42 / 821
2章 反董卓連合
汜水関攻防戦(急)
しおりを挟む
一夜明け、孫堅軍による胡軫軍への逆襲の総攻撃が始まった。董卓軍本営では慌ただしくなっていた。
胡軫「クソ。袁術の奴め。話が違うではないか。孫堅への兵糧を断つからその先に撃破しろと密書を送ってきおったくせに。間違えるほど元気になりよったわ。信じた俺が馬鹿であったわ。華雄・徐栄、蹴散らしてこい。わかったな」
華雄「了解した」
徐栄「はっ」
董白「私も行って良いわよね。戦場っての見たかったのよね」
胡軫「董白様、何を言っておられるのですか?」
董白「えっ私も行ってくるって言ってるのよ。何、お祖父様の孫娘である私に意見でもあるのかしら胡軫」
胡軫「いえ、滅相もございません。どうぞ(この馬鹿でも董卓様の可愛がっている孫娘だ。何かあったらどうすれば良いのだ。そうだ華雄と徐栄に押し付けてしまえば良い)華雄・徐栄、董白様の警護も忘れずにな」
華雄「うむ。了解した(マジか、胡軫は俺たちに責任を押し付けるつもりのようだな)」
徐栄「はっ(孫堅軍の相手をしながらこの馬鹿娘も守れって無理があるだろ)」
董白「楽しみね。お祖父様に刃を向ける馬鹿どもを討ち取ってやるんだから」
総攻撃の少し前、孫堅の陣幕に劉備が訪れる。
孫堅「劉備殿どうなされた?」
劉備「華雄と徐栄なのだが我々劉備軍に任せてもらえないだろうか?」
孫堅「うむ。劉備殿には此度も世話になった。良いだろう。華雄と徐栄は劉備軍に譲ろう」
劉備「孫堅殿、かたじけない」
孫堅「気にするな。劉備殿、昔話したことを覚えているか?」
劉備「娘を私にとか言ってた件でしょうか?」
孫堅「うむ。俺は冗談のつもりは一切ない。万が一、俺に娘が産まれて適齢になった時考えてもらいたい」
劉備「何故、孫堅殿が私のことを娘を渡したいほど気に入ってくれている理由は分かりませんが。2度も真剣に話してくださったのです。前向きに検討はさせていただきましょう」
孫堅「ハハハ。これでも検討か。でも今はその答えで構わぬ」
劉備「では、失礼致します」
劉備は孫堅の陣幕を後にし、関羽と張郃に華雄と徐栄の捕縛を命じる。
義賢「お待ちください。俺も関羽殿と張郃殿に付いて行きます」
田豊「劉丁殿!?いえ、何かお考えあってのことでしょう。こちらはお任せください」
義賢「田豊殿、かたじけない。兄上のことよろしく頼む」
田豊「心得ました」
戦場に劉備軍を見た華雄。
華雄「本当にこのようなことになるとは、劉義賢殿、貴方は一体何者なのでしょう。ですが申し訳ない。董卓様の真実を知った今。どのようなことがあろうとあの方への手出しは許さぬ」
徐栄「正念場となりましょうな」
董白「ねーねーあの男の子誰。イケメンじゃない。華雄・徐栄、捕まえてきてよ」
華雄「あれは、義賢殿か?」
徐栄「関羽殿の相手は厳しいだろう。劉丁殿を捕らえて交渉はアリかもしれねぇ」
華雄「関羽殿の隣にいる男は河問の張郃だろう。あの2人を相手にしながら義賢殿を捕えるのは難しいだろう」
徐栄「良い作戦だと思ったんだけどな」
董白「とっとと捕まえてきてよ。私のペットにするんだから」
華雄と徐栄は董白の呑気さに呆れながらも関羽たちの迎撃に向かうのであった。
華雄「関羽、ここから先は通さぬぞ」
関羽「華雄よ。何故お前程の武人が董卓に仕えるのだ」
華雄「涼州で燻っていた俺の恩人なのだ。例え天が悪人と決めようとも俺にとっては世話になった善人なのだ」
関羽「そこまでの覚悟があるということだな」
華雄「あぁ。関羽よ。死合おうぞ」
関羽「この頑固者めが」
華雄と関羽は数百合と打ち合っていた。
華雄「関羽よ。何故手を抜く。貴様の力はこの程度ではないだろう」
関羽「華雄よ。某を愚弄するか。安心せよ。準備運動をしておったところぞ」
華雄「あったまったか」
関羽「知れたこと」
何合が打ち合った時、華雄は馬から落とされる。
華雄「さぁ切れ、関羽よ」
関羽「華雄よ。一旦引くが良い。守るべき者があるのであろう」
華雄「!?関羽殿、かたじけない」
華雄は馬に乗ると汜水関を後にした。その頃、張郃と徐栄も戦闘を開始していた。
張郃「河問の張儁乂、いざ参る」
徐栄「この徐栄が相手となろう」
張郃と徐栄も数百合と打ち合っていた。
徐栄「流石は名前の轟く男の1人だな」
張郃「貴殿も見事な武勇をお持ちだ」
徐栄「そりゃどうも(いやいや。手が痺れてんだけど)」
さらに数合打ち合うと徐栄はとうとう武器を落としてしまった。
徐栄「しまった」
張郃「貰ったー」
徐栄は張郃の一撃により気絶する。
張郃「敵将徐栄、張儁乂が捕らえたぞ」
徐栄は張郃に捕まった。
董白「華雄も徐栄も全然頼りになんないんだから。こうなったら私があの子の相手しよっと」
董白は義賢の前に現れる。
義賢「何者だ?」
董白「ねーねー。私のペットになってくれない」
義賢「はっ、ところで君誰?」
董白「はぁ~君ね。董卓様の可憐なる孫娘である董白ちゃんのこと知らないの」
義賢「董卓の孫娘?マジか付いてるぜ」
義賢は黝廉の機動力を活かして、董白を捕まえて馬の後ろに乗せるが黝廉が嫌がるので、肩に抱えた。
董白「えっ何々。何してんのよ。お祖父様に言いつけてやるんだから」
ジタバタする董白。
義賢「痛い痛いって。暴れんなよ」
董白「アッカンベェーだ。離しなさいよ。離せってば」
さらにジタバタする董白。
義賢「君は死にたいのか?」
ジタバタを止めて泣き出す董白。
董白「うわーん。止めてよ。止めてったら」
義賢「この戦場にいたら殺されるんだ。だから君を保護する。僕は君を守りたいんだよ」
董白「(何、この胸の動悸)フン。アンタのことなんて信じてないんだからね。アッカンベェーだ」
義賢「(はぁー本当になんていうかワガママ娘だな。まぁ嫌いじゃない。こういう娘がデレる瞬間とかたまらないんだよなぁ。2人きりの時は甘えてきたりとかな)」
その頃孫堅軍は胡軫軍を追い込んでいた。
胡軫「えぇい、華雄も徐栄も頼りにならんではないか」
祖茂「敵将と見た。待て流さぬぞ」
胡軫「えぇいこれまでか。董卓様に栄光あれ~」
祖茂の一撃により討ち取られる胡軫。
祖茂「敵将胡軫、孫堅軍の祖茂が討ち取った」
孫堅軍の兵「オオオオオオオオオオ」
孫堅「祖茂、よくやった。このまま汜水関を抜けるぞ」
こうして、華雄の敗走、徐栄の捕縛、胡軫の討ち死ににより汜水関は反董卓連合軍の手に落ちたのである。
胡軫「クソ。袁術の奴め。話が違うではないか。孫堅への兵糧を断つからその先に撃破しろと密書を送ってきおったくせに。間違えるほど元気になりよったわ。信じた俺が馬鹿であったわ。華雄・徐栄、蹴散らしてこい。わかったな」
華雄「了解した」
徐栄「はっ」
董白「私も行って良いわよね。戦場っての見たかったのよね」
胡軫「董白様、何を言っておられるのですか?」
董白「えっ私も行ってくるって言ってるのよ。何、お祖父様の孫娘である私に意見でもあるのかしら胡軫」
胡軫「いえ、滅相もございません。どうぞ(この馬鹿でも董卓様の可愛がっている孫娘だ。何かあったらどうすれば良いのだ。そうだ華雄と徐栄に押し付けてしまえば良い)華雄・徐栄、董白様の警護も忘れずにな」
華雄「うむ。了解した(マジか、胡軫は俺たちに責任を押し付けるつもりのようだな)」
徐栄「はっ(孫堅軍の相手をしながらこの馬鹿娘も守れって無理があるだろ)」
董白「楽しみね。お祖父様に刃を向ける馬鹿どもを討ち取ってやるんだから」
総攻撃の少し前、孫堅の陣幕に劉備が訪れる。
孫堅「劉備殿どうなされた?」
劉備「華雄と徐栄なのだが我々劉備軍に任せてもらえないだろうか?」
孫堅「うむ。劉備殿には此度も世話になった。良いだろう。華雄と徐栄は劉備軍に譲ろう」
劉備「孫堅殿、かたじけない」
孫堅「気にするな。劉備殿、昔話したことを覚えているか?」
劉備「娘を私にとか言ってた件でしょうか?」
孫堅「うむ。俺は冗談のつもりは一切ない。万が一、俺に娘が産まれて適齢になった時考えてもらいたい」
劉備「何故、孫堅殿が私のことを娘を渡したいほど気に入ってくれている理由は分かりませんが。2度も真剣に話してくださったのです。前向きに検討はさせていただきましょう」
孫堅「ハハハ。これでも検討か。でも今はその答えで構わぬ」
劉備「では、失礼致します」
劉備は孫堅の陣幕を後にし、関羽と張郃に華雄と徐栄の捕縛を命じる。
義賢「お待ちください。俺も関羽殿と張郃殿に付いて行きます」
田豊「劉丁殿!?いえ、何かお考えあってのことでしょう。こちらはお任せください」
義賢「田豊殿、かたじけない。兄上のことよろしく頼む」
田豊「心得ました」
戦場に劉備軍を見た華雄。
華雄「本当にこのようなことになるとは、劉義賢殿、貴方は一体何者なのでしょう。ですが申し訳ない。董卓様の真実を知った今。どのようなことがあろうとあの方への手出しは許さぬ」
徐栄「正念場となりましょうな」
董白「ねーねーあの男の子誰。イケメンじゃない。華雄・徐栄、捕まえてきてよ」
華雄「あれは、義賢殿か?」
徐栄「関羽殿の相手は厳しいだろう。劉丁殿を捕らえて交渉はアリかもしれねぇ」
華雄「関羽殿の隣にいる男は河問の張郃だろう。あの2人を相手にしながら義賢殿を捕えるのは難しいだろう」
徐栄「良い作戦だと思ったんだけどな」
董白「とっとと捕まえてきてよ。私のペットにするんだから」
華雄と徐栄は董白の呑気さに呆れながらも関羽たちの迎撃に向かうのであった。
華雄「関羽、ここから先は通さぬぞ」
関羽「華雄よ。何故お前程の武人が董卓に仕えるのだ」
華雄「涼州で燻っていた俺の恩人なのだ。例え天が悪人と決めようとも俺にとっては世話になった善人なのだ」
関羽「そこまでの覚悟があるということだな」
華雄「あぁ。関羽よ。死合おうぞ」
関羽「この頑固者めが」
華雄と関羽は数百合と打ち合っていた。
華雄「関羽よ。何故手を抜く。貴様の力はこの程度ではないだろう」
関羽「華雄よ。某を愚弄するか。安心せよ。準備運動をしておったところぞ」
華雄「あったまったか」
関羽「知れたこと」
何合が打ち合った時、華雄は馬から落とされる。
華雄「さぁ切れ、関羽よ」
関羽「華雄よ。一旦引くが良い。守るべき者があるのであろう」
華雄「!?関羽殿、かたじけない」
華雄は馬に乗ると汜水関を後にした。その頃、張郃と徐栄も戦闘を開始していた。
張郃「河問の張儁乂、いざ参る」
徐栄「この徐栄が相手となろう」
張郃と徐栄も数百合と打ち合っていた。
徐栄「流石は名前の轟く男の1人だな」
張郃「貴殿も見事な武勇をお持ちだ」
徐栄「そりゃどうも(いやいや。手が痺れてんだけど)」
さらに数合打ち合うと徐栄はとうとう武器を落としてしまった。
徐栄「しまった」
張郃「貰ったー」
徐栄は張郃の一撃により気絶する。
張郃「敵将徐栄、張儁乂が捕らえたぞ」
徐栄は張郃に捕まった。
董白「華雄も徐栄も全然頼りになんないんだから。こうなったら私があの子の相手しよっと」
董白は義賢の前に現れる。
義賢「何者だ?」
董白「ねーねー。私のペットになってくれない」
義賢「はっ、ところで君誰?」
董白「はぁ~君ね。董卓様の可憐なる孫娘である董白ちゃんのこと知らないの」
義賢「董卓の孫娘?マジか付いてるぜ」
義賢は黝廉の機動力を活かして、董白を捕まえて馬の後ろに乗せるが黝廉が嫌がるので、肩に抱えた。
董白「えっ何々。何してんのよ。お祖父様に言いつけてやるんだから」
ジタバタする董白。
義賢「痛い痛いって。暴れんなよ」
董白「アッカンベェーだ。離しなさいよ。離せってば」
さらにジタバタする董白。
義賢「君は死にたいのか?」
ジタバタを止めて泣き出す董白。
董白「うわーん。止めてよ。止めてったら」
義賢「この戦場にいたら殺されるんだ。だから君を保護する。僕は君を守りたいんだよ」
董白「(何、この胸の動悸)フン。アンタのことなんて信じてないんだからね。アッカンベェーだ」
義賢「(はぁー本当になんていうかワガママ娘だな。まぁ嫌いじゃない。こういう娘がデレる瞬間とかたまらないんだよなぁ。2人きりの時は甘えてきたりとかな)」
その頃孫堅軍は胡軫軍を追い込んでいた。
胡軫「えぇい、華雄も徐栄も頼りにならんではないか」
祖茂「敵将と見た。待て流さぬぞ」
胡軫「えぇいこれまでか。董卓様に栄光あれ~」
祖茂の一撃により討ち取られる胡軫。
祖茂「敵将胡軫、孫堅軍の祖茂が討ち取った」
孫堅軍の兵「オオオオオオオオオオ」
孫堅「祖茂、よくやった。このまま汜水関を抜けるぞ」
こうして、華雄の敗走、徐栄の捕縛、胡軫の討ち死ににより汜水関は反董卓連合軍の手に落ちたのである。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ト・カ・リ・ナ〜時を止めるアイテムを手にしたら気になる彼女と距離が近くなった件〜
遊馬友仁
青春
高校二年生の坂井夏生(さかいなつき)は、十七歳の誕生日に、亡くなった祖父からの贈り物だという不思議な木製のオカリナを譲り受ける。試しに自室で息を吹き込むと、周囲のヒトやモノがすべて動きを止めてしまった!
木製細工の能力に不安を感じながらも、夏生は、その能力の使い途を思いつく……。
「そうだ!教室の前の席に座っている、いつも、マスクを外さない小嶋夏海(こじまなつみ)の素顔を見てやろう」
そうして、自身のアイデアを実行に映した夏生であったがーーーーーー。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる