“強くてかわいい”キャバ嬢・美羽のプロレス一直線!

ちひろ

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ロッキー美羽に捧げる<あとがき>

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 新時代のヒロイン、それは余命宣告を受けた現役キャバ嬢の美羽です。不屈の闘志で何度でも立ちあがる底力の持ち主でもあります。離婚、シングルマザー、仕事のかけ持ち、難病。大波のように押し寄せる苦難を乗り越えながら、気丈に振る舞うその姿には、感動の二文字が渦巻きます。
 ひとり娘の弥生ちゃんからは「ママはひとりしかいないので、ずっとママのままでいてほしい」という声が聞かれるほど。そりゃ、そうだわね。たったひとりの肉親。病気になんか負けてほしくないし、さりとて頑張りすぎて、いつも弥生のそばにいないのは、ちょっと寂しいような――。
 後日談として、ちょっとだけ書かせていただくと、美羽の体を蝕んでいたはずの病魔が、奇跡の快方へと向かい始めたとか。これはもう奇跡かなって思います。きっと弥生ちゃんへの大きな愛情(もちろん弥生ちゃんのママに対する愛情も)と、プロレスという絆に結ばれた仲間たちの力が奇跡を呼び覚ましたのかもしれません。小説の中の世界だからというわけではなく、現実でも起こり得る展開だけに、とにかく「よかった、よかった」と安堵しているところです、はい。
 ちなみにキャバ嬢の仕事は、これからもずっと続けたいと意気込むミーちゃんこと美羽ちゃん。子育てとの両立ができるようにという想いから、お店側のアイ(愛)デアで昼キャバも営業を開始。昼と夜の交替性にシフトが変わったことから、ひとり娘の弥生ちゃんとの時間も持てるようになったんですって。めでたし、めでたしということかな。
 個人的に三十作目あたりで小説「おてんばプロレスの女神たち」のシリーズはおしまいにしようと思っていましたが、美羽ちゃんという最強のヒロインが現れた以上、これからも続けていくしかないわ。おてんばプロレスは永久に不滅です――なんて。そこまでいうかよ、おいおい。
 強くてかわいくて、みんなの憧れの的である不屈の女戦士・美羽ちゃん。これからもよろしくね。(^^♪
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