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5章 天下統一
趙高vs劉虎龍
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劉虎龍は味方がやられる中、怒りを抱くと共に高揚もしていた。
曹仁の大楯を弾き飛ばすだけでなく、騎馬の突撃に対して、冷静に対処して見せた。
挙句には劉義賢が弓を番えるだけで何もできないようにしていた。
撃つ隙を作らせなかったのである。
劉虎龍「(フフッ。アハハ。いやぁ参った。この僕がここまで、心躍るなんて久々だ。呂布叔父さんと本気でやり合った時以来か。蜀漢で単騎で呂布叔父さん以上の強さを持つ人は居ない。外に出てもこの程度かと思うことも沢山あった。だから魏の四天王と呼ばれている曹洪君との戦いは楽しみにしていた。結果は予想以下というつまらないものだった。途中から策にて絡め取ることに変えたぐらいに。もう本気でやり合える相手なんて居ないだろうと思っていた矢先にこれだ。心躍らないわけがない。目の前で寇封兄をやられて激昂してる関興兄さんと張苞兄さんには、悪いけど。コイツは俺の獲物だ)」
関興「よくも劉封兄を!許さん!」
張苞「ギッタンギッタンにしてやるぞテメェ!」
劉虎龍「やれやれ、激昂したら向こうの思い通りだよ。ちょっと2人とも退いてくれるかな(さぁ、俺を楽しませてくれ過去の英霊とやら。こんな奴らとこれから何度も戦える機会があるかと思うとワクワクする)」
趙高と向かい合う劉虎龍。
少し問答をした後、先に仕掛けたのは劉虎龍である。
劉虎龍「(間合いだけなら圧倒的鞭に軍配が上がるだろう。そこに確かな実力も合わされば拳が勝てる隙など無い。まぁ、普通はそう考える。だがあの変則的な動きを加味するなら真っ向から向かって行った方が良い。下手に捻りを加える方が痛い目を見る)」
関興と張苞の心配、劉義賢の援護の申し出をも断った劉虎龍に対して、趙高が言い放つ。
趙高「どうやら後ろにいる弱腰の奴より、立派なお考えのようです。だが素直に援護を受けておくべきでしたね。勇気と蛮勇を履き違えたのが貴方の敗因です!」
劉虎龍「(勇気と蛮勇を履き違えたか。普通ならそう思うよな。だが、俺とて得意武器を叔父さんに縛られて、己が拳を磨いてきた。今や、この拳こそが得意武器であると言えるぐらいに)」
劉虎龍を包み込むような鞭の攻撃が直撃するのを見て、劉義賢は慟哭する。
義賢「虎龍ーーーーーー!!!!」
劉虎龍「叔父上とあろう御方が少しは俺のことを信頼して欲しいものだ」
義賢「虎龍!?な、なんとも無いのか?」
劉虎龍「この程度の攻撃で死ぬと思われたのか?流石に俺でも怒るぞ叔父上?」
義賢「い、いや。だが今回ばかりは武器を解禁することを許そうかと。その前に突撃をするものだからな」
劉虎龍「いや、結構。先程の言葉に嘘偽りなどない。今や、この拳こそが己の最も得意とする武器。それを今から証明してご覧にいれよう!」
確実に仕留めたと思っていた趙高は驚いていた。
趙高「な、どうやって、あの無数の鞭攻撃を回避した?」
劉虎龍「回避した?そう思うのなら鞭の断面を見てみるのだな!」
言われて趙高は鞭の断面を見る。
そこには、いくつもの棘が潰されていた。
趙高「馬鹿な!?貴様、棘を素手で潰したというのか!傷一つ付かずに?」
劉虎龍「間合い、裏付けされた経験。そのどちらも趙高の方が数段上であろう。だが、我が拳はダイヤモンドよりも硬いということだ!」
趙高「訳のわからぬ言葉を使うなよ小僧」
劉虎龍「いいねぇ。余裕がなくなってきて語尾が荒ぶってるのを見るとゾクゾクするぜ」
趙高「一度、受け止めたからと次も受け止められると思うなよ」
劉虎龍「さぁ、俺をもっと楽しませてみろ!」
このやりとりを見ていた関興と張苞。
関興「なぁ兄弟。虎龍って、あんな武闘派だったか?」
張苞「いや。俺の知る限り、頭を使う軍師寄りだったと思うぜ」
関興「なら、アレは虎龍なのか?実は、すでに誰かの魂に乗っ取られていたり」
張苞「そんなまさか。いや、あり得るかもしれねぇ」
義賢「案ずるな。それは無い。元より虎龍の奴は甥の中で誰よりも武闘派だった。そんなアイツに知恵を付けることを解き、得意武器である二刀斧を禁止したのは俺だ」
関興「叔父上が?」
張苞「なんだってそんなこと」
義賢「有り余る力は時に己を蝕む。アイツはそのことを理解し、拳で手加減を覚えるようになった。そう思っていたのだがその拳ですら磨き続けていたとは、アイツの武の才能に脱帽するばかりだ」
