アマツバメ

明野空

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5.霧雨(きりさめ)

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「アルバイトじゃないんだぞっ」
 体育祭も終わり、梅雨入りしたある日の昼休み。たまたま職員室前を通りかかったら急に喉太い怒鳴り声がした。びっくりして声のする職員室内を覘くと、南雲なぐも先生がこちら側に背を向け、目の前の相手に頭を下げて平謝りしていた。相手は学校内の事務員なのか、僕はまったく面識がない人だった。見る限り年齢は四十歳前後の男の人で、着ているスーツがやけに映えていた。
 先生が誰かに怒られている。生徒からすれば異様な光景なのに、周囲の先生はその光景を知ってか知らずか、遠巻きに眺めているだけだった。
 男の人は一方的にまくして立てて、南雲先生はそれにすっかり縮こまって、うつむき加減に何度も頷いていた。男の人が次の言葉を放とうと大きく息を吸ったところでタイミングよく予鈴が鳴った。先生たちが慌ただしく動きだし、男の人もそれに習って南雲先生の元から離れていった。
 なんだったんだ?
 僕が不審に思っていると、振り返った南雲先生と視線が交差した。今にも泣きそうな、かなり沈んだ表情をしながら先生は胸元に教材を抱えていた。誰でも叱られれば落ち込むものだけれど、さっきの怒られような異常なような気がした。だって、学校の先生が叱られていたのだ。
 先生はこちらに気づくとばつの悪い顔をし、人目を避けるように周囲へ目配せしながら僕の方に近づいてきた。
「どうかしたんですか?」僕は距離が詰まるなり先生に訊ねた。
「ううん、何でもないよ」そう言って、先生はさりげなく目元を拭った。「あのね荻野君、急で悪いんだけど先生のお願い、聞いてくれないかな?」
「お願い?」
「荻野君、小山内さんと仲いいんでしょ?」
 その一言に、僕はひどく機嫌を悪くした。
 僕とツバメがいいフンイキになっている。そんな噂話が学年中に蔓延していて、それを先生が勝手に嗅ぎつけたのだ。ただでさえ関係がよくない二人なのに、噂が本当かどうか、先生が直接彼女に訊ねるわけがない。けれど、それは先生の立ち位置にあっても手軽に情報が拾えるほど、僕とツバメの仲が周囲に怪しまれているという証拠にもなる。
 まったく意識していないわけではない。
 でも、やっぱりそれは違うと思う。
「だったら、なんですか?」
 やや攻撃的な受け答えをすると、先生は一瞬体を硬直させるように震わせた。こんな返事が返ってくるとは思ってもみなかった。まさにそんな感じだった。
「今回限りでいいから、今日休んでる小山内さんにプリントを渡してきて欲しいの」
 そう言うと、僕の返事を待たずに先生は教材に紛れていたA4サイズのクリアファイルを取り出した。中に同じサイズのプリントが数枚挟んである。
 言われてみれば、今日はツバメを見かけていない。
「ダメ……かな?」
 同じクラスの女子じゃダメなんですか? 
 喉元まで出かかったその言葉を、寸前のところで僕は飲み込んだ。ここで引き受ければ、噂話がますます加熱することになる。かといって反対すれば、先生サイドの女子生徒を相手取ることになるかもしれない。
 根も葉もない噂。
 団結のある集団的情報戦。
 どちら側を取るか、答えは明白だった。
「でも僕、小山内の家知らないですよ?」
 引き受けるサインを仄めかすと、途端に先生の表情が明るく弾けて、町内の地図がプリントアウトされた用紙を取り出し、学校から彼女の自宅がある所までの順路を説明してくれた。結構分かりやすい所だったので、彼女の自宅周辺のマップをすぐ頭の中で広げることができた。
 でも先生が説明する間、妙な香りが僕の鼻先を終始突っついていた。
 その香りは間違いなく先生がまとっていた物だったけれど、年齢にしては妙に似つかわないものだった。とにかくこざっぱりしていて、香りを漂わせる、というよりは香り自体をごまかすような感じだった。
 疑問にふけっているといつの間にか説明が終わっていて、半ば押しつける形でファイルを渡されると「お願いね」と丁寧に両手を合わせて先生は去っていった。
 面倒なことを頼まれた。
 肩を落としながらとぼとぼと歩いていると、先生と僕のやり取りを見ていたのか、浩人が駆け足で近づいてきて突っかかっきた。
「守、お前何を頼まれてたんだ?」
 笑みをたっぷり含ませながら彼は言った。
「小山内に、プリント届けてくれってさ」強引に肩に腕を回してきた浩人を押しのけながら言う。「同じクラスでもないのに、南雲先生も何考えてんだか」
「小山内に?」
「うん」
 僕が答えると、浩人の表情が途端に険しくなった。ついさっきまで綻んでいた笑顔が冷たく消えていた。
「あいつ、気を付けろよ」声のトーンをいくぶんか落として彼は言った。「あいつ……何を考えてるか、全然分からないからな」
 警告とも捉えられる浩人の口調振りから、僕と彼女が関わっている噂が彼の耳にも届いているのだと分かった。
 それから、僕と彼との間に少し溝ができたような気がした。男同士の間にちょっとでも女の子の要素が加わると、急に見えないラインがお互いの間に引かれて、容易に近づくことができなくなる。それは僕がこの十四年間で知った知識の一つだった。
「浩人、言っとくけど……」
 あんなの単なる噂話だ。そう言い続ける暇もなく、彼は背を向けて行ってしまった。

 ツバメが住むアパートは住宅街が立ち並ぶ一角にあった。モダンな造りで、新築らしいその構造は周囲の景色とあまり溶け込んでいなかった。夕方ということもあって、ペットの犬を連れ散歩する人や、追いかけっこをする子どもたちがあちこちに点在している。
 一通り辺りを見渡した後でアパート中央にある中階段で二階へと上がり、玄関前に設置されているインターホンを鳴らした。ピンポンダッシュでイタズラしていた時より、何故か不思議と緊張感があった。
 ツバメは登校していなかったので、てっきり彼女が出てくるものだと思っていた。しかしインターホン越しに聞こえてきたのは、
「はい、小山内ですが」
 落ち着きがあるツバメの声とは異なり、ふんわり宙に浮きそうな和んだ声が返ってきた。
 僕は名乗らず、南雲先生から依頼された要件だけを手短に伝えた。するとしばらくして錠が外れる音が鳴り、中から声の主が現れた。
 一言で言えば、人間サイズの仏像さん。そんな感じの物腰やわらかそうな四十前後の人だった。Tシャツとジーンズといった簡素な出で立ちで、ぷっくら膨れるお腹がTシャツを押し出していた。
「あ、あのこれ」
 そう言って肩から下げていたバックからプリントが入ったクリアファイルを取り出し、ツバメの父親と思われる男性に手渡した。
「ああ、わざわざどうもありがとう。ツバメの同級生かな?」
「クラスは、違いますけど」
「へぇ、そうなんだ」
「じゃあ、これで」
 ツバメと一緒にいるならまだしも、自宅まで行ったところを同級生に目撃されると噂にどんな脚色きゃくしょくが足されるか分からない。いち早く退散することに越したことはなかった。
 けれどツバメの父親は「まあせっかくだから上がっていってよ」という決まり文句で僕の逃げ場をなくしてしまい、まんまと小山内家の自宅へ招き入れられた。玄関口を抜け、そのままダイニングへと通され、卓上テーブル付近に置かれていた座布団の上にちょこんと座らされた。「ちょっと待っててね」とツバメの父親は言い残すとキッチンの方へ引っ込んだ。
 二LDKの内装と思われる室内には段ボール箱が散乱していて、引っ越してきたばかりのように思えた。開けっ放しな物もあれば、まだ開封していない物もあるし、カッターも床に置かれている状態だった。ソファにビジネスバックが置いてあるところを見ると、ツバメの父親も帰宅して間もないようだった。奥には戸が閉められていたけれど、洋室が二つ存在するようだった。恐らくツバメと彼女の父親の部屋なのだろう。
