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三
幸せと三年の教室
しおりを挟む目が覚めると同じベッドの中で先輩に抱きしめられていた。
少しあどけない先輩の顔を見て思わずクスリと笑みがこぼれる。
心からの笑みを浮かべるのはどのくらいぶりだろうか。
「····ぉはよ」
ゆっくりと目を開けた先輩が笑顔で言ってくる。徐々に自分の顔が熱くなるのが分かる。
それを見て先輩が笑う。
「本当、好きだわ····」
ギュッと抱き締められる力が強くなる。少し苦しいけれど先輩の心臓の音を直に聞けて逆に嬉しい。
好きな人と一つになる事がこんなに幸せなものだなんて思わなかった。
---------
~先輩side~
「まだ噛んでねぇの?」
「せっかくお膳立てしてやったのに」
恋人になってくれた後輩は噛んで欲しいとせがんでいたが、自分が社会人になって籍を入れる時に噛ませて欲しいと頼んだと言えば周りから溜息が聞こえた。
「まぁ、上手くいって良かったからいいんじゃね?」
三年の教室で友人三人とそんな会話をする。
「いやぁ~本当助かったわ」
笑いながら今回の件に手伝ってくれた友人達に礼を言う。
「いやいや、俺らは美味い所貰っただけだから」
「寧ろ礼するならあの一年だろ?」
「あぁ、アイツはいいの。そう言う役割だったから」
ケラケラ笑いながらスマホの画面を見せて自分の恋人を裏切ってくれたあの元友人の画像を見せる。
「コイツすげぇドMだから」
中学時代の写真だろう。身ぐるみを剥がされて四つん這いになって靴を舐めている恋人の元友人が写し出されていた。
背中にはクズ奴隷と大きく書かれている。
「俺の言う事は何でも聞いてくれんだわ」
スマホの別の鍵のかかったメモリの中には恋人の今までの痴態の画像と動画が入っている。
「ウチの子の相手してくれてありがとな」
おかげで恋人が自分に依存してくれる様になった。
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