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第二章
閑話 グッターの物語1
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グッターの物語
キースランド・エミール・マルゲリータ。
彼女は田舎貴族キースランド伯爵の長女として生まれた。
伯爵貴族の中でとりわけ裕福というわけではなかったが、
父親は善政をしき民から尊敬される立派な人だった。
母親は親縁の男爵の次女で美しく優しい女性だった。
マルゲリータは物心ついた頃から個性的でくったくのない性格をしており、
身近な人たちは彼女のことを醸し出される子供らしくない雰囲気からなのか否か、
理由は定かではないが、なぜかグッターと呼んでいた。
最初はそのあだ名を嫌がっていたマルゲリータだったが、
小さい子供の悲しい性かなすぐにそのあだ名になれてしまった。
何があっても「ケッケッケッ」という珍しい笑い方をする子供だった。
家族や使用人、領民みんなに愛され幸せに育っていた。
しかし、彼女が5歳の時、母親が突如病に倒れてしまう。
様々な治癒士や医士に見せたが病を治すことは出来なかった。
たったひとつだけグッターの母親が助かる方法が残った。
原因不明だろうが不治の病だろうが全て治るという伝説の薬エリクサである。
エリクサは金貨10000枚から取引されている。
伯爵はエリクサを手に入れよう奔走した。
知り合いや伝など考えつく全ての事をした。
エリクサを所有している貴族はいたが、
あまりにも法外な値段でしか売ってくれなかったのである。
数年間、新しいエリクサが作られておらず、
値が尋常でなく高騰していたのだった。
他の貴族からすると、身内や自分に使うための貴重な薬を易々と
他の人に譲るわけにはいかなかったのだ。
伯爵は金策に奔走し、なんとかぎりぎり買えるまでのお金を工面した。
しかし、時間が掛かりすぎてしまい、
エリクサを買う直前にグッターの母親は亡くなってしまった。
グッターはまだ小さな子供、母の愛がまだまだ必要。
喪失感はあまりにも大きかった。
彼女から屈託のない可愛い笑顔は消え、
かつては屋敷中に轟いていた「ケッケッケッ」という
風変わりな笑い声はもう聞こえなくなってしまった。
そんな時、伯爵は再婚をした。
辺境伯爵の親戚の娘だったからか、それとも伯爵の心が弱っていたからか、
あれよあれよという間に再婚する運びになってしまったのである。
グッターのことを考えて、
まだ小さい内に新しいお母さんをと考えたのかも知れない。
新しい母親が屋敷にやって来た。
グッターは意外と人見知りで新しいお母さんに慣れるのにとても時間がかかった。
しかし、漸く新しい義理の母に慣れ始めた頃、
弟が生まれ義母の関心がグッターに向かなくなってしまった。
父親は仕事で忙しく、グッターに時間を取ることが出来なかった。
グッターのお母さんが亡くなってから、
グッターは孤独で寂しい日々を過ごしていた。
その代わりに、グッターは驚異的な速さで文字を覚え、
魔法関連の本をよく読むようになった。
才能に恵まれた彼女が9歳になり、
新たな妹が家族に加わる時にはすでに
屋敷にある全ての魔法書を読破していた。
小さい彼女がそこまで出来るようになったのも、
グッターのおじい様の代から執事として仕えていたラベルフのおかげだった。
ラベルフは魔法学園の出でこそないものの、
その才能を買われ、先代に拾われたのである。
彼が知る全ての知識をグッターに教え、
娘のように愛で、忠義を尽くしたのであった。
グッターは魔法という小さな生きがいを見つけ、
孤独で寂しい気持ちを魔法の勉強で紛らわしていた。
しかし、彼女が11歳の時、さらに伯爵までもが急な病で亡くなってしまったのだ。
グッターが父親と最後の言葉を交わす間もないほど急な出来事だった。
それからすぐに、義理の母がキースランド家の当主代理となり、小さな弟が跡継ぎになった。
義理の母が当主になると徐々にその強欲な本性を露わにしていった。
民への税を増やし、コネや賄賂が横行する悪政をしき始めた。
そして、先代から家に使える古い使用人たちは次々と解雇され、
グッターの理解者が一人ずついなくなっていった。
ついには執事のラベルフも信じられないほどの少額の年金を渡され
故郷に返されてしまったのである。
ついに、キースランド家にグッターの居場所がなくなってしまった。
数か月後、グッターの悲しみが和らぎ冷静に考えられるようになった頃、
彼女は心の中で決心するのである。。。将来大金持ちになると。
そして、キースランド家をお金の力で買い戻すと。
さらに、お金がなかったがためにお母さんに薬を買うことが出来なかったことへの復讐。
お金への復讐。
運よく彼女は商売やお金稼ぎに繋がりやすい土属性の才能があった。
独りになった彼女は猛勉強した。
屋敷で誰にも相手されなくなった彼女は寝る時間も惜しんで勉強と魔法の特訓を続けた。
