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思わぬ反響
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~V中BARを始めてから一か月後~
ロイとポルシュを大道具係、美術さんとして採用したV中BAR事業は、順調に進んでいる。セットを建て、できることが多くなるとやはりいいな。
ゲームに沿ったホラー風の内装とか、細かいことは二人に任せた方が良い。
俺のクラフトメニューではこういった時の小回りが利かない。
公式イラストを作ったグッズも、チャールスの協力で形になって、グッズショップも立ち上がった。そしてミリアとデドリーのコラボ企画も上々だ。
なぜこんなことを?といった疑問が頭をよぎらなくもない。
しかし、おもしろいのでヨシ!!!!
「ククク……なかなか順調じゃないか!」
「ンンン!機人様の御協力あってのたまもの……!!」
「さて、ユーザーからの応援イラストに目を通すとするか……なんだこの量?!」
プロデューサー兼ディレクター兼ポトポト取締役の俺は、ユーザーから事務所に送られてきた、二人宛ての応援イラストやファンレターに目を通すのが役目でもある。
正常会の意味不明なのとか、エロいのとか、あーもう春だなぁって感じの手紙は、俺がガンガンハネて、マトモなのを渡すのだが、その日は様子が違った。
届いたファンレターがそれはもう、アホみたいな量なのだ。A4一枚の紙の束を、抱えるくらいの箱一杯に送ってきている。
しかもコレを送ってきたのは、宛名からして一人みたいだ。
ん-、「パヤオ」君と言うのか。なかなか熱い漢だな。
学校から代表の名前でたくさんの絵を送ってきてくれるのはあったけど、あの時は画用紙にバラバラのタッチの絵が送られていていた。
しかし、今回送られてきたのは統一された上質紙に、同じタッチの絵だ。
マジでひとりで描いたの?この量を?どうなってんだ?
なんというパッション、いくら何でも熱量があり過ぎるわ。
熱すぎて風呂が沸くぞ。
「ンン!これは……同じような絵がたくさん続いていますな?ミリア嬢を描いたもののようですが」
「……うむなんていう量だ。このファン、凄い情熱だな……」
俺はしげしげと絵を見てみる。……モノクロだが、普通にうめえな。
上質紙の右下に数字が振られているが、ん、作品番号か?
「ンッンー!しかしこの量、全てを紹介するわけにはいきませんな!線だけですし、良さそうなのを1枚だけ選んで紹介しますか……機人様?」
「そうだな……俺は紙の束の上の方を掴み、パラパラとそれをめくって、ようやく気が付いた。これは……『アレ』じゃないか!!!!」
「では適当に一枚を……」
「そんなことできるかッ!!!!!」
俺は力いっぱいチャールスをビンタした。
チャールスはシルクハットを吹き飛ばし、「スコーンッ?!!!!」という奇妙な悲鳴を上げて、コマのように回転して壁にめり込んだ。
「ンッンー!機人様!!何をするのですかな!日課の散歩をして体を鍛えている私でなかったら、即死していましたぞ!」
「……うむ、その点についてはすまない。しかしこの紙の束、これには正しい見方があるのだ。今からそれをよく見るのだ、チャールスよ」
「ンン?どういう事ですかな?」
俺は紙の束をひとつ取り出す。
よく見ると紙の束には表紙に文字が書いてある。俺はそのうちのひとつを取り出す。これに書かれている文字は、「くるっと回ってミリア様」だ。
「こうして上の部分を掴んで、素早くめくり続ける……するとどうなるか?」
俺は紙の束の表紙から最後までをパラパラパラと機械の精密さでもってめくる。
1秒を30分割した速度でめくられたそれは、表題の通り、スカートをひるがえし、くるっと回って、こちらに向かってほほ笑むミリアの「動き」が描かれていたのだ。
「ンンン!!!!これは!!!!」
「……ようやく気付いたかチャールスよ。これは『アニメイション』という絵画技法だ。無数の紙をめくり、その上に書かれた絵を残像効果によって動かすのだ」
「ンッンー!素晴らしぃ!実にエクセレントですぞ!!!!」
「……うむ、まさかラメリカにここまでの腕前を持つ漢がいたとは……!!」
実際すごい。
回転する人間の作画というのは、非常に難しいと聞いたことがある。
そして極めつけはこのスカートだ。
ヒラヒラと漂う空気感と重力の表現もさることながら、くるっと回った動きの終わりに遅れて、その布がふっと収まるタイミング。完璧だ。
未熟者ならこの「遅れ」に気が付かない。
そして手間がかかるのでスカートの揺れの収まり、余韻を省略しがちだ。
しかしこの者は違う。すべてを描き切っている。
彼にはこれが重要だと解っているのだ。
俺にはわかる。すべてが質を優先して考えられ、手間を度外視した作画だ。
これを作った漢に会ってみたい。
そしてあるだけの金をぶち込んで、この男が作りだすものを見てみたい。
俺はそれが為された、その未来を見てみたいと思った。
(大仰に言ってますけど、単に機人様がこういうアニメ好きなだけですよね?)
