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第18話 オリハルコンの小手は風を操る。
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コンコン、と家のドアがノックされ、「はぁい」とシュミラが開ける。そこに立っていたのは、賢者オースティンだった。
「おお、シュミラ。ティムの事は済まなかったな」
「おじいちゃん! やりすぎだよ! 手加減するって言ってたじゃん!」
「いやはや、本当にすまん。確かに、少しやりすぎだったな」
「少しじゃないよ! いっぱいやりすぎだよ! もう! 嫌い!」
プイッとソッポを向き、ツカツカと戻ってくるシュミラ。オースティンはバツが悪そうな顔で静かに入り、ドアを閉めた。偉大な賢者も、我が妹の前では形無しである。
ちなみにダフネとキーラは帰路の途中で別れ、自分の家へと帰って行った。
「シュミラ、その辺にしておけ。爺ちゃんのお陰で、俺は力に目覚めたんだ。感謝してもしたりないくらいさ」
「だって! だってぇ!」
半泣きになる妹を抱きしめ、髪を撫でてやる。
「ほぅら、シュミラ。おまえの大好きな苺ケーキを買ってきたぞ。これを食べて機嫌を治してくれ」
オースティンが猫撫で声を出す。
「えっ、苺ケーキ!? 食べる食べる! おじいちゃん大好き!」
シュミラはガバッと俺の胸から離れ、オースティンに両手を差し出す。彼はにこやかに微笑んで、何もない空間からリボンの付いた白い箱を出現させた。
「やれやれ、現金な奴だ」
俺は思わず目を閉じ、首を振った。
「だってぇ。大好きなんだもん、苺ケーキ。ありがとうおじいちゃん!」
シュミラはオースティンから箱を受け取ると、いそいそとキッチンのテーブルに着く。
「ティムの分も入っているから、二人で仲良く食べなさい」
「はぁい」
箱を開け、目をキラキラさせてケーキを取り出すシュミラ。
「俺のも食べていいぞシュミラ。今、お茶を入れる」
「えっ!? いいの、お兄ちゃん!」
「ああ。もちろんだ。いつも世話になりっぱなしだからな」
「わぁい! ありがとうお兄ちゃん! 大大大好き!」
満面の笑みでケーキにフォークを突き刺し、次々と頬張るシュミラ。リスみたいで可愛いぜ。
そんな可愛い妹に、美味い茶を入れてやる。それからオースティンと自分の茶を入れ、テーブルに着いた。
「ケーキを渡す為だけに来た訳じゃないんだろ、爺ちゃん。立ち話もなんだから、お茶でも飲んでけよ」
「ああ。では、少し邪魔するぞ」
オースティンはケーキをバクバク食べているシュミラを見て笑いつつ、座って茶を啜った。
「用件は二つ。まずは、ティム。お前にプレゼントだ」
オースティンはそう言って、何もない空間に小手を出現させた。ちなみに小手とは、手や腕を守る防具だ。
「こいつは?」
「うむ。先の訓練で、お前の体はボロボロになった。今はすっかり完治したようで、何よりだがな。あの時のダメージ。クリスタルに受けた打撃もさることながら、自分自身の攻撃の反動で損傷した、拳のダメージもかなりのものだ。この小手は魔術機構の品でな。素材はオリハルコンで出来ている。もし売るとするなら、一千万はくだらんだろう」
「い、一千万!?」
とんでもない金額だった。家一軒買える額だ。だがオリハルコンってのは、伝説ともいえる稀少な金属と聞いた事がある。手に入れる方法は、おそらく誰も知らない。目の前にいる、この賢者を除いては。
そう考えれば、一千万という価格も妥当なのかも知れない。
「そんな高価な物、本当にもらって良いのか?」
「ああ、もちろんだ。お前を瀕死の重傷まで追い込んだ詫びの印だ。ほら、装備してみろ」
オースティンから小手を受け取る。軽い。ゴツゴツした見た目からは想像つかない軽さだった。
早速嵌めてみると、さらなる軽さを実感する。そして、滑らかな肌触り。まるで絹の手袋を嵌めているようだ。
「すごいな。軽くて肌触りもいい。最高だな、この小手」
「ふふっ、そうだろう。当然だが、頑丈さも折り紙付きだ。しかもそれだけじゃない。その小手には、風を操る魔術を付与してある」
「風を操る?」
俺は目を丸くした。その顔が面白かったのか、オースティンは「はっはっはっ!」と大声で笑う。
