8 / 29
ナストとリング②(リング視点)
4話【ナストとリング②(リング視点)】
しおりを挟む
◇◇◇
五年後――
朝八時、僕は勢いよくナスト様の寝室を開け、中に入った。ナスト様はよく眠っている。
僕はベッド近くのカーテンを開け、大声を出した。
「ナスト様、朝ですよー! あーさーでーすーよ! 早く起きてくださーい!」
「んん……」
ナスト様は鬱陶しそうに顔をしかめ、布団に潜り込んだ。すかさず僕はそれを剥ぎ取る。
「んんん……!」
ナスト様は苛立ちをはらんだ呻き声を漏らした。それでも僕は、ナスト様の体を揺らす。
「もう朝ですってばー! 朝ごはんが冷めてしまいますよ!」
細い体だ。腕も、腰も、足も、全て細い。あんなに大きいと思っていた体が、いつしかずっと小さく見えるようになった。ナスト様ってこんなにも小柄だったんだな、と毎朝思う。
「んん~……」
ナスト様は腕を目に当て、太陽の光を遮断した。さらに窓に向けて横になっていた体をもぞもぞと動かし、仰向けになった。
「……」
寝衣がめくれている。ペニスが丸見えだ。
(小さくてかわいいペニスだなあ……)
いつしか僕はナスト様の背丈を抜かしていた。体つきだって、今ではナスト様よりもヴァルア様のほうが近いと思う。ペニスだって……もうとっくに皮は剥け、ヴァルア様くらいとは言わないまでも、少なくともナスト様のものよりはずっと大きくなった。(たぶんナスト様のペニスが年齢の割に小さすぎるのもあるが、それにしても大きい方だと……思いたい!)
ナスト様のことをお兄さんだと思っていたのはいつまでだったかな。
僕はクスッと笑い、ナスト様の片脚を持ち上げた。
「あっ……?」
「ほら、起きないとイタズラしちゃいますよー?」
そう言って、ナスト様のアナルに指を差し込んだ。
「あっ……!」
ナスト様の体が反り返る。僕はそのままナスト様の中を掻き回した。
「あっ、あぁっ、あぁっ、リングッ、ちょっ、やめっ……!」
「ん? なんですか?」
「あぁぁあっ!!」
アナルと同時にペニスを握る。するとナスト様はうるんだ瞳で僕を見上げた。
「やっ、や、それっ、リングッ、リングッ、そこっ、同時にしないでぇっ、あぁっ、あぁっ!」
ナスト様のペニスがみるみるうちに勃起した。先からカウパーを滴らせる彼は、腰を浮かせていた。
「んっ、んんっ、んぁっ、あぁっ」
「ふふ。気持ちよさそう、ナスト様。かわいい」
腸の中から腹側に指を押し上げると、ナスト様は決まって中でイく。ひくひく痙攣している体は、無意識に開脚していた。
「あ……あ……」
くったりと沈み込むナスト様に、僕は覆いかぶさった。もうすっぽり僕の腕の中におさまる。
「あ……」
屹立したペニスを当てると、ナスト様がか弱い声を漏らした。
ゆっくりとアナルに押し込む。このときばかりは、あまりの快感に僕も余裕がなくなってしまう。
「んんっ……は……くっ、……」
僕はペニスを挿入したままナスト様にキスをした。とろんと溶けそうな顔をしているナスト様はとてもかわいい。
「ナスト様、気持ちいいですか?」
「あっ、あぁっ……んっ、きもちいい……あぁぁっ……」
「よかった。嬉しいです」
こうしてナスト様が僕の体で悦んでくれるだけで、僕は幸せだ。
往生際の悪いことに、体とテクニックだけが僕とヴァルア様の違いではないと思い知らされた今もなお、僕はナスト様の体に縋り続けている。
【『ナストとリング』 end】
五年後――
朝八時、僕は勢いよくナスト様の寝室を開け、中に入った。ナスト様はよく眠っている。
僕はベッド近くのカーテンを開け、大声を出した。
「ナスト様、朝ですよー! あーさーでーすーよ! 早く起きてくださーい!」
「んん……」
ナスト様は鬱陶しそうに顔をしかめ、布団に潜り込んだ。すかさず僕はそれを剥ぎ取る。
「んんん……!」
ナスト様は苛立ちをはらんだ呻き声を漏らした。それでも僕は、ナスト様の体を揺らす。
「もう朝ですってばー! 朝ごはんが冷めてしまいますよ!」
細い体だ。腕も、腰も、足も、全て細い。あんなに大きいと思っていた体が、いつしかずっと小さく見えるようになった。ナスト様ってこんなにも小柄だったんだな、と毎朝思う。
「んん~……」
ナスト様は腕を目に当て、太陽の光を遮断した。さらに窓に向けて横になっていた体をもぞもぞと動かし、仰向けになった。
「……」
寝衣がめくれている。ペニスが丸見えだ。
(小さくてかわいいペニスだなあ……)
いつしか僕はナスト様の背丈を抜かしていた。体つきだって、今ではナスト様よりもヴァルア様のほうが近いと思う。ペニスだって……もうとっくに皮は剥け、ヴァルア様くらいとは言わないまでも、少なくともナスト様のものよりはずっと大きくなった。(たぶんナスト様のペニスが年齢の割に小さすぎるのもあるが、それにしても大きい方だと……思いたい!)