 しかし依然として、ツバメがいる気配はまったくなかった。
「ツバメなら外に出てるよ」
 忙しなく室内を見回す僕の意図を読み取ったかのように仏像似の父親が言った。ガラスコップと菓子類が入った小さなバスケットをお盆に載せ、それをゆっくりテーブルの上へ置いた。
「ジンジャーエールなんだけど、もしかしてコーヒーの方が好きだった?」
「あ、いえ、いただきます」
 急いでコップを手に取り、ジュースを口に流し込む。
「君、荻野君でしょ?」真向かいに座った彼が言った。「ツバメから時々話を聞くんだ」
 突然のことで、僕はジンジャーエールを吹き出しそうになった。
「小山内が、ですか?」
「そうそう、普段あまり学校のことは話してくれないんだけどね。ツバメって、ほら、あんまり学校にも行かないし……」
 不登校気味、という言葉をあえて避けている、そんなニュアンスがあった。でも僕が親の立場でもそう言うと思った。
「まあ、変わってると言えば変わってますけど、いい奴だと思いますよ」
 慎重に言葉を選んで僕は言った。すると彼は目尻に皺をめんいっぱいに寄せて笑った。
「父親の僕が言うのも何だけれど、確かにつかみにくい性格なんだよね」
「小山内、どんなこと話してるんです?」
 気になって僕は訊ねた。
「んん、詳しくは話してくれないんだけどね」天井を仰ぎながら彼は唸った。「まあ、同じ学校に仲のよい男友達ができたって、言ってたよ」
 急に体が火照るのを僕は感じた。
「あ、あの、小山内から聞きました」
 話題を逸らそうと咄嗟に思いついたことを口にした。彼女の母親のこと。
 でも続きの言葉が、上手く絞れ取れなかった。僕は知らぬ間に自分でどんどん墓穴を掘っていたようだった。
「僕の嫁さんのことかい?」
 ツバメの父親はまたも僕の考えを先回りして言い当てた。
 穏和そうに見えていて、かなり頭の切れる人。仏像に似ているという印象よりも、そっちの方の印象がこの時決定的に強くなった。
「まだツバメが小さい頃だったからね、もう何年も前になるな」
「すいません、でも、気になったから」
「いやいや。大丈夫だよ」そう言って、彼は顔の前で片手を振るアクションをした。「でも、そういう件なら君の方が大変なんじゃないかい?」
 僕が母子家庭であることをツバメを通して彼は知ったのだろう。ツバメの父親は自分の娘と似たような境遇にある僕を試すように訊いてきた。
「こっちはまあ、なんとかなってます。父親がいないのはやっぱり寂しいけれど、そこでへこたれてたらいけないっていうか……母も頑張ってるし」そこでいったん、言葉を切った。「それに、男は、僕一人ですから」
 ツバメの父は何も言わなかった。てっきり「えらいねぇ」なんて月並みな言葉が返ってくるものと思っていたけれど、彼はじっとこちらを見据えるままだった。
「ツバメから聞いてると思うけど、僕は転勤族であちこち飛ばされてる。仕事上、仕方ないとはいえ、子どもは転々と学校へ転校するから、知り合った友達ともすぐ疎遠になる」
 彼はうつむきながら静かに指を組んだ。彼が何を言いたいのか、僕は薄々感づいた。
「新しい土地に来たら仕事続きで、年頃の娘に構ってもやれない。学級へ顔出しすればママ友に色々相談ができるんだろうけど、そんな余裕もあんまりない」
 ツバメの父親はおもむろに顔を上げた。
「ごめんね、なんか愚痴こぼしてるみたいで」
「いえ……」
「でも、ツバメとはこれからも仲良くしてやってくれると、僕は嬉しく思うよ」
 これからも。
 それがどこまでの距離を表しているのか分からなかったけれど、僕は曖昧に頷いてその場をやり過ごした。
 ふと、ツバメのことで気になった点を僕は彼に訊ねることにした。
「あの、最後に一ついいですか?」
「ん?」
「小山内に『ツバメ』って名付けたのは、何か理由があるんですか?」
 乙鳥ツバメ
 よく民家の軒下に巣を作るあの有名な鳥の名前だ。洒落しゃれているわけではないにしろ、適当に名付けたにしてはあまりしっくりこない名前だし、当て字にも無理がありすぎるような気もした。何かしらの理由があるはずだった。
「んん、それはね……」ツバメの父親はしばらく喉奥で唸りながら呟いた。「実は、僕も知らないんだ」
「知らないんですか?」
「娘の名付け親は嫁さんの方でね、僕も理由を聞かされていないんだ」
 頭の後部を手でかきながら彼は答えた。僕は唖然とした。
「あの子が二十歳になったら教えるとは言っていたけれど、結局お墓の中まで持って行ってしまってね……」
 たはは、と彼は目尻に皺を集めて乾いた声を上げた。
 おかしな話だったけど、彼を責める気にもなれなかった。
 ツバメ。
 誰もが知っている鳥の名前。
 どういう理由でつけたんだ?
