13 / 821
1章 黄巾の乱
英傑たちとの出会い
しおりを挟む
黄巾の乱を終結し、朝廷の権威を回復させるために大賢良師張角の籠る広宗へと歩みを進める劉備一向。
劉備「ここを越えれば広宗だ。皆、準備は良いな」
張飛「おぅよ」
関羽「うむ」
田豫「あぁ」
簡雍「頑張りますかねぇ」
裴元紹・周倉・廖化「お任せを」
龔都「ここには俺の兄弟分の何儀・黄邵・何曼・劉辟がいるはずでやす。説得の機会を与えてくだされば、劉備様の元に降らせやすぜ」
義賢「ここは龔都殿の案に乗り、張角の元まで被害を軽微で進むべきです」
劉備「丁の申す通りだな。できるだけ戦闘を避け張角の元に辿り着ける可能性があるのなら龔都その案を受ける。必ずや説得するのだ」
龔都「へい」
劉備「だが先ずは、朝廷軍の本部へ向かうとしよう」
朝廷軍の本部では、一斉掃討の準備でてんやわんやしていた。
???「えぇい、中郎将に推薦してやった董卓は何をしておるのだ」
???「何進様、今いる兵で何とかするしかないでしょう」
何進「曹操、騎都尉の分際で大将軍であるワシに意見するでないわ」
???「何進様、ですが孟徳の申すことにも一理あるかと」
何進「おお、袁紹よ。よく来た。お前が言うのなら聞いてやろう。曹操よ。袁紹と共に朱儁を援護して張梁軍を仕留めよ」
曹操「御意」
袁紹「はっ」
伝令「失礼します。皇甫嵩様より、援軍を願うとのことです」
何進「えぇい、誰かおらんのか?」
劉備「その任、私に任せてもらえないだろうか?」
何進「誰じゃ貴様は?」
劉備「義勇軍を率いております。劉玄徳と申します」
何進「義勇兵如きがでしゃばるでないわ。えぇい近衛兵こやつらを摘み出すのだ」
近衛兵「はっ、こちらに来てもらいましょうか」
袁紹「何進様、お待ちください。義勇兵の身分でありながら何かを成し遂げる可能性を感じます。ここは任せてみるのもよろしいかと」
何進「ふむぅ。袁紹がそこまで推すのなら機会を与えてやろう。劉備とやら皇甫嵩の元へ救援に赴き張宝軍を打ち倒すのだ」
劉備「はっ」
それぞれが何進の陣幕を立ち去る。
袁紹「劉備とやら、何進様が失礼を致したな。皇甫嵩殿の救援宜しく頼む」
曹操「後ろのとてつもない力を秘めた偉丈夫は誰か?」
関羽「某は、兄者の元で一軍を預かっている関雲長と申す」
張飛「俺は、大兄者の元で一軍を預かっている張翼徳ってんだ。アンタらは大将軍と違って、見る目がありそうだな」
劉備「翼徳、口が過ぎるぞ。控えろ」
張飛「大兄者、すまねぇ」
劉備「義兄弟が失礼をしました。お詫び致します」
曹操「気にするな。元気なのは良い、気に入ったぞ。縁があればまた会おう劉備よ」
劉備と曹操、後に天下を争うことになる2人の英傑の初対面であった。
袁紹「孟徳よ。そろそろ向かうとしよう」
曹操「本初よ。あぁ、それに先ほどは助かったぞ」
袁紹「気にするな孟徳。俺とお前の仲じゃないか」
曹操「今度礼をする」
袁紹「それなら今度女を紹介してもらうとしのう」
曹操「フフッ。考えておこう」
袁紹と曹操は、朱儁の援軍に向かって行った。
???「お前が皇甫嵩様の援軍を申し出た義勇兵か?」
劉備「はい、貴方は?」
???「名乗るのが先であったな。皇甫嵩様の元で一軍を預かっている孫堅文台だ。義勇兵の身でありながら恐れぬその心、気に入ったぞ。さぁ救援に向かおうぞ」
劉備「左中郎将様の!?これは失礼致しました」
孫堅「そう畏まる必要はない。朝廷を案じる気持ちは同じなのだからな。まぁ元ヤンチャ坊主だった俺が言っても説得力はないか。ハッハッハ」
劉備「ヤンチャ坊主?」
孫堅「あぁ悪ガキどもと暴れ回ってたな。今は家族の護衛のため寿春に残してきたがな」
劉備「私も似たような者です。幸い私の悪ガキ仲間は義勇兵として共に戦ってくれていますが」
孫堅「そうか似た者同士か。ますます気に入ったぞ。娘の婿に欲しいくらいにな」
劉備「何歳ですか?」
孫堅「まだ産まれてすらないな」
劉備「ホッ」
孫堅「安堵したな。俺の娘では役不足か?」
劉備「いえ、とても剛気な方を想像しました」
孫堅「剛気かハッハッハ。良い良いそれは実に良い。本当に気に入ったぞ。この戦が終わっても縁が続くことを願いたいものだな」
