182 / 210
1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
傷付いたみんなのために湯治療法を
しおりを挟む
圧倒的強さを誇る剣マスターのケンゴとの間に入ってくれたランスールのお陰で、なんとか事なきをあることができたがバナンキーたちの傷は思いの外大きかった。それゆえ、湯治療法を試してみることにして、鉱泉地らしきところを探して、掘ってみることにした。
「たまにはバトルばっかりじゃなくて、こういうのもいいよな」
「マスター、何してるのだ?」
「マリン、動いちゃダメだよ。僕なんかを守ってくれてありがとね」
「マスターのことを守るのは、当然なのだ。ルルとミミがマスターの護衛してくれてたから遠慮なく前線に立てたのだ」
「そうだったのか。2人ともありがとな」
「フグオはんに何かあったらどないしよかと必死やってんで」
「ピグミィ先輩がやられた時は肝が冷えたのにゃ」
「ミミ、心配をかけましたね。この通りもう大丈夫ですよ」
「良かったのにゃ」
「それにしてもマスターは何してんだ?そんなことよりアタイにバナテイン飲ませてくれよ!」
「ダメだよ。こんなんじゃ回復できないんだから。きちんと療養しないとだよ」
「フグオ、まさかとは思うけど温泉掘ろうとしてる?」
「流石、マヤ。わかっちゃった?」
「無理に決まってんでしょ!こんなファンタジー世界に鉱泉地なんであるわけ」
マヤの言葉とは裏腹に湧き出てくる水。
「ちょ、ちょ、ちょ。嘘でしょ。こっちの世界でも温泉入れるとか最高じゃん。流石、私のフグオ君!」
「いや、ハルのものになった覚えはないよ。むしろ今はマヤとハルが僕のモノだぞ」
「良い。もっと言って、フグオ君に罵倒されたい」
「ハル、アンタね。まぁ良いわ。フグオのモノになったつもりはないわよ。婚約者を捨てて、女にはなったけどね」
「うっ。その節は大変失礼いたしました」
「えっ?いや、なんで謝るのよ。元々、結婚するつもりなんてなかったし、助けてくれたのはフグオじゃない。自分を虐めてた人間を助けるとかほんと優しいんだから」
「フグオ君は優しすぎだよね。でもそういうところが好きなの」
「ひっつくなっての。もうちょっと掘って、周りを固めるんだからさ」
「勇者様、楽しそうですわね」
「うおっ。パピィ、いつから聞いてた?あれっ、僕通話にしてたっけ?」
「クスクス。ギルド総本山からの襲撃の件、スラミ様からお聞きしました。御身体は大丈夫ですか?」
「僕は大丈夫だけどみんなが酷く傷付いたから湯治療法を試そうとしているところなんだ」
「温泉!?私も入りたいです。そちらに拠点を作ってください!」
温泉を掘り当てたここって、スプリング鉱山って言うんだけど。実は、だいぶレベルが上の魔物が生息しているところなんだけど湯治療法の話をしたらみんなのためならとルルとミミが駆逐してくれたんだよな。拠点の資材となると皆、まだ動いてほしくはないし、こういう時は。
「うっうん。わかったよ。本格的なのは無理だからテントで良いかな?」
「スラミ様、テントで行けますか」
あれっスラミの声は聞こえないな。
「大丈夫とのことなので、お願いします」
「了解。それにしても羽陽音が温泉好きだったなんて」
「作智従兄様、温泉嫌いな人なんて居ませんよ」
「それもそっか」
簡易テントを張り、拠点登録したら次々と人外娘たちが来た。
「ダーリン、スラミから話を聞いて妾は肝が冷えたぞ。顔を見れて安心した」
「ハニー、心配かけて申し訳ない」
「マスター殿、御無事か?今度ギルド総本山なる者が来たらすぐに呼ぶんだ。マスター殿のためなら力を尽くそう」
「マミリン、ありがとう。そっちは変わりない?」
「マスターがマスターが元気そうですぅ。心配で心配で張り裂けそうだったですぅ」
「あらあら、シャインったらマスターちゃんなら大丈夫だって言ったじゃない」
「シャインとアケミさんも来てくれたんだ。嬉しいよ」
「マイマスター、御無事で何よりです」
「オラ、心配で心配で、マスターが無事で本当に良かったべ」
「レイとキキーにも心配をかけたね。来てくれてありがとう」
「旦那様、御無事ですか?その様子だと大丈夫のようですわね」
「パパに何かあったらどうしようと心配したでちゅ」
「センティにコロネまで来てくれたんだ。わざわざありがとう」
久々にみんなで一緒に過ごす日は、最高だな。特にあっちもこっちも眼福眼福。
「フグオ、何ニヤニヤしてんのよ。この変態。温泉だから混浴許したけどさ。目が嫌らしいのよ!」
「フグオ君、ほらぁ。見てぇ。アタシのお・っ・ぱ・い」
