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第五話
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「とういうわけで、拙者はお金が必要なのだ……。ダンジョンに行ったが入口が岩で塞がっていて入れなく」
「そこに俺が現れたわけか」
悔しそうに話すアオイにロットは同情するしかなかった。
「よし!案内してくれよ!」
「なに?」
「一緒にダイケツって野郎を倒そうぜ!」
「拙者と一緒に戦ってくれるのか?でもどうして……どうして会って間もない拙者を助けてくれるのだ?」
「……なんでだろうな?でもアオイだって人質の女の人を助ける時に助ける理由を考えたか?たぶん人を助けるのに理由なんていらないんだよ」
「っ……!ああ、そうだな。その通りだ!疑ってすまない。ロット殿、手を貸してくれ!」
アオイは深々と頭を下げる。
「おう!」
「闇雲に2人で戦うのは得策ではない。まずは拙者が一人で行って時間を稼ぐので、その間にロット殿は後ろから奇襲を仕掛けてほしい」
アオイは指で地面に絵を描いて説明する。
「分かった。任せてくれ!」
「それでは案内しよう」
ロットとアオイはダイケツが待つアジトへと歩き出す。
「それではロット殿……」
アジトに着くとロットを茂みに残して、アオイは一人で洞窟に向かって歩いていく。
そこの入り口に立っていた一人の男に話しかける。
「ダイケツは居るか?金を持って来た」
「ヒャッハハハッハ!本当に信じて持って来たのかよ!!」
「どういうことだ?」
「ダイケツ様なら女共を依頼主の元に売りに行っちまったよ!」
「なに?!」
アジトの入り口の見張りをしてい山賊二人がバカにするように言う。
「約束はどうした!金を持ってくれば捕まっている者には手を出さない約束だろう!」
「ああ、約束通りだろ?俺たちは手を出してねぇ、荷台に乗せただけだ。それに、手を出すのは約束をしていない依頼主だからな!」
「屁理屈を……!」
アオイは山賊を睨みつける。
「それとダイケツ様に言われてたんだ」
「テメェが来たら捕まえておくようにってな!」
山賊は棍棒と斧を構える。
「残念だが捕まってもらうぜ!」
「そうか……本当に残念だ」
アオイは腕を上げる。
「ロット殿!予定変更だ!頼む!」
「おう!」
「ギャバッ!」
茂みから飛び出したロットは一人の山賊の胸に夢幻剣を突き刺す。
「なんだ?!どうなってんだ?!」
「吐け、ダイケツは何処に行った?拙者の刀は何処にやった?!」
「ヒッ!!」
アオイは山賊の首に剣を突き付ける。
「お前から奪った服はアジトにある……カ、カタナ?あの剣のことか?!お前の剣ならダイケツ様が持って行った!」
「だったらそのダイケツは何処に行った!!」
「ダ、ダイケツ様ならここからずっと西に行った大きな岩のある拓けた場所に行った……!そこが取引場所なんだ!お、教えたんだ!剣を引っ込めてく」
「『華麗』」
山賊の首がボトリと落ちる。
「作戦は変更だ、ロット殿。まずはアジトに残った残党を片付けてダイケツの元へと向かうとしよう!」
「よし!」
アジトに入り、数分でアジトにいた残党を片付け終える。
服を着替えたアオイとロットは山賊からの情報を信じて西へと向かう。
「捕まっていた者たちはやはり居なかったが、拙者の着物と足袋はあって良かった」
「アオイ、お前強いんだな……驚いた」
「拙者はこう見えてもミカズキ流七代目当主、九歳にして免許皆伝した実力だ」
「へえ、小さいのに大したもんだなぁ」
「小さいは余計だ」
軽く小話をしながら走っていると拓けた場所に馬車が2台止まっていた。
「見えたぞ、そんなに遠い場所じゃなくて良かったな」
「うむ、ロット殿。先程と同じ作戦通りに……」
「わかった、アオイも気をつけて。出来るだけ時間を稼いでくれ」
アオイは小さく頷くと馬車へと歩いて行き、ロットは茂みから移動を始める。
「ダイケツ!約束を破るとは許せん!」
「あぁ?」
アオイが叫ぶとダイケツともう一人の貴族らしき男が驚く。
「驚いたぜ。よく俺の場所が分かったな……」
「アジトに居た山賊に剣で聞いたら丁寧に教えてくれた。お礼にあの世に送ってやったがな」
「チッ……使えねぇヤツらだ」
ダイケツは額に血管を浮かばせる。
「ダイケツよ。これはどういうことだ?何故この場所が知られている?!」
「すみません……ドーラ様。ですが安心して下さい。コイツを殺せば良いだけの話です」
「フン……だったら、さっさと済ませろ」
ダイケツが大剣を構えるとドーラと呼ばれた貴族風の格好をした男は馬車の荷台の近くで観戦にまわる。
「いくぞ!!」
「ウオーーラアア!!」
ダイケツの大剣が振り下ろすが、アオイは避ける。
「どうした?そんな大振りでは当たらんぞ!」
「このガキ……!!」
アオイは大剣を軽やかに避ける。裏に回って奇襲を仕掛けるロットの為にも時間を稼がなければいけない。
「ゲッヘッヘ。よく考えればお前と戦う必要はなかったな」
「なに?どういう意味だ?」
「おい!荷台に乗っている女を出せ!」
後ろから一人の山賊が手枷を嵌められた女性を引っ張り出してくる。
「俺が一人で此処に来ていると思ったか?信頼出来るヤツを一人連れて来ていたのさ!」
「卑怯な奴め……!!」
「これでお前は何も出来ない!終わりだ!」
「ふっ……」
アオイは荷台の後ろに人影を見て不敵に笑う。
「何度も拙者に同じ手が効くと思うな!」
「ギャバッ!!」
「なに?!」
ダイケツは後ろにいた子分の断末魔に驚き振り返る。
「拙者も信頼出来る仲間を連れてきたのだ!終わりなのは貴様だ!」
「チッ、クソが!そもそも最初から小細工なんて貴様如きのガキには必要ないんだよ!!大大衝剣!!」
「がはっ……!!」
アオイはダイケツの剣脊で殴り飛ばされる。
「ぐ……油断した!」
「殺してやる!!大大投剣!!」」
殴り飛ばされて尻餅をついた状態のアオイにダイケツは大剣を投擲する。
「し、しまった……!」
「危ない!」
ロットはダイケツとアオイの間に入り、大剣を背中で受け止める。
「うっ……」
剣が背中に刺さったロットは静かに前に倒れた。
「ど、どうして……?」
背中に大剣が半分ほど突き刺さっているロットを見て、アオイは頭が真っ白になった。
「そこに俺が現れたわけか」
悔しそうに話すアオイにロットは同情するしかなかった。
「よし!案内してくれよ!」
「なに?」
「一緒にダイケツって野郎を倒そうぜ!」
「拙者と一緒に戦ってくれるのか?でもどうして……どうして会って間もない拙者を助けてくれるのだ?」
「……なんでだろうな?でもアオイだって人質の女の人を助ける時に助ける理由を考えたか?たぶん人を助けるのに理由なんていらないんだよ」
「っ……!ああ、そうだな。その通りだ!疑ってすまない。ロット殿、手を貸してくれ!」
アオイは深々と頭を下げる。
「おう!」
「闇雲に2人で戦うのは得策ではない。まずは拙者が一人で行って時間を稼ぐので、その間にロット殿は後ろから奇襲を仕掛けてほしい」
アオイは指で地面に絵を描いて説明する。
「分かった。任せてくれ!」
「それでは案内しよう」
ロットとアオイはダイケツが待つアジトへと歩き出す。
「それではロット殿……」
アジトに着くとロットを茂みに残して、アオイは一人で洞窟に向かって歩いていく。
そこの入り口に立っていた一人の男に話しかける。
「ダイケツは居るか?金を持って来た」
「ヒャッハハハッハ!本当に信じて持って来たのかよ!!」
「どういうことだ?」
「ダイケツ様なら女共を依頼主の元に売りに行っちまったよ!」
「なに?!」
アジトの入り口の見張りをしてい山賊二人がバカにするように言う。
「約束はどうした!金を持ってくれば捕まっている者には手を出さない約束だろう!」
「ああ、約束通りだろ?俺たちは手を出してねぇ、荷台に乗せただけだ。それに、手を出すのは約束をしていない依頼主だからな!」
「屁理屈を……!」
アオイは山賊を睨みつける。
「それとダイケツ様に言われてたんだ」
「テメェが来たら捕まえておくようにってな!」
山賊は棍棒と斧を構える。
「残念だが捕まってもらうぜ!」
「そうか……本当に残念だ」
アオイは腕を上げる。
「ロット殿!予定変更だ!頼む!」
「おう!」
「ギャバッ!」
茂みから飛び出したロットは一人の山賊の胸に夢幻剣を突き刺す。
「なんだ?!どうなってんだ?!」
「吐け、ダイケツは何処に行った?拙者の刀は何処にやった?!」
「ヒッ!!」
アオイは山賊の首に剣を突き付ける。
「お前から奪った服はアジトにある……カ、カタナ?あの剣のことか?!お前の剣ならダイケツ様が持って行った!」
「だったらそのダイケツは何処に行った!!」
「ダ、ダイケツ様ならここからずっと西に行った大きな岩のある拓けた場所に行った……!そこが取引場所なんだ!お、教えたんだ!剣を引っ込めてく」
「『華麗』」
山賊の首がボトリと落ちる。
「作戦は変更だ、ロット殿。まずはアジトに残った残党を片付けてダイケツの元へと向かうとしよう!」
「よし!」
アジトに入り、数分でアジトにいた残党を片付け終える。
服を着替えたアオイとロットは山賊からの情報を信じて西へと向かう。
「捕まっていた者たちはやはり居なかったが、拙者の着物と足袋はあって良かった」
「アオイ、お前強いんだな……驚いた」
「拙者はこう見えてもミカズキ流七代目当主、九歳にして免許皆伝した実力だ」
「へえ、小さいのに大したもんだなぁ」
「小さいは余計だ」
軽く小話をしながら走っていると拓けた場所に馬車が2台止まっていた。
「見えたぞ、そんなに遠い場所じゃなくて良かったな」
「うむ、ロット殿。先程と同じ作戦通りに……」
「わかった、アオイも気をつけて。出来るだけ時間を稼いでくれ」
アオイは小さく頷くと馬車へと歩いて行き、ロットは茂みから移動を始める。
「ダイケツ!約束を破るとは許せん!」
「あぁ?」
アオイが叫ぶとダイケツともう一人の貴族らしき男が驚く。
「驚いたぜ。よく俺の場所が分かったな……」
「アジトに居た山賊に剣で聞いたら丁寧に教えてくれた。お礼にあの世に送ってやったがな」
「チッ……使えねぇヤツらだ」
ダイケツは額に血管を浮かばせる。
「ダイケツよ。これはどういうことだ?何故この場所が知られている?!」
「すみません……ドーラ様。ですが安心して下さい。コイツを殺せば良いだけの話です」
「フン……だったら、さっさと済ませろ」
ダイケツが大剣を構えるとドーラと呼ばれた貴族風の格好をした男は馬車の荷台の近くで観戦にまわる。
「いくぞ!!」
「ウオーーラアア!!」
ダイケツの大剣が振り下ろすが、アオイは避ける。
「どうした?そんな大振りでは当たらんぞ!」
「このガキ……!!」
アオイは大剣を軽やかに避ける。裏に回って奇襲を仕掛けるロットの為にも時間を稼がなければいけない。
「ゲッヘッヘ。よく考えればお前と戦う必要はなかったな」
「なに?どういう意味だ?」
「おい!荷台に乗っている女を出せ!」
後ろから一人の山賊が手枷を嵌められた女性を引っ張り出してくる。
「俺が一人で此処に来ていると思ったか?信頼出来るヤツを一人連れて来ていたのさ!」
「卑怯な奴め……!!」
「これでお前は何も出来ない!終わりだ!」
「ふっ……」
アオイは荷台の後ろに人影を見て不敵に笑う。
「何度も拙者に同じ手が効くと思うな!」
「ギャバッ!!」
「なに?!」
ダイケツは後ろにいた子分の断末魔に驚き振り返る。
「拙者も信頼出来る仲間を連れてきたのだ!終わりなのは貴様だ!」
「チッ、クソが!そもそも最初から小細工なんて貴様如きのガキには必要ないんだよ!!大大衝剣!!」
「がはっ……!!」
アオイはダイケツの剣脊で殴り飛ばされる。
「ぐ……油断した!」
「殺してやる!!大大投剣!!」」
殴り飛ばされて尻餅をついた状態のアオイにダイケツは大剣を投擲する。
「し、しまった……!」
「危ない!」
ロットはダイケツとアオイの間に入り、大剣を背中で受け止める。
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