劉備「私も切に願います」
孫堅のこの時の冗談が後に本当になることを劉備はまだ知らない。
義賢「兄上、戦場が見えてきました」
劉備「あぁ」
孫堅「先ずは、皇甫嵩様の陣幕へ行かねば」
劉備「わかりました」
皇甫嵩の陣幕では、張宝軍の決死の防衛を抜くことができずに手をこまねいていた。
皇甫嵩「クソっ。董卓はまだか?」
伝令「音沙汰ありません」
皇甫嵩「あの賄賂野郎が。バックれやがったな」
孫堅「失礼します」
皇甫嵩「孫堅、よく来た。お主は、楼桑村で黄巾軍を打ち払った義勇兵だな。確か劉備だったか?」
劉備「覚えていてくださったのですか?」
皇甫嵩「あぁ、義勇兵でありながら手柄を立てたのだ忘れるわけなかろう。してどうした?」
劉備「援軍に参りました」
皇甫嵩「これは有難い」
義賢「兄上の元で一軍を預かっております。劉義賢と申します。董卓軍の配下である華雄殿より言伝を預かってまいりました」
皇甫嵩「ほほぅ。劉備殿の弟、大義である。聞こう」
義賢「董卓軍は汝南黄巾軍との戦いで壊滅的打撃を受けたので涼州にて軍備の補給をするとのことです」
皇甫嵩「ていの良い逃げだな。クソっこれだから賄賂やコネは信用できんのだ」
劉備「張宝軍とは汝南での戦いでもやり合いました。少しは戦い方を心得ております。私どもに任せて頂けませんか?」
皇甫嵩「お主が。ふむぅ。やむおえんか。劉備よ、わかった任せる。必ずや張宝軍の防衛陣を抜くのだ」
劉備「お任せください」
劉備は皇甫嵩の陣幕を後にすると義勇兵たちと共に張宝軍との熾烈な戦いに向かうのだった。
劉備「ここを越えれば広宗だ。皆、準備は良いな」
張飛「おぅよ」
関羽「うむ」
田豫「あぁ」
簡雍「頑張りますかねぇ」
裴元紹・周倉・廖化「お任せを」
龔都「ここには俺の兄弟分の何儀・黄邵・何曼・劉辟がいるはずでやす。説得の機会を与えてくだされば、劉備様の元に降らせやすぜ」
義賢「ここは龔都殿の案に乗り、張角の元まで被害を軽微で進むべきです」
劉備「丁の申す通りだな。できるだけ戦闘を避け張角の元に辿り着ける可能性があるのなら龔都その案を受ける。必ずや説得するのだ」
龔都「へい」
劉備「だが先ずは、朝廷軍の本部へ向かうとしよう」
朝廷軍の本部では、一斉掃討の準備でてんやわんやしていた。
???「えぇい、中郎将に推薦してやった董卓は何をしておるのだ」
???「何進様、今いる兵で何とかするしかないでしょう」
何進「曹操、騎都尉の分際で大将軍であるワシに意見するでないわ」
???「何進様、ですが孟徳の申すことにも一理あるかと」
何進「おお、袁紹よ。よく来た。お前が言うのなら聞いてやろう。曹操よ。袁紹と共に朱儁を援護して張梁軍を仕留めよ」
曹操「御意」
袁紹「はっ」
伝令「失礼します。皇甫嵩様より、援軍を願うとのことです」
何進「えぇい、誰かおらんのか?」
劉備「その任、私に任せてもらえないだろうか?」
何進「誰じゃ貴様は?」
劉備「義勇軍を率いております。劉玄徳と申します」
何進「義勇兵如きがでしゃばるでないわ。えぇい近衛兵こやつらを摘み出すのだ」
近衛兵「はっ、こちらに来てもらいましょうか」
袁紹「何進様、お待ちください。義勇兵の身分でありながら何かを成し遂げる可能性を感じます。ここは任せてみるのもよろしいかと」
何進「ふむぅ。袁紹がそこまで推すのなら機会を与えてやろう。劉備とやら皇甫嵩の元へ救援に赴き張宝軍を打ち倒すのだ」
劉備「はっ」
それぞれが何進の陣幕を立ち去る。
袁紹「劉備とやら、何進様が失礼を致したな。皇甫嵩殿の救援宜しく頼む」
曹操「後ろのとてつもない力を秘めた偉丈夫は誰か?」
関羽「某は、兄者の元で一軍を預かっている関雲長と申す」
張飛「俺は、大兄者の元で一軍を預かっている張翼徳ってんだ。アンタらは大将軍と違って、見る目がありそうだな」
劉備「翼徳、口が過ぎるぞ。控えろ」
張飛「大兄者、すまねぇ」
劉備「義兄弟が失礼をしました。お詫び致します」
曹操「気にするな。元気なのは良い、気に入ったぞ。縁があればまた会おう劉備よ」
劉備と曹操、後に天下を争うことになる2人の英傑の初対面であった。
袁紹「孟徳よ。そろそろ向かうとしよう」