ナスト様のことをお兄さんだと思っていたのはいつまでだったかな。
僕はクスッと笑い、ナスト様の片脚を持ち上げた。
「あっ……?」
「ほら、起きないとイタズラしちゃいますよー?」
そう言って、ナスト様のアナルに指を差し込んだ。
「あっ……!」
ナスト様の体が反り返る。僕はそのままナスト様の中を掻き回した。
「あっ、あぁっ、あぁっ、リングッ、ちょっ、やめっ……!」
「ん? なんですか?」
「あぁぁあっ!!」
アナルと同時にペニスを握る。するとナスト様はうるんだ瞳で僕を見上げた。
「やっ、や、それっ、リングッ、リングッ、そこっ、同時にしないでぇっ、あぁっ、あぁっ!」
ナスト様のペニスがみるみるうちに勃起した。先からカウパーを滴らせる彼は、腰を浮かせていた。
「んっ、んんっ、んぁっ、あぁっ」
「ふふ。気持ちよさそう、ナスト様。かわいい」
腸の中から腹側に指を押し上げると、ナスト様は決まって中でイく。ひくひく痙攣している体は、無意識に開脚していた。
「あ……あ……」
くったりと沈み込むナスト様に、僕は覆いかぶさった。もうすっぽり僕の腕の中におさまる。
「あ……」
屹立したペニスを当てると、ナスト様がか弱い声を漏らした。
ゆっくりとアナルに押し込む。このときばかりは、あまりの快感に僕も余裕がなくなってしまう。
「んんっ……は……くっ、……」
僕はペニスを挿入したままナスト様にキスをした。とろんと溶けそうな顔をしているナスト様はとてもかわいい。
「ナスト様、気持ちいいですか?」
「あっ、あぁっ……んっ、きもちいい……あぁぁっ……」
「よかった。嬉しいです」
こうしてナスト様が僕の体で悦んでくれるだけで、僕は幸せだ。
往生際の悪いことに、体とテクニックだけが僕とヴァルア様の違いではないと思い知らされた今もなお、僕はナスト様の体に縋り続けている。
【『ナストとリング』 end】
61
あなたにおすすめの小説
俺の体に無数の噛み跡。何度も言うが俺はαだからな?!いくら噛んでも、番にはなれないんだぜ?!
汀
BL
背も小さくて、オメガのようにフェロモンを振りまいてしまうアルファの睟。そんな特異体質のせいで、馬鹿なアルファに体を噛まれまくるある日、クラス委員の落合が………!!
美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜
飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。
でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。
しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。
秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。
美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。
秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。
学園の卒業パーティーで卒業生全員の筆下ろしを終わらせるまで帰れない保険医
ミクリ21
BL
学園の卒業パーティーで、卒業生達の筆下ろしをすることになった保険医の話。
筆下ろしが終わるまで、保険医は帰れません。
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
学園一のスパダリが義兄兼恋人になりました
すいかちゃん
BL
母親の再婚により、名門リーディア家の一員となったユウト。憧れの先輩・セージュが義兄となり喜ぶ。だが、セージュの態度は冷たくて「兄弟になりたくなかった」とまで言われてしまう。おまけに、そんなセージュの部屋で暮らす事になり…。
第二話「兄と呼べない理由」
セージュがなぜユウトに冷たい態度をとるのかがここで明かされます。
第三話「恋人として」は、9月1日(月)の更新となります。
躊躇いながらもセージュの恋人になったユウト。触れられたりキスされるとドキドキしてしまい…。
そして、セージュはユウトに恋をした日を回想します。
第四話「誘惑」
セージュと親しいセシリアという少女の存在がユウトの心をざわつかせます。
愛される自信が持てないユウトを、セージュは洗面所で…。
第五話「月夜の口づけ」
セレストア祭の夜。ユウトはある人物からセージュとの恋を反対され…という話です。
お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた
やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。
俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。
独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。
好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け
ムーンライトノベルズにも掲載しています。
挿絵をchat gptに作成してもらいました(*'▽'*)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる