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第四話
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アオイは自分の怪我を治すことができるアイテムを探して、ダンジョンがあると言われている街道を歩いていた。
「この辺りにダンジョンがあるはずなのだが……」
辺りを見渡しながら、乗合馬車で親切なお婆さんに貰った地図と道を交互に確認する。
「おい、そこを退け!」
「むっ……」
後ろを見ると馬車が道を通ろうとしていた。地図に集中していて気付かなかったようだ。
「これはすまぬ」
アオイは道の端に退き、馬車に道を譲る。すると通り過ぎようとした馬車の荷台から女性の声が聞こえた。
それは助けを求める声だった。
「助けて……?おい!そこの御者よ。乗っている者が苦しんでいるぞ!大丈夫なのか?!」
「……」
御者はアオイを無視して進んで行く。アオイは馬車の荷台に並走する。
「おい、荷台に乗っている者よ!大丈夫か?」
「お願い……助けて。このままだと、誰か助けを呼んで……」
荷台から微かに聞こえる女性の声。アオイは御者の男にバレないよう静かに荷台の上に飛び乗り、扉の格子から中を覗く。中には気力がなく項垂れた6人の女性が手枷を嵌められ座っていた。
「これは……!」
アオイは理解した。この馬車が女性を何処かに売りに行く馬車だと。
「くっ……」
荷台の扉を開けたいが右手でしがみ付いているので、片腕しかないアオイには開けることは出来ない。
アオイは荷台の上で止まるのを待つことにした。
「止まった……?」
しばらく走っていた馬車は洞窟の前で止まる。どうやらここが目的地だったようだ。御者が洞窟の中に入って行くのを確認し、アオイは荷台から飛び降りて扉を開けようとする。
「鍵か……ならば、はあ!!」
刀で切断すると鍵が地面にポトリと落ちる。アオイは手前に座っていた茶色髪の綺麗な格好をした15~17歳ほどの女性に話し掛ける。
「大丈夫か?!早く逃げるぞ!」
「ありがとう。でもまだこれが……」
女性は腕に嵌めれた枷を見せる。
「だったら……ミカヅキ一刀流」
「おい!ガキ!何してんだ?!」
「しまった……!」
荷台から飛び出し、辺りを見渡すと汚らしい格好をした十数人の男が馬車を囲んでいた。
「なんだこのガキ!!」
「賊どもめ……容赦はせん!ミカヅキ一刀流『華麗』!』
山賊数人を一瞬で斬り伏せる。
「こ、こいつ!!」
棍棒や短剣を構えた山賊が向かってくる。
「ミカヅキ一刀流『御無烈!!』……チッ、一人斬り損ねた!」
アオイは囲んでいた残りの山賊を一瞬で倒すが、一人だけ仕留め損ねる。
「残りはお前だけだ!」
「ひええ!」
「なんの騒ぎだ?」
洞窟から髪を真ん中だけ残し、他の山賊たちよりも身なりの綺麗な太った男が現れた。
「ダイケツ様!こ、このガキが今日捕まえてきた女共を逃そうと暴れてます!」
「なんだと……?!」
ダイケツと呼ばれた男はアオイが斬り伏せた山賊たちを見て何かを納得する。
「ほお、それなりに強いようだな。だが俺の敵じゃあねぇ」
ダイケツは背に背負っていた大剣を片手で構える。
「なんという怪力……!」
アオイもダイケツと呼ばれた男が只者ではないことを感じ取り、刀を持つ手に力を込める。
「いくぞ!ミカヅキ一刀流『華麗!』」
「フン!!」
ガキン!っと金属がぶつかり合う音が響く。
押し返されて吹き飛ばされる寸前で、アオイは後ろに飛び退き衝撃を逃す。
「どうした?俺の大大剣には傷一つ入ってないぞ」
「硬い……!だがミカズキ流を舐めるな!ミカヅキ一刀流『御無羅威蘇!!』」
アオイは飛び上がり、腕に全力を注ぎ込み刀を振り降ろす。ダイケツはその攻撃を大大剣で防ぐ。
「グッ……!!」
ダイケツの力を込めた腕に何本もの血管が浮かび上がる。
「このガキっ!」
アオイの腹部に蹴りを入れて吹き飛ばす。
「くっ、思っていたよりも硬い!……だが」
「ダ、ダイケツ様の大剣にヒビが!!」
ダイケツの大剣には攻撃を防いだ箇所に亀裂が入っていた。
「このガキ……!!」
「次の攻撃で叩き折ってやろう!ミカヅキ一刀流奥義『華麗羅威……』」
「待て!ガキ!!」
「なっ……!!」
声にする方を見ると荷台で話していた女性が山賊の人質になっていた。アオイは攻撃しようとした腕を止める。
「卑怯な……!」
「卑怯でも勝てば良いのさ!ダイケツ様、今です!」
「ゲッヘッヘ、女を助けたかったら避けるなよ!大大衝剣!!」
「っ……!!」
アオイは大剣の剣脊で殴られて吹き飛ぶ。
「ぐうぅ……」
アオイは必死に起き上がり刀を構える。
「まだ意識があるとはしぶといヤツだ。だが命令だ、その剣をこっちに投げろ。それと服も脱げ」
「なに……?!」
「従わないなら」
「へへへ……」
山賊は人質にしている女性の首に剣を突き付ける。
「私のことは気にしないで!こいつらを倒して!」
「……分かった。言う通りする。だから彼女に手を出すな!」
アオイは亡き父から貰った形見の刀をダイケツの前に投げ捨てる。
「よし。服もだ、何を隠しているか分からんからな」
「……分かっている」
刀を拾ったダイケツは指示する。アオイは着物を片手で器用に脱ぎ、サラシとふんどしだけの状態になる。
「チッ、キズモノか。商品にはならんな」
アオイの火傷の跡を見たダイケツは大きく舌打ちをする。
「このまま殺すのもつまらんな……」
「っ……私はどうなっても良い!彼女たちを解放しろ!可哀想だとは思わないのか?!」
「商品に情なんぞあるかよ!ゲッヘッヘ……!良いことを思いついたぞ!お前は強いからな、旅人か探索者から金か金目の物を奪ってこの場所に持って来い!その代わりに女共に手を出さないでおいてやる」
「金だと……?」
「そうだ。俺の元に持って来い!良いな?」
「分かった……約束だぞ」
「ああ、約束してやる。金を持ってこれば俺たちは女には手を出さない。ほら、これくらいは貸してやるよ」
アオイの足元にショートソードと、汚れた服が投げ捨てられた。
ショートソードを拾い、地図で見たダンジョンに一縷の希望を持って走った。
「この辺りにダンジョンがあるはずなのだが……」
辺りを見渡しながら、乗合馬車で親切なお婆さんに貰った地図と道を交互に確認する。
「おい、そこを退け!」
「むっ……」
後ろを見ると馬車が道を通ろうとしていた。地図に集中していて気付かなかったようだ。
「これはすまぬ」
アオイは道の端に退き、馬車に道を譲る。すると通り過ぎようとした馬車の荷台から女性の声が聞こえた。
それは助けを求める声だった。
「助けて……?おい!そこの御者よ。乗っている者が苦しんでいるぞ!大丈夫なのか?!」
「……」
御者はアオイを無視して進んで行く。アオイは馬車の荷台に並走する。
「おい、荷台に乗っている者よ!大丈夫か?」
「お願い……助けて。このままだと、誰か助けを呼んで……」
荷台から微かに聞こえる女性の声。アオイは御者の男にバレないよう静かに荷台の上に飛び乗り、扉の格子から中を覗く。中には気力がなく項垂れた6人の女性が手枷を嵌められ座っていた。
「これは……!」
アオイは理解した。この馬車が女性を何処かに売りに行く馬車だと。
「くっ……」
荷台の扉を開けたいが右手でしがみ付いているので、片腕しかないアオイには開けることは出来ない。
アオイは荷台の上で止まるのを待つことにした。
「止まった……?」
しばらく走っていた馬車は洞窟の前で止まる。どうやらここが目的地だったようだ。御者が洞窟の中に入って行くのを確認し、アオイは荷台から飛び降りて扉を開けようとする。
「鍵か……ならば、はあ!!」
刀で切断すると鍵が地面にポトリと落ちる。アオイは手前に座っていた茶色髪の綺麗な格好をした15~17歳ほどの女性に話し掛ける。
「大丈夫か?!早く逃げるぞ!」
「ありがとう。でもまだこれが……」
女性は腕に嵌めれた枷を見せる。
「だったら……ミカヅキ一刀流」
「おい!ガキ!何してんだ?!」
「しまった……!」
荷台から飛び出し、辺りを見渡すと汚らしい格好をした十数人の男が馬車を囲んでいた。
「なんだこのガキ!!」
「賊どもめ……容赦はせん!ミカヅキ一刀流『華麗』!』
山賊数人を一瞬で斬り伏せる。
「こ、こいつ!!」
棍棒や短剣を構えた山賊が向かってくる。
「ミカヅキ一刀流『御無烈!!』……チッ、一人斬り損ねた!」
アオイは囲んでいた残りの山賊を一瞬で倒すが、一人だけ仕留め損ねる。
「残りはお前だけだ!」
「ひええ!」
「なんの騒ぎだ?」
洞窟から髪を真ん中だけ残し、他の山賊たちよりも身なりの綺麗な太った男が現れた。
「ダイケツ様!こ、このガキが今日捕まえてきた女共を逃そうと暴れてます!」
「なんだと……?!」
ダイケツと呼ばれた男はアオイが斬り伏せた山賊たちを見て何かを納得する。
「ほお、それなりに強いようだな。だが俺の敵じゃあねぇ」
ダイケツは背に背負っていた大剣を片手で構える。
「なんという怪力……!」
アオイもダイケツと呼ばれた男が只者ではないことを感じ取り、刀を持つ手に力を込める。
「いくぞ!ミカヅキ一刀流『華麗!』」
「フン!!」
ガキン!っと金属がぶつかり合う音が響く。
押し返されて吹き飛ばされる寸前で、アオイは後ろに飛び退き衝撃を逃す。
「どうした?俺の大大剣には傷一つ入ってないぞ」
「硬い……!だがミカズキ流を舐めるな!ミカヅキ一刀流『御無羅威蘇!!』」
アオイは飛び上がり、腕に全力を注ぎ込み刀を振り降ろす。ダイケツはその攻撃を大大剣で防ぐ。
「グッ……!!」
ダイケツの力を込めた腕に何本もの血管が浮かび上がる。
「このガキっ!」
アオイの腹部に蹴りを入れて吹き飛ばす。
「くっ、思っていたよりも硬い!……だが」
「ダ、ダイケツ様の大剣にヒビが!!」
ダイケツの大剣には攻撃を防いだ箇所に亀裂が入っていた。
「このガキ……!!」
「次の攻撃で叩き折ってやろう!ミカヅキ一刀流奥義『華麗羅威……』」
「待て!ガキ!!」
「なっ……!!」
声にする方を見ると荷台で話していた女性が山賊の人質になっていた。アオイは攻撃しようとした腕を止める。
「卑怯な……!」
「卑怯でも勝てば良いのさ!ダイケツ様、今です!」
「ゲッヘッヘ、女を助けたかったら避けるなよ!大大衝剣!!」
「っ……!!」
アオイは大剣の剣脊で殴られて吹き飛ぶ。
「ぐうぅ……」
アオイは必死に起き上がり刀を構える。
「まだ意識があるとはしぶといヤツだ。だが命令だ、その剣をこっちに投げろ。それと服も脱げ」
「なに……?!」
「従わないなら」
「へへへ……」
山賊は人質にしている女性の首に剣を突き付ける。
「私のことは気にしないで!こいつらを倒して!」
「……分かった。言う通りする。だから彼女に手を出すな!」
アオイは亡き父から貰った形見の刀をダイケツの前に投げ捨てる。
「よし。服もだ、何を隠しているか分からんからな」
「……分かっている」
刀を拾ったダイケツは指示する。アオイは着物を片手で器用に脱ぎ、サラシとふんどしだけの状態になる。
「チッ、キズモノか。商品にはならんな」
アオイの火傷の跡を見たダイケツは大きく舌打ちをする。
「このまま殺すのもつまらんな……」
「っ……私はどうなっても良い!彼女たちを解放しろ!可哀想だとは思わないのか?!」
「商品に情なんぞあるかよ!ゲッヘッヘ……!良いことを思いついたぞ!お前は強いからな、旅人か探索者から金か金目の物を奪ってこの場所に持って来い!その代わりに女共に手を出さないでおいてやる」
「金だと……?」
「そうだ。俺の元に持って来い!良いな?」
「分かった……約束だぞ」
「ああ、約束してやる。金を持ってこれば俺たちは女には手を出さない。ほら、これくらいは貸してやるよ」
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