そして、12歳の時、グッターは魔法学園の入学資格を手に入れたのだった。
まだまだ小さなグッターは喜びと共に覚悟を決めた。
そして、学園でも彼女は勉強に没頭した。
同年代の友人と遊ぶこともなく、他の事に気をそらすこともなく
ただひたすら勉強と魔法の練習をし続けた
特に一攫千金が狙える鉱脈探査の魔法とその知識に偏って勉強した。
成績は決してよい方ではなかった。
地質学や探査魔法に関しては、学園の先生たちよりも知識や実力は上だった。
しかし、彼女はお金にならない分野は一切勉強しなかったため、
学園の成績優秀者になることはなかった。
彼女にとってそれはどうでもいいことだった。
彼女は真っすぐに自分の目標に向かって猛努力を続けていた。
そんな中、義理の母が学園の学費を渋り始めたのである。
そして、彼女に手頃な相手との縁談を強要し、
結婚させて学園を退学させようとしたのだった。
それを拒否したグッターの次の期の学費と生活費が支払われることはなかったのである。
魔法学園を卒業して魔法ギルドに所属し、
鉱脈探査士になって一攫千金を当てようとしていた
グッターは窮地に陥ってしまった。
しかも、義理の母が持ち込んだ老齢の田舎男爵との縁談、
グッターのことを何も考えず、
ただ彼女をキースランド家から追い出そうとするものだった。
学園の卒業まであと3年、彼女は何とか自分で
学費を稼がなくてはならなくなってしまったのである。
そして、グッターはなんとか休みの三ヶ月間自ら鉱脈を発見して、
その鉱石を売ってお金にしようと考えたのである。
あまりに無謀な計画だが、今の小さな彼女に他に選択肢はなかった。
鉱脈探査なら誰にも負けない自信があったのだ。
すぐにキースランド家の寄り親であるレオルド辺境伯爵に嘆願書を送り、
辺境伯爵の領地での鉱脈探査の許可を手に入れるのだった。
そして、地理学の授業でいつも満点を取っていたロットという少女を仲間に誘った。
ロットは地図が大好きで、暇さえあれば地図を作製しているという変わった女の子だった。
グッターは魔法書を全て売り払い、
地図を作製するための高級紙を買いロットにお礼代わりに渡した。
そして、ロットと二人で鉱脈探査に出発しようとしたところ、
一つの問題に気が付いたのであった。
女の子二人での旅はさすがにまずい。
盗賊や魔物と遭遇してしまったらひとたまりもない。
グッターは攻撃魔法を全く練習していなかったのである。
残り少ない財産は宿代と食費でなくなってしまった。
それでも、なんとか護衛を引き受けてくれる冒険者がいるかも知れないと
最後の望みをかけエルン市の冒険者ギルド向かうのだった。
キースランド・エミール・マルゲリータ。
彼女は田舎貴族キースランド伯爵の長女として生まれた。
伯爵貴族の中でとりわけ裕福というわけではなかったが、
父親は善政をしき民から尊敬される立派な人だった。
母親は親縁の男爵の次女で美しく優しい女性だった。
マルゲリータは物心ついた頃から個性的でくったくのない性格をしており、
身近な人たちは彼女のことを醸し出される子供らしくない雰囲気からなのか否か、
理由は定かではないが、なぜかグッターと呼んでいた。
最初はそのあだ名を嫌がっていたマルゲリータだったが、
小さい子供の悲しい性かなすぐにそのあだ名になれてしまった。
何があっても「ケッケッケッ」という珍しい笑い方をする子供だった。
家族や使用人、領民みんなに愛され幸せに育っていた。
しかし、彼女が5歳の時、母親が突如病に倒れてしまう。
様々な治癒士や医士に見せたが病を治すことは出来なかった。
たったひとつだけグッターの母親が助かる方法が残った。
原因不明だろうが不治の病だろうが全て治るという伝説の薬エリクサである。
エリクサは金貨10000枚から取引されている。
伯爵はエリクサを手に入れよう奔走した。
知り合いや伝など考えつく全ての事をした。
エリクサを所有している貴族はいたが、
あまりにも法外な値段でしか売ってくれなかったのである。
数年間、新しいエリクサが作られておらず、
値が尋常でなく高騰していたのだった。
他の貴族からすると、身内や自分に使うための貴重な薬を易々と
他の人に譲るわけにはいかなかったのだ。
伯爵は金策に奔走し、なんとかぎりぎり買えるまでのお金を工面した。
しかし、時間が掛かりすぎてしまい、
エリクサを買う直前にグッターの母親は亡くなってしまった。
グッターはまだ小さな子供、母の愛がまだまだ必要。
喪失感はあまりにも大きかった。
彼女から屈託のない可愛い笑顔は消え、
かつては屋敷中に轟いていた「ケッケッケッ」という
風変わりな笑い声はもう聞こえなくなってしまった。
そんな時、伯爵は再婚をした。
辺境伯爵の親戚の娘だったからか、それとも伯爵の心が弱っていたからか、
あれよあれよという間に再婚する運びになってしまったのである。
グッターのことを考えて、
まだ小さい内に新しいお母さんをと考えたのかも知れない。
