6 / 24
失われた感覚
しおりを挟む
休み明けのテスト終了後、
この時期待ち構えている行事は、
9月末から行なわれる体育祭と文化祭。
実施までの短い期間。
準備をしなければならない時期。
HRの時間がやたらに増えて練習などに当てられる。
そんな日々だった。
「宮村、眠いなら保健室に行け」
まだまだ暑い日々が続く9月中旬。
全校生徒が体育祭の練習に参加する中、
私は一人、グラウンドの片隅。
「だ、大丈夫です」
声を掛けてきた先生に戸惑う。
あの日以来、接触が無かったから。
避けられてる…といってもいいかもしれない。
「そうか…」
先生はそう言うと去っていく。
私は少しホッとする。
あの視線で見られるとちょっと怖いから。
クラスメイトたちも恐れてる。
とけ込もうとしない先生に。
「…あ、あれ…?」
目の前が一瞬暗くなる。
全身が熱くて気だるさが襲ってくる。
おかしい…。
そう感じた時には記憶がなかった。
この時期待ち構えている行事は、
9月末から行なわれる体育祭と文化祭。
実施までの短い期間。
準備をしなければならない時期。
HRの時間がやたらに増えて練習などに当てられる。
そんな日々だった。
「宮村、眠いなら保健室に行け」
まだまだ暑い日々が続く9月中旬。
全校生徒が体育祭の練習に参加する中、
私は一人、グラウンドの片隅。
「だ、大丈夫です」
声を掛けてきた先生に戸惑う。
あの日以来、接触が無かったから。
避けられてる…といってもいいかもしれない。
「そうか…」
先生はそう言うと去っていく。
私は少しホッとする。
あの視線で見られるとちょっと怖いから。
クラスメイトたちも恐れてる。
とけ込もうとしない先生に。
「…あ、あれ…?」
目の前が一瞬暗くなる。
全身が熱くて気だるさが襲ってくる。
おかしい…。
そう感じた時には記憶がなかった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる