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私から婚約者を略奪した妹は、姑にいじめられている。
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私は侯爵のプルデンシオと婚約した。
プルデンシオは茶髪のイケメンである。
しかし、彼は浮気していた。
私の妹・アルテナと。
何で分かったかというと、アルテナがわざわざ自白したからだ。
「私、実はお姉様の婚約者とお付き合いしているの」
「は?何を言っているのよ」
私が笑うと、
「本当よ。あの方、お姉様のこと好きじゃないみたい。結婚なんてしたくないって言っていたわ。可哀想よね。だから、解放してあげてほしいの」
「何それ。プルデンシオとの婚約を破棄しろって言うのかしら?」
「そうよ」
「プルデンシオに聞いてみないと分からないでしょう?三人で話さないとね」
ということで、後日、プルデンシオに家に来てもらった。
「プルデンシオ。あなた、アルテナと付き合っているの?」
聞くと、プルデンシオはアルテナの方を見た。
アルテナが小さく頷くと、プルデンシオも頷く。
そして、私の方に目を向けた。
「ああ。本当だ」
「は?あなたに何してるか分かっているのかしら?」
「分かっているよ!でも、俺はアルテナを愛しているんだ」
「え?」
「だから、婚約は破棄する」
浮気なんかする男だったのか。
気持ち悪い。
もういいや。
「……はい。分かりました」
婚約を破棄したプルデンシオは、すぐに妹と婚約した。
そして、妹はプルデンシオと結婚して実家を出ていったのだ。
一ヶ月後。
アルテナから手紙が届いた。
アルテナはプルデンシオの母にいじめられているらしい。
里帰りしたくても、帰れないとのこと。
正直、結婚しなくて良かったと思った。
プルデンシオは茶髪のイケメンである。
しかし、彼は浮気していた。
私の妹・アルテナと。
何で分かったかというと、アルテナがわざわざ自白したからだ。
「私、実はお姉様の婚約者とお付き合いしているの」
「は?何を言っているのよ」
私が笑うと、
「本当よ。あの方、お姉様のこと好きじゃないみたい。結婚なんてしたくないって言っていたわ。可哀想よね。だから、解放してあげてほしいの」
「何それ。プルデンシオとの婚約を破棄しろって言うのかしら?」
「そうよ」
「プルデンシオに聞いてみないと分からないでしょう?三人で話さないとね」
ということで、後日、プルデンシオに家に来てもらった。
「プルデンシオ。あなた、アルテナと付き合っているの?」
聞くと、プルデンシオはアルテナの方を見た。
アルテナが小さく頷くと、プルデンシオも頷く。
そして、私の方に目を向けた。
「ああ。本当だ」
「は?あなたに何してるか分かっているのかしら?」
「分かっているよ!でも、俺はアルテナを愛しているんだ」
「え?」
「だから、婚約は破棄する」
浮気なんかする男だったのか。
気持ち悪い。
もういいや。
「……はい。分かりました」
婚約を破棄したプルデンシオは、すぐに妹と婚約した。
そして、妹はプルデンシオと結婚して実家を出ていったのだ。
一ヶ月後。
アルテナから手紙が届いた。
アルテナはプルデンシオの母にいじめられているらしい。
里帰りしたくても、帰れないとのこと。
正直、結婚しなくて良かったと思った。
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