曹操「本初よ。あぁ、それに先ほどは助かったぞ」
袁紹「気にするな孟徳。俺とお前の仲じゃないか」
曹操「今度礼をする」
袁紹「それなら今度女を紹介してもらうとしのう」
曹操「フフッ。考えておこう」
袁紹と曹操は、朱儁の援軍に向かって行った。
???「お前が皇甫嵩様の援軍を申し出た義勇兵か?」
劉備「はい、貴方は?」
???「名乗るのが先であったな。皇甫嵩様の元で一軍を預かっている孫堅文台だ。義勇兵の身でありながら恐れぬその心、気に入ったぞ。さぁ救援に向かおうぞ」
劉備「左中郎将様の!?これは失礼致しました」
孫堅「そう畏まる必要はない。朝廷を案じる気持ちは同じなのだからな。まぁ元ヤンチャ坊主だった俺が言っても説得力はないか。ハッハッハ」
劉備「ヤンチャ坊主?」
孫堅「あぁ悪ガキどもと暴れ回ってたな。今は家族の護衛のため寿春に残してきたがな」
劉備「私も似たような者です。幸い私の悪ガキ仲間は義勇兵として共に戦ってくれていますが」
孫堅「そうか似た者同士か。ますます気に入ったぞ。娘の婿に欲しいくらいにな」
劉備「何歳ですか?」
孫堅「まだ産まれてすらないな」
劉備「ホッ」
孫堅「安堵したな。俺の娘では役不足か?」
劉備「いえ、とても剛気な方を想像しました」
孫堅「剛気かハッハッハ。良い良いそれは実に良い。本当に気に入ったぞ。この戦が終わっても縁が続くことを願いたいものだな」
劉備「私も切に願います」
孫堅のこの時の冗談が後に本当になることを劉備はまだ知らない。
義賢「兄上、戦場が見えてきました」
劉備「あぁ」
孫堅「先ずは、皇甫嵩様の陣幕へ行かねば」
劉備「わかりました」
皇甫嵩の陣幕では、張宝軍の決死の防衛を抜くことができずに手をこまねいていた。
皇甫嵩「クソっ。董卓はまだか?」
伝令「音沙汰ありません」
皇甫嵩「あの賄賂野郎が。バックれやがったな」
孫堅「失礼します」
皇甫嵩「孫堅、よく来た。お主は、楼桑村で黄巾軍を打ち払った義勇兵だな。確か劉備だったか?」
劉備「覚えていてくださったのですか?」
皇甫嵩「あぁ、義勇兵でありながら手柄を立てたのだ忘れるわけなかろう。してどうした?」
劉備「援軍に参りました」
皇甫嵩「これは有難い」
義賢「兄上の元で一軍を預かっております。劉義賢と申します。董卓軍の配下である華雄殿より言伝を預かってまいりました」
皇甫嵩「ほほぅ。劉備殿の弟、大義である。聞こう」
義賢「董卓軍は汝南黄巾軍との戦いで壊滅的打撃を受けたので涼州にて軍備の補給をするとのことです」
皇甫嵩「ていの良い逃げだな。クソっこれだから賄賂やコネは信用できんのだ」
劉備「張宝軍とは汝南での戦いでもやり合いました。少しは戦い方を心得ております。私どもに任せて頂けませんか?」
皇甫嵩「お主が。ふむぅ。やむおえんか。劉備よ、わかった任せる。必ずや張宝軍の防衛陣を抜くのだ」
劉備「お任せください」
劉備は皇甫嵩の陣幕を後にすると義勇兵たちと共に張宝軍との熾烈な戦いに向かうのだった。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
本能寺からの決死の脱出 ~尾張の大うつけ 織田信長 天下を統一す~
bekichi
歴史・時代
戦国時代の日本を背景に、織田信長の若き日の物語を語る。荒れ狂う風が尾張の大地を駆け巡る中、夜空の星々はこれから繰り広げられる壮絶な戦いの予兆のように輝いている。この混沌とした時代において、信長はまだ無名であったが、彼の野望はやがて天下を揺るがすことになる。信長は、父・信秀の治世に疑問を持ちながらも、独自の力を蓄え、異なる理想を追求し、反逆者とみなされることもあれば期待の星と讃えられることもあった。彼の目標は、乱世を統一し平和な時代を創ることにあった。物語は信長の足跡を追い、若き日の友情、父との確執、大名との駆け引きを描く。信長の人生は、斎藤道三、明智光秀、羽柴秀吉、徳川家康、伊達政宗といった時代の英傑たちとの交流とともに、一つの大きな物語を形成する。この物語は、信長の未知なる野望の軌跡を描くものである。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる