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一年:冬休み
第二十七話
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「なにしてんの?」
「!?」
突然背後から声をかけられて、俺は飛び上がった。
廊下から凪が顔を覗かせている。
「な、凪……? えっ、なんで……?」
「いやー……あはは……」
凪は私服だった。相変わらず私服の凪は大人っぽくてさらにイケメンに見える。
凪は笑ってごまかしながらソファに腰を下ろした。
「つまんなくて、抜け出してきちゃった」
「えっ? お前、彼女置いて帰って来たの……?」
さすがにそれは最低すぎないか……?
ドン引きしている俺に向けて、凪は思いっきり首を傾げた。
「彼女ぉ?」
「え? そりゃお前、クリスマスイヴに会うっつったら彼女しかいねえだろ……」
彼女か彼女予備軍かのどっちかしかねえだろ。
凪はさらに首を傾げた。
「いや。友だち五人で遊んでたんだけど」
「友だち……?」
「そ。俺がいっつも一緒にいる友だち。理玖も知ってるだろ?」
凪がいつも一緒にいるのは男の友だち三人だ。ときどき女子友だちが二人混ざることもある。
「ずっと前から決まってたんだよね。クリスマスに俺が彼女いなかったら、この五人で遊ぶって」
「へ、へー。そうなんだー……」
「だから部活終わってから、みんなで買い物して、カラオケ行って、ごはん食べてたんだけどさー」
「ふーん……」
「途中で女子が増えたんだよ。それから雰囲気変わってさー。つまんなくなって、途中で抜けてきちゃった」
「そ、そっかー……」
内心穏やかではなかった。
なんだよ、ただのいつもの友だちと遊んでいたのかよ……!!
お、俺。凪が女子とデートのちセックスしていると思っていた……!
そう思い込んで、勝手に落ち込んで、ちょ、ちょっと泣いちゃったりしていたんだが……!?
ものすごく恥ずかしい……!!
「ところでさ、理玖」
そう言って、凪が立ち上がった。ゆったりとした歩幅でベッドまで近づき、ベッドに腰掛ける。
そして、俺を指さした。
「さっきなにしてたの?」
「……?」
なにしてたって、なに? 俺、さっきまでなにしてたっけ?
自分を見下ろし、俺は声にならない悲鳴を上げた。
「~~!!」
今の俺の恰好は、ズボンとパンツを膝まで下ろしていた。そしてベッドの上には、ゲイのエロ動画が流れ続けている。
お、俺。俺、さっきまで、自分で、ケツ……!!
凪は俺のスマホをまじまじと見つめ、「ふーん」と何度か頷いた。
それからニヤけた顔で、俺の耳元で囁く。
「一人でおしりいじってたの?」
「い、いや。ちが、ちが……」
「こんなエロ動画まで見て」
「~~……っ」
顔面から火が噴きそうだ。恥ずかしすぎて死にそう。いや死んだ方がマシだ。殺してくれ。今すぐ俺を殺してくれ。
「あー、帰ってきてよかった」
「あ……」
凪は俺を押し倒し、飴玉を舐めるみたいに、俺の頬に舌を這わせた。
「理玖、かわいすぎるんだけど」
「かっ……かわいいとか言うなぁ……っ」
「なんで泣きそうになってんの?」
「泣いてねえよっ!!」
「ふーん?」
泣きかけてなんかいない。断じて泣きかけてなんかいない。
もし、万が一泣きかけているとしてもだ。
それはただ、ケツをいじっていたのがバレて、恥ずかしすぎて泣きかけているだけだ。
こいつが帰ってきてくれたことが嬉しくて泣きかけたなんてそんなこと、天地がひっくり返ったって認めない。
「!?」
突然背後から声をかけられて、俺は飛び上がった。
廊下から凪が顔を覗かせている。
「な、凪……? えっ、なんで……?」
「いやー……あはは……」
凪は私服だった。相変わらず私服の凪は大人っぽくてさらにイケメンに見える。
凪は笑ってごまかしながらソファに腰を下ろした。
「つまんなくて、抜け出してきちゃった」
「えっ? お前、彼女置いて帰って来たの……?」
さすがにそれは最低すぎないか……?
ドン引きしている俺に向けて、凪は思いっきり首を傾げた。
「彼女ぉ?」
「え? そりゃお前、クリスマスイヴに会うっつったら彼女しかいねえだろ……」
彼女か彼女予備軍かのどっちかしかねえだろ。
凪はさらに首を傾げた。
「いや。友だち五人で遊んでたんだけど」
「友だち……?」
「そ。俺がいっつも一緒にいる友だち。理玖も知ってるだろ?」
凪がいつも一緒にいるのは男の友だち三人だ。ときどき女子友だちが二人混ざることもある。
「ずっと前から決まってたんだよね。クリスマスに俺が彼女いなかったら、この五人で遊ぶって」
「へ、へー。そうなんだー……」
「だから部活終わってから、みんなで買い物して、カラオケ行って、ごはん食べてたんだけどさー」
「ふーん……」
「途中で女子が増えたんだよ。それから雰囲気変わってさー。つまんなくなって、途中で抜けてきちゃった」
「そ、そっかー……」
内心穏やかではなかった。
なんだよ、ただのいつもの友だちと遊んでいたのかよ……!!
お、俺。凪が女子とデートのちセックスしていると思っていた……!
そう思い込んで、勝手に落ち込んで、ちょ、ちょっと泣いちゃったりしていたんだが……!?
ものすごく恥ずかしい……!!
「ところでさ、理玖」
そう言って、凪が立ち上がった。ゆったりとした歩幅でベッドまで近づき、ベッドに腰掛ける。
そして、俺を指さした。
「さっきなにしてたの?」
「……?」
なにしてたって、なに? 俺、さっきまでなにしてたっけ?
自分を見下ろし、俺は声にならない悲鳴を上げた。
「~~!!」
今の俺の恰好は、ズボンとパンツを膝まで下ろしていた。そしてベッドの上には、ゲイのエロ動画が流れ続けている。
お、俺。俺、さっきまで、自分で、ケツ……!!
凪は俺のスマホをまじまじと見つめ、「ふーん」と何度か頷いた。
それからニヤけた顔で、俺の耳元で囁く。
「一人でおしりいじってたの?」
「い、いや。ちが、ちが……」
「こんなエロ動画まで見て」
「~~……っ」
顔面から火が噴きそうだ。恥ずかしすぎて死にそう。いや死んだ方がマシだ。殺してくれ。今すぐ俺を殺してくれ。
「あー、帰ってきてよかった」
「あ……」
凪は俺を押し倒し、飴玉を舐めるみたいに、俺の頬に舌を這わせた。
「理玖、かわいすぎるんだけど」
「かっ……かわいいとか言うなぁ……っ」
「なんで泣きそうになってんの?」
「泣いてねえよっ!!」
「ふーん?」
泣きかけてなんかいない。断じて泣きかけてなんかいない。
もし、万が一泣きかけているとしてもだ。
それはただ、ケツをいじっていたのがバレて、恥ずかしすぎて泣きかけているだけだ。
こいつが帰ってきてくれたことが嬉しくて泣きかけたなんてそんなこと、天地がひっくり返ったって認めない。
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