「見る見る~。良いではないか良いではないか」
「いつもと違って、ノリ良すぎるんだけど~」
「はぁ。これが温泉なのだ?気持ち良くて溶けちゃいそうなのだ」
「いや溶けてる溶けてるってそれ!」
「アタイはやっぱりバナテインのが良いな。ってことでくれよマスター」
「バナンキー、やめるでありんす。お風呂ぐらいゆっくりしたいでありんす」
「これが温泉でっか。気持ち良すぎまんなぁ」
「あったかくて眠っちゃいそうにゃ」
「ボムも気持ち良い。もっと熱くしても良い?」
「ダメだ!マリンたちはともかく、僕たちは火傷しちまうから」
「はぁ。作智従兄様と裸の付き合いも良いものですね」
「羽陽音様、流石に恥じらいは持つべきかと?」
「温泉と聞いて、いの一番についてきた梨里杏がそれを言うのかしら」
「温泉と聞けば別ですから」
なんやかんやみんな温泉が好きなんだな。あれっ熱くなってきてない?どうやら我慢できなくなったフレアが少し熱くしたみたいで、急いで出る僕たちであった。
「たまにはバトルばっかりじゃなくて、こういうのもいいよな」
「マスター、何してるのだ?」
「マリン、動いちゃダメだよ。僕なんかを守ってくれてありがとね」
「マスターのことを守るのは、当然なのだ。ルルとミミがマスターの護衛してくれてたから遠慮なく前線に立てたのだ」
「そうだったのか。2人ともありがとな」
「フグオはんに何かあったらどないしよかと必死やってんで」
「ピグミィ先輩がやられた時は肝が冷えたのにゃ」
「ミミ、心配をかけましたね。この通りもう大丈夫ですよ」
「良かったのにゃ」
「それにしてもマスターは何してんだ?そんなことよりアタイにバナテイン飲ませてくれよ!」
「ダメだよ。こんなんじゃ回復できないんだから。きちんと療養しないとだよ」
「フグオ、まさかとは思うけど温泉掘ろうとしてる?」
「流石、マヤ。わかっちゃった?」
「無理に決まってんでしょ!こんなファンタジー世界に鉱泉地なんであるわけ」
マヤの言葉とは裏腹に湧き出てくる水。
「ちょ、ちょ、ちょ。嘘でしょ。こっちの世界でも温泉入れるとか最高じゃん。流石、私のフグオ君!」
「いや、ハルのものになった覚えはないよ。むしろ今はマヤとハルが僕のモノだぞ」
「良い。もっと言って、フグオ君に罵倒されたい」
「ハル、アンタね。まぁ良いわ。フグオのモノになったつもりはないわよ。婚約者を捨てて、女にはなったけどね」
「うっ。その節は大変失礼いたしました」
「えっ?いや、なんで謝るのよ。元々、結婚するつもりなんてなかったし、助けてくれたのはフグオじゃない。自分を虐めてた人間を助けるとかほんと優しいんだから」
「フグオ君は優しすぎだよね。でもそういうところが好きなの」
「ひっつくなっての。もうちょっと掘って、周りを固めるんだからさ」
「勇者様、楽しそうですわね」
「うおっ。パピィ、いつから聞いてた?あれっ、僕通話にしてたっけ?」
「クスクス。ギルド総本山からの襲撃の件、スラミ様からお聞きしました。御身体は大丈夫ですか?」
「僕は大丈夫だけどみんなが酷く傷付いたから湯治療法を試そうとしているところなんだ」
「温泉!?私も入りたいです。そちらに拠点を作ってください!」
温泉を掘り当てたここって、スプリング鉱山って言うんだけど。実は、だいぶレベルが上の魔物が生息しているところなんだけど湯治療法の話をしたらみんなのためならとルルとミミが駆逐してくれたんだよな。拠点の資材となると皆、まだ動いてほしくはないし、こういう時は。
「うっうん。わかったよ。本格的なのは無理だからテントで良いかな?」
「スラミ様、テントで行けますか」
あれっスラミの声は聞こえないな。
「大丈夫とのことなので、お願いします」
「了解。それにしても羽陽音が温泉好きだったなんて」
「作智従兄様、温泉嫌いな人なんて居ませんよ」
「それもそっか」
簡易テントを張り、拠点登録したら次々と人外娘たちが来た。
「ダーリン、スラミから話を聞いて妾は肝が冷えたぞ。顔を見れて安心した」
「ハニー、心配かけて申し訳ない」
「マスター殿、御無事か?今度ギルド総本山なる者が来たらすぐに呼ぶんだ。マスター殿のためなら力を尽くそう」
「マミリン、ありがとう。そっちは変わりない?」
「マスターがマスターが元気そうですぅ。心配で心配で張り裂けそうだったですぅ」
「あらあら、シャインったらマスターちゃんなら大丈夫だって言ったじゃない」
「シャインとアケミさんも来てくれたんだ。嬉しいよ」
「マイマスター、御無事で何よりです」
「オラ、心配で心配で、マスターが無事で本当に良かったべ」
「レイとキキーにも心配をかけたね。来てくれてありがとう」
「旦那様、御無事ですか?その様子だと大丈夫のようですわね」
「パパに何かあったらどうしようと心配したでちゅ」
「センティにコロネまで来てくれたんだ。わざわざありがとう」
久々にみんなで一緒に過ごす日は、最高だな。特にあっちもこっちも眼福眼福。
「フグオ、何ニヤニヤしてんのよ。この変態。温泉だから混浴許したけどさ。目が嫌らしいのよ!」
「フグオ君、ほらぁ。見てぇ。アタシのお・っ・ぱ・い」
「見る見る~。良いではないか良いではないか」
「いつもと違って、ノリ良すぎるんだけど~」
「はぁ。これが温泉なのだ?気持ち良くて溶けちゃいそうなのだ」
「いや溶けてる溶けてるってそれ!」
「アタイはやっぱりバナテインのが良いな。ってことでくれよマスター」
「バナンキー、やめるでありんす。お風呂ぐらいゆっくりしたいでありんす」
「これが温泉でっか。気持ち良すぎまんなぁ」
「あったかくて眠っちゃいそうにゃ」
「ボムも気持ち良い。もっと熱くしても良い?」
「ダメだ!マリンたちはともかく、僕たちは火傷しちまうから」
「はぁ。作智従兄様と裸の付き合いも良いものですね」
「羽陽音様、流石に恥じらいは持つべきかと?」
「温泉と聞いて、いの一番についてきた梨里杏がそれを言うのかしら」
「温泉と聞けば別ですから」
なんやかんやみんな温泉が好きなんだな。あれっ熱くなってきてない?どうやら我慢できなくなったフレアが少し熱くしたみたいで、急いで出る僕たちであった。
0
あなたにおすすめの小説
底辺動画主、配信を切り忘れてスライムを育成していたらバズった
椎名 富比路
ファンタジー
ダンジョンが世界じゅうに存在する世界。ダンジョン配信業が世間でさかんに行われている。
底辺冒険者であり配信者のツヨシは、あるとき弱っていたスライムを持ち帰る。
ワラビと名付けられたスライムは、元気に成長した。
だがツヨシは、うっかり配信を切り忘れて眠りについてしまう。
翌朝目覚めると、めっちゃバズっていた。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
空手馬鹿の俺が転生したら規格外の治癒士になっていた 〜筋力Eのひ弱少年治癒士が高みを目指す!?〜
くまみ
ファンタジー
前世は空手部主将の「ゴリラ」男。転生先は……筋力Eのひ弱な少年治癒士!?
「資質がなんだ!俺の拳は魔法を超える!……と、思うけど……汗」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺は五里羅門(ごり・らもん) 35歳独身男だ。硬派すぎて女が寄り付かず。強すぎる空手愛と鍛え抜かれた肉体のせいで不本意ながら通称「ゴリラ」と呼ばれていた。
仕事帰りにダンプに跳ねられた俺が目覚めると、そこは異世界だった。だが転生した姿は前世とは真逆。
病弱で華奢。戦闘力最低と言われる職業の「治癒士」(ヒーラー)適正の10歳の少年・ノエル。
「俺は戦闘狂だぞ!このひ弱な体じゃ、戦えねぇ!
「華奢でひ弱な体では、空手技を繰り出すのは夢のまた夢……」
魔力と資質が全てのこの世界。努力では超えられない「資質の壁」が立ちふさがる。
だが、空手馬鹿の俺の魂は諦めることを知らなかった。
「魔法が使えなきゃ、技で制す!治癒士が最強になっちゃいけないなんて誰が決めた?」
これは魔法の常識を「空手の技」で叩き壊す、一人の少年の異世界武勇伝。
伝説の騎士、美少女魔術師、そして謎の切り株(?)を巻き込み、ノエルの規格外の挑戦が今始まる!
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。
音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、
幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。
魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。
そして再び出会う幼馴染。
彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。
もういい。
密かにやってた支援も打ち切る。
俺以外にも魔道具職人はいるさ。
落ちぶれて行く追放したパーティ。
俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる