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籠の中の雀(所有欲の強い溺愛攻め×恋愛初心者)
翌朝
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「いっ……」
翌日、雲雀は股間が締め付けられる痛みで目を覚ました。
時計を確認するとまだ午前4時半。
ふとパンツの中を見ると、生理現象を阻まれた自分の息子が昨日大和に付けられた貞操帯にギチギチと締め付けられている。
「ゃ、やまと…っ、起きて…」
隣でスヤスヤと眠る大和を揺らすと、「…ん、……どしたの…?」と目を擦りながら返事をしてくれる。
「大和、貞操帯外して…」
「んー……?どうして?」
「痛いから……っ!」
お願い……と上目遣いで見つめる雲雀に、大和は「あぁ……朝勃ちか…………。辛いよね…」と頭を撫でるだけ撫でてまた眠ってしまった。
「えっ、大和!」
雲雀のお願いも虚しく、大和は8時まで目を覚まさなかった。
「おはよ」とスッキリした顔で挨拶する大和を、雲雀はじとりと睨みつける。
朝勃ちで起きてから一睡も出来なかったのだ。
大和はスッとベッドから出ていくと、食卓にトースト、目玉焼き、ウインナーと、パンに塗る用のジャムとマーガリン、インスタントのカフェオレを準備し、ひばりを呼んだ。
寝室からでてきた雲雀はお礼を言い、朝食を食べる。
ご飯が終わった後、皿洗いや片付けをするのは雲雀の役目だ。
大和が準備し、雲雀が片付ける……決めた訳では無いが、自然な流れでなんとなくそれが固定になっていた。
「そういえば、2人とも気になる映画あったよね。休みだし久々にデート行こうか」
ニコッと笑う大和の発言で、急遽お出かけをすることになった。
デート自体は凄く嬉しい。
いつもは仕事で忙しい大和と雲雀は、ご飯に行ったり家でのんびりしたりはするが、デートはココ最近行けていない。
だが、雲雀は股間の違和感だけが気がかりで、手放しには喜べなかった。
「雲雀?どうしたの?」
と顔を覗き込むようにして聞いてくる大和に、雲雀は慌てて「なんでもない」と笑った。
翌日、雲雀は股間が締め付けられる痛みで目を覚ました。
時計を確認するとまだ午前4時半。
ふとパンツの中を見ると、生理現象を阻まれた自分の息子が昨日大和に付けられた貞操帯にギチギチと締め付けられている。
「ゃ、やまと…っ、起きて…」
隣でスヤスヤと眠る大和を揺らすと、「…ん、……どしたの…?」と目を擦りながら返事をしてくれる。
「大和、貞操帯外して…」
「んー……?どうして?」
「痛いから……っ!」
お願い……と上目遣いで見つめる雲雀に、大和は「あぁ……朝勃ちか…………。辛いよね…」と頭を撫でるだけ撫でてまた眠ってしまった。
「えっ、大和!」
雲雀のお願いも虚しく、大和は8時まで目を覚まさなかった。
「おはよ」とスッキリした顔で挨拶する大和を、雲雀はじとりと睨みつける。
朝勃ちで起きてから一睡も出来なかったのだ。
大和はスッとベッドから出ていくと、食卓にトースト、目玉焼き、ウインナーと、パンに塗る用のジャムとマーガリン、インスタントのカフェオレを準備し、ひばりを呼んだ。
寝室からでてきた雲雀はお礼を言い、朝食を食べる。
ご飯が終わった後、皿洗いや片付けをするのは雲雀の役目だ。
大和が準備し、雲雀が片付ける……決めた訳では無いが、自然な流れでなんとなくそれが固定になっていた。
「そういえば、2人とも気になる映画あったよね。休みだし久々にデート行こうか」
ニコッと笑う大和の発言で、急遽お出かけをすることになった。
デート自体は凄く嬉しい。
いつもは仕事で忙しい大和と雲雀は、ご飯に行ったり家でのんびりしたりはするが、デートはココ最近行けていない。
だが、雲雀は股間の違和感だけが気がかりで、手放しには喜べなかった。
「雲雀?どうしたの?」
と顔を覗き込むようにして聞いてくる大和に、雲雀は慌てて「なんでもない」と笑った。
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