 考え込んでいるうちに会話が途切れていることに気づき、僕は沈黙をごまかすためバスケットに盛られている駄菓子の一つを手に取った。ツバメがいつもかじっているあのウエハースだった。

 社交辞令の挨拶を交わして、僕は小山内宅を後にした。陽はさらに傾いていて、立ち並ぶ住宅が長い影を延ばしていた。オレンジ色に染まる空に、飛び交う鳥達が黒い影絵となって映し出されていた。
 ――ツバメとはこれからも仲良くしてやってくれると――。
 ツバメの父親の言葉を思い起こす。どこまで僕と彼女の仲を勘ぐっているのか知らないけれど、彼から僕に宛てた強いメッセージだということは確かだと思った。いくら娘と離れていていようとも、親子であることに変わりはない。妻を亡くし、たった一人で背負わねばならなくなったその重みは、今の僕には計りきれないものだ。
 民家から漂う夕食の香りに誘われ歩調を早めていると、目の前に見慣れた人物のシルエットが現れた。
 ツバメだった。ボーダー柄のワンピースを着ていて、その上からカーディガンを羽織っていた。腕のアームカバーに加えて、タイツも履いていたので肌はほぼ露出していない状態だった。
 日傘は夕暮れで陽が弱いためか差しておらす、代わりにビニール袋を手に提げていた。
 そして右目はケガでもしたのか、洗浄綿が付けられた眼帯で隠されていた。
「小山内」
 僕が声をかけて近づくと、何故かツバメは一、二歩後ずさった。ひどく、おびえた表情をしていた。
「まさか、うちに来たの?」出会って早々、彼女はそう言った。「ねぇ、どうなの?」
「いや……南雲先生に頼まれてさ、プリント渡すようにって」
 彼女の勢いに押されてすごすご答える。
「一応、お前のお父さんに渡しておいてから……それより、右目どうしたんだ?」
 訊ねると、ツバメは一瞬目を見開いて「どうだっていいでしょ」と言い慌てて顔を逸らした。彼女は、明らかに動揺していた。
「父さんに、母さんのこと訊いたの?」
「詳しいことまでは訊いてないけど……」
「だったら、それ以上訊いてこないで」彼女は続けてまくし立てた。「それと、もうここへは近づかないで」
「なんだよ、こっちは先生の頼みで」
「そんなのどうだっていい。いいから帰ってよ」
 なんでここまで彼女に責められるのか、まったく分からなかった。こっちは南雲先生のわがままを聞いてやっているだけだ、悪く言われる筋合いはどこにもない。むしろ褒められた方が割にあっている。
「お前な……」
「黙って帰って。じゃないと、大きく声出すよ?」
 静かに、けれど力の込もった声でツバメは最後通告を僕に言い渡した。ここで問題を起こしたら、矢面に立つのは間違いなく僕の方だ。そうした場合、家庭にしろ学校にしろ、ある程度の支障が起こることは目に見えていた。それだけは避けたかった。
「……分かったよ」
 納得がいかないまま、僕はツバメの横を通り過ぎた。後ろから彼女の視線を感じたので、僕は振り返らずそのまま歩いて帰った。
 しばらくして、鼻先に何かが当たった感触があった。
 雨粒だ。
 気づいたときにはぱらぱらと降り始めていて、舗装路に次々と雨粒が空から注がれていた。本降りになる前にと、僕はすぐ駆けだして家路へと急いだ。
 降り続く雨を見て、僕はツバメがこの雨を降らせたのではと考えを巡らした。けれど、彼女を怒らせたとはいえ、さっき交わした会話の中に彼女が泣く要素は一つもなかったような気がした。心当たりがあるとすれば彼女の母親のことだけど、それがトリガーになった確証はない。
 いつの間にか、漂う夕食の香りは雨によって打ち消されていた
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