「そうだ。よし、実際にやってみよう。百聞は一見にしかずだ。表へ出ろ」
言われるままに外に出る。二個のケーキを平らげたシュミラも一緒だ。
俺の家は王都にあるが、表通りからは外れている。なので、人々や馬車の往来は少ない方だ。今は少し離れた家の玄関口で、二人の子供がボール遊びをしている程度だ。
「ふむ、今なら問題なさそうだな。よしティム、これから私が教える通りにするのだ。良いな」
オースティンはそう言って、俺に小手の使い方をレクチャーしてくれた。シュミラも横で、興味深そうに様子を見ている。
本来、魔術を使う為には強い魔力が必要だ。魔術士は訓練によって、周囲に漂う「魔素」を集め、それを魔力に変換出来るようになるという。
だがこの小手はそれを簡略化出来るらしい。魔術の訓練をした者ではなくとも、「風」の動きを操る魔術に限り、使用可能との事だった。
「よし、ではやってみろ」
「あ、ああ」
俺は教わった通りに、両手を前に突き出した。そして発動に必要な言葉を発する。
「風よ、集まれ!」
次の瞬間、目の前に突風が吹き荒れる。俺の家の正面にある家、つまりお向かいさんの玄関口にある樽や木箱が、グルグルと回りながら空中に舞い上がった。
「おおお! すっげぇ!」
「すごーい!」
目をキラキラさせて感動する俺とシュミラ。完全に童心に帰ってしまっていた。ボール遊びをしていた近所の子供たちも、キャッキャッとはしゃいでいる。
「はっはっはっ! 楽しいだろう? もちろん戦いにも役に立つ。練習すれば、自在に風をコントロール出来るようになるだろう。空を飛ぶ事さえ可能だ」
「空を!? マジかよじいちゃん!」
「ああ、マジだ」
俺はワクワクが止まらなかった。ニヤニヤしながらシュミラを見る。シュミラも俺を、キラキラした目で見返す。
「空、飛べるんだってよ!」
「うん! すごいね、お兄ちゃん!」
テンションマックスで大声で話していると、お向かいの奥さんが何事かと出てくる。
「ちょっ、ティムさん! ウチの木箱と樽に何してんだい!」
「あっ、すみません!」
俺はペコペコと平謝りすると、空中に漂わせていた樽と木箱をゆっくりと下に下ろした。
「すいませんでしたぁ!」
素早く土下座。お向かいさんは笑って許してくれた。ふぅ、優しい人で良かったぜ!
「たかが樽と木箱を浮かせた程度で、何をいきり立っておるのだろうな。人間とは不可解なものだ。やはり好きになれん」
オースティンはそう言って肩をすくめる。彼は本来「人嫌い」だ。俺やシュミラには親切だが、基本的にはこんなものである。
「うーん、まぁ、あれが普通の反応だよ。気にすんなって。それにしても爺ちゃん、こんなすごい小手、本当に貰っていいのか?」
「ああ、好きに使え。だが絶対に売り飛ばすなよ。お前だから譲ったが、他の人間では使いこなせん。我欲に溺れて犯罪を犯す可能性もある」
「売るわけないだろ! ありがたく使わせてもらうよ」
俺はその後も少し「風を操る魔術」を練習し、充分楽しんだ後で「冒険者証」に小手を収納した。
「そう言えば爺ちゃん、用件は二つあるんだよな? もう一つはなんだ?」
俺が尋ねると、オースティンの顔から笑顔が消えた。
「うむ。お前の失った力の事だ。ここではなんだから、家に入ろう」
「あ、ああ」
オースティンに促され、シュミラと共に家に入る。テーブルに着くと、偉大な賢者は「ふーっ」と溜息をついた。
「お前の力が奪われた件。どうやら闇ギルドが関係しているようなのだ」
オースティンは重々しい口調でそう言った。
「闇ギルドって、あの闇ギルドか? 闇の神テネブラエを崇拝してるっていう」
「そうだ。私も薄々そうではないかと思っていたのだが、確信はなかった。だが、【裁定者】がそれを突き止めた」
裁定者。罪人を捕まえ、処罰する権限を持つ者。
「犯人が捕まるのは時間の問題だろう。何かわかったら、お前にも教えよう」
そう言って立ち上がるオースティン。
「待ってくれ爺ちゃん。もしもその犯人が捕まったら、裁定者はそいつを殺すのか?」
「ああ、恐らくな」
マジか。そんなの納得が行かない。力を取り戻す可能性はゼロになってしまうし、力を奪われた理由もわからないままだ。
裁定者は魔術ギルド所属の筈。それなら。
「爺ちゃん、頼みがある」
オースティンは魔術ギルドの最高責任者。彼ならきっと、俺の望みを叶えてくれるだろう。
「おお、シュミラ。ティムの事は済まなかったな」
「おじいちゃん! やりすぎだよ! 手加減するって言ってたじゃん!」
「いやはや、本当にすまん。確かに、少しやりすぎだったな」
「少しじゃないよ! いっぱいやりすぎだよ! もう! 嫌い!」
プイッとソッポを向き、ツカツカと戻ってくるシュミラ。オースティンはバツが悪そうな顔で静かに入り、ドアを閉めた。偉大な賢者も、我が妹の前では形無しである。
ちなみにダフネとキーラは帰路の途中で別れ、自分の家へと帰って行った。
「シュミラ、その辺にしておけ。爺ちゃんのお陰で、俺は力に目覚めたんだ。感謝してもしたりないくらいさ」
「だって! だってぇ!」
半泣きになる妹を抱きしめ、髪を撫でてやる。
「ほぅら、シュミラ。おまえの大好きな苺ケーキを買ってきたぞ。これを食べて機嫌を治してくれ」
オースティンが猫撫で声を出す。
「えっ、苺ケーキ!? 食べる食べる! おじいちゃん大好き!」
シュミラはガバッと俺の胸から離れ、オースティンに両手を差し出す。彼はにこやかに微笑んで、何もない空間からリボンの付いた白い箱を出現させた。
「やれやれ、現金な奴だ」
俺は思わず目を閉じ、首を振った。
「だってぇ。大好きなんだもん、苺ケーキ。ありがとうおじいちゃん!」
シュミラはオースティンから箱を受け取ると、いそいそとキッチンのテーブルに着く。
「ティムの分も入っているから、二人で仲良く食べなさい」
「はぁい」
箱を開け、目をキラキラさせてケーキを取り出すシュミラ。
「俺のも食べていいぞシュミラ。今、お茶を入れる」
「えっ!? いいの、お兄ちゃん!」
「ああ。もちろんだ。いつも世話になりっぱなしだからな」
「わぁい! ありがとうお兄ちゃん! 大大大好き!」
満面の笑みでケーキにフォークを突き刺し、次々と頬張るシュミラ。リスみたいで可愛いぜ。
そんな可愛い妹に、美味い茶を入れてやる。それからオースティンと自分の茶を入れ、テーブルに着いた。
「ケーキを渡す為だけに来た訳じゃないんだろ、爺ちゃん。立ち話もなんだから、お茶でも飲んでけよ」
「ああ。では、少し邪魔するぞ」
オースティンはケーキをバクバク食べているシュミラを見て笑いつつ、座って茶を啜った。
「用件は二つ。まずは、ティム。お前にプレゼントだ」
オースティンはそう言って、何もない空間に小手を出現させた。ちなみに小手とは、手や腕を守る防具だ。
「こいつは?」
「うむ。先の訓練で、お前の体はボロボロになった。今はすっかり完治したようで、何よりだがな。あの時のダメージ。クリスタルに受けた打撃もさることながら、自分自身の攻撃の反動で損傷した、拳のダメージもかなりのものだ。この小手は魔術機構の品でな。素材はオリハルコンで出来ている。もし売るとするなら、一千万はくだらんだろう」
「い、一千万!?」
とんでもない金額だった。家一軒買える額だ。だがオリハルコンってのは、伝説ともいえる稀少な金属と聞いた事がある。手に入れる方法は、おそらく誰も知らない。目の前にいる、この賢者を除いては。
そう考えれば、一千万という価格も妥当なのかも知れない。
「そんな高価な物、本当にもらって良いのか?」
「ああ、もちろんだ。お前を瀕死の重傷まで追い込んだ詫びの印だ。ほら、装備してみろ」
オースティンから小手を受け取る。軽い。ゴツゴツした見た目からは想像つかない軽さだった。
早速嵌めてみると、さらなる軽さを実感する。そして、滑らかな肌触り。まるで絹の手袋を嵌めているようだ。
「すごいな。軽くて肌触りもいい。最高だな、この小手」
「ふふっ、そうだろう。当然だが、頑丈さも折り紙付きだ。しかもそれだけじゃない。その小手には、風を操る魔術を付与してある」
「風を操る?」
俺は目を丸くした。その顔が面白かったのか、オースティンは「はっはっはっ!」と大声で笑う。
「そうだ。よし、実際にやってみよう。百聞は一見にしかずだ。表へ出ろ」
言われるままに外に出る。二個のケーキを平らげたシュミラも一緒だ。
