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5章 天下統一
匈奴壊滅
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先程の関所の兵が言っていた通り、道合は狭く、左右には切り立った崖が聳え立っており、見通しまで悪かった。
羌渠「本当にこんなところが鄴への最短距離じゃと言うのか?」
於夫羅「去卑が聞いてきたところではですが」
去卑「確かに少ない兵で強襲するのに最適な道ではあります。こんな大軍だと身動き一つ取れませんが」
劉猛「ハハハ。違いねぇ。ここに矢の雨でも降ってきたらたちまち全滅だよな」
劉猛のこの言葉は、現実世界では『フラグ』と言われるものだ。
そして、この言葉はもう少し先に現実のものとなる。
呼廚泉「確かに道合は狭いが荷馬車が通れたのは幸いだったかと」
去卑「確かに。これは僕たちの生命線だからね」
劉猛「そろそろ、中頃か?おーい、前の方はどうなってる?」
匈奴兵A「ヘイ。少々お待ちを」
匈奴兵B「この先は開けてるみたいでやす。出口が近いのかと」
劉猛「やっとだぜ」
匈奴兵A「ん?空が一段と暗く。ギャッ」
匈奴兵B「ヒィィィィィィィ!?矢が矢が降ってくるぞーーーーー。あがっ」
劉猛「おいどうしたって嘘だろ。何で、こんな時に俺のさっきの言葉が現実になるんだよ。すまねぇ」
劉猛は咄嗟に馬の下に身を潜り込ませて、馬を盾にして、矢の雨を回避した。
だが、矢の雨が止んで、辺りを見回すと凄惨な状態であった。
劉猛「おいおい、嘘だろ。8割ほど持っていかれたのか?去卑!於夫羅!親父!」
羌渠「これ、騒ぐでないわ!まんまとしてやられたわ。先程の兵も仲間であったのじゃろう。ワシらをこの道合へと誘導するためのな」
於夫羅「父上も御無事で何よりです。ですが今ので、馬たちもだいぶやられてしまいました」
去卑「僕たちを壊滅させる気満々だったね。逃げようと出口に向かった皆んなは大丈夫かな」
呼廚泉「ですがこれで、曹丕が既に鄴を制圧していることの証明にはなったかと。こうなっては、我ら単独ではどうにもならんことと思う。ここは、一度、南へと向かい曹操と合流するのが良いのではないか?」
羌渠「いや。ここは、恥を忍んで、青州を抜け、豫州へと逃げる。あそこには、烏桓の奴らが居るようだからな。理由を説明して匿ってもらうとしよう」
於夫羅「散々、追い立て壊滅させた我らを烏桓が受け入れるでしょうか?」
羌渠「そのようなことを言ってる場合では無かろう。我らが無事にここから逃げるには、青州方面へと出て、そのまま南へと向かうのが良いのじゃからな」
去卑「確かにそれしかありませんね。入り口に向かっていった連中から連絡が無い以上、前は死地と考えるべきです」
呼廚泉「では、このまま。匍匐したまま後退で」
そう、王翦の一見完璧に見えるこの罠にも隙があった。
それは、この後方に存在するあまりにもチンケな砦が防衛砦だと認識していなかった事である。
正確には、それを認識していたが他の砦と違い、荒れ放題だったのを見て、放棄されたと認識したからである。
だが、放棄された砦では無く、そこには1人の兵が詰めていたのだ。
そう、たった1人だがここで何年も生き抜いている男である。
この情報を知っていたのは、奇しくも匈奴側だけであり、これが彼ら部隊長たちの命を繋ぐことになった。
王翦「撃ち方、やめい」
王賁「こちらも撃ち方、やめよ」
王翦「フッ。この戦いで俺も真に李牧を超えたと言えよう」
王賁「やはり父上は気にしていたのですね」
王翦「当然だ。あの男は、化け物だった。趙の阿保さえ居なければ、負けていたのは我が秦国だったかもしれんのだからな」
王賁「それに目をつけて、失脚させる策を練るのですから父上の深謀遠慮には、敬服します」
王翦「だが、この戦いで少なくとも俺は匈奴を全滅させた男として名が残るだろう。大敗させたではなくな。死体は回収せよ。後、怯えてへたり込んでる奴らはそのまま捕虜とせよ。鄴へと移送する」
王翦の言葉で、テキパキと秦兵たちが動く。
その頃、出口付近でも逃げ込んできた連中を李信と蒙恬が、捕らえていた。
匈奴兵C「おい、出口だ。ぐえっ」
李信「はーい、いっちょ上がりぃぃぃ」
匈奴兵D「お前らか!よくも!俺が仇を取ってやる!ガハッ」
蒙恬「おーい李信。油断すんな。敵が1人なわけないだろ」
李信「う、ウルセェな。わーってるっての」
この戦いで、匈奴は8万の死者を出し、残りの2万は捕虜となり壊滅した。
逃げた者たちは、息も絶え絶え、身体もボロボロで、後方の砦へと到達する。
関所の兵B「お前さんらどうしたんだ?その傷?」
劉猛「白々しいこと言ってんじゃねぇぞ!罠に嵌めた張本人がよ!」
関所の兵B「おい、殺気立ってるところ悪いが、傷をそのままにしてると化膿して死ぬぞ。手当てしてやるからこっちに来い。つっても野蛮人どもには伝わらねぇか?」
劉猛「コイツ、殺してやる!」
去卑「待って劉猛兄。多分、この人は本当に何も知らないのかも」
劉猛「んなわけあるか!」
関所の兵B「あー。もう。何があっても知らないフリしようと思ってたがよ。怪我してる奴らを見捨てる程、落ちぶれちゃいねぇよ。幸いにもここは自給自足で細々とやってんだ。なんせ、俺1人だからよ」
羌渠「1人だと!?もしかして、お前さん、曹丕にかつて意見して司馬懿に誅殺されたとなっている陳琳殿か!」
関所の兵B「はて、そのような人物には心当たりがないが。ワシは、ここで世を憂いているただの人だ」
羌渠「どうして生きているのかは敢えて聞かん。だが、今の言葉で確信した。とすると曹植は、貴殿の無事を?」
関所の兵B「知らんよ。ワシが生きている事を知っておるのは、司馬懿と今は亡き鍾繇と鍾会ぐらいじゃ。さぁ、手当てをしてやろう。そして、この先で何があったか教えてくれ」
羌渠「あぁ」
話を聞いた関所の兵Bこと陳琳は。
陳琳「成程な。曹丕の様子がおかしいことは薄々感じておったが更迭されて曹植様が魏王となったと聞き安心したのだが。それ以降、こんな辺鄙なところに届く情報も曖昧なものが多くてな。そういうことならここは危ないな。君らの言う通り、南へ逃げるべきだろうな。さて、そういうことなら安全に出る道をお教えしよう。付いてくるのだ」
陳琳の言葉に従い、匈奴の生き残りたちはこの後無事に逃げ延びることができるのであった。
羌渠「本当にこんなところが鄴への最短距離じゃと言うのか?」
於夫羅「去卑が聞いてきたところではですが」
去卑「確かに少ない兵で強襲するのに最適な道ではあります。こんな大軍だと身動き一つ取れませんが」
劉猛「ハハハ。違いねぇ。ここに矢の雨でも降ってきたらたちまち全滅だよな」
劉猛のこの言葉は、現実世界では『フラグ』と言われるものだ。
そして、この言葉はもう少し先に現実のものとなる。
呼廚泉「確かに道合は狭いが荷馬車が通れたのは幸いだったかと」
去卑「確かに。これは僕たちの生命線だからね」
劉猛「そろそろ、中頃か?おーい、前の方はどうなってる?」
匈奴兵A「ヘイ。少々お待ちを」
匈奴兵B「この先は開けてるみたいでやす。出口が近いのかと」
劉猛「やっとだぜ」
匈奴兵A「ん?空が一段と暗く。ギャッ」
匈奴兵B「ヒィィィィィィィ!?矢が矢が降ってくるぞーーーーー。あがっ」
劉猛「おいどうしたって嘘だろ。何で、こんな時に俺のさっきの言葉が現実になるんだよ。すまねぇ」
劉猛は咄嗟に馬の下に身を潜り込ませて、馬を盾にして、矢の雨を回避した。
だが、矢の雨が止んで、辺りを見回すと凄惨な状態であった。
劉猛「おいおい、嘘だろ。8割ほど持っていかれたのか?去卑!於夫羅!親父!」
羌渠「これ、騒ぐでないわ!まんまとしてやられたわ。先程の兵も仲間であったのじゃろう。ワシらをこの道合へと誘導するためのな」
於夫羅「父上も御無事で何よりです。ですが今ので、馬たちもだいぶやられてしまいました」
去卑「僕たちを壊滅させる気満々だったね。逃げようと出口に向かった皆んなは大丈夫かな」
呼廚泉「ですがこれで、曹丕が既に鄴を制圧していることの証明にはなったかと。こうなっては、我ら単独ではどうにもならんことと思う。ここは、一度、南へと向かい曹操と合流するのが良いのではないか?」
羌渠「いや。ここは、恥を忍んで、青州を抜け、豫州へと逃げる。あそこには、烏桓の奴らが居るようだからな。理由を説明して匿ってもらうとしよう」
於夫羅「散々、追い立て壊滅させた我らを烏桓が受け入れるでしょうか?」
羌渠「そのようなことを言ってる場合では無かろう。我らが無事にここから逃げるには、青州方面へと出て、そのまま南へと向かうのが良いのじゃからな」
去卑「確かにそれしかありませんね。入り口に向かっていった連中から連絡が無い以上、前は死地と考えるべきです」
呼廚泉「では、このまま。匍匐したまま後退で」
そう、王翦の一見完璧に見えるこの罠にも隙があった。
それは、この後方に存在するあまりにもチンケな砦が防衛砦だと認識していなかった事である。
正確には、それを認識していたが他の砦と違い、荒れ放題だったのを見て、放棄されたと認識したからである。
だが、放棄された砦では無く、そこには1人の兵が詰めていたのだ。
そう、たった1人だがここで何年も生き抜いている男である。
この情報を知っていたのは、奇しくも匈奴側だけであり、これが彼ら部隊長たちの命を繋ぐことになった。
王翦「撃ち方、やめい」
王賁「こちらも撃ち方、やめよ」
王翦「フッ。この戦いで俺も真に李牧を超えたと言えよう」
王賁「やはり父上は気にしていたのですね」
王翦「当然だ。あの男は、化け物だった。趙の阿保さえ居なければ、負けていたのは我が秦国だったかもしれんのだからな」
王賁「それに目をつけて、失脚させる策を練るのですから父上の深謀遠慮には、敬服します」
王翦「だが、この戦いで少なくとも俺は匈奴を全滅させた男として名が残るだろう。大敗させたではなくな。死体は回収せよ。後、怯えてへたり込んでる奴らはそのまま捕虜とせよ。鄴へと移送する」
王翦の言葉で、テキパキと秦兵たちが動く。
その頃、出口付近でも逃げ込んできた連中を李信と蒙恬が、捕らえていた。
匈奴兵C「おい、出口だ。ぐえっ」
李信「はーい、いっちょ上がりぃぃぃ」
匈奴兵D「お前らか!よくも!俺が仇を取ってやる!ガハッ」
蒙恬「おーい李信。油断すんな。敵が1人なわけないだろ」
李信「う、ウルセェな。わーってるっての」
この戦いで、匈奴は8万の死者を出し、残りの2万は捕虜となり壊滅した。
逃げた者たちは、息も絶え絶え、身体もボロボロで、後方の砦へと到達する。
関所の兵B「お前さんらどうしたんだ?その傷?」
劉猛「白々しいこと言ってんじゃねぇぞ!罠に嵌めた張本人がよ!」
関所の兵B「おい、殺気立ってるところ悪いが、傷をそのままにしてると化膿して死ぬぞ。手当てしてやるからこっちに来い。つっても野蛮人どもには伝わらねぇか?」
劉猛「コイツ、殺してやる!」
去卑「待って劉猛兄。多分、この人は本当に何も知らないのかも」
劉猛「んなわけあるか!」
関所の兵B「あー。もう。何があっても知らないフリしようと思ってたがよ。怪我してる奴らを見捨てる程、落ちぶれちゃいねぇよ。幸いにもここは自給自足で細々とやってんだ。なんせ、俺1人だからよ」
羌渠「1人だと!?もしかして、お前さん、曹丕にかつて意見して司馬懿に誅殺されたとなっている陳琳殿か!」
関所の兵B「はて、そのような人物には心当たりがないが。ワシは、ここで世を憂いているただの人だ」
羌渠「どうして生きているのかは敢えて聞かん。だが、今の言葉で確信した。とすると曹植は、貴殿の無事を?」
関所の兵B「知らんよ。ワシが生きている事を知っておるのは、司馬懿と今は亡き鍾繇と鍾会ぐらいじゃ。さぁ、手当てをしてやろう。そして、この先で何があったか教えてくれ」
羌渠「あぁ」
話を聞いた関所の兵Bこと陳琳は。
陳琳「成程な。曹丕の様子がおかしいことは薄々感じておったが更迭されて曹植様が魏王となったと聞き安心したのだが。それ以降、こんな辺鄙なところに届く情報も曖昧なものが多くてな。そういうことならここは危ないな。君らの言う通り、南へ逃げるべきだろうな。さて、そういうことなら安全に出る道をお教えしよう。付いてくるのだ」
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