(バカ野郎!!ナビさん馬鹿野郎!!あ、バカって言ってごめんなさい。つい熱くなった。でもナビさん、いくらクラフトメニューでも、才能は作り出せんのよ)
(Cis. しかしよくもまぁここまで……才能はすごいですけど、一種の変態ですよねこれ。普通だったら途中で投げ出してますよ)
(まあそれが『好き』のパワーってやつよ)
「……チャールス、ともかくこの者とコンタクトを取るぞ。そして新たなスタジオを作る。こういったアニメイションを作るスタジオだ!!」
「ンッンー!!たしかにこれはビジネスの香りがしますな……機人様!委細はこのチャールスにお任せを!!!」
「「クククク……」」
―――――――――――――
無駄にアニメに対する感想が詳しいのは、中の人の経歴に関係してるとかしてないとか?
ロイとポルシュを大道具係、美術さんとして採用したV中BAR事業は、順調に進んでいる。セットを建て、できることが多くなるとやはりいいな。
ゲームに沿ったホラー風の内装とか、細かいことは二人に任せた方が良い。
俺のクラフトメニューではこういった時の小回りが利かない。
公式イラストを作ったグッズも、チャールスの協力で形になって、グッズショップも立ち上がった。そしてミリアとデドリーのコラボ企画も上々だ。
なぜこんなことを?といった疑問が頭をよぎらなくもない。
しかし、おもしろいのでヨシ!!!!
「ククク……なかなか順調じゃないか!」
「ンンン!機人様の御協力あってのたまもの……!!」
「さて、ユーザーからの応援イラストに目を通すとするか……なんだこの量?!」
プロデューサー兼ディレクター兼ポトポト取締役の俺は、ユーザーから事務所に送られてきた、二人宛ての応援イラストやファンレターに目を通すのが役目でもある。
正常会の意味不明なのとか、エロいのとか、あーもう春だなぁって感じの手紙は、俺がガンガンハネて、マトモなのを渡すのだが、その日は様子が違った。
届いたファンレターがそれはもう、アホみたいな量なのだ。A4一枚の紙の束を、抱えるくらいの箱一杯に送ってきている。
しかもコレを送ってきたのは、宛名からして一人みたいだ。
ん-、「パヤオ」君と言うのか。なかなか熱い漢だな。
学校から代表の名前でたくさんの絵を送ってきてくれるのはあったけど、あの時は画用紙にバラバラのタッチの絵が送られていていた。
しかし、今回送られてきたのは統一された上質紙に、同じタッチの絵だ。
マジでひとりで描いたの?この量を?どうなってんだ?