俺の家は王都にあるが、表通りからは外れている。なので、人々や馬車の往来は少ない方だ。今は少し離れた家の玄関口で、二人の子供がボール遊びをしている程度だ。
「ふむ、今なら問題なさそうだな。よしティム、これから私が教える通りにするのだ。良いな」
オースティンはそう言って、俺に小手の使い方をレクチャーしてくれた。シュミラも横で、興味深そうに様子を見ている。
本来、魔術を使う為には強い魔力が必要だ。魔術士は訓練によって、周囲に漂う「魔素」を集め、それを魔力に変換出来るようになるという。
だがこの小手はそれを簡略化出来るらしい。魔術の訓練をした者ではなくとも、「風」の動きを操る魔術に限り、使用可能との事だった。
「よし、ではやってみろ」
「あ、ああ」
俺は教わった通りに、両手を前に突き出した。そして発動に必要な言葉を発する。
「風よ、集まれ!」
次の瞬間、目の前に突風が吹き荒れる。俺の家の正面にある家、つまりお向かいさんの玄関口にある樽や木箱が、グルグルと回りながら空中に舞い上がった。
「おおお! すっげぇ!」
「すごーい!」
目をキラキラさせて感動する俺とシュミラ。完全に童心に帰ってしまっていた。ボール遊びをしていた近所の子供たちも、キャッキャッとはしゃいでいる。
「はっはっはっ! 楽しいだろう? もちろん戦いにも役に立つ。練習すれば、自在に風をコントロール出来るようになるだろう。空を飛ぶ事さえ可能だ」
「空を!? マジかよじいちゃん!」
「ああ、マジだ」
俺はワクワクが止まらなかった。ニヤニヤしながらシュミラを見る。シュミラも俺を、キラキラした目で見返す。
「空、飛べるんだってよ!」
「うん! すごいね、お兄ちゃん!」
テンションマックスで大声で話していると、お向かいの奥さんが何事かと出てくる。
「ちょっ、ティムさん! ウチの木箱と樽に何してんだい!」
「あっ、すみません!」
俺はペコペコと平謝りすると、空中に漂わせていた樽と木箱をゆっくりと下に下ろした。
「すいませんでしたぁ!」
素早く土下座。お向かいさんは笑って許してくれた。ふぅ、優しい人で良かったぜ!
「たかが樽と木箱を浮かせた程度で、何をいきり立っておるのだろうな。人間とは不可解なものだ。やはり好きになれん」
オースティンはそう言って肩をすくめる。彼は本来「人嫌い」だ。俺やシュミラには親切だが、基本的にはこんなものである。
「うーん、まぁ、あれが普通の反応だよ。気にすんなって。それにしても爺ちゃん、こんなすごい小手、本当に貰っていいのか?」
「ああ、好きに使え。だが絶対に売り飛ばすなよ。お前だから譲ったが、他の人間では使いこなせん。我欲に溺れて犯罪を犯す可能性もある」
「売るわけないだろ! ありがたく使わせてもらうよ」
俺はその後も少し「風を操る魔術」を練習し、充分楽しんだ後で「冒険者証」に小手を収納した。
「そう言えば爺ちゃん、用件は二つあるんだよな? もう一つはなんだ?」
俺が尋ねると、オースティンの顔から笑顔が消えた。
「うむ。お前の失った力の事だ。ここではなんだから、家に入ろう」
「あ、ああ」
オースティンに促され、シュミラと共に家に入る。テーブルに着くと、偉大な賢者は「ふーっ」と溜息をついた。
「お前の力が奪われた件。どうやら闇ギルドが関係しているようなのだ」
オースティンは重々しい口調でそう言った。
「闇ギルドって、あの闇ギルドか? 闇の神テネブラエを崇拝してるっていう」
「そうだ。私も薄々そうではないかと思っていたのだが、確信はなかった。だが、【裁定者】がそれを突き止めた」
裁定者。罪人を捕まえ、処罰する権限を持つ者。
「犯人が捕まるのは時間の問題だろう。何かわかったら、お前にも教えよう」
そう言って立ち上がるオースティン。
「待ってくれ爺ちゃん。もしもその犯人が捕まったら、裁定者はそいつを殺すのか?」
「ああ、恐らくな」
マジか。そんなの納得が行かない。力を取り戻す可能性はゼロになってしまうし、力を奪われた理由もわからないままだ。
裁定者は魔術ギルド所属の筈。それなら。
「爺ちゃん、頼みがある」
オースティンは魔術ギルドの最高責任者。彼ならきっと、俺の望みを叶えてくれるだろう。
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