趙高はもう一度、劉虎龍に無数の鞭を撃ち放つ。
その一つ一つに対して、丁寧に対応するのではなく拳で潰し回る劉虎龍ではなく、掴んで引き寄せた。
趙高「ぐわっ」
突然のことにバランスを崩した趙高が劉虎龍の方へと強引に引き寄せられる。
その顔面に渾身の一撃を放つため構える劉虎龍。
趙高「こんなこと。こんなこと。あり得ん。この私が。この私が負けるというのか。始皇帝様のために邪魔者を排除し続けてきたこの私が。認めん。絶対に認めん。こうなれば貴様にも死んでもらうぞ!貴様は危険すぎる!」
趙高が相打ち狙いで鞭を劉虎龍に巻き付けようとする。
趙高「フハハハハ。これで、貴様も終わりだ!一緒に死ね!」
劉虎龍「生憎、男と心中するつもりなどサラサラない。俺には帰りを待ってくれる愛しい女が居るのでな!」
趙高「馬鹿な!?強引に引きちぎっただと!?こんなこと。こんなこと」
劉虎龍「さらばだ強き者!願わくば、別の身体に宿る魂ではなく本体と戦いたかったぞ!喰らえ、デスフィストーーーーー!!!!」
厨二病チックな必殺技の連呼に関興と張苞は。
関興「あ!虎龍だ」
張苞「これは間違いなく虎龍の奴だ」
と呟いていた。
趙高の顔面は完膚なきまでに破壊され、原型を留めていなかった。
劉虎龍「すまんな。元の身体の持ち主よ」
民「いや。これで良い。ようやく解放された。抗う力を持たず良いように利用されることを享受していた。解放してくれて、ありがとう」
劉虎龍「そうかい。安らかにな。モブ民さん。って、完全に顔を破壊したってのにどうやって声を発したんだ?俺、幽霊だけはダメなんだよ。ヒィ」
義賢「落ち着け虎龍!ここに幽霊などおらん。アレは、そう死ぬ前にお前に感謝を述べに来ただけのこと。そうアレは最後の力だ」
劉虎龍「お、叔父さんが言うならそうなんだよね。はぁ~。めっちゃ疲れた~。寇封兄は無事?」
義賢「あぁ。曹仁殿が介抱してくれている。心配ない」
劉虎龍「良かった。少し疲れたよ。スヤァ。スヤァ」
義賢「全く、此奴は。とんでもないことをしでかしたことが分からんのか。やれやれ、だが寝顔は変わらんな。無垢な少年、そのものだ。虎龍よ。よくやった!お前のおかげで、ここにいる皆の命が救われたのだ」
劉義賢は疲れて眠る可愛い甥の劉虎龍をそっと撫でるのだった。
曹仁の大楯を弾き飛ばすだけでなく、騎馬の突撃に対して、冷静に対処して見せた。
挙句には劉義賢が弓を番えるだけで何もできないようにしていた。
撃つ隙を作らせなかったのである。
劉虎龍「(フフッ。アハハ。いやぁ参った。この僕がここまで、心躍るなんて久々だ。呂布叔父さんと本気でやり合った時以来か。蜀漢で単騎で呂布叔父さん以上の強さを持つ人は居ない。外に出てもこの程度かと思うことも沢山あった。だから魏の四天王と呼ばれている曹洪君との戦いは楽しみにしていた。結果は予想以下というつまらないものだった。途中から策にて絡め取ることに変えたぐらいに。もう本気でやり合える相手なんて居ないだろうと思っていた矢先にこれだ。心躍らないわけがない。目の前で寇封兄をやられて激昂してる関興兄さんと張苞兄さんには、悪いけど。コイツは俺の獲物だ)」
関興「よくも劉封兄を!許さん!」
張苞「ギッタンギッタンにしてやるぞテメェ!」
劉虎龍「やれやれ、激昂したら向こうの思い通りだよ。ちょっと2人とも退いてくれるかな(さぁ、俺を楽しませてくれ過去の英霊とやら。こんな奴らとこれから何度も戦える機会があるかと思うとワクワクする)」
趙高と向かい合う劉虎龍。
少し問答をした後、先に仕掛けたのは劉虎龍である。
劉虎龍「(間合いだけなら圧倒的鞭に軍配が上がるだろう。そこに確かな実力も合わされば拳が勝てる隙など無い。まぁ、普通はそう考える。だがあの変則的な動きを加味するなら真っ向から向かって行った方が良い。下手に捻りを加える方が痛い目を見る)」
関興と張苞の心配、劉義賢の援護の申し出をも断った劉虎龍に対して、趙高が言い放つ。
趙高「どうやら後ろにいる弱腰の奴より、立派なお考えのようです。だが素直に援護を受けておくべきでしたね。勇気と蛮勇を履き違えたのが貴方の敗因です!」
劉虎龍「(勇気と蛮勇を履き違えたか。普通ならそう思うよな。だが、俺とて得意武器を叔父さんに縛られて、己が拳を磨いてきた。今や、この拳こそが得意武器であると言えるぐらいに)」
劉虎龍を包み込むような鞭の攻撃が直撃するのを見て、劉義賢は慟哭する。
義賢「虎龍ーーーーーー!!!!」
劉虎龍「叔父上とあろう御方が少しは俺のことを信頼して欲しいものだ」
義賢「虎龍!?な、なんとも無いのか?」
劉虎龍「この程度の攻撃で死ぬと思われたのか?流石に俺でも怒るぞ叔父上?」
義賢「い、いや。だが今回ばかりは武器を解禁することを許そうかと。その前に突撃をするものだからな」
劉虎龍「いや、結構。先程の言葉に嘘偽りなどない。今や、この拳こそが己の最も得意とする武器。それを今から証明してご覧にいれよう!」
確実に仕留めたと思っていた趙高は驚いていた。
趙高「な、どうやって、あの無数の鞭攻撃を回避した?」
劉虎龍「回避した?そう思うのなら鞭の断面を見てみるのだな!」
言われて趙高は鞭の断面を見る。
そこには、いくつもの棘が潰されていた。
趙高「馬鹿な!?貴様、棘を素手で潰したというのか!傷一つ付かずに?」
劉虎龍「間合い、裏付けされた経験。そのどちらも趙高の方が数段上であろう。だが、我が拳はダイヤモンドよりも硬いということだ!」
趙高「訳のわからぬ言葉を使うなよ小僧」
劉虎龍「いいねぇ。余裕がなくなってきて語尾が荒ぶってるのを見るとゾクゾクするぜ」
趙高「一度、受け止めたからと次も受け止められると思うなよ」
劉虎龍「さぁ、俺をもっと楽しませてみろ!」
このやりとりを見ていた関興と張苞。
関興「なぁ兄弟。虎龍って、あんな武闘派だったか?」
張苞「いや。俺の知る限り、頭を使う軍師寄りだったと思うぜ」
関興「なら、アレは虎龍なのか?実は、すでに誰かの魂に乗っ取られていたり」
張苞「そんなまさか。いや、あり得るかもしれねぇ」
義賢「案ずるな。それは無い。元より虎龍の奴は甥の中で誰よりも武闘派だった。そんなアイツに知恵を付けることを解き、得意武器である二刀斧を禁止したのは俺だ」
関興「叔父上が?」
張苞「なんだってそんなこと」
義賢「有り余る力は時に己を蝕む。アイツはそのことを理解し、拳で手加減を覚えるようになった。そう思っていたのだがその拳ですら磨き続けていたとは、アイツの武の才能に脱帽するばかりだ」
趙高はもう一度、劉虎龍に無数の鞭を撃ち放つ。
その一つ一つに対して、丁寧に対応するのではなく拳で潰し回る劉虎龍ではなく、掴んで引き寄せた。
趙高「ぐわっ」
突然のことにバランスを崩した趙高が劉虎龍の方へと強引に引き寄せられる。
その顔面に渾身の一撃を放つため構える劉虎龍。
趙高「こんなこと。こんなこと。あり得ん。この私が。この私が負けるというのか。始皇帝様のために邪魔者を排除し続けてきたこの私が。認めん。絶対に認めん。こうなれば貴様にも死んでもらうぞ!貴様は危険すぎる!」
趙高が相打ち狙いで鞭を劉虎龍に巻き付けようとする。
趙高「フハハハハ。これで、貴様も終わりだ!一緒に死ね!」
劉虎龍「生憎、男と心中するつもりなどサラサラない。俺には帰りを待ってくれる愛しい女が居るのでな!」
趙高「馬鹿な!?強引に引きちぎっただと!?こんなこと。こんなこと」
劉虎龍「さらばだ強き者!願わくば、別の身体に宿る魂ではなく本体と戦いたかったぞ!喰らえ、デスフィストーーーーー!!!!」
厨二病チックな必殺技の連呼に関興と張苞は。
関興「あ!虎龍だ」
張苞「これは間違いなく虎龍の奴だ」
と呟いていた。
趙高の顔面は完膚なきまでに破壊され、原型を留めていなかった。
劉虎龍「すまんな。元の身体の持ち主よ」
民「いや。これで良い。ようやく解放された。抗う力を持たず良いように利用されることを享受していた。解放してくれて、ありがとう」
劉虎龍「そうかい。安らかにな。モブ民さん。って、完全に顔を破壊したってのにどうやって声を発したんだ?俺、幽霊だけはダメなんだよ。ヒィ」
義賢「落ち着け虎龍!ここに幽霊などおらん。アレは、そう死ぬ前にお前に感謝を述べに来ただけのこと。そうアレは最後の力だ」
劉虎龍「お、叔父さんが言うならそうなんだよね。はぁ~。めっちゃ疲れた~。寇封兄は無事?」
義賢「あぁ。曹仁殿が介抱してくれている。心配ない」
劉虎龍「良かった。少し疲れたよ。スヤァ。スヤァ」
義賢「全く、此奴は。とんでもないことをしでかしたことが分からんのか。やれやれ、だが寝顔は変わらんな。無垢な少年、そのものだ。虎龍よ。よくやった!お前のおかげで、ここにいる皆の命が救われたのだ」
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