なんというパッション、いくら何でも熱量があり過ぎるわ。
熱すぎて風呂が沸くぞ。
「ンン!これは……同じような絵がたくさん続いていますな?ミリア嬢を描いたもののようですが」
「……うむなんていう量だ。このファン、凄い情熱だな……」
俺はしげしげと絵を見てみる。……モノクロだが、普通にうめえな。
上質紙の右下に数字が振られているが、ん、作品番号か?
「ンッンー!しかしこの量、全てを紹介するわけにはいきませんな!線だけですし、良さそうなのを1枚だけ選んで紹介しますか……機人様?」
「そうだな……俺は紙の束の上の方を掴み、パラパラとそれをめくって、ようやく気が付いた。これは……『アレ』じゃないか!!!!」
「では適当に一枚を……」
「そんなことできるかッ!!!!!」
俺は力いっぱいチャールスをビンタした。
チャールスはシルクハットを吹き飛ばし、「スコーンッ?!!!!」という奇妙な悲鳴を上げて、コマのように回転して壁にめり込んだ。
「ンッンー!機人様!!何をするのですかな!日課の散歩をして体を鍛えている私でなかったら、即死していましたぞ!」
「……うむ、その点についてはすまない。しかしこの紙の束、これには正しい見方があるのだ。今からそれをよく見るのだ、チャールスよ」
「ンン?どういう事ですかな?」
俺は紙の束をひとつ取り出す。
よく見ると紙の束には表紙に文字が書いてある。俺はそのうちのひとつを取り出す。これに書かれている文字は、「くるっと回ってミリア様」だ。
「こうして上の部分を掴んで、素早くめくり続ける……するとどうなるか?」
俺は紙の束の表紙から最後までをパラパラパラと機械の精密さでもってめくる。
1秒を30分割した速度でめくられたそれは、表題の通り、スカートをひるがえし、くるっと回って、こちらに向かってほほ笑むミリアの「動き」が描かれていたのだ。
「ンンン!!!!これは!!!!」
「……ようやく気付いたかチャールスよ。これは『アニメイション』という絵画技法だ。無数の紙をめくり、その上に書かれた絵を残像効果によって動かすのだ」
「ンッンー!素晴らしぃ!実にエクセレントですぞ!!!!」
「……うむ、まさかラメリカにここまでの腕前を持つ漢がいたとは……!!」
実際すごい。
回転する人間の作画というのは、非常に難しいと聞いたことがある。
そして極めつけはこのスカートだ。
ヒラヒラと漂う空気感と重力の表現もさることながら、くるっと回った動きの終わりに遅れて、その布がふっと収まるタイミング。完璧だ。
未熟者ならこの「遅れ」に気が付かない。
そして手間がかかるのでスカートの揺れの収まり、余韻を省略しがちだ。
しかしこの者は違う。すべてを描き切っている。
彼にはこれが重要だと解っているのだ。
俺にはわかる。すべてが質を優先して考えられ、手間を度外視した作画だ。
これを作った漢に会ってみたい。
そしてあるだけの金をぶち込んで、この男が作りだすものを見てみたい。
俺はそれが為された、その未来を見てみたいと思った。
(大仰に言ってますけど、単に機人様がこういうアニメ好きなだけですよね?)
(バカ野郎!!ナビさん馬鹿野郎!!あ、バカって言ってごめんなさい。つい熱くなった。でもナビさん、いくらクラフトメニューでも、才能は作り出せんのよ)
(Cis. しかしよくもまぁここまで……才能はすごいですけど、一種の変態ですよねこれ。普通だったら途中で投げ出してますよ)
(まあそれが『好き』のパワーってやつよ)
「……チャールス、ともかくこの者とコンタクトを取るぞ。そして新たなスタジオを作る。こういったアニメイションを作るスタジオだ!!」
「ンッンー!!たしかにこれはビジネスの香りがしますな……機人様!委細はこのチャールスにお任せを!!!」
「「クククク……」」
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無駄にアニメに対する感想が詳しいのは、中の人の経歴に関係してるとかしてないとか?
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