新しい母親が屋敷にやって来た。
グッターは意外と人見知りで新しいお母さんに慣れるのにとても時間がかかった。
しかし、漸く新しい義理の母に慣れ始めた頃、
弟が生まれ義母の関心がグッターに向かなくなってしまった。
父親は仕事で忙しく、グッターに時間を取ることが出来なかった。
グッターのお母さんが亡くなってから、
グッターは孤独で寂しい日々を過ごしていた。
その代わりに、グッターは驚異的な速さで文字を覚え、
魔法関連の本をよく読むようになった。
才能に恵まれた彼女が9歳になり、
新たな妹が家族に加わる時にはすでに
屋敷にある全ての魔法書を読破していた。
小さい彼女がそこまで出来るようになったのも、
グッターのおじい様の代から執事として仕えていたラベルフのおかげだった。
ラベルフは魔法学園の出でこそないものの、
その才能を買われ、先代に拾われたのである。
彼が知る全ての知識をグッターに教え、
娘のように愛で、忠義を尽くしたのであった。
グッターは魔法という小さな生きがいを見つけ、
孤独で寂しい気持ちを魔法の勉強で紛らわしていた。
しかし、彼女が11歳の時、さらに伯爵までもが急な病で亡くなってしまったのだ。
グッターが父親と最後の言葉を交わす間もないほど急な出来事だった。
それからすぐに、義理の母がキースランド家の当主代理となり、小さな弟が跡継ぎになった。
義理の母が当主になると徐々にその強欲な本性を露わにしていった。
民への税を増やし、コネや賄賂が横行する悪政をしき始めた。
そして、先代から家に使える古い使用人たちは次々と解雇され、
グッターの理解者が一人ずついなくなっていった。
ついには執事のラベルフも信じられないほどの少額の年金を渡され
故郷に返されてしまったのである。
ついに、キースランド家にグッターの居場所がなくなってしまった。
数か月後、グッターの悲しみが和らぎ冷静に考えられるようになった頃、
彼女は心の中で決心するのである。。。将来大金持ちになると。
そして、キースランド家をお金の力で買い戻すと。
さらに、お金がなかったがためにお母さんに薬を買うことが出来なかったことへの復讐。
お金への復讐。
運よく彼女は商売やお金稼ぎに繋がりやすい土属性の才能があった。
独りになった彼女は猛勉強した。
屋敷で誰にも相手されなくなった彼女は寝る時間も惜しんで勉強と魔法の特訓を続けた。
そして、12歳の時、グッターは魔法学園の入学資格を手に入れたのだった。
まだまだ小さなグッターは喜びと共に覚悟を決めた。
そして、学園でも彼女は勉強に没頭した。
同年代の友人と遊ぶこともなく、他の事に気をそらすこともなく
ただひたすら勉強と魔法の練習をし続けた
特に一攫千金が狙える鉱脈探査の魔法とその知識に偏って勉強した。
成績は決してよい方ではなかった。
地質学や探査魔法に関しては、学園の先生たちよりも知識や実力は上だった。
しかし、彼女はお金にならない分野は一切勉強しなかったため、
学園の成績優秀者になることはなかった。
彼女にとってそれはどうでもいいことだった。
彼女は真っすぐに自分の目標に向かって猛努力を続けていた。
そんな中、義理の母が学園の学費を渋り始めたのである。
そして、彼女に手頃な相手との縁談を強要し、
結婚させて学園を退学させようとしたのだった。
それを拒否したグッターの次の期の学費と生活費が支払われることはなかったのである。
魔法学園を卒業して魔法ギルドに所属し、
鉱脈探査士になって一攫千金を当てようとしていた
グッターは窮地に陥ってしまった。
しかも、義理の母が持ち込んだ老齢の田舎男爵との縁談、
グッターのことを何も考えず、
ただ彼女をキースランド家から追い出そうとするものだった。
学園の卒業まであと3年、彼女は何とか自分で
学費を稼がなくてはならなくなってしまったのである。
そして、グッターはなんとか休みの三ヶ月間自ら鉱脈を発見して、
その鉱石を売ってお金にしようと考えたのである。
あまりに無謀な計画だが、今の小さな彼女に他に選択肢はなかった。
鉱脈探査なら誰にも負けない自信があったのだ。
すぐにキースランド家の寄り親であるレオルド辺境伯爵に嘆願書を送り、
辺境伯爵の領地での鉱脈探査の許可を手に入れるのだった。
そして、地理学の授業でいつも満点を取っていたロットという少女を仲間に誘った。
ロットは地図が大好きで、暇さえあれば地図を作製しているという変わった女の子だった。
グッターは魔法書を全て売り払い、
地図を作製するための高級紙を買いロットにお礼代わりに渡した。
そして、ロットと二人で鉱脈探査に出発しようとしたところ、
一つの問題に気が付いたのであった。
女の子二人での旅はさすがにまずい。
盗賊や魔物と遭遇してしまったらひとたまりもない。
グッターは攻撃魔法を全く練習していなかったのである。
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