17 / 17
いなくなったら(ショートショートショート)
しおりを挟む
「もし、僕がいなくなったら、どうする?」
遊び心と少しの本気で、篤人は翔に聞いた。
「篤人がいなくなったら」
翔はそういって少し考えたあと
「なにも変わらないとおもうよ」
と答えた。
悲しいとか、嫌だとか言ってくれると思っていただけに、篤人は苦笑いした。
「篤人がいなくなっても世界は回ってるし、変わらない。僕もそんな波に巻き込まれて、直ぐに忘れてしまうかもしれないね」
さらに追い打ちをかけるような翔の言葉。流石に篤人も悲しくなった。
そして、翔は一言付け加えた。
「だからね、篤人は僕の先にもあとにもいなくなったら駄目だよ」
「なんだよそれ、僕も翔も永遠に死ねないじゃん」
篤人の顔に笑顔が戻った。
翔もつられて笑った。
「本当に永遠一緒にいられたらいいのにね」
翔が篤人の笑い声に紛らわせながら言った。
遊び心と少しの本気で、篤人は翔に聞いた。
「篤人がいなくなったら」
翔はそういって少し考えたあと
「なにも変わらないとおもうよ」
と答えた。
悲しいとか、嫌だとか言ってくれると思っていただけに、篤人は苦笑いした。
「篤人がいなくなっても世界は回ってるし、変わらない。僕もそんな波に巻き込まれて、直ぐに忘れてしまうかもしれないね」
さらに追い打ちをかけるような翔の言葉。流石に篤人も悲しくなった。
そして、翔は一言付け加えた。
「だからね、篤人は僕の先にもあとにもいなくなったら駄目だよ」
「なんだよそれ、僕も翔も永遠に死ねないじゃん」
篤人の顔に笑顔が戻った。
翔もつられて笑った。
「本当に永遠一緒にいられたらいいのにね」
翔が篤人の笑い声に紛らわせながら言った。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
10
この作品の感想を投稿する
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる