転生したらゾンビゲームでしかも主人公じゃないと言われ、でも覚醒したら何故かゾンビに好かれました?!

.︎︎*心星晴博•ᴗ• *)/⟡.·

文字の大きさ
22 / 60
第2章(音ゲー好きゾンビ編)

再始動! 仲間が続々と、お医者さんに音を操り舞で人を死に誘う演奏死だと?!

しおりを挟む
 俺は今、光が届かない深い森の中でさまよっていた。詩はあれからずっと眠っていて起きる気配はないし、あと少し熱もあるようだった。

俺は歩きながらKAGUYAカーちゃんと一緒にこれかの事を色々と相談ていした。最初は楽がいる秘密基地に戻ろうともしたが、やっぱり辞めた。皆で帰ってくるはずだったのに、俺と詩だけ帰るのは何だか申し訳なく思えた。それに、楽は俺と違って一人でも逞しく生きていけるような気がした。

寧ろ俺が一緒にいたら邪魔になりそうだし、詩がこのままどうなってしまうのかわからない状態でやっぱりあの場所に帰る事は出来ないや……。

KAGUYAも俺と同じ意見で賛成してくれた。だけど、楽ともう会わないって事は俺はまた一人大事な仲間を失ってしまったんだな……。

俺達は目指す当てもなく、ただひたすらに歩き続けていたら森の中に迷い込んでいた。今はとりあえず、どこか安全に休める場所が欲しいよ……。

「律様、少シココデ休ミマセンカ?」

「そうだな……」

俺は詩を降ろして一休みしようとした時だった、いきない何処からともなく一人の女性が現れ怒られた。

「君達、そこ踏んじゃダメだから!
そこは、隣りの家のリョウ君のお墓なんだから……」

「ごめんなさい……気づかなくて」

俺達は急いで他の場所に移ろうとしたらまたまた怒られた。

「そこは、クマさんのお墓があるから踏んじゃダメ! そこも、あれも、この辺一帯は皆のお墓があるから踏んじゃダメッ!!」

気がつけば俺達の周りにはお墓しかなった。この状況、どうなってるんだよ?!
慌ている俺を気にもせず、その女性は詩の様子が明らかに変だという事に気がついて今度は心配そうに言ってくれた。

「大変、その女の子熱があるんじゃない?  良かったら家で休んでいかない、すぐそこに私の家があるから」

女性は俺の有無を聞かずに、どんどん家がある場所まで勝手に案内してくれた。言われた通り着いて来ちゃったけど、良かったんだろうか?  森を抜けたらこじんまりとした集落があった。ほとんどの家は人が何年も住んでいな為か木が朽ち果て、中は荒れ放題だった。女性は1軒のログハウスみたいな家の前で止まった。

「そういえば、まだ名前名乗ってなかったね。私の名前はカノンっていいます。こう見えて医者をやってるの!  君の名前を聞いてもいいかな?」

「律です……。眠っている子は詩っていいます」

って、よく知りもしない人に着いて来て名前まで名乗っちゃったけど本当にこの人大丈夫なんだろか?   

でも、悪い人そうには見えないし、一様医者と名乗るだけあって白衣もちゃんと着てるし大丈夫だよな!
それに、よくよく見てみるとカノンさんは俺より背が高くスレンダーで、ストレートな黒髪は腰まである大人の女性って感じでなんか大丈夫な気がしてきた。

ガチャ!
カノンさんが家の扉を開け、俺達を家の中に招いてくれた。

「どうぞ中に入って、詩ちゃんはあそこにあるベッドにとりあえず寝かせて置いてくれる。今、診察道具取ってくるから」

詩をベッドに寝かせてたら、カノンさんがすぐやってきて詩の診察を始めようとしたが俺に気がついて一言いった。

「はい、男の子は出ていって」

部屋の扉を閉め俺は追い出されてしまった。仕方ないから俺は窓際にある木製テーブルの椅子に腰掛けてみた。だけど、待っている間暇だったので、カノンさんの家の中をぐるっと見回す事にした。

俺が座ってるテーブルと椅子にキッチン、ソファーにテレビと何処にでもある一般家庭の間取りそのものだった。
だだしある一点を除けばの話だけどね。
その一点とは、壁一面に武器やら医療器具がズラリと並んでいた。

そんな物を見てしまった俺の心は物凄く不安でいっぱいになった。実は、ここは本当は殺人鬼の家で、俺と詩は解剖もしくは実験されるのでは?!  もし、俺の思ってる事が本当にそうだったとしたら……。怪しまれなたら一巻の終わりじゃんかよ?!

よし、ここは気丈に振るまってみせる!

ようやく詩の診察を終えたカノンさんは戻って来て、無言でキッチンに行き座って待っている俺に温かい飲み物を出してくれた。

「はい、どうぞ律君ココアで良かったかな?」

「ありがとうございます」

ココアだ!  丁度喉がカラカラに乾いてたんだ……。いや、ちょっと待てよ。どうしてココアなんだ?
もしかして、実はこのココアの中には眠り薬が入ってて眠った隙に……。
ハッ!  まさかあのお墓の人達は殺さ……いや、考えすきだ律落ちつけ!

「どうして、ココア飲まないの?
まさか……」

「今日はいい天気ですね」

「ココ深い森だから太陽の光はあまり届かないよ」

ギック!
俺の明らかに挙動不審な態度を見たカノンさんが何かに気がつき、笑いを堪えながら言った。

「わかった、さては私を怪しい人だと思ってるんだなぁー。こんな奥深い森の中で、お墓の番人をしながら医者をしてるからそう見えても確かに可笑しくはないね!」

「少しだけ怪しい思っただけです!
いや、めっちゃガッツり思いました。だって、こんな深い森でたった一人で、しかもこんな武器やら医療器具をみたら尚更だよ」

「正直で宜しい! 気に入ったよ。
武器集めは趣味でもあり、護身用って所かな。医療器具は私の譲れない誇りある仕事だからら常に見える所はに置いて置きたいの。信じて貰えないかもしれないけど、私は根っからの人を助ける医者だから」

カノンさんの真剣な眼差しで話す態度をみたら、疑ってしまった自分が急に何だか恥ずかしくなってきた。

「カノンさん、疑ってごめんなさい」

「いいの、いいの!  疑われる事なんてしょっちゅうだしね。誤解も解けた事だし、そんな君に私からのおつかいを頼まれてくれないかな?」

「おつかいだって?!」

「渡されたメモの物を近くにある小さな街から取ってきて欲しいのだよ。
そこにいるゾンビはそんなに悪い奴らじゃないから、大丈夫大丈夫!」

買い物籠とおつかいメモを渡された俺はカノンさんに背中を押され、玄関まで来たらそのまま家から締め出されてしまった。

「俺まだ行くとも言ってないのに! そもそも近くにある小さな街って、どこだよ?!」

「律様、コノ道ヲ真ッ直グ行ケバ小サナ街ガアリマス」

「このままここに居ても入れてくれそうにないな……。仕方ないからからとりあえず、行くだけ行ってみるか……」

道沿いに真っ直ぐ行き森を抜けたら、本当に小さな街がある場所に出た。俺はカノンから渡されメモをまだ見てなかっので見てみる事にした。

「何なに……ビールあれば最高!
綺麗なタオルにシーツ、歯ブラシにシャンプーとリンスに石鹸って、これめっちゃ生活必需品ばっかじゃん!」

俺は買い物籠にメモをまた戻した。
そして次に、俺は深呼吸して呼吸を整えてから街に行こうと決めた。

「よし、準備は整った!  ゾンビがいる街へ出発だ」

って…………ん?!
彼処のゲームコーナーの一角に誰かいるみたいだな。 あの子、俺と同い年くらいの少年じゃんかよ?!  あんな所にいたらゾンビにどうぞ襲って下さいって言ってるようなもんだよ。まったく、最近の若者はゾンビ教育がちゃんとなってないよな。仕方ない、ここは俺がゾンビとは何たるかをあの少年にちゃんと言っておかなくちゃ!

「ねぇ……君、そこにいたら危ないよ」

「…………。」

「って、ガン無視かい?!」

あの少年、俺が言った言葉絶対に聞こえてる筈なのに無視して、しかもゲーム機の前で止まってる動かないし変な奴だな……。って、あれ?  今奇妙な手の動きとポーズを構えて臨戦態勢を取ってないか?  っと思ってたらゲーム機から曲が流れ始め瞬間、俺は見たんだあの少年が目にも止まぬ速さでボタンを連打する姿を……。

それはまるで、獲物を狩る獅子の如くタイミング良く画面に出てくるリズムを叩き落とす。あの少年の周りには観客がいる訳でもなく、誰も見ていない筈なのに曲中にチラチラと周りを確認してる。俺には何がなんだかわからないけど……まさか、奴には見えているのか観客の姿が?!

「俺、昔一度だけあんな事をやる人を見た事あるぞ……。確か、なんて言ったけかなぁー?」

「僕達の事を人々はこう呼ぶ、音を操り舞で人を死に誘う演奏死えんそうし、その名も音ゲープレイヤーとな」

「そうそう、音ゲープレイヤーだ!
でも、なんかネーミングセンスが絶妙に中二病がかってる」

って、いつの間にかもう曲が終わってるし。何なんだよ、この中二病全開の少年は……?

でも、ちょっと待って!
何かがいつもと違う気がするのは何故だ?  俺は少年をじーっと見つめ考え込んだ。背丈は俺より少し少年の方が大きいくらいで、髪型は凄い中二病丸出しの目隠し黒髪ツンツヘアーだ。顔色は相当悪いな。何か悪いもんでも食べたのか、これじゃあまるでゾンビ見たいじゃんかよ!

ゾンビ……?!
いや、まさか。でも、本当にゾンビだったらどうしよう?  俺は恐る恐る少年に質問してみた。

「お前もしかして、ゾンビだったりする?」

「そうだが、何だ?  僕のサインが欲しいのか?  残念だがサインは断ってる主義なんだ」

いや、サインなんて欲しくないし……それよりゾンビが音ゲーしてるってどういう事?!?!
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。

ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。 剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。 しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。 休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう… そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。 ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。 その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。 それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく…… ※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。 ホットランキング最高位2位でした。 カクヨムにも別シナリオで掲載。

【完結】悪役に転生したのにメインヒロインにガチ恋されている件

エース皇命
ファンタジー
 前世で大好きだったファンタジー大作『ロード・オブ・ザ・ヒーロー』の悪役、レッド・モルドロスに転生してしまった桐生英介。もっと努力して意義のある人生を送っておけばよかった、という後悔から、学院で他を圧倒する努力を積み重ねる。  しかし、その一生懸命な姿に、メインヒロインであるシャロットは惚れ、卒業式の日に告白してきて……。  悪役というより、むしろ真っ当に生きようと、ファンタジーの世界で生き抜いていく。  ヒロインとの恋、仲間との友情──あれ? 全然悪役じゃないんだけど! 気づけば主人公になっていた、悪役レッドの物語! ※小説家になろう、カクヨム、エブリスタにも投稿しています。

無限に進化を続けて最強に至る

お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。 ※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。 改稿したので、しばらくしたら消します

うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました

akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」 帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。 謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。 しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。 勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!? 転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。 ※9月16日  タイトル変更致しました。 前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。 仲間を強くして無双していく話です。 『小説家になろう』様でも公開しています。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜

霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……? 生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。 これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。 (小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

気づいたら美少女ゲーの悪役令息に転生していたのでサブヒロインを救うのに人生を賭けることにした

高坂ナツキ
ファンタジー
衝撃を受けた途端、俺は美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生していた!? これは、自分が制作にかかわっていた美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生した主人公が、報われないサブヒロインを救うために人生を賭ける話。 日常あり、恋愛あり、ダンジョンあり、戦闘あり、料理ありの何でもありの話となっています。

処理中です...