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渡米
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ピピピピ…
ピピピピ……
んー
微かにアラームが聞こえる。
朝か…起きなきゃ。
…
……
………
そうだ!
今日は大切な日だ!起きよう!
すっきりと目が覚めた。
どうやらよく眠れたみたい。
準備は昨日のうちにほんとんど済んでいるし、今日は確認だけすれば良い。
顔を洗って、リビングに行くと、お父さんもお母さんもいた。
「おはよう」
お母さんはキッチンから、おとうさんはダイニングテーブルからそれぞれ挨拶を返してくれた。
『おはよう。いよいよね。忘れ物ないようにね。』
とお母さん。
「うん、ありがとう。」
『結』
とお父さん。
「はい」
『頑張ってこい。』
相変わらずぶっきらぼう。でも、気持ちはこもっていると思う。
「はい」
大事な出発の日だけど、まぁ、こんなもんかw
朝ごはんは手早く済ませて、一度部屋に戻る。
着替えや生活必需品、楽器。
今回の滞在は1週間。
時差もあるし、どこまで対応できるかわからないけど、できる限りやってみるしかない。
現地での楽器の練習については学校内の施設を使わせてもらえるみたいなので、そこは安心。
宿泊場所は学校内の寮だ。
食事だけは自分で用意する必要があるけど、恒星と一緒なので安心だ。
今までと同じ。それぞれが頑張って、終わったら一緒に帰る。
緊張感がないと言われるかもしれないけど、私は日常となるべく同じ環境の方が力を発揮できると思っている。
だから、これでいい。
留学することに決めてからの約半年、私達はずっと頑張ってきた。
でも、目的は学校に入ることじゃない。
そこで何を学んでどうなりたいか。
これが大事なことで、もっと言えば、日本に帰ってきてからどんなことをしたいかもしっかり考えてきた。
向こうに行って、考えは変わるかもしれない。
でも、いつでも考えているべきだと思う。
さて、荷物の確認も済んだ。
「いよいよね。さて、いこうかな」
もう一度リビングへ降りた。
『結、忘れ物はない?』
お母さん。ちょっと泣きそうになってる。
「うん。大丈夫。」
私をそっと抱き寄せるお母さん。
『しっかりね。気をつけてね。』
涙声になっている。
「大丈夫よ。ありがとう。今回は、すぐ帰ってくるから。」
お母さんの後ろに、いつの間にかお父さんが立っていた。
『さて、行こうか。』
「はい」
駅までは、お父さんが送ってくれることになっていた。
歩ける距離だけど、荷物が多いので助かる。
『結』
走り出すなり、お父さんから話しかけてきた。
「はい」
『気をつけて行きなさい。』
「はい」
『お前のことは、心配していない。』
え?
『お前はしっかりしている。準備も万全だろうし、きっと合格すると信じている。』
不覚。ちょっと涙が…
『しかし、海外には海外の文化がある。治安も、日本ほどは良くないだろう。』
声が震えそうだったので黙っていた。
『俺が心配しているのはそこだ。』
「ありがとう」
『恒星君、だったか?なるべく彼と一緒にいて、安全に過ごしなさい。』
「はい」
『会ったことはないが、お前がなるべくそばにいたいと選んだ相手だ。俺も信じることにする。』
「ありがとう」
『戻ったら、一度家に連れてきなさい。』
「はい」
涙腺はとっくに決壊していた。
ありがとう。お父さん、お母さん。
改札に着くと、恒星が立っていた。
「おまたせ」
『うん。行こう。』
「うん!行こう!」
私達は新幹線に乗った。
まずは空港へ。
そして、いよいよアメリカへ。
ピピピピ……
んー
微かにアラームが聞こえる。
朝か…起きなきゃ。
…
……
………
そうだ!
今日は大切な日だ!起きよう!
すっきりと目が覚めた。
どうやらよく眠れたみたい。
準備は昨日のうちにほんとんど済んでいるし、今日は確認だけすれば良い。
顔を洗って、リビングに行くと、お父さんもお母さんもいた。
「おはよう」
お母さんはキッチンから、おとうさんはダイニングテーブルからそれぞれ挨拶を返してくれた。
『おはよう。いよいよね。忘れ物ないようにね。』
とお母さん。
「うん、ありがとう。」
『結』
とお父さん。
「はい」
『頑張ってこい。』
相変わらずぶっきらぼう。でも、気持ちはこもっていると思う。
「はい」
大事な出発の日だけど、まぁ、こんなもんかw
朝ごはんは手早く済ませて、一度部屋に戻る。
着替えや生活必需品、楽器。
今回の滞在は1週間。
時差もあるし、どこまで対応できるかわからないけど、できる限りやってみるしかない。
現地での楽器の練習については学校内の施設を使わせてもらえるみたいなので、そこは安心。
宿泊場所は学校内の寮だ。
食事だけは自分で用意する必要があるけど、恒星と一緒なので安心だ。
今までと同じ。それぞれが頑張って、終わったら一緒に帰る。
緊張感がないと言われるかもしれないけど、私は日常となるべく同じ環境の方が力を発揮できると思っている。
だから、これでいい。
留学することに決めてからの約半年、私達はずっと頑張ってきた。
でも、目的は学校に入ることじゃない。
そこで何を学んでどうなりたいか。
これが大事なことで、もっと言えば、日本に帰ってきてからどんなことをしたいかもしっかり考えてきた。
向こうに行って、考えは変わるかもしれない。
でも、いつでも考えているべきだと思う。
さて、荷物の確認も済んだ。
「いよいよね。さて、いこうかな」
もう一度リビングへ降りた。
『結、忘れ物はない?』
お母さん。ちょっと泣きそうになってる。
「うん。大丈夫。」
私をそっと抱き寄せるお母さん。
『しっかりね。気をつけてね。』
涙声になっている。
「大丈夫よ。ありがとう。今回は、すぐ帰ってくるから。」
お母さんの後ろに、いつの間にかお父さんが立っていた。
『さて、行こうか。』
「はい」
駅までは、お父さんが送ってくれることになっていた。
歩ける距離だけど、荷物が多いので助かる。
『結』
走り出すなり、お父さんから話しかけてきた。
「はい」
『気をつけて行きなさい。』
「はい」
『お前のことは、心配していない。』
え?
『お前はしっかりしている。準備も万全だろうし、きっと合格すると信じている。』
不覚。ちょっと涙が…
『しかし、海外には海外の文化がある。治安も、日本ほどは良くないだろう。』
声が震えそうだったので黙っていた。
『俺が心配しているのはそこだ。』
「ありがとう」
『恒星君、だったか?なるべく彼と一緒にいて、安全に過ごしなさい。』
「はい」
『会ったことはないが、お前がなるべくそばにいたいと選んだ相手だ。俺も信じることにする。』
「ありがとう」
『戻ったら、一度家に連れてきなさい。』
「はい」
涙腺はとっくに決壊していた。
ありがとう。お父さん、お母さん。
改札に着くと、恒星が立っていた。
「おまたせ」
『うん。行こう。』
「うん!行こう!」
私達は新幹線に乗った。
まずは空港へ。
そして、いよいよアメリカへ。
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