもなんの問題もない勢力が四国にも中国にもおりますよ。」
官兵衛のその意見に理解ができていない秀吉は首をかしげた。
「備前、美作などを有している宇喜多家、そして四国の伊予の大名河野家。この二家に攻め入ることが可能でございます。」
「だが、宇喜多家は毛利と繋がりがあるのではないのか。」
「元当主である宇喜多直家が策謀家であったために毛利家は良い印象を持っておりません。そして現当主宇喜多秀家も馬鹿ではないもののまだ幼き当主。宇喜多家で力を持っているのは直家の時からの重臣どもですので毛利家に乗っ取られる可能性を考えるとそう助力は願い出せないと思います。」
「山名家はどうなのだ、あそこも小さな大名であろう。」
「山名家を攻めるのは時期尚早かと。あちらはすぐにでも毛利家へ救いを求めると思いますので、攻めるのであれば毛利家へと工作が必要となるでしょう。」
「そうか、では山名家とついでに宇喜多家のことを毛利家と秘密裏に取引をしてまいれ。」
「かしこまりました。あちらとしてもすぐに我らと事を構えたくないでしょうから話には概ね乗ると思われます。」
「まずは西に勢力を伸ばし徳川に立ち向かえる力をつけねばならん。